第一章 第3話 馬って喋れんの?
さてとこれからそうしようかな・・・
「#※〆@**〜!!」
「は?」
なんて言った?なんか叫んでっけどここには誰もいないはずじゃ・・・
まぁ見に行くか・・・
スタタタタ
レベルが上がったからかすごく走る速さが上がった気がする。
<<解放条件を達したのでスキル:言語理解を取得しました。>>
いつ解放条件達したっけ?どういうスキルだろ?
「ステータスオープンそしてポチッとな」
NEW
<言語理解>
説明
どんな言葉でも理解出来る。
なるほどじゃあさっきの叫びを解読すると・・・
「きゃぁぁああ!誰か助けて〜!」
「っ!」
そんなんだったらもっといそがねぇと!
スタタタタ トッ
そこには森がちょっと開けた場所になんかすごい化け物と誰かがうずくまっていた。
「ふぅ」
声のする方にとりあえず進んでみたけどなんとか着いたみたいだな、まだやられてないみたいだな・・・・ん?何あれ?人じゃねぇ、よく見ると馬じゃん馬って喋れんの?あ、そうか言語理解があるからか。
んで隣にいるのが魔物と
「よっしゃあ!」
お掃除すっか!ってどうやって・・・とりあえず鑑定してみっか。
<<鑑定<極>を発動します。>>
名前:レッドオークボア 魔物:上級
年齢15歳 Lv20
スキル
<粉砕<上>> <突撃<上>>
Lv20で上級!?そんな強いの?てか豚なのか猪なのかハッキリせんかい!
・・・そんな事考えてる場合じゃないな。
「倒せるかどうか分からないけど、一か八かの運試しだ!よーし!」
スタァン
俺は木を蹴り一瞬で間合いに詰め寄った。
「もう、だめ私死んじゃうの・・・・」
「自分の命はそう容易く捨てるもんじゃないぜ!」
「え?」
「グゥォォオオオwp!」
「うっせぇ黙れ」
森に咆哮が轟いた瞬間
「うさぎ〜キック!!」
パァン!!その時目の前にあったものがはじけた。そして血の雨が降り注いだ・・・
そんな中、彼が思ったこととはというと・・・・・
やっべ!恥っず!なんかかっこつけちゃったしそれで思いついた技っぽい名前が「うさぎキック」て自分でも笑ってしまうわ!そしてなんですぐ倒しちゃうんだYOー!
「ペッペッ」
・・・あと血が毛につくし。
<<奥義:うさぎキックを取得しました。>>
「奥義になってんじゃねぇぇぇ!!」
そんな言葉が森にこだました・・・
♢♢♢
私は馬だ親もいない群れにただえただついて行くだけに馬だ。
何をしても足を引っ張るばかり、他の馬たちには軽蔑されるし、増してやいじめも受ける。そして気がついたらよく分からない場所にいた、正確に言うと。
置いていかれた。
その時分かった自分はこの世にいらないのだと・・・
そう思った瞬間だった、すごくでかい化け物が飛び出して来た!
ブオン
グシャ
「ぐあぁぁっ!」
なにかで足を折られた。逃げられない私は死んだ・・・この化け物の胃袋で終わりを告げると・・・
「っく私にもう希望は残ってないのか!」
しかしそれは違った・・・
「もう、だめ私もう死んじゃうの・・・」
「自分の命はそう容易く捨てるもんじゃないぜ!」
「え?」
私はその小さなモフッとした背中が大きく見えた、同時に恋に落ちた・・・
パァン!その時だった血の雨の中衝撃が走った。
「すごいあんな化け物を一瞬で・・」
でも何でだろう?倒した本人が一番驚いてるのは。
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