第36話 オリハルコンゴーレム
フラワーキングダムに来てる。
クレイロボットゴーレムを働かせるためだ。
「花の世話とかできる?」
クレイロボットゴーレムは頷くでもないし首を振るでもない。
首をかしげただけだ。
分からんってことね。
「じゃあ、耕してみろ」
クレイロボットゴーレムは鍬を無視して、花畑になる予定の場所に、腕を突っ込んだ。
地面がもぞもぞ動く。
不気味だな。
土を操作できることは分かったが、絵面が良くない。
花畑を作る作業を観光客が見ているんだぞ。
「鍬を使えよ」
しぶしぶ、クレイロボットゴーレムが鍬を振るい始める。
これの方が作業している感があって長閑な風景だ。
「肥料を撒け」
別のクレイロボットゴーレムが肥料の袋を開けて畑の一か所にぶちまけた。
えっと。
クレイロボットゴーレムが腕をずぼっと畑に刺し込んだ。
それはもういいって。
「普通に撒けないのか」
だって効率が悪いでしょと言わんばかりの態度。
ここは観光名所なんだよ。
見映えが大事。
「ええと、派手さが大切なんだよ」
頷くクレイロボットゴーレム。
鍬で耕すゴーレムは2本の鍬を持って振るい始めた。
うん、なんかパワフルだ。
肥料を撒くゴーレムは腕と肥料を同化させてから、爆発させた。
飛び散る肥料。
なんか違う。
なんだかね。
うーん、見映えがと思ったが良いのかこれで。
観光客が遠くから眺めて歓声を上げている。
良いんだろうな。
「次は草取りだ。雑草を抜け。パワフルにだ」
クレイロボットゴーレムは草を抜いて放り投げ始めた。
「駄目だよ。雑草は一か所に纏めて、あとで焼くか、深く埋めるかしないと」
駄目出ししたら、別のクレイロボットゴーレムが空中の雑草をキャッチし始めた。
うん、なんとなくパワフルだ。
無駄な動作だと思うけど。
クレイロボットゴーレムは疲れ知らずみたいだから、まあいっか。
「水やりをやれ」
クレイロボットゴーレムは水を飲むと水しぶきを吹き出した。
空に虹が掛かった。
確かに派手だな。
観光客は喜んでる。
とりあえずいいか。
苦情が来たら考えよう。
さて今日の探索は、第5階層のボスだ。
ミスリルロボットゴーレムを従えて、パーティメンバーとボス部屋に入る。
ボスは眩い光を放つ金属のゴーレムだった。
「オリハルコンゴーレムよ」
「
ボス戦が始まった。
「【リフォーム】床ツルツル」
オリハルコンゴーレムは普通に歩いてこちらに寄って来る。
滑らない足なのか。
これで、攻略が少し難しくなった。
「【バレット】【バレット】【バレット】」
魔法の盾の硬度はかなりありそうだ。
攻撃の方は火球だが、スピードが今までで一番速い。
そして攻撃の数が多い。
「【パリィ】」
ミスリルロボットゴーレムに火球が着弾する。
ミスリルロボットゴーレムは押し戻された。
「【リフォーム】床ザラザラ」
床を元に戻す。
ミスリルロボットゴーレムの足の裏には滑り止めを貼ってあるが、相手にツルツル攻撃が通じないのなら、滑らない床の方が良い。
オリハルコンゴレームがミスリルロボットゴーレムの一体を鷲づかみ捻り潰した。
「ミスリルロボットゴーレムはやられた奴を助けて下がれ、そして弾幕を張るんだ」
やられた奴をリフォームで復活させる。
ミスリルロボットゴーレム達は火球を発射し始めた。
打ち合いだが、分が悪いような。
でも苦戦しそうなんだよな。
それは上手くない。
とりあえず、ミスリルロボットゴーレムはオリハルコンゴーレムを近づけさせないでいる。
打ち合いしている分には被害が出ない。
だが、いつか魔力も切れる。
ああ、魔力充填スタンド、作っちまえ。
「【リフォーム】魔力充填スタンド。【リフォーム】転移罠。回復したら転移罠を使って背面から攻撃だ」
魔力充填スタンドで回復したミスリルロボットゴレームが敵の背面から突撃する。
これにはオリハルコンゴーレムも驚いた。
「隙ができた。ここで決める。【リフォーム】拘束」
ミスリルロボットゴレームの一体がリフォームされて、拘束具になり、オリハルコンゴーレムに襲い掛かった。
タコ殴りが始まった。
俺は見てるだけ。
止めは
うん、今までの事業で培った技が活きた形だ。
成長したような気がする。
ドロップ品はオリハルコンの盾だった。
「【ステータス】」
――――――――――――――――――――――――
名前:
レベル:162/65536
魔力:527/1716
スキル:1/1
リフォーム
――――――――――――――――――――――――
うん、
もうなんちゃってDランクじゃないな。
質の良いモンスター素材をハンター協会に納入すればCランクになれる。
ミスリルを適度に納入しよう。
第6階層を覗いてみた。
沼地だった。
これはミスリルロボットゴーレムには相性の悪い地形だね。
俺のリフォームスキルとも。
何か考えないといけないようだ。
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