第一章 第4話  なんか馬、助けた。

NEW

<奥義うさぎキック>

説明

相手が災害級の魔物でない限り自分が敵だと思った動物を内部から破裂させることができる。

「何から何までチートですね!」

災害級ってそんな強い魔物がいるもんだなぁ、破裂させるとか意味わからねぇし、それが通用しないやつだっているらしいし。ひょえぇー。

「あ、あの!」

「うわぁっと!」

おっとそういやいたんだっけ馬。

「助けて・・いただ・・いてありがと・・・うございます。」

何でこんなこの子照れてんの?

「いやぁ大丈夫だけどそっちは?怪我とかしてない?」

<<レベルが上がりました。>>

・・・とりあえず間が悪い知らせ後回しにするとして。

「あ、足が折れてまして・・・」

「ッ!」

これは重症だ早く手当しないと!その時一瞬、手が震えた。

・・・・っくそが

♢♢♢

俺、島児光希は人に命令されるとつい、従ってしまう癖があった・・・

その理由とは親からの虐待だ。

「こんな事も出来ないのか!このゴミが!!」

ドゴッバキッ

「ごめんなさい!ごめんなさいぃぃ!!」

いくら謝っても怒られたり殴られるばかり。

そして学校でも同じように従っていくうちに・・・

「目立ちたがりやなだけだろ」

「モテたいんじゃね?」

「あ!?ブスのくせにイキんな!この豚が!!」

そんな暴言が度々吐かれた、それからとも言うと何をしても「キモい」とか「こっち来んな」とか色々な暴言を吐かれイジメられる日々に耐えられず、小学5年生の頃先生に相談したが・・・・

「お前先生のチクっただろ!余計な事しやがってぇ、その分の後悔はしてもらわないとなぁ・・・」

ゴキッボゴッ

「痛い」そんな事をひたすら思ったイジメは日に日にエスカレートしていき・・・抵抗すればもっと殴られる、逃げれば家で殴れる。俺は逃げた。

逃げて・・逃げて・・それに必死でまともに勉強も出来たもんじゃない、だからこんなクソみたいなブラック企業でしか働かしてもらえなかった・・・・・

♢♢♢

「クソッ」

「ど、どうかしましたか?」

「ん?あ、ああすみません、ちょっと考え事を・・・足、大丈夫じゃなさそうですね・・・」

さて、どうやって治そうか何か使えそうなスキルがあったらいんだけど。

「ステータスオープン」

名前:うさぎ  うさぎ族  性別:男

年齢3歳  Lv43

スキル

<睡眠成長<神>> <威圧常時発動<極>>

<自己再生<極>> <制限<極>>

<言語理解> <鑑定<極>>

SP104

あ、ちょっとレベル上がってる。

ん?なんか増えてるぞ?なんだ?SPって、とりあえず説明見るか。

SP

説明

スキルを取得に必要なポイント。取得したいスキルのイメージを想像すると、必要SPが表示され<<Yes/ No>>を選択すると取得出来る。ただし必要SPが足りない場合取得出来ない。

つまり自分でスキルを生み出せって事か。どんな感じに想像するんだろう?

「治したい、回復ー、復活ー?」

<<スキル:完全治癒が創られました。必要SPは100です。アクティベートしますか?>>

そういう感じね、結構SP持ってかれるなぁ、まぁいいや誰かのためになるのなら・・・

<<Yes/No?>>

「いぇす」

ポチッ

「え、え?なんですかいぇすってどういう・・」

「ちょっとあまり動かないでください」

「あ、はい」

<<スキル:完全治癒を発動します。>>

パァァ

「あれ?痛くない」

「勝手ながら、治させてもらいました。」

「そんな簡単に出来るもんなんですか!」

「いや、多分出来ない・・」

俺も何気にかけちゃったけどよ、ガチでドユコト?

<<聖スキル<極級>が発動されました。ノルマを達したのでスキル聖魔法<極>を解放します。>>

「へ?」

えーとどういう事かというと、聖スキルの極級が発動出来たから聖魔法も使えるようになったと・・・なんでそう毎回チートになるんだよ!

「ステータスオープン」

名前:うさぎ  うさぎ族  性別:男

スキル

<睡眠成長<神>> <威圧常時発動<極>>

<自己再生<極>> <制限<極>>

<言語理解> <鑑定<極>>

<完全治癒> <聖魔法<極>>

スキルも増えたなぁ、スキル確認っと。

NEW

<完全治癒>

このスキルをかける対象の物を復活させたり、完全になおすことができる。

NEW

<聖魔法<極>>

聖職者の頂点に匹敵するような魔法が使えるようになる。

「おお、おぉ」

なんかたくさんの聖魔法の情報が流れてくる〜頭がごっちゃになりそう。

お、この魔法使えそうばなだなこれとこれを組み合わせて・・あ、これもブツブツブツ・・・

「・・・の!」

ん?

「あの!」

「ふえ!?」

やっべスキルの方に目をやり過ぎた。

「すみません、スキルを見てて」

「スキルってなんですか?」

「え?君知らな-----」

きゅるるる〜

なんか可愛い音が。

「・・・お腹空きましたね」

「・・・・・・・はい」

彼女はさらに顔を赤くするのだった・・・・












  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る