第52話 順調に討伐
――――――――――――――――――――――――
名前:
レベル:87/87
魔力:1684/1684
スキル:1/3
フォァサイト レベル53/53
――――――――――――――――――――――――
ドラゴンをやってレベルがカンストした。
レベルがもう上がらない。
ちなみにあの倒したドラゴンはリフォームして肩に乗れるぐらいに小さくなってもらった。
99.99%以上の肉や骨を削ぎ落したことになる。
損害もあったから、それらの削ぎ落した素材は寄付した。
ドラゴンの罪滅ぼしみたいなものだと思っている。
ドラゴンの血肉は良い薬になるそうで、高値が付いたらしい。
死んだ人の家族の心の傷が癒えるといいけど、金の問題ではないのを俺は知っている。
俺のパーティの離脱していた
今日はレッサードラゴン討伐だ。
ビッグホーク3体とレッサードラゴンが空中戦をする。
4体はもみ合って墜落した。
双方ともダメージはないようだ。
「【フォァサイト】」
目をひとつ潰した。
「【カリキュレイト】【ブリット】」
なんだかんだ言って二人は息がぴったりだ。
案外お似合いなのかも。
「よっし。【サンダーフィスト】全力だ」
「【乱舞】。ちっ、ぜんぜん効いてないな」
ミスリルゴーレムガンに武器を変えた方がいいのか。
でも予見スキルみたいなのがないと。
「やっぱり、止めは俺だな」
そう言うと駆けて行って、拳を振りかぶった。
「【キングブロウ】浸透撃。ふぅ良い仕事したぜ」
レッサードラゴンをリフォームして、顔の形を犬顔にする。
ふさふさドラゴンにしたかったが、ウロコではリフォームするにも限界がある。
毛にはできるけど、毛の隙間から肉がもろに出ている状態になる。
たぶん不快になるだろうな。
可哀想だ。
レッサードラゴンを追加で2体狩って、今日は終りにした。
この階層のボスを倒すころには600レベルに達しているだろう。
その頃の魔力6000はAランクの枠を超えている。
Sランクが手の届くところまで来た。
レッサードラゴンを小さくして素材を納入したらAランクは確実だ。
第3階層の分譲が伸びている。
転移移動のハブとしての機能が評価されているからだ。
今は転移罠で行きしか出来ない一方通行だが、それでも便利なのは間違いない。
住宅としての魅力は第2階層には敵わないみたいだ。
やっぱり緑と風がないと。
モニターに映し出される風景じゃ、ちょっと味気ない。
キノコ栽培場は第1階層とさほど変わらない。
培地というおが屑とか固めたものにキノコの菌を植え付けての栽培がメインだ。
「第3階層はハズレだね」
「転移交通のハブとしての運用が正解かも知れません。住居はホテルにしましょう。第2階層にはスパもありますし、パチンコとパチスロも出店予定です」
「そうだね。第2階層の客を1泊させるのなら第3階層でも良いかも」
第3階層はホテルと転移ハブにすることにした。
土地が埋まる間はキノコ栽培場にするけど。
「第4階層はいいよね。森だから、住宅地に向いている」
「別荘は第2階層で十分ですね」
「建売かな。第3階層の転移機能で出勤する。ポータルでは都内に出れるから買い物とかの交通の便は良い」
「畜産は諦めるのですか」
「土地が余ったら牧場もやる」
「第一次産業は消えて宅地になる傾向ですね」
「うんうん、23区内に畑はほとんどないからね」
俺としては農業の余地は残したいんだよな。
「迷っていらっしゃるようですね」
「2割ぐらいは農業とか畜産とかを残したい。だってそういう環境ってワクワクするから。田舎に行って大きな岩とかみるとそれだけでワクワクしちゃう。川が流れてて、魚とかたくさん泳いでるとなんというか、自然ていいなと。鳥もカラスじゃない鳥を見てみたい」
「分かりますよ。第2階層の別荘地が売れているのだって、畑が付いているからです」
「土いじりできる環境は残すということで決定」
第5階層の遺跡は観光地かな。
遺跡のない土地は温泉とか、色々と作ろう。
早く階層をセーフゾーンにしないと。
第3階層はあと少しで終りだ。
第6階層の沼地は水田とか、魚の養殖だな。
塩水もいけるのなら海の魚が養殖できる。
現在の海はモンスターの縄張りだ。
広い海のモンスターを駆逐することなど誰にも出来ない。
クラーケンとかボスクラスが出てくるとどんな大きな船も沈む可能性がある。
魔石発電で電力は安くなっているから、陸地での養殖のコストも下がっている。
だけど、海産物は食べたいよね。
モンスターをリフォームしたなんちゃってマグロとフグじゃなくて、本物が食いたい。
よし、第6階層に海を作るぞ。
ビーチも作りたいね。
夢は広がる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます