怪し、夢魔の夢叶えましょうか、10話

怪し、妖精の夢をかなえましょうか、10、






大好きな、美波の悩み、、、




陰陽道、妖術の謎、、、



封印の間、、、



千年扉の屏風の左側の出口から夢夢達は出てきた、、、


「ええと、、ここは元の時代の封印の間よね、、帰って来たの、、」



夢夢達は、、周りを見た、、、


すると、焔が、、


「私の掛け軸を見て、、、私の絵が無いでしょう、、元の時代の同じ時間に戻ったのよ、、、」



美波が、、、


「凄いわね、、、私達、、タイムスリップしたのよ、、まあ、時代は、あまり古くなかったけど、、、夢夢や焔がいれば、怖くないし、、色んな時代に行けるわ」



由美と春菜も、、


「陰陽道、妖術、最高ね、、、」



すると、焔が、、


「あら、、こんな物じゃないのよ、、一瞬で、別の場所に行けるし、空だって、飛べるのよ、、変化だって、出来るわよ」



美波達は、、、


「夢夢、、どれが出来るのよ、、、」


「私は 何も出来ないわよ、、おじいちゃんやおばあちゃん、如月のおばちゃん、、焔やルナに、助けてもらうだけだよ、、か弱い女の子だもの、、、」



美波が


「ねえ、、みんな、、近々、夢夢の家の探険隊、第3回をやるわよ、、、」


「夢夢、、一瞬でどこかに行ける妖術覚えてよ、、嫌いな電車や、大通りを使わなくても良いのよ、、最高じゃない、、、」


「え~、、、みんなに、変な目で見られるからイヤだよ」



焔は、、、不思議に思った、、、


「えっ、、夢夢ちゃん、絶対、春樹が使えるほとんどの妖術使えるはずよ、、あの、妖力なら、、、」



「ルーナの夢魔の力と特殊能力もあるし、、最強のハズなんだけど、、特に人を引き付ける能力は最強よ、、、、みんな男はメロメロのはずよ、、、」


「如月様の力が加わると、、計り知れないわ、、、夢夢ちゃん怖い、、」



夢夢は、、、


「焔ちゃん、、どうしたの、、」


「えっ、、夢夢ちゃんはかわいい悪魔みたいと思ったの、、」



夢夢は、焔の耳元で、、


「夢夢は夢魔だよ、、、美波達には、、内緒だけど、、嫌われるのイヤだから、、夢魔ってイメージ悪いでしょう、、だからルナは妖精って言う設定なの、、焔と同じよ」


「ええと、私は、聖霊だけど、、まあ、妖精みたいな者か、、羽は無いけどね、、、」



焔がみんなに、、、


「じゃあね、、、私は掛け軸に戻るわよ、、」


「またね、、、焔ちゃん、、」



焔は、掛け軸に戻った、、、



美波達も、、夢夢のお母さんにお礼を言って


帰って行った、、、







問題が起こる、前日、、





大広間には、お母さんが座っていた、、


「夢夢、、美波ちゃん達を、、門まで送ったの、、、」


「うん、、送ったよ、、美波達、、凄く楽しかったって、、、」



お母さんは、、、夢夢に


「家の、敷地の部屋を見て、、何が楽しいの、、、不気味なだけじゃない」


「う~ん、、、夢夢もわからないよ、、、」



夢夢は小さな声で呟いた、、、


「今日、千年扉で、若い頃のおじいちゃんと会ったなんて言えないわ、、、絶対、千年扉の事は、内緒にしないと、、、」



お母さんは、、不思議そうに、、、


「ねえ、、夢夢達は、、どこの部屋にいたの、、全然、見かけなかったけど」


「え~と、、蔵の方だよ」


「そうなの、、、あんまり危険な事はしないでよ、、、美波ちゃん達がいるんだから」



夢夢は思った、、、


「やっぱり、、、お母さんには、、絶対、、千年扉で過去に行ったなんて言えないわ、、まあ、、信じないけどね、、、、」



「夢夢、、疲れたでしょう、、、明日は月曜日、だから、、早くお風呂に入って、、、、夕食を食べないとダメよ、、」



「うん、、、でも、、お腹すいていないから、、お風呂だけで良いよ、、」


「ダメです、、、育ち盛りなんだから、、食べてよ、、、」



「、、、、、わかったわよ、、、」



夢夢は、お風呂に入って、、少しだけ、、

夕食を食べて、、部屋に戻った、、、



「千年扉か、、、やっぱり、危ないよね、、、興味は、あるけど、、おじいちゃんに、注意されたし、、、行き先で何があるかわからないから、、、、慎重にしないと、」



夢夢は、、疲れたのか、、珍しく早く寝た







美波の悩み事、、、、






月曜日の学校、、、


夢夢達は、、学食でお昼を食べた、、、



由美が、、、夢夢を見て、、、


「あっ、、、夢夢、、あんた、また、サラダとジュースだけなの、、」


「うん、、太るから、、、」


「何で、、そんなにスリムなくせに、、」



春菜も、、、


「夢夢が、太っているなら、、私は、どうするの、、もっと、太っているよ、、」


「え~、、、お腹すいてないし、、」


すると、由美が、、、


「ねえ、、、美波、、いつも、あんたが夢夢に突っ込んでいるのに、、どうしたの、」



春菜も、、、


「ねえ、、何かあったの、、、」


「美波、、お腹痛いの、、薬、あるよ」


「夢夢、、あんた、いつもそうだよ、、、、美波、、言ってよ、、」



美波は、、、ため息をついて、、、


「うん、、、、この間、コンサートのチケットくれた、、親戚の、、真由お姉さんの事なのよ、、、」


「あっ、、、芸能関係で働いている、お姉さんね、、」



夢夢は心配そうに、、、、


「美波、、そのお姉さんがどうしたのよ」



美波は、みんなに、、、、


「真由お姉さん、、、どうも、、ストーカーにしつこく、つけ回されているみたいなの」



「え~そうなの、、、」


「警察には言ったの、、、」


「まだ、、事件性がないから、、捜査出来ないって、言われたらしいわ、、」



由美は、怒って、、、


「何か、、あってからは、遅いのよ」



春菜も、心配そうに、、、、


「そうよ、、、ストーカーって、、だんだん酷くなるのよ」


「警察、、逮捕すれば、良いのよ、、」



美波は、困った様に、、、


「ええ、、、でも、、そのストーカー、、同じ職場のヤツみたいなの」



「もっと、、、大変じゃない、、それじゃあ仕事やりにくいわね、、」


「そうなのよ、、だから真由お姉さんも、周りに言いずらいのよ、」




由美は、、、大きな声で、、


「ダメよ、、、そんなヤツは、おかしいのよ、、、絶対、普通じゃないわ」



春菜も、、


「私のところに、、現れた、YouTuberと同じよ、、許したらいけないのよ、、、」



由美と春菜は、、、


「あっ、、、夢夢、、ルナよ、、ルナの出番じゃないの、、、」


「そうね、、ルナに頼んで、そのストーカー男が、まとわりつかない様に、してもらえば良いのよ」



夢夢は困って、、、


「でも、、美波の親戚のお姉さん、、そんな話し、信じてくれるかしら、、」



美波は、夢夢に、、


「私が、、言えば、、たぶん、信じてもらえるわ、、」


「そんなヤツは、、焔ちゃんに頼んで、、、消滅させた方が良いじゃない、、そうすれば、2度とそのお姉さんの前に現れないから、、、」



由美と春菜は、、、


「夢夢、、あんた、犯罪者の共犯になるの」


「そうよ、、、焔ちゃんは人間じゃないから大丈夫だよ、、、じゃないのよ」


「え~、、簡単なのに、、、」



由美と春菜は、声をそろえて、、、


「ダメです、、、」



すると、夢夢が、、


「じゃあ、、、美波、その、お姉さんを説得して、その、ストーカー男の、顔か声でも分かれば、ルナが、その、ストーカー男を懲らしめる事が出来るわ、、、そしたら2度とお姉さんに近ずかないわよ」


「うん、、今、お昼だから真由お姉さんに聞いてみるわ」






ストーカー男を懲らしめろ、、、







美波は、、、スマホでお姉さんと、連絡をとった、、、


「あっ、真由お姉さん、、美波よ、、今良いかな、、」



美波は、ルナの事などいろいろと、話して、、どうにか信じてもらった


「うん、、よろしくね、、待ってるわ」



由美と春菜は、


「ねえ、、、美波、、どうだった」


「うん、、何かの集まりで撮った、、その、ストーカー男が分かる、写真を送るって」



春菜が、、、


「良かったね、、、これでルナは、その、ストーカー男の夢に現れる事が、出来るわ」


しばらくすると、美波のスマホに、写真が、送られて来た、、、



その写真には、ストーカー男が分かるように

印とコメントがあった、、


「これが、真由お姉さんよ、、、それに、、こいつがストーカー男ね、、」



夢夢達は、、写真を見た、、、


「えっ、、真由お姉さん、、美人ね、、」



すると、春菜が、ストーカー男を見て、、


「こいつが、ストーカー男ね、、よくこんな不細工な顔で、、、真由お姉さんに交際を申し来んだわね、、、」



由美も、、、


「フラれるのは、、あたりまえね、、」


夢夢も、追い討ちをかける様に、、、


「それを逆恨みするなんて、、お門違いだわ、、、、本当に、焔に頼んで、消滅させようかしら、、、」



由美と春菜は、、、


「もう、、ダメでしょう、、、」



美波は、、心配そうに、、、


「夢夢、、大丈夫よね、、真由お姉さんに、何か起こらないよね、、、」



由美と春菜も、、、


「ストーカーって、、何をするか分からないから、、、真由お姉さんが被害にあう、前にルナに頼んでよ」



「うん、、、今夜にでも、、ストーカー男に天罰を与える様に言うわ、、、」



すると、由美と春菜が、、、


「くれぐれも、、ルナに、ストーカー男を殺したらダメって言うのよ、、」



「、、、、、、、ええと、、、言うわよ、、たぶん、、、」


「あんた、、、ルナを犯罪者にしたいの」


「えっ、、、大丈夫よ、、、死なない程度にねって言うわよ、、、」



夢夢小さな声で呟いた、、、


「ルナは、、夢夢だもん、、犯罪者なんかになりたくないわよ、、、死なない程度に脅すだけよ、、、」



由美と春菜は、、、


「じゃあ、、、今夜、、決行ね、、」



美波は、夢夢に、、、


「夢夢、、お願いね、、真由お姉さんを助けて、、、」


「うん、、、美波、、大丈夫よ、、ルナに任せて、、、上手くやるわよ、、天罰を与えるから、、、ふふふ、、、」


「何か、、夢夢がやるみたいな言い方ね」


「えっ、、、ルナならそう言うかなと、思ったのよ、、、、まずい、、、まずい、、」




午後の授業が終わると夢夢達は帰宅した




夢夢の家、、、



「お母さん、、ただいま、、、」



お母さんは、大広間でテレビを見ていた、、


「あら、、おかえり、、、夢夢、、このドラマ面白いのよ、、、バカな男が、、フラれてストーカーになるけど、、女の子の親がヤクザの親分なのよ、、それ知らなくて、逆に、とんでもない目に会うのよ、、バカね、、」



夢夢は、、思った、、、


「、、なんか、、今日の話と被るわね」


「えっ、、何か言った、、」


「うん、、、今日、、そのドラマみたいな話を聞いたばかりよ、、、」



お母さんは、興味津々で、夢夢に近ずき、、


「えっ、、何、、何なの、、」


「美波の親戚のお姉さんが、ストーカー被害にあっているらしいわ、、、」


「まあ、、、イヤね~、、、それで、、」


「同じ職場の人だって、、、」


「警察に、言えば良いのよ、、そんなヤツは、、、」


「相談したらしいわ、、でも、、事件性がないから、ダメだって、、」


「災難ね、、、その、お姉さんも、、」


「でも、、良い、対策があるみたいよ、、、知り合いにそう言う事に詳しい人がいて、、上手くやるみたいよ、、」


「じゃあ、、、大丈夫かもね、、」



夢夢は思った、、、


「私が、、その、ストーカー男に、天罰を与えるけどね、、、死なない程度に、、、、、どうやって、、脅そうかしら、、死ぬほど怖い目にあわせてあげるわ、、、」







夢魔の、あなたの悩みを解決しましょうか







夢夢は、、お風呂と、夕食を済ますと、自分の部屋にいた、、、、



「さてと、、宿題も済ませたし、、10時かちょうど良いわね、、、、、ストーカー男に寝てもらうわよ、、、」



夢夢はその男の、顔を思い出して、、妖術で、居場所探ると、、、眠りにつかせた、、



「、、、熟睡したわね、、死んだように寝てるわ、じゃあ、ルナの出番ね、、、」



夢夢は、、夢魔のルナに変身すると、、、


空間に消えた、、、



マンションの一角、、、


ストーカー男は、、ソファーで、死んだ様に寝ていた、、、



ストーカー男の夢の中、、、、


「、、、おい、、、おい、、お前、、」


「誰だ、、、、俺を呼ぶのは、、」



ストーカー男の、夢に、ルナが現れた、、


「何だ、、、お前は、、、」



「あら、、、ストーカーに名のる名前はないわよ、、、ストーカーさん、、」



「何だ、、、夢か、、、変な夢だな、、」



夢夢は、大きな声で、、、


「そこの、ストーカー男、、、真由お姉さんに付きまとうのは止めろ、、」


「えっ、、何でお前が、、、俺の夢だよな、、別に良いだろう、、俺の告白を断るからだろう、、自業自得だ、、」



「あら、、嫌がるのが分からないの、、」



夢の中の男は、笑って、、、


「俺の夢から出て行け、、あいつが振り向くまでやってやるよ、、、」



夢夢は、呆れて、、、


「ダメね、、痛い目にあわないと、、、」


「バカめ、、、夢なら全然痛くないぞ」



ルナは、、ニコッと笑って、、、


「あら、、試してみる、、、現れて、、、、かまいたち、、、」


男の、夢に、妖怪かまいたちが、、、2体、現れた、、、


「かまいたちさん、、その、男を懲らしめて、、、」



かまいたちは、、風の刃で、ストーカー男を切りつけた、、、



「痛い、、痛い、、お前、、何をした、、、うわっ~、、痛い、、、、なぜだ、、、夢なのに痛いぞ、、、」


男は、、転げ回って痛がった、、、



「あら、、その程度で痛いの、、、心のキズの方が、もっと痛いのよ、、、、、ストーカーさん、、、」



男は痛みをこらえて、立ち上がった、



「ふん、、夢が覚めたら、、なんて事ないだろう、、、、それにしても夢なのに、、、、痛い、、痛いぞ、、、」



夢夢は、笑って、、、


「あら、、じゃあ、、夢なら、首でも切ってみましょうか、、今、寝ているあなたも現実に死ぬのよ、、試してみる、、」



「そんな事してみろ、、警察が調べるぞ」



「あ~ら、残念、、、夢のあなたの頭は無い死体だけど、、寝ているあなたは、、突然死として片付けられるのよ、、かまいたち、、その男の首を切っても良いよ、、」



かまいたちはまた、風の刃で、、、、男の体を切り始めた


「痛い、、痛い、、止めてくれ、、」



男の体は、、、鋭い刃物で切られた様な、、切り傷だらけになった、、、


「ま、、待ってくれ、、あやまる、、、、、お願いだから殺さないでくれ、、、」



男は、土下座をして、、、うなだれた、、


「すみませんでした、、もう、ストーカー行為はしません、、二度と真由さんには、近ずきません、、職場も辞めます、、お願いだから、、殺さないで下さい」



夢夢は、、、


「本当に、、、もし、今、言った事を、実行しなかったらいつでも、かまいたちが、あの世に連れて行くわよ、、、」


「はい、、、明日、、すぐにやります、、」



「本当に、、、殺されたくないなら、、すぐにやってね、、、」


「はい、、、必ず、、だから殺さないで下さい、、、」



ストーカー男は、、泣きながら、何度も頭を下げた、、、、



「忘れないでね、、、わかった、、、ストーカー男さん、、、、」



ストーカー男の、夢から、ルナとかまいたちは消えた、、、




夢夢の部屋、、、



空間から、ルナが現れて、、すぐに、夢夢に戻った、、、



「よし、、、これで、あのストーカー男が、真由お姉さんに、、付きまとう事は、もう無いわ、、、」


「あ~、、また12時を過ぎているじゃない、、、寝ないと、、まだ、、、週、始めなのよ、、、」



夢夢はどうにか寝た、、、







終わった、、ストーカー行為、、、、







火曜日、、、学校、、お昼休み時間、、、



夢夢達は、学食のテーブル席に、座っていた、、、


美波は、、、心配そうに、、


「夢夢、、昨日、ルナに頼んでくれたわよね、、、」


「うん、、、頼んだよ、、、」



由美と春菜も、、、


「ルナ、、、上手くやったのかしら、、、、心配ね、、」



その時、美波のスマホに着信が、、、


「あっ、、真由お姉さんからだわ、、、」


「真由お姉さん、、どうしたの、、」


美波は、、しばらく真由お姉さんと、話していた、、、



電話が終わると、、美波が、、、


「みんな、、ありがとうね、、上手くいったみたいよ、、、」



由美と春菜は、、、


「え~、、良かったじゃない、、」



美波が、、、


「今、、そのストーカー男が謝罪に来て、2度とストーカー行為はしませんと泣きながらあやまったみたい、、、会社も辞めるそうよ、、、」


「じゃあ、、これで一安心ね、、、良かったわね、、美波、、これもルナのおかげね、」



美波は、ニコッと笑って、、、


「夢夢ちゃん、、、一つ聞きたい事があるんだけど、、、良いかな、、」


「えっ、、何、、、美波、、、」



「あのね、、真由お姉さんが、、そのストーカー男が、、全身、包帯だらけでミイラ男に見えたって言ってたけど、、ルナは、やりすぎていないわよね、、、」



夢夢は、知らないふりをした、、、


「え~、、夢夢は知らないよ~、、、ルナにはやりすぎないでねって言ったのに、、、、ダメね、、ルナって、、、」



「まあ、良いわ、、、真由お姉さん、喜んでいたし、、、妖精のルナは凄いねって、誉めていたから、、、」


「ルナは、、夢魔だし、、、まあ、、解決したから良いわ、、、」



午後の授業が終わると夢夢達は帰宅した






家で起こった奇妙な出来事、、、





夢夢の家、、、、



夢夢は部屋で、制服を着替えると、大広間に向かった、、


「あれ、、お母さんは、、、、お母さん~」



すると、庭の方から声が、、、


「夢夢、、庭にいるから、来て、、、」



夢夢は、急いで中庭に向かった、、、



そこには、お母さんと佐藤のおばあちゃんがいた、、、


「あっ、、、夢夢、、これって、あんた何か知ってる、、、」


「えっ、、何、、、」


そこには、、、松の木が、半分に折れて倒れていた、、、



その側で、、お母さんと佐藤のおばあちゃんが不思議そうに見ていた、、、



「木が、倒れているのよ、、佐藤のおばあちゃんに庭掃除を頼んだら、、木が倒れているって、、何か、、道具を使ったみたいに、きれいに真っ二つよ、、昨日までは、何ともなかったのに、、、」



「夢夢、、お嬢様、、私も昨日掃除をした時には、、木は倒れていなかったのに、、、、変だわね、、、」



お母さんは、首をかしげて、、


「不思議よね、、寿命にしたって、、この切り口はおかしいわよ、、不自然だわ、、、、何か、、気味が悪いわ、、、」



夢夢は、、思い当たる事があった、、、、


「絶対、、これは、、かまいたちのせいね、、、久しぶりの呼び出しだから、、風の刃の試し切りをしたのね、、、」



夢夢は、、、知らないふりをして、、苦笑いをした、、、


「あはは、、、世の中不思議な事が起こるのね、、、」


「もう、、業者に頼まないといけないわ、、佐藤のおばあちゃん、、今日は、もう、良いわ、、お疲れさま、、」



「はい、、奥さま、、夢夢お嬢様、、お先に失礼します、、」


佐藤のおばあちゃんは、ニコニコと笑って、、帰って行った



夢夢とお母さんも、大広間に戻った、、



2人はテーブルの横に座ると、、、



夢夢がお母さんに、、、


「あのね、、、お母さん、昨日話した美波の親戚のお姉さんの件だけど、、」


「何、、、何か、進展でもあったの、、、」


「うん、、、美波の親戚のお姉さんに、付きまとったストーカー男が、泣いてあやまったらしいわ、、、もう、ストーカー行為はしませんと、、、」



お母さんは、不思議そうに、、


「へえ~、、誰か上司にでも、きつく怒られたのかしら、、」


「、、、、今どき、、子供じゃあるまいし、怒られたくらいで、やめないわよ、、、」


「じゃあ、、、どうして、、」


「きっと、、天罰が下ったのよ」


「、、、あんた、、天罰なんて、、神様じゃないのよ、、」


「だって、、そのストーカー男、キズだらけで、、怖がって会社も辞めたそうよ、、」



お母さんは、笑って、、、


「まあ、マンガじゃないのよ、、正義のみかたでも現れたの、、」



「現れたのかもよ、、、」



お母さんは、バカバカしいと、、、


「はいはい、、わかったわ、、、、でも、、美波ちゃんも安心したでしょう、、その、、親戚のお姉さん、、本当に被害がなくて良かったわね、、、」



活躍が、全然、、報われない夢夢だった

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る