魔王人生 第1章 第9話 背負った責任


風鐘との戦いから3日後、神代はナスカと白玖の治癒魔法で傷を癒やし終え、

毎日続けている「異形一刀流」の型の反復を庭で行っていたが白玖が近くに座り込み「技を見せてほしい」と言われ披露していた。


異形一刀流は神代の父親が使っていた剣術の一つ

奥義を含め11種類の型があり、幼少期から教え込まれていた。


白玖に11ある内の5つの型を一通り見せ、拍手していた

「おぉ~!なかなか変わった流派じゃの~」

「まぁな・・・『己を知り、他者を知り、昇華する』って感じで父親から教わった剣術だったけど、そもそも俺の家、剣術とかやる家じゃねぇしな」

白玖はお茶をすすりながら話を聞いていたが、神代の言葉に驚き、お茶を吹く

「ゴホッゴホッ・・・えっ!?お前さんてっきりそういう家系じゃと・・・」

「・・・おい、茶飛んできた」



神代は木刀をしまい、窓際に座って話す

「まぁ驚くよな普通・・・親父の家系で、代々から受け継いでるって話を聞いたぐらいで、あとは護身って感じで技を教わったってだけなんだよ」

そもそもじいちゃんにも会ったことねぇしな


白玖は空を見上げ大天使たちとの戦いを思い出しちょっと呆れながら話を続けた

「ふふふ・・・それで、大天使と戦ったって考えると・・・ある意味才能じゃの」

すると窓を開けてナスカが出てきた

「あっ!ここにいたんだね、ごはんの準備できたよ~」

「ほーい」

神代と白玖は立ち上がり、部屋の中に入っていった


・・・・・

・・・


神代たちは食べながら話をしていた

「そういやお前さん、風鐘との戦いはどうだったのじゃ?」

「ギリギリって感じだったけど・・・多分勝ったさ」

神代の返事は適当なものだったが、白玖は何故か納得できた

「・・・それは良かったのじゃ、生きているだけでも十分じゃよ」


白玖が話した後、今度はナスカが神代にボソッと話しかける


「・・・して?」

「?」

「どうして戦うの?」

ナスカは箸を置き、神代の方を神妙に見つめて聞いた

神代はご飯を口の中に頬張り、少し静かな時間が流れたあとに話し始めた

「今更って感じの質問だな・・・俺にはもう『家族』はいない・・・正直、ミカエルたちと戦う時にはある程度、覚悟は決めてた・・・でもあの時、なぜか不思議と死にたくないって思った、もう失うものはないのにさ」


神代は自分の腕を擦りながら、話し続けた

「結局中途半端な選択だったと思う、『あいつらの言う通りにしていればもっと平和的解決になったはず』、なんて考えることもあった、実際食料は尽きかけているし、服はボロボロ・・・俺のやっていることはただのエゴでしかないって」


神代は少し言葉に詰まりながらも、ナスカと白玖は話を聞いていた

「でも二人に会って少しだけ考え方が変わった、たとえ自分のためだったとしても戦う意味はある・・・多分な」

ナスカは神代の瞳を見たがその目に言葉に嘘は感じられなかった


少し悲しげな顔をしていたナスカだが、噛みしめるように話す

「・・・うん・・・分かったわ」

ナスカは席を立ち、食器を片付け、そのまま自分の部屋に戻って行った


少し時間が経った後、白玖が話を切り出した

「妾が思うに・・・ナスカはお前さんに戦って欲しくないと思っておるぞ?」

「・・・何となく分かるよ、そんぐらい」


神代は食器を片付け洗っていた

「まぁあの表情を見ればそうじゃの・・・でも、お前さんが傷だらけで戻って来るたびに寝る間も惜しまず必死に回復魔法を掛けているんじゃよ、部屋に戻ってきた時には泣いていることもあったの~」


白玖は少し説教も交えた感じで話していたが、それ以外の思いもあった

「・・・お前さん、これからどうするつもりじゃ?」

「・・・大天使たちともう一度戦う、まぁ戦う前に二人を捕虜か人質って言って協力してたことを誤魔化すけど」

白玖はお茶を入れ、ソファに座った


「妾たちのことは構わん、どうするつもりじゃ?まさか・・・」

いや、ここで説得をしてもお前さんは強行するじゃろうな・・・


白玖は少し息を吐き、お茶を飲む

「いや、説得はするつもりはないのじゃ、ただ――」

白玖は立ち上がり、飲み終わったコップを台所に持って歩き、部屋を出る際にボソッと言い放った


「――彼女を心配させんようにな・・・」


神代がいたリビングは白玖の言った言葉が部屋に反響するぐらいの静けさに満ちた


しばらくして、食器を洗い終わり、神代はリビングから出て、自分の部屋に戻った

「・・・責任ぐらい取らねぇとな」



次の日の早朝、白玖の部屋の前に神代からの手紙が置いてあった

白玖は手紙を取り、黙読した

「・・・まったく、本当に・・・優しいやつじゃの」


白玖が起きる数時間前、天使の拠点の方にも手紙が来ていた

手紙を天使兵から受け取ったウリエルは読み上げた

「・・・『9月4日、午前12時に最初に戦った運動場で待つ』・・・これはあの少年からですか?」

「はいっ!先ほど、倒れていた天使兵の近くに落ちていました!」

ウリエルは手紙を折りたたみ、天使兵に戻るように伝え椅子に座った

「・・・これは果たし状ってとこかしら、こちらも時間があまりないのも事実、これで終わらせることができるのであれば――」


手紙を書類に挟み、通信魔法で誰かに連絡を取る

「こちらウリエル・・・えぇ、そちらもお元気でしたか?・・・・そろそろ決着の時になりそうです・・・えぇ、なので一度こちらに戻ってきてください・・・えっ嫌だ?・・・これは軍の指揮官として・・・ハァ~・・・これは友人としてのお願いです・・・とにかく戻ってきてくださいね」

ウリエルはため息をつきながら通信魔法を切った

「まったくカマエルは・・・まぁ来てくれるならありがたいですよ」


通信魔法を終え振り返ると後ろから話しかけられる

「あれ?ウリエルじゃん!何やってんの?」

そこに現れたのは少し汗をかいたミカエルだった

「あぁミカエルでしたか・・・ちょっと連絡をしていたのですよ、脳筋の彼女にね」

「あははっ!カマエルね~、アイツは上からの指図はあんまり聞かないからね~、でもアイツに頼み事って、何か荒事でもやるの?」


ミカエルはタオルで汗を拭きながらイスに座った

「・・・あなたが待ち望んだ彼とのリベンジですよ」

「本当っ!?」

ミカエルは席を立ち、その場でシャドーボクシングを始めながら話す

「シュッ!依然とっ!・・・フッ!・・・やる気が湧いてきたっ!・・・シュッ!」

「それは良かったです、でも今回は7人全員で戦いますからね」


ウリエルがそう言うと、ミカエルは動きを止めて話を聞いた

「ちぇっ!そこはタイマンで戦わせてよ~」

「今回は訳が違います・・・あなたも映像で見た通り、以前とは比べ物にならない程、強くなっています。それだけじゃなく、向こうからの指示もありましたので、彼はどんな手段を使ってでも捕らえることになっていました、ですが彼から果たし状が来たのであれば願ってもいない、これで次の段階に進めます・・・とりあえず、明日に向けて準備をお願いしますね」

ウリエルは資料をまとめて、その場を後にした


その日の夜、運動場にて――

月の明かりで、建物に影ができるほどその日の夜は明るく、そこには一つの影があった

「フゥ・・・これで準備が出来た・・・あとは明日の自分に任せるか――」

月が雲で覆われ影ができ、再び月明かりが出た時には姿を消していた




そして時間が流れ、9月4日午前12時――

今から2ヶ月以上前に天使たちがこの世界に現れ、大天使たちと神代はこの運動場で死闘を繰り広げた・・・


現在、その場には神代はあぐらをかいて大天使たちが来るのを待っていた

「・・・・」

本当に・・・馬鹿だな、無謀にも程があるって思う、今までの戦いで唯一勝てたのは風鐘でギリギリ、あとは全部負けている・・・

自分でも何となく気付いてる、本当はこの長丁場の争いを終わらせて和解したいって、本当は生きたいって・・・言葉で伝えられないなら行動で示すしかない、それが今、俺ができる最大限のやり方だ


「・・・っ!やっと来たか」

神代が考え事をしていた間に、神代を中心に大天使たちが周りを囲んでいた

喋り始めたのは、ウリエルだった


「お久しぶりです、お待たせして申し訳ありません」

「はっ、別に謝るほどじゃないだろ、むしろ待ってたのはお前たちの方じゃねぇか」

「それで?準備は出来たの?」

ミカエルは立ち上がる神代に話しかける

「まぁそう急かすなよ、待ってたのなら最後まで待て――」



― 闇の衣ダークフォース 80% ―



「よしっ・・・準備できたぞ」

そう言うと、大天使たちは各々武器を取り出し構えた

「・・・!」

あれっ?この感じ・・・あっちも終わらせる気だな

「フゥゥゥ・・・・こいやぁあ!!!」


「容赦はしないッスよ!もちろん逃がすつもりもないッス・・・よっ!!」

ガブリエルがそう言うと、短剣3本を神代に向かって投げる

「――ぐっ!」

神代は飛んできた短剣を避けると――


― プルアラル流短剣術りゅうたんけんじゅつ 操剣そうけん ―


ガブリエルが投げた短剣は宙を舞って、再び神代に向けて飛んで来る

何とか空中で身を躱し、着地するとミカエルの攻撃が待っていた

「どんどん行くぞぉぉおっ!!!!」


― 炎業剣術えんごうけんじゅつ 断炎斬だんえんざん ―


ミカエルは横薙ぎをするも、神代は体を捻りながら避ける

「っ!・・・熱っ!?」

大天使からの猛攻は止まらず、次の攻撃が隙かさず飛んでくる


― 水刃すいじん 3発 ―


ラファエルが放った魔法を、神代は避けるも体勢を崩した

「ぐっ・・・!?」

「君には申し訳ないけど、これも私達の仕事なのですっ!!」

そうラファエルが言うと、カマエルが間合いを詰める

「はァァァァああっ!!!!」


― 焔迅拳かじんけん ―


― 異形一刀流いぎょういっとうりゅう 阿鑼偽裏あらぎり ―


カマエルの連撃を神代は技で相殺するも、腹部に一撃、二撃と入る――

「ぐっ!!」

攻撃が止まらねぇ・・・この調子で受け続けたら体力も持たない・・・

7人の内、ミカエルとカマエル、ウリエルが近接、ガブリエルとラファエルが中距離、その他の二人は補助と回復・・・俺を叩きのめす構成は出来てるってわけか・・・


神代は、カマエル連撃を受け、膝をついてしまう


ここから巻き返す・・・いや、巻き返すのは難しいな・・・

せめて一泡吹かせるぐらいはしねぇと、今まで戦った意味がない

神代は立ち上がり、空を見上げ、ため息を吐きながら嗤う――

「ハァ・・・くっくっ・・アハハハッ!!」

カマエルは腰に手を置き、神代の様子を見て言い放った

「いきなり笑うなんておかしくなったのかしら?」

「・・・ってやるよ・・・フゥッ――」

神代が息を吐いた瞬間、カマエルに右脚で上段蹴りを喰らわせる

「ぐぅっ!?」

神代は蹴りの勢いのまま、地面に両手をつき、手をバネのようにして空中を舞い、ミカエルとガブリエルの斬撃を躱す

「シィィィッ――」


― 異形一刀流いぎょういっとうりゅう 空振からぶり ―


神代が空中で放った斬撃波は、ラファエルの後方で控えていた、回復役のハニエルに飛んでいくも――


ギャィンッ!!!


ガブリエルの「プルアラル流短剣術りゅうたんけんじゅつ 操剣そうけん」で複数あるうちの短剣三本で斬撃を打ち消される

「させないっスよッ!」

ガブリエルの短剣に気を取られ、背後にいたウリエルの斬撃を神代は喰らってしまう


― 光双剣術こうそうけんじゅつ 裁きの十字架ジャッジメント・クロス ―


神代は防御も出来ずに、地面に叩きつけられる


ドォォォン!!!


「がはッ・・・ぐっ!!」

神代はすぐさま立ち上がり、ラファエルが放った魔法を避けるが、避けた先には短剣が構えており、切りつけられる

「がぁぁあアああッ!!!!」

神代は斬りつけられる激痛で叫びながらも、技を放つ


― 異形一刀流いぎょういっとうりゅう 星彩せいさい ―


技で短剣を捌く衝撃で火花が散った


ギャキィンッ!!


短剣と神代の神器が当たる金属音が辺り一帯に響き渡る

神代が短剣を捌いている最中、カマエルの打撃を左腕で受けてしまう


― 焔迅拳かじんけん ―


ドゴッ!!!


「がっ――」

神代は強い衝撃と共に再びコンクリートの壁に叩きつけられる

そして声を上げる暇もなくウリエルの斬撃を受けた


― 光双剣術こうそうけんじゅつ 天浄の鐘ホーリー・ベル ―


神代は強く上に叩き上げられながら斬られ、もう一度地面に叩きつけられる


ドガァァァアンッ!!!


地面に強く打ちつけられた衝撃で砂埃が上がり、神代の姿が見えなくなる

ウリエル達は攻撃の手を止め、様子を伺う


「・・・・」

目がチカチカする・・・腕はあるよな・・・

「闇の衣」で何とかまだマシだが・・・あの猛攻

・・・マジかよ、息切れなんて一つもしてねぇ・・・このままじゃ・・・

『また負けるのか?』 『戦う意味は?』 『何が足りない?』 『痛てぇ!』 『怖い』 『腕が千切れそう』 『反撃を』 『倒れるな』 『死ねない』

『最初から本気だったか?』 『ナスカと白玖はどうすんだよ』 『身体が動かない』 『これ以上奪わないでくれ』・・・・・・・・・ 

神代は様々な考えが渦巻き、動けずにその場で倒れていた


するとウリエルが神代に話しかけた

「ふぅ・・・負けを認めて下さい、今ならあなたを保護することが出来ます、もちろんそれは、上層からと他の者たちからあなたに対するのことです・・・あなたは私達天使に対する反逆と国家転覆、それだけじゃない、暴行、建造物の破壊、不法侵入などの罪があります、もちろんこれは保護を断ればの話ですが」


ウリエルは語りかけながら歩く

「・・・ではもう一度聞きます、負けを認めて降伏して下さい、もしまだると言うのであれば容赦はしません、私達は全力であなたを倒します裁きます


神代はゆっくりと立ち上がりウリエルに言い放つ

「・・・お前・・・がな」


パチッ!


― 連鎖式れんさしき 魔術まじゅつ 広爆炎こうばくえん ―


神代が指を鳴らすと、その瞬間周りにあった電柱や建物が一斉に爆発を起こす


ドガァァァァンッ!!!!


「くっ!往生際が悪いわよッ!!」

ウリエルは飛んできた瓦礫を斬り、物凄い速さで神代の左腕を斬り飛ばす―


― 断罪だんざい ―


ザシュッ!


神代は何が起きたか分からずその場に立ち尽くしていたが、徐々に痛みが湧く

「・・・ぐっ・・・がァあぁアッ・・・・」

神代は急いで左腕を押さえ込むが、出血は止まらない、そして一瞬目を離した瞬間


ドゴッ!!


カマエルにみぞおちを蹴られ、吹き飛ばされ壁にぶつかり倒れる

「がはっ!!!」

出血してる、何が起きた?・・・あそこに腕がある?

ダメだ、左腕を斬ら・・・痛いッ・・・息が出き・・・痛てェ

「ハァ・・・ハァ・・・ぐぅっ・・・・」


倒れ込んでいる神代にウリエルが近づきながら話す

「私の能力「断罪」は対象の「悪意」の強さに応じて斬る威力が増す能力、細かく言えばあなたが今まで「悪意」もしくは「悪い」と思って何かしらの行為、行動をしていたら斬れ味が増すのよ、「悪意」を持たない者には傷一つもつけれない・・・」


ウリエルはどんどん近づき、しゃがみ込み、神代に言う

「・・・私達の回復魔法であればすぐに腕を引っ付けられます、だから負けを認めて下さい、早く治さないと出血多量で死にますよ!」


「ぐっ・・・!」

どんどん視界が・・・ぼやけてきた・・・声も聞こえづらい

考えられ・・・痛い・・・

神代は斬られた腕を抑えながら何かをうつろながら言う

「・・・だ・・・」

「・・・はい?」

「・・・お断りだっ・・・」

すると次の瞬間、ミカエルが物凄い速さで剣を構えて飛んでくる――

「そう言うと思った・・・ぜッ!!」


ザンッ!


神代は斬り飛ばされ、再び壁に叩きつけられる

「がっ・・・!」


意識が・・・飛・・・



・・・・・

・・・



「・・・束ど・・・代だ」


・・・・・・・・誰だ?




ウリエルは倒れている神代の様子を見るが完全に意識を失っていた

「ようやく気絶しましたか・・・」

ウリエルはため息をつきながら剣を鞘に納める

「これで前の借りを返せた、返せた」

ミカエルは頭に両手を置き神代の方に歩いていく

「とりあえず彼の傷を治すのが先です、ハニエル任せ――」


ウリエルは目の端で何かが通り過ぎるのに気付いた

「っ!?」

通り過ぎた先を見ると、ガブリエルが先程まで気絶していた神代に首を掴まれ、締められていた

「・・・ぐっ・・・がッ・・・!?」


「・・・弱いな、やはりこんなものか」

その場にいた大天使たちだけではなく近くにいた天使兵も人も気付くほどの圧迫感、そして緊張感が走る――


ウリエルは鞘に納めた剣を取り出し構え、先程倒したはずの神代に聞く

「・・・あなたは先程・・・いや、誰ですかっ!!!」

すると、神代と思われる者は、ガブリエルをまるで物を投げるように飛ばし、不気味な笑みを浮かべて振り返る――


「俺か?・・・俺は「邪十イビル・ディエーチ」の・・・いや、そうだな」

ウリエルが見たその姿は、顔や腕、身体に複数の紋様が浮かび上がった姿をした神代だった


「俺はカガーマ、お前たちに言われていた名で言えば、魔王だ」



そう言いながら斬り飛ばされ落ちていた左腕を引っ付け治した









第10話に続く――――

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