第一章最終話 第7話 さぁ森を抜けて新しい世界へ!
「ほわぁぁ!」
「ムニャムニャ・・・どうしたんですかそんな大声出して」
「み、見て」
「ん?」
名前:うさぎ うさぎ族 性別:男
年齢:3歳 Lv103
スキル
<睡眠成長成長<神>> <威圧常時発動<極>>
<自己再生<極>> <制限<極>>
<鑑定<極>> <言語理解>
<完全治癒> <聖魔法<極>>
<魔力共有>
SP231
「アガッ!?」
「こんな上がるのは知らんて、寝る前に完全に忘れとったわ
「どうしたらこんなにLvが上がってるんですか!」
「え〜と説明するとですね、スキルですよ」
「スキル?」
「寝るだけでLvがるっていうスキルがあるんですよ」
「道理で変な名前のスキルがあると思った・・・チートすぎません?」
「俺も自分のスキルの事よく分かってないんですけどね」
・・・・・・(会話が弾んでない)
「えぇ〜と森を抜けるんでしたっけ?」
「はい、そうですけど」
「それなら<天翔>で一っ飛びですよ!ささっ私の背中に乗って下さい!」
「・・・え?場所、分かってるんですか?あたり一面森ですけど」
「任せて下さい!はいってきた道覚えてますから!」
すげぇめっちゃ不安!いや待てよ、よくよく考えたら<天翔>があれば道間違えてても最終的森でれるんじゃ・・・善は急げだ!乗ろう。
「じゃあ・・・ありがたく乗らせてもらうよ、あと一応目的地の手前に着地して人間がいたらめんどくさいから」
「成程・・・分かりました」
「よいしょっと」
「それじゃあいきますよ〜」
バビュン
おー速い速い、風が涼しい〜これを常人が乗ったらトラウマでしかないだろうなー。
「そうそうその敬語やめません?タメ口でいきましょうよ」
そうだな、なんか一生ついて来るとか言ってるしその方がいいか。
「そうですね、じゃあ改めてよろしくな!」
「よろ・・・しく・・・・・・お願い・・・します」
彼女は顔を赤らめてこう思った。「少し距離が縮まったかな?」と・・・
スタンッ
「つきましたよ!」
「ほあ?もう着いたの?速いな、よいしょっと」
本当についた、だいぶあっさり抜けちゃったな。
「フフン私の手にかかればこんなもんですよ!」
「ふ〜ん」
「えぇ〜もうちょっと反応下さいよ〜(自分で提案したが、敬語は直せてない)」
「ごめんて今まで驚く事が多すぎて他の反応が薄れてきてたんだよ(本人は気にしてない)」
「むすー」
「そ、そうだ!森を抜ける前にっと、ちょっと待ってね」
ー想像省略ー
<<スキル:人化魔法が創られました。必要SPは50です。アクティベートしますか?>>
よし、これで他の人間とも馴染めるな。
<<Yes/No?>>
「Yes」
早速使うか。
<<スキル:人化魔法を発動します。>>
キュイイン
「おぉ・・・」
これで立派な人間だな。
ポーーーーーッ
「ん?どうした?顔赤いぞ熱でもあるのか?」
「い、いえ!なでもない・・です」
どうしたんだろう頭を横にまで降って、よっぽど気に留める事があったんだろうあまり突き止めないでおこう。
「この魔法をキャロライナさんにもかけるけど、いい?」
「はい!大丈夫です!」
キュイイン
「すごい!私人間になってます!私人間ですよね?こんな魔法見たことないです!」
「・・・・・・・・・かっ」
可愛い!!長いまつ毛に潤んだ瞳、薄茶色の輝く髪、スタイリッシュにきめこんだ体!自分がキモイと分かっていても感想を考えてしまうほど可愛い!
馬って人間になったらこんな可愛いの?やばい俺のめっちゃタイプ。
<<スキル:人化魔法により服、年齢や容姿をそれぞれ理想の姿にしました。うさぎさんは18歳キャロライナさんは16歳に設定しています。>>
どうりで服着てると思った。格好も平民っぽいし目立ちはしないだろ。
言葉は・・・まぁなんとか俺が翻訳すればいいか。
「よっしゃ!じゃあ行くか!」
「はい!」
俺はせっかく新しい命を貰ったんだったら、全身全霊で楽しまなきゃ!俺達の歩む道はここからだ!
「いざ人間の世界へ!」
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