怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、12、

怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、、12、







女の子の不自然な行動、、、




夏休みも近くになった、、土曜日、、、



夢夢達は、、春菜のお父さんのお店から、、

帰ると途中、、、



由美が、、、


「あ~、、春菜のお父さんのお店、、有名なラーメン屋さんだけあって、美味しかったわね、、、」


「本当、、美味しかったわ、、、」


「夢夢も、、」


「あんた、、、、半分しか食べなかったじゃない、、」


「え~、、凄いボリュームだもん、、」


「夢夢ちゃん、、あれが普通なのよ、、、、あんたは、、春菜に無理、言って小ラーメンにしてもらったけどね、、」


「、、、そうなの、、小ラーメンでも、、、多いのよ、、、」


由美も、、


「本当に、、夢夢は、少食なのね、、あれで本当にお腹空かないの、、」


「うん、、、夕食もいらないかな、、、」


「うらやましいわ、、だから、スタイルが良いのかな、、、」


「え~、由美も美波も、スタイル良いじゃない、、春菜もね、、、」



美波は、怒った口調で、、、


「夢夢ちゃん、、私達は、、太ったらまずいと思って、我慢してるのよ、、、夢夢ちゃんとは違うのよ」


しばらく3人で、話しながら歩くと、、



公園の近くで、、、由美が、、



「あら、、未央ちゃん、じゃないの」



公園のベンチに1人で座っている、、小さな女の子がいた、、、



夢夢と美波は、、、


「由美、、知ってる子なの、、、」


「うん、、お隣の、山本さん家の、未央ちゃんよ、、、」


「由美、、あの子、、1人で何をしてるのかな、、大丈夫なの、、」



由美は、思い出すように、、、


「うん、、確か、今年、幼稚園の年長だと言ってたよ、、、」



美波は驚き、、、


「え~、、じゃあ、1人だと危ないじゃない、、お父さんかお母さんは、、いないの」



「確か、、未央ちゃんのお母さん、、土日はパートのお仕事に行っているはずよ」


「じゃあ、お父さんは、、」


「家に、いると思うけど、、」


夢夢も、、


「無責任な、、お父さんなのね、、、」


「未央ちゃんのお母さん、、離婚して、、、新しいお父さんなのよ、、」



美波は、不安そうに、、


「由美、、、それって、虐待じゃないよね」


「わからないわ、、優しそうなお父さんに、見えるけど、、、」



夢夢は、、、


「羊の皮を被った狼もいるから、、見た目だけではわからないわよ、、、」


「由美、、未央ちゃんに聞いてみたら」


「そうね、、、わかったわ」



由美達は、女の子の側に行くと、、、



由美が、女の子に話しかけた、、、


「未央ちゃん、、こんにちわ、、」


「あっ、、、由美お姉ちゃん、、こんにちわ、、、」



由美は、ニコッと笑って、、


「未央ちゃん、どうしたの、、お母さんは、仕事なのよね、、、、、お父さんは、いないの、、、1人なの、、」


「うん、、家にいるよ、、、」



由美は、、心配そうに、、、


「お友達も、いないようだけど、、大丈夫なの、、、」


「うん、先に帰ったの、、、大丈夫だよ、、もう帰るから」


「じゃあ、、私達と一緒に帰ろうか、、」


「大丈夫だよ、、1人で帰れるから、、」


「えっ、、でも、、」


そう言うと、、未央ちゃんは、由美達に手を振って帰って行った、、、



由美が、、


「あっ、、、行っちゃたわ、、どうやら、、私達の、勘違いみたいね」



美波も、ニコッと笑って


「良かったわね、、思い過ごしで、、」



夢夢は残念そうに、、、


「ルナの、、出番だと思ったのに、、」


「あんたは、、、そんなに事件が起こるわけないでしょう、、、平和が一番良いのよ」



由美も、笑って、、、


「そうね、、夢夢の周りは、、いろんな事が起こるから、、、」


「え~、、由美、、、まるで夢夢が、トラブルメーカーみたいに聞こえるじゃない、、」



「確かに、、夢夢にはトラブルがないわね」



美波は、笑って、、、


「夢夢ちゃん、、、あんたが呼び寄せるんじゃないの、、、」


「美波~、、、やめてよ、、、夢夢は、、、疫病神じゃないわ、、、」



由美は、、、


「そうね、、夢夢の周りには助けてくれる人がいっぱいいるから、、しいて言えば、、、幸運の女神かもよ、、、」


「由美~、、、そうよ、、夢夢は幸運の女神様なのよ、、、」



すると、美波が、、、


「はいはい、、幸運の女神様、、帰るわよ」


「あ~、、絶対、、美波は、そう思っていないでしょう、、、」



「帰るわよ、、」



美波は、歩き始めた、、、


「待って、、美波、、歩くの早いよ、、」




夢夢の家、、、、



大広間では、相変わらず、お母さんが、、

テレビを見ていた、、、


「お母さん、、ただいま、、」


「あっ、夢夢、、お帰り、、春菜ちゃん家のラーメン屋さん美味しかった、、、」



「うん、、初めて行ったけど、、美味しかったよ、、、お客さんもいっぱいいて、忙しそうだったよ、、春菜も、、最後は手伝っていたもの、、、」



お母さんも、思い出す様に、、、


「良かったわね、、ほら、、例のウソの動画の時は大変だったでしょう、、、」



夢夢は、ニコッと笑って、、、


「うん、、、あの後から、ずっと忙しいと、春菜が、言ってたよ」


「良かったね、、春菜ちゃんも、、心配だったでしょう、、、」



夢夢も思い出す様に、、、


「うん、、夢夢も、、やったかいがあったよ、、、」


「、、、夢夢、、、あんたが、解決した訳じゃないでしょう、、、」



夢夢は、、悔しそう、、、思った、、


「え~、、、やったわよ、、あっ、、、やってない、、お母さんには、、ルナの事は内緒だわ、、、、、、」



夢夢は、声を出して、、、


「あははは、、、勘違いしたわ、、、、そうよね、、良かったわね、、、」



「はいはい、、、どうでも良いけど、、お父さんが、帰って来る前に、、お風呂に入ってよ、、、あなたは長いんだから、、、」



「そう言えば、、今日、土曜日よ、、お父さん、仕事なの、、、」



お母さんは、呆れて、、、


「夢夢が言った様に、、、本当に、仕事人間ね、、、」


「えっ、、、お父さんは、とりあえず、、

お母さんと、夢夢の為に、働いていると思うけど、、、まあ、、、お母さんは、お嬢様だから、、お金の心配はしないよね。、」


「夢夢、、、何か言った、、、」


「うんん、、言わないよ、、、、お父さんも、大変だなって言ったのよ」



お母さんは、夢夢の顔を見ると、、


「あら、、珍しいわね、、夢夢が、お父さんの事をかばうなんて、、、」


「えっ、、とりあえず、、夢夢のお父さんだよ、、、少しはそう思うよ、、、」



お母さんは、笑って、、、


「あの人、、結構、、夢夢は、かわいいと思っているのよ、、、だって、、夢夢と私は容姿が似てるでしょう、、だからよ、、、、私って、、ほら、、かわいいいでしょう、」


「お母さん、、、どう言うリアクションとれば良いのよ、、素直に喜べば良いの、、」


「あら、、夢夢も、私もかわいいいでしょう、、、素直に喜んだら良いのよ」


「、、、、、喜べない、、、」



帰宅途中の、、、お父さんはくしゃみをした


「ハ、、ハ、、、ハックション、、、風邪かな、、花粉症か、、、あっ、もう夏だ、あり得ないな、、、」







日曜日の夕方近く、、、公園で、、、






由美と、春菜は、塾の帰り道、、、



「春菜、、昨日の春菜のお父さんのラーメン、、凄く美味しかったよ、、」


「由美、、ありがとう、、、例の謝罪の動画の後、前よりも客数が増えて、、お父さん、2号店をつくるなんて言っているのよ、、」



由美は、、、


「美波なんか、、スープが美味しいって、、夢夢の、残した、小ラーメンのスープも飲んだのよ、、、」


「うん、、夢夢はどうなの、、」


「あの子、、少食でしょう、、でも、凄く美味しかったって言ってたよ」



春菜は、思い出す様に、、、、


「、、、夢夢は、いつも少食だもの、、よく私のお家のラーメン屋さん来たと思うわ、、いつもあんまり食べないのに、、」



「そうよ、、いつも、サラダを食べて、野菜ジュースだけ飲んでいるわ、、」


「よく、、それで、生きていけるわね」



春菜は、、少し、考えて、、、


「夢夢は、、昨日の来たのも、、本当に、、無理をしていないかな、、、、」


「うん、、、あれで、以外と気を使うのよ、、夢夢って、変わっているけど、、凄く優しい子なのよ、、、」



春菜は笑って、、、


「由美、、知ってるわよ、、他人事ばかり気にしてるし、、美波と似て、、人に尽くすタイプなのよ、、、私が男なら、あんなきれいでかわいい、女の子に絶対、、惚れるわよ」



由美は、夢夢の顔を浮かべて、、、


「そうね、、女の私から見ても、、あの、、かわいさは、、特別よね、、、」


変なところで、、、、凄く、誉められる夢夢であった、、、




由美と春菜が、、、、公園の近くを歩いていると、、、



公園のベンチに、、女の子が座っていた、



由美が、、


「えっ、、、、、真央ちゃん、、また、1人なの、、、夕方近くなのに、、」


「由美、、知ってる子なの、、、」


「うん、、お隣の、山本さん家の、真央ちゃんよ、、、昨日もいたのよ、、、」



春菜は、、未央ちゃんを見て、、、


「由美、、あの子、、小学生じゃないよね、、、、夕方近くなのに、、、1人で大丈夫なの、、、」


「うん、、、幼稚園の年長さんよ、、、、、昨日は、お友達と、一緒だと言ってたけど、、誰もいないよね、、本当かな、、、」



「お父さんとか、お母さんは、、、」


「うん、、お母さんは、土日は、パートのお仕事なのよ、、、お父さんは家にいるはずよ、、、2日、、続けてなんて、、変だわ」



春菜は心配そうに、、、


「由美、、これって虐待とかじゃないよね」


「たぶん、違うと思うけど、、、未央ちゃんのお母さん、離婚して、、今は新しいお父さんと一緒になってるわ」



春菜は、険しい顔で、、、


「由美、、やっぱり、、そうじゃないの、、よくある、話じゃない」


「でも、、凄く優しそうな、、お父さんなのよ、、、、」


「由美、、未央ちゃんに、直接聞いてみたら、、良いじゃない、、、」


「そうね、、未央ちゃん、、ちゃんと話してくれるかな、、、」


由美と春菜は、、未央ちゃんの近くに行った



「あっ、、、未央ちゃん、、こんにちわ」


「あっ、、、、、由美お姉ちゃん、、、」


「どうしたの、、今日も1人で、、、」


「、、、、、、」


「何か、、あったの、、お姉ちゃんに話してくれない、、」



未央は、、小さな声で言った、、、


「うん、、、最近、お父さんが、いつも、怒るの、、、」


「優しそうな、、お父さんに見えたけど」


「うん、、、前は、優しかったよ」



春菜が、、、


「、、、本性をあらわしたのかな、、、」


「春菜、、憶測で言わないでよ、、」



由美は、未央ちゃんに、、、


「未央ちゃん、、叩かれたりするの」


「うんん、しないよ、、怒ってばかりなの、それが嫌で、1人でいるの、、、」



春菜は、、、


「由美、、、これは、、夢夢に頼んでルナに、未央ちゃんの、お父さんの本音を聞いてもらったら、、」


「えっ、、でも、、これだけじゃ、、わからないわよ、、、」



春菜は心配そうに、、、、


「由美、、そんな事言って、、もし、虐待とかだったら、、未央ちゃん、が大変な事になるんじゃない」


「うん、、、じゃあ、、明日にでも、夢夢に頼んでみるか、、未央ちゃんの、お父さんの本音を聞いてみればわかるわよね」


「そうよ、、、大した事が無ければ、良いじゃない」



由美は、真央ちゃん、に、、、


「未央ちゃん、、、お姉ちゃんが、どうしてお父さんが怒るのか調べてみるから、、良いかな、、、」


「ありがとう、、由美お姉ちゃん」


「じゃあ、未央ちゃん、もう夕方だからお家まで一緒に帰ろうか」


「うん、、由美お姉ちゃん、、」




3人は、、お家の方に向かって歩いて行った







未央ちゃんの悩みを、相談、、、及び、、、

妖術の謎、、、







月曜日の、お昼休み、、、、



夢夢達は、学食のテラスで、、昼食をとった後、、、テーブル席で話をしていた、、、


由美が、、美波と夢夢に、、、


「ねえ、、美波、、夢夢、、昨日、春菜と塾の帰りに、あの公園で、また未央ちゃんを見たのよ、、、」



美波は、驚き、、、


「えっ、、由美、、一昨日もいた、あの、、未央ちゃんなの、、どうして、、」


「春菜と私が聞いたら、、やっぱりお父さんが怒るみたいで、、、それが嫌で、、公園で1人でいたみたいなの、、、」



春菜も、、うんうんとうなずき、、、



夢夢は、、立ち上がると、、、


「やっぱり、、虐待じゃない、、、お仕置きしないといけないわ、、、」



春菜が、、夢夢に、、


「もう、、夢夢、、話しを、、最後まで聞いてよ、、、」


「えへ~、、ちょっと、興奮したわ」



美波は、由美に、、、


「由美、、それで、どうするの、、、」


「うん、、未央ちゃんだけの、話を聞いただけでは判断出来ないわ、、、」


「そうよね、、未央ちゃんのお父さんの言い分も聞かないと、、、」



夢夢は、、、


「え~、、何かあってからは、遅いのよ、、お仕置きをしないと、、、月に変わってお仕置きよ、、、だったわね、、、」



春菜が、、、


「夢夢、、今は、、、令和なのよ、、古いわよ、、、あっ、、ルナか、、」



美波が、、夢夢と春菜に、、、


「夢夢ちゃん、、春菜ちゃん、、、少し黙っていてね、、で、、由美、どうするの、、」


「それで、、ルナの出番かなと思ったの」



すると、夢夢がニコッと笑って、、


「ほら、、美波、、やっぱり、お仕置きじゃない、、、任せてね、、、」



由美が、、、


「夢夢、、勘違いしないで、、未央ちゃんのお父さんの、本音を夢で聞いて欲しいのよ」


「え~、、それだけで良いの、、、お仕置きは、、、」


「それは、、本性を現したら、やってもいいわよ、、虐待が、事実なら、、、」



美波が、、、


「で、、どうするの、、ルナが夢に現れるのに、例のカードがいるのよね、、」


「美波、、カードじゃないよ、、護符だよ」



「夢夢、、今、カードを持っているの」


「うん、、いつでも出せるよ、、空間ボックスから、、、」



美波は、、、夢夢に、、


「あんた、、今、何を言ったの、、」


「えっ、、空間ボックスの事、、、あ~、、まずい、、、」


美波は、、怒った口調で、、


「夢夢ちゃん、、ちゃんと、話してくれるかな、、、」



夢夢は、、仕方なく話した、、、


「ええと、、、見えない空間に、大事な物とかしまう、、、、箱の様な物よ、、おじいちゃんから教わった妖術なの、、」



夢夢は、空間ボックスから、護符を1枚出して見せた、、、



それを見た、、美波達は少し驚き、、、


「あんた、、それって、4次元ポケットみたいなやつじゃないの、、、」


「夢夢ちゃん、、何で、黙っていたの」



夢夢は、困ってしまって、、、


「だって、、気味悪いでしょう、、」



春菜は、目を輝かせて、、、


「夢夢、、、それって最高じゃない、、荷物を持たないで良いのよ」



由美も、、、


「バカね、、もう、色んな事を体験した後で少々の事では驚かないわよ、、」



美波が、夢夢に、、


「夢夢ちゃん、、隠し事はダメよ、、私達、4人の中では、全て言ってね、、」



夢夢は、うなずきながら、、小さな声で、


「うん、、今度から言うよ、、」


「そうよ、、私達の中では、、、隠し事は無しよ、、、」



夢夢は、思った、、、



「いっぱい秘密があるから、、、ごめんね、美波、、由美、、春菜、、いずれ話すわ」



「えっ、、何か言った、、、」



「えっ、、何も、言っていないわよ、、、」



夢夢は、護符を由美に渡した、、、



由美が、夢夢に、、


「このカードを、今日、未央ちゃんに渡して説明して、お父さんの枕の下に入れてと話すわ、、あの子、以外としっかりしてるから、たぶん、理解、出来るわよ、、」



夢夢は小さな声で、、、


「由美、、カードじゃないよ、護符だよ」



由美は、護符を大事そうにしまった、、、







真意を、確かめる、、お仕置きはあるのか






夢夢達は、、午後の授業が、終わると、、、

帰る事にした、、、



帰り道で、、、由美は不安そうに、、、


「運、良く、、未央ちゃんと会えると良いけど、、、」


「そうね、、ちょっとお家に訪ねてはいけないよね、、、」



由美は、少し考えて、、、


「あっ、、今日は月曜日だから、、未央ちゃんのお父さんは仕事でいないわ、、、たぶんお母さんと未央ちゃんだけよ、、、じゃあ、直接、未央ちゃんに渡せるわ」



夢夢が、、、


「今夜、、ルナの出番かな、、、由美、、ちゃんと未央ちゃんに渡してね、、」


「うん、、、早い方が、良いわね、、」



春菜が、、、


「何でも、無ければ良いけど、、、」


「うん、、私もそう思うわ、、」



全員、、心配そうな、顔をした、、、




夢夢の家、、、



「お母さん、、ただいま、、、」



大広間の方から、お母さんの声が、、、


「あっ、、、おかえり、、、」



夢夢は、部屋で着替えると、、大広間に向かった、、、、


「お母さん、また、、テレビを見てるの、」


「何を言ってるの、、やっと家事が済んだのよ、、つかの間の休憩よ、、、」



夢夢は、お母さんの顔をじっと見ると、、


「ねえ、、お母さん、、私の事は、小さい頃、、どう思った、、」


「何よ、、突然、、、まあ、、私に似てかわいい子だと思っていたわ、、」



夢夢は違うと、、、


「う~ん、、、そうじゃなくて、、嫌だとか邪魔だとか、、そう言うの無かったの」



お母さんは、不思議そうに、、、


「どうして、、、自分の子供に、、そんな事思わないでしょう、、まあ、、少し位、、注意はしたけど、、あんた、素直な子だから、そんなに気にならないけどね、、、」


「そんな、ものなんだ、、、」



お母さんは、少し考えて、、、


「そうね、、ニュース、何かでは、親が子供に虐待したと言う問題が起きているけど、、信じられないわ、、自分が生んだ子なのに」


「そうよね、、、わかったわ、、」



お母さんは、、意味がわからなかった


「、、、何を、、言いたかったの、、」


「うん、、もう大丈夫だよ、、、」



しばらく、お母さんと一緒に、テレビを見ていたら、、由美からメールが入った



「夢夢へ、、、未央ちゃんに、ちゃんと伝えたよ、、今晩、お父さんの枕の下に、カードを入れる様にと話したから大丈夫だよ、、ルナによろしくお願いしてね、、」



「由美、、、、護符だよ、、、、今晩、、、ルナの出番だね、、頑張るわよ、、」



夢夢は、それから、お風呂に入ると、、



少しの夕食を終えると、、、、、自分の部屋にいた、、、



夢夢は、、退屈そうにしていた、、、、



「ああ、、、護符の知らせが来ないわ、、、まだかな、、、未央ちゃん、本当に護符をちゃんと枕の下に入れるかな、、、」



しばらくして夢夢は、、我慢、、出来なくなった、、、


「未央ちゃんの、お父さん、、早く熟睡してくれないかな、、まだ月曜日で、週の始まりだよ、、、遅くなったら、睡眠不足で、明日学校に遅刻しちゃうよ、、、」



そして11時を過ぎる頃、、護符からお知らせが入った、、、


「やっと、未央ちゃんのお父さん、、熟睡したみたいね、、、よし、、ルナの出番だわ」



夢夢は、、夢魔のルナに変身した、、、


「急いで、、真意を確かめないと、、、寝不足になるわよ、、、」



ルナは、、空間に消えた、、、







未央ちゃんのお父さんの、本性は、、、





未央ちゃんのお父さんの夢の中、、、、



「ええと、、未央ちゃんのお父さん、、」



「えっ、、誰、、誰ですか、、」



未央ちゃんのお父さんを見た、、ルナは、思った、、、


「あれ、、由美が言っていた様に、、優しそうに見えるけど、、、、ダメよ、、見た目にだまされないわよ」



「ええと、、、あなたは未央ちゃんのお父さんなのよね、、」


「はい、、、未央の父親です、、あなたは、誰ですか、、、」


「えへん、、私は、夢魔のルナよ、、、良くお聞きなさい、、、」



ルナは、未央ちゃんのお父さんに向かって


「あなたは、、未央ちゃんを、怒ってばかりいるのよね、、」



「えっ、、はい、、そうです、、、」



ルナは、得意気に、、、


「私は、夢魔の、ルナよ、、ウソを言ってもわかるのよ、、、えっ、、、あなた、、そうですと、、言ったの、、、本当に、、」


「ええ、、あっ、、はい、、」



ルナは、怒った口調で、、、


「じゃあ、、虐待と認めるのね、、、」


「、、、、、それは、、違います」



ルナは、未央ちゃんのお父さんを見ると


「あなた、、私は夢魔なのよ、、場合によっては、天罰を下す事も出来るのよ、、本当の事を言いなさい、、、」



未央ちゃんの、お父さんは、悲しいそうに


「、、、実は、、私も心苦しいのです、、、実の子の様に、かわいがっている未央を叱るなんて、、、本当はやりたくない、、、」



ルナは、訳がわからず、、、


「え~、、どう言う事なの、、、わからないわ、、」



未央のお父さんは、事の経緯を語った


「実は、、家の家内に、、あっ、未央の母親です、、私が、未央を甘やかせてばかりいると、ダメになるから強く叱ってと言われました、、、、」



未央ちゃんのお父さんは、また、、悲しそうに、、、


「ただ、、私は、どう叱ったら良いかわからず、、強く言い過ぎたのかも知れません、、未央も最近、、私が、、嫌なのか話をしません、、」



「あっ、、、そうなの、、」



「私は、嫌われたと思い、、ショックを受けました、、一昨日も昨日も、口も聞いてくれません、、友達のところに行くと出て行ったけど、止める事は出来ませんでした、、、、父親として、、失格です、、、」



ルナは、、未央ちゃんのお父さんが、だんだん可哀想に思えてきた、、、



「あのね、、未央ちゃんのお父さん、、、、未央ちゃんはしっかりしてる子よ、、怒るより、優しく言い聞かせた方が良いんじゃないの、、、」



未央ちゃんのお父さんは、愕然とした


「、、、、あ~、、何で、気がつかなかった、、取り返しがつかない事をしてしまった、、」



ルナは、思った、、、


「うわ~、、、この人、、全然、悪者じゃないわ、、、優しい人なんだ、、、」



未央ちゃんのお父さんは、、、、呆然と立っていた、、、



ルナは、、未央ちゃんのお父さんがだんだん可哀想に思えて、、、


「あっ、、、確か、おじいちゃんの友達の、薬師の平賀、何とかが、、、作った、、、、ちょうど良い特効薬があったわ、、試してみるか、、」



ルナは、空間ボックスから、、青い薬を取り出した、、、



それを、、、、未央ちゃんのお父さんに、見せると、、、


「未央ちゃんのお父さん、、もう一度未央ちゃんと仲直りして、元の状態に戻りたいかな、、、」


「えっ、、そんな事が、出来るのですか」


「あたりまえよ、、、ルナに不可能は、無いのよ、、、この薬、、秘薬、、信頼丸よ」


「えっ、、これを飲めば、、未央と前の様に仲良くなれるのですか、、」



ルナは、ニコッと笑って、、、


「そうよ、、この薬の効果で未央ちゃんが、怒られた事を忘れて以前の様に接して来るわよ、、1日で効果が消えるから、後はあなた次第ね」



未央ちゃんのお父さんは、不安そうに、、


「大丈夫ですかね、、、未央に、どうやって接していれば、良いんだ、、」


「怒らずに、、優しく言い聞かせたら大丈夫よ、、未央ちゃん、頭の良い子だから、」


未央ちゃんのお父さんは、決心した様に


「わかりました、、優しく、わかる様に、、話してみます、、、」



「じゃあ、、頑張ってね、、、未央ちゃんのお父さん、、、」


「あっ、ルナさん、、本当に、ありがとうございます、、」



未央ちゃんの、お父さんは、、、何度も頭を下げた、、、



ルナは、、、未央ちゃんのお父さんの、夢から消えた、、、



ルナは、夢夢の部屋の、空間から現れた、、


「あ~、疲れた、、、夢夢に戻らないと」



ルナは、変身を解くと、、夢夢の姿に戻った



夢夢は、すぐに、ベッドに寝転がり、スマホを見ると、、、、


「げっ、、、もう、1時じゃない、、、、、あ~あ、、人助けも大変だわ、、、本当に、夢夢は世界一、忙しい女子高生だわ、、、」



またまた、寝不足になる、夢夢であった、、








疑い晴れた、、次の日、、、未央ちゃんの話と、、夏休みの計画、、、








夢夢が、、珍しくギリギリではなく、登校すると、、、、



もう、、美波達は、、教室の端の方で、話をしていた、、、、



夢夢に気がつくと、、、美波が、、、


「夢夢、、やっと来たわ、、遅いわよ」


「え~、、、美波、、今日はギリギリじゃないよ、、ほら、、まだ授業開始まで15分もあるのよ、、、」



由美がニコッと笑って、、、


「夢夢、、やったね、、」


「えっ、、何か、、夢夢は、、先生に怒られる事をしたの、、、」



春菜も、笑って、、、


「バカね、、、違うわよ、、、」


「夢夢、、ルナが、ちゃんと解明したわよ」



夢夢は、、ポカンと、、、


「ええと、、、由美、、説明してよ、、、」


「あのね、、、今日の朝、、未央ちゃんと会ったのよ、、幼稚園に行く途中で、、」


「へえ~、、それで、、、」


「未央ちゃん、お父さんと一緒に幼稚園に向かっていたわ、、、ニコニコ笑って、、」



夢夢は、、びっくりして、、小さな声で、呟いた、、、


「え~、、本当に、、凄い、、さすが秘薬だわ、、、凄い効果ね、、、薬師、やるわね」


「えっ、、夢夢、、何か言った、、、」


「ええと、、、言わないわよ、、、」


美波と春菜が、、、


「ルナが、上手くやったみたいだね、、、」


「さすが、、ルナよ、、」



夢夢は、思った、、、


「え~、、ルナは、夢夢なのに、、、誉めてくれないの、、、、」



由美は、、、


「未央ちゃんのお父さんは、嬉しそうだったから、、やっぱり、優しい人だったのよ」


春菜は戸惑い、、、


「えっ、じゃあ、、未央ちゃんのお父さんが自分で解決したの、、、ルナは、、、」



美波は、、、不思議そうに、、、


「じゃあ、、未央ちゃん、、カードは使わなかったの、、、」



夢夢は、あわてて、、言った、、、


「護符だよ、、、、美波、、、未央ちゃんは護符は使ったのよ、、、ルナが説得したの、薬師の作った秘薬を未央ちゃんのお父さんに渡して、、解決したのよ、、信頼丸って言うのよ、、、わかった、、」


「そうなの、、、」



夢夢は思い出して、、、


「確かに、優しいお父さんだったよ、、、、未央ちゃん大好きだし、、お母さんに言われて、しょうがなく怒ったらしいよ、、後悔してたもの、、これからは、怒らないで優しく言うねって言ってたもん、、、」



美波は、不思議そうに、、、


「でも、、どうして、、夢夢がそんなに詳しいのよ、、まるで自分がやったみたいね」


「本当ね、、今朝、、未央ちゃんが言ってたよ、、、お父さんが、これからは怒らないで優しく言うねって言ってたと、、、」



夢夢は、まずいと思い、、、


「ええと、、、ルナに聞いたのよ、、、」



美波は、怒った口調で、、、


「あんた、また、そんな遅くまで起きて、、寝不足になるでしょう、、」


「え~、、許して、、美波お母さん、、、、もうすぐ、夏休みだから、、たくさん寝れるし、、良いよね、、、」



由美と春菜は、、ニコッと笑って、、


「そうよね、、、高校生活、、初めての夏休みだわ、、何をしようかな」


「私も、、計画立てないと、、お家のラーメン屋さん、毎日、手伝う事になるわ」



夢夢は、、少し考えて、、、


「夢夢は、もう決めているよ、、、お昼寝と、スマホゲームし放題、、、あっ、、、、テレビドラマも見るかな、、、そうだ、、おじいちゃんの部屋で、お宝がないか、探索もするかな、、大忙しだわ、、、」



すると、、美波が、、、


「夢夢ちゃん、、却下よ、、全部ダメ、、、夏休みは有効に使うのよ、、高校生なのよ、、早めに宿題や、レポートを終わらせて、、、、、あとは、、夏休みをエンジョイするのよ、、、」



由美と春菜も、、、


「そうよ、、夢夢の家の探検隊も、、映画も良いね、、海にプール、、楽しみだわ」



「カラオケもあるわよ、、スイーツの食べ歩きも良いわね、、、そうだ、、千年扉で、タイムトラベルもあるじゃない、、、」



「絶対、夢夢の家には、もっと不思議な事が起こるわ、あっ、、、お兄ちゃんの蔵、探索もあるわね、、、テンションが下がるけど」



美波が、、、恥ずかしそうに


「大空君、、試合があるから見に来てねと言われているわ、、1回位は行かないといけないわ、、、」



由美と春菜は、うらやましそうに


「良いな、、美波は、、彼氏がいて、、」


「うん、私も欲しいけど、でも、、、春菜は今は、良いかな、、、、、この4人でいる方が楽しいもの、、、」


「うん、、夢夢も、彼氏はいらない、、」


「そうね、、4人で、楽しまないと、、夏休みだもの、、、」



美波達は、ニコッと笑った、、、、



「じゃあ、、、夏休みを、、エンジョイするわよ、、、、、お~、、、、」



「え~美波、、、夢夢の夏休み計画は、、」


「そんなの、、忘れたわ、、、」



校舎の窓からは、、さんさんと輝く太陽と、青空、白い雲が見えた、、、




怪し、夢魔の夢叶えましょうか、、、





END、、、



でも、、夏休み編が始まるよ、、、

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怪し、夢魔の夢叶えましょうか 川崎ヒロト @hajimehiroto

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