怪し、夢魔の夢叶えましょうか、9話

怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、、9、


叶えないよ、探険だよ、、2回目だよ







安倍、屋敷の謎解き、、、




夢夢は、、、お家に着いた、、、


「ただいま、、お母さん、、」



大広間からお母さんの大きな声が聞こえた


「夢夢、良かったわ、帰ってきて、、心配したのよ、、、、こっちに来て、、、」


「え~、、何よ、、」



お母さんは、大広間で、テレビのニュースを見ていた、、、



お母さんはまた大きな声で、、


「あんた、これ見て、、今テレビつけたら、、大事件よ、、見て~、、」


「え~、、ニュースなんて、興味ないよ」


「これって、あんた達が、今日、行ったコンサート会場じゃないの、、」


「それが、どうしたの」



お母さんは、夢夢に抱きついて、、夢夢の体をじっくりと見た、、、


「バカね、、大事件じゃない、、火事よ、、火事、、、放火犯人捕まったって、、あんた達は大丈夫だったのね、、怪我とか無いの」


「大丈夫だよ、、火だって、すぐに消えたし、、」



お母さんは、夢夢の顔を見て、、


「でも、、不思議な事が起きたらしいわ」


「何よ、、不思議な事って、、」


「ニュースで言ってたのよ、、」



お母さんは、興奮して、、


「この建物のスプリンクラーは故障していたらしいわ、」


「え~、、そうなの、、結構、新しい建物だったのに、、、怖~、、」



お母さんは、不思議そうな顔で、、


「それなのに、会場中、水浸しなのよ、」


「それにスプリンクラーが無いところにも水が吹き出て火を消したみたいなの、警察も調べているみたいだけど謎だって」



「へえ~、、そうなの、、」


「でも、良かったわ、、みんな無事で、、、世の中、不思議な事があるのね」



夢夢は思った、、


「焔と、水龍がやったけどね、、まあ、焔と水龍を呼んだのは、私、だけど、、お母さんには本当の事は言えないわ」




やっと、落ち着いたお母さんは、テーブルの横に座ると、お茶を飲んだ、、、



夢夢も、お母さんの横に座ると、、、


「あっ、、、お母さん、、明日また、、美波達が、家に来るらしいよ、、」



「えっ、、別に良いわよ、、さっき、佐藤のおばあちゃんに、お買い物を頼んで、お菓子とかジュースはあるから」



夢夢は、心配そうに、、、


「お父さんは、大丈夫かな、、、明日の事だから、、また、怒るかも知れないよ」



お母さんは、ニコッと笑って、、、


「大丈夫だよ、、今日から出張でいないわ、月曜日じゃないと帰って来ないから、、」


「じゃあ、、大丈夫だわね、、」


「で、、、何するの、、、恋の話し、、」


「そんな事するわけ無いでしょう」


「え~、今時の女子高生はするわよ、、美波ちゃんは、彼氏、いるんでしょう」



夢夢は、否定した、、


「美波、、鈴木君の話しは全然しないよ、、明日はこのお家の探険だって、、」



お母さんは、驚き、、


「え~、また~、、何が面白いの、美波ちゃん達は怖くないのかしら、、」


「うん、、興味深いって、、、、」


「、、、、」


「春菜なんか、、凄く、楽しみだって言って、笑っていたよ、、、」


「春菜ちゃんは、変わり者なの、、」



夢夢は少し、考えて、、、


「う~ん、、、夢夢ほどじゃないよ」



「あんた、、自分の事、、、良く、わかるじゃない、、、」


「うん、、いつも美波に言われるよ、、、、夢夢って、不思議な子って、、、」


「夢夢、、あんた、、それ、、誉めてないわよ、、」








夢夢の家、探険前日の夜、、、






夢夢は立ち上がり、、


「お母さん、、疲れたから、お風呂入るね」


「長湯は止めてね、、私も入るんだから」



夢夢は、着替えを持って、お風呂に向かった




お風呂、、、


「あっ、、気持ちいい、、、、、どうしても、人混みは馴れないよ、」


「そう言えば、、美波に鈴木君の事をあれから聞いていないわ、、最近、土曜日も日曜日も、美波達と一緒だけど、、大丈夫かな」



夢夢は悩んだ、、、


「大好きな、美波と会えなくなるのはイヤだけど、、せっかく彼氏、出来たのに、邪魔者にもなりたくない、、、美波には早くに結婚だってして欲しくない、、けど、、」



「あああああ、、、嫌な、夢夢、、でも、、いつまでも美波達といたいのよ、、」



すると、お風呂場のドア越しに、、、


「夢夢、、いつまで入っているの、、もう、待てないわよ」



「わかったわよ、、今出るから、、」



お母さんは、お風呂場で、


「夢夢、、、夕食、先に食べてね、、」


「ラッキー、、わかったわよ、」


「、、、何なの、、ラッキーって、、」


「ううん、、お腹少しだけ空いたなって」


「へえ~、珍しいわね、、夢夢が、お腹空いたなんて、、」



夢夢は、キッチンに向かった、、



夢夢は、テーブルの上の夕食を見て、、


「うわ~、凄いボリューム、、こんなに食べれるわけないじゃない、、お昼、、美波達と食べた、ハンバーガー、半分しか食べれなかったのに、、、お腹なんか、空いていないわよ、、、」



夢夢は、、ご飯をほとんど戻して、一口だけ食べると、、サラダとおかずを少し食べて、、、、、


後は、空間ボックスに閉まった、、、



しばらくして、お風呂を終えた、お母さんがキッチンに来た


「あら、、、夢夢、凄いじゃない、夕飯、、こんなに食べたの、、」


「うん、、食べた、、、、違うけど、、」


「何か、、言った、、」


「うんん、、言わないよ、、、」



夢夢は、、、、、思った、、


「勘違いしないでね、、捨てた訳じゃないのよ、また自然に返るのよ、、誰かのためになるのよ、食品ロスじゃないわ」



と、、一人言の様に、誰かに説明した



夢夢は夕食が済むと、、大広間でお母さんとテレビを遅くまで見ていた、、、、


「夢夢、、もう寝ましょう、、明日、美波ちゃん達が来るんでしょう」


「え~、、お昼だよ、、美波達が来るの」


「あんた、、どうせこの後スマホで、ゲームをするでしょう、、」


「えっ、、、良く、ご存じで、、」


「遅くても10時には、起きるのよ」


「わかったわよ、、、楽勝よ、、」



自分の部屋に向かった



夢夢の部屋、、、



「、、、まだ11時じゃない、、」



「明日は、、お昼、12時って、美波言ってたな、、、、、ウフフ、、じゃあ、、遅くまでゲームが出来るわ、、、」



ベッドに、寝転がり、スマホを開いた時に、、


夢夢は、急に思い出した、、、


「あ~、、宿題のプリントがあるんだ、」



夢夢は、通学バッグを開けると、、、


「え~、、、うそ~、数学と英語、、2枚もあるわ、、無理~、、、」


夢夢は2時間かけて、、宿題を片づけた



「もう、、、疲れた、、、イヤだ、、」



「あっ、、、ゲーム、、、ゲームよ、、」



夢夢はベッドの上に、寝転がってスマホを、開くと、、、


「え~、、もう、1時過ぎているじゃない、、、でも良いか、、明日、、美波達が、来るの、お昼頃だから、、、」



夢夢は、朝方までゲームをしていた、、、


「あっ、少し、外が明るくなった、、まずいわ、、寝ないと、、、え~、、寝れない、、お母さんが10時に起きてねって言ってたのに、、夢夢のバカ、、、」


夢夢は、どうにか寝た、、、



朝、?、、、11時、、、



夢夢の部屋、ドアをノックする音が、、


「夢夢、、起きなさい、、11時なのよ」


「、、、、、」


「あなた、10時頃に起きるって言ってたでしょう、、、楽勝だと、、」


「、、、、楽勝、、じゃない、、、」


「本当に、起きなさい、、お昼頃、、美波ちゃん達は、来るのよ、、お昼済ませなさい、、」


「うん、、、、わかったわよ、、、」



夢夢はベッドから立ち上がると、、着替えて、、キッチンに向かった、、



キッチンのテーブルには、サンドイッチと

野菜ジュースが用意されていた、、、



「、、、野菜ジュースだけで良いのに、、」


「何か、、言った、、」


「うんん、、、美味しそうねと、言ったの」


「佐藤のおばあちゃんが、作ったのよ」


「えっ、、今日は休みじゃないの、、」


「自分の家で作りすぎたからと、、持って来てくれたのよ、、、美波ちゃん達の分もあるのよ、、、助かるわ、、、」



夢夢は思った、、、


「へえ~、、佐藤のおばあちゃんだったら、、絶対、美味しいわよ、、料理上手いもの、、、お母さんより、、」



「夢夢ちゃん、、、何か言った、、」


「えっ、、何にも言わないよ、、」



夢夢は、珍しく、サンドイッチを2つ食べて、野菜ジュースを飲んだ、、、






夢夢の家の謎解き、、蔵にあった秘密





お昼頃、、、、



門のインターホンが鳴った、、、


「あっ、、、美波達が来たわ、、、」



夢夢は、急いで門に向かった、、


家の門が、自動で開くと、、美波達が立っていた、、、



「あっ、、夢夢、、よろしくね、、」


「うん、、、」


「本当に、何度見ても、、広い屋敷ね、、」


「ほら、、テレビでよく言う、、東京ドーム何個分って、、そのぐらい広いんじゃないの、、夢夢の家って、、」


「えっ、、、そうかな、、、無駄に広いだけだし、、」



夢夢達は、、広い中庭を抜けて、、母屋の玄関に着くと、、、お母さんが待っていた



「あら、、、みんな、、いらっしゃい、、、ゆっくりしてね、、」



美波達は、頭を下げ、、、


「こんにちわ、、夢夢のお母さん、、お邪魔します」


「夢夢、、大広間に、、サンドイッチとジュース、お菓子を用意したからね、」


「うん、、わかった、、じゃあ、、みんな、あがって、、、」



大広間、、、、


テーブルには、たくさんのサンドイッチと、ジュース、お菓子があった、、、



春菜は、、サンドイッチを見て、、、


「凄いわね、、このサンドイッチ、、美味しそうね、有名なシェフが作ったみたい」


「あっ、それは佐藤のおばあちゃんが、作ったのよ、、美味しいよ」



美波が、、、


「夢夢、、佐藤のおばあちゃんって、家政婦さんよね、、料理が上手いって言ってた」


「うん、、、美波、そうだよ、、」


「本当に、上手なのね、、」



美波達は、食べ終わると、、、


「あ~、、おいしかった、、、」


「本当に、、このサンドイッチ、おいしいね、、お腹いっぱい食べたわ」



すると、、、美波が、、、


「さてと、、本題よ、、探険隊の出番よ」


「え~、、本当にまたやるの、、」


「夢夢、、あたりまえよ、、封印の間は後で良いわね、、、」



由美と春菜が、、


「夢夢、、先ずは、残りの蔵ね、、」



広い、、中庭を抜けて、、、



夢夢達は、7つ並ぶ、蔵の前にいた、、、、



夢夢達は、、第4の蔵をのぞいた、、



そこは、美術館の様に見えた、、、



額に飾られた絵や、、彫刻、、書物、、壺、写真などが、展示されていた


「えっ、、お家に美術館があるの、、」



すると、春菜が、、、


「ねえ、、これって、葛飾北斎じゃない」


由美も、、


「有名そうな、浮世絵が、いっぱいあるけど、、、本物なの、、」


美波も、浮世絵を近くで見て、、、


「まさか、、違うよね、、、」



春菜は、壁に飾られた絵を見て、、


「絵画もあるわ、、、、これって、長崎の出島が描かれているわ、、オランダ屋敷ね」



由美が、、


「春菜って、夢夢より歴史詳しいのね」


「だって、、私のお兄ちゃん社会科の先生だもの、、嫌でも覚えるわ」



すると、春菜が、、、


「ねえ、、、この、出島のオランダ屋敷の前にいる女の子の絵、夢夢と似てるわ」



美波と由美も見ると、、


「本当だ、、、夢夢、この時代にいたわけじゃ無いよね、、」


「あたりまえでしょう、、、他人の空似よ」


「ねえ、、ここにある、日本画、、全部有名なやつよ、、本物じゃないよね」



すると、春菜が、、、叫んだ


「見て、、大きく引き伸ばした写真、、」


「若い平安の陰陽師かな、、、、夢夢知ってる、、、」


「えっ、、、おじいちゃんの若い時の写真かな、、、この写真、、アルバムで見た事が、あるよ、、、でも、おじいちゃんなの、、、確か、ご先祖様の、清明って言う人も、おじいちゃんと似てるって言ってたけど」



美波と由美も、、、


「へえ~、、夢夢のおじいちゃん、カッコいいじゃない、、、」


「えへへ、、そう、、カッコいいのよ」



春菜は驚き、、、


「夢夢、、美波、由美、、この写真みんな、本物なの、、おかしいわ、、、」


「えっ、、春菜、、どうして、、、」


「だって、、夢夢のおじいちゃん、、色んな歴史上の人物と写っているじゃない、、」



美波と由美は、、


「ええと、、春菜、、私達は、あまり歴史は詳しくないからわからないわ」



春菜は、熱く語った、、、


「ほら、、これは、徳川家康、、これは、北条政子、、、清少納言に紫式部、、、坂本龍馬、、吉田兼好、、、雪舟、、まだまだいっぱいあるわよ、、」



美波と由美は、写真を見て、、


「あっ、、写真に、人物名が、書いてある、春菜、これ、本人なの、、歴史上の人物なのよ、、、、」


「全部、、歴史に載ってた人物像とおなじよ、、でも、この時代、カメラなんて無いよね、、」



端の写真見て、春菜は、もっと驚いた


「ねえ、、、みんな、、これを見て、、、、夢夢のおじいちゃんが、2人いるわよ、、、陰陽師の格好して、、、」



夢夢が見ると、、、


「えっ、、春菜、、似てるけど、一人は、ちょと年上に見えるよ、、」


すると、由美が、、、


「夢夢、、写真の、人物名、、清明様って書いてあるわよ、、」


「じゃあ、、この年上に見えるのは、、夢夢のご先祖様の清明って言う人よ、、」



春菜はもっと驚き、、、


「えっ、、夢夢、、あなたの名字、、確か、安倍よね、、、、じゃあ、、、夢夢のご先祖様って、、平安時代の有名な陰陽師、、、

安倍晴明なの、、」


「知らない、、、そんなに有名なの、、」


「あんた、、ドラマや映画にも、なったのよ、、、」


「それにしても、、この写真、全部本物だと、凄いわ、、、、」



美波達は、気がついた、、、


「あ~、、夢夢のおじいちゃんのタイムマシンだ、、きっとそれを使ったのよ」


「タイムマシンじゃないよ、、、千年扉だよ、、」


美波が、、


「夢夢、、この4の蔵の残りは後回しよ、、それに後の2部屋と、残りの蔵と地下室は、また今度よ、、封印の間で、焔ちゃんに話を聞くわよ、、、」



由美と春菜も、、


「わあ~、、おもしろくなって来たわ」






千年扉の、解明、、、






封印の間、、、



夢夢達は、封印の間の扉を開けて、中に入った、、、



夢夢は、焔の掛け軸の前に立つと、、、


「ええと、、焔ちゃん、、出てきて」



焔の掛け軸が淡く光ると、、、、焔は、掛け軸の絵から飛び出た、、、


「あっ、、、本当に絵から抜け出したわ」


「どういう仕掛けなの、、、」


春菜は、掛け軸をさわったが、普通の何も描かれていない掛け軸だった、、



「ええと、、みんな、何か用なの、、」



すると、美波が、、、


「焔ちゃん、、あの屏風のタイムマシンのことよ、、、」


「美波、、千年扉だよ、、」



「あ~、美波さん、千年扉ね、、過去に行けるのよ、、好きな時代や千年扉が勝手に決めたりするのよ、、」


「焔ちゃん、そうなんだ、、、でも過去だけなの」


「、、、わからないわ、、」



焔は、、千年扉の事を説明した、、


「右側が入口で左が出口よ、帰りは、勝手に現れるから元の時代に帰れるし、向こうに、何日いても、戻ると、時間は進んでいないのよ、、、」



すると、由美と春菜は、、


「え~、残念だわ、、未来は行けないの」


「未来の結婚相手、見たかったな、、」



夢夢は思った、、、


「えっ、そうなの、、私は想像出来ないよ、ずっと、お一人様かも、、、」


春菜と由美は、、、


「あ~、、未来が良いのに、、、」



焔は、由美と春菜を見て、、


「それは、わからないわ、、使える人は少ないから、、清明様と春樹にしか使えないわよ、春樹は未来は見たくないと言っていたわ、、、まあ、如月様は、そんなの使わなくても自由に色んな時代に行けると、言ってたわよ、、、」



すると、美波が、、


「ねえ、夢夢、、如月様って、誰よ」


「ああ、、如月のおばちゃんね、、おじいちゃんの友達だよ」


「その人も、、凄い、陰陽師なの、、」


「ええと、わからない、、でも、すごく強いよ、、夢夢には優しいし、、きれいなおばちゃんだよ、、若く見えるし」



焔は思った、、


「如月のおばちゃんか、、、夢夢ちゃん、、如月様を優しいと、、、、思うのはあなただけよ、、怒らせたら、この世界が、、、一瞬で滅ぶのよ、、」




美波達は、、、


「焔ちゃん、、じゃあ、清明様と夢夢のおじいちゃんがいないとタイムマシンは使えないのよね、、、、、」


「美波、、千年扉だって、、、」



焔は、残念そうに、、、


「そうよ、、残念だけど、、諦めてね、、」



美波は、この間の事を思い出した、、


「あっ、、焔ちゃん、、でも、この間、夢夢が扉を触ったら、開いたよ」


「えっ、、うそでしょう、、、」



美波は夢夢に、、、


「夢夢、、あの屏風の、右側の扉を触ってみて、、、」


「え~、、大丈夫かな、、」



4人は、扉に近ずいた、、焔も心配そうに後ろから近ずくと、、、


「じゃあ、みんな、、触るよ、、」



夢夢が、扉を触ると、、夢夢の体から、淡い光りが広がり、、、、、扉が開いた、、


「えっ、うそ、、本当に開いたわ、、、、、夢夢ちゃんの妖力も、、、清明様や春樹と同じなの、、、」



美波達は、、、


「夢夢、、入って見ようよ、、」


「そうね、確認したら左の扉で帰れば良いのよね、、」


「焔ちゃんがいれば、大丈夫よね、、」


「行くよ、、焔ちゃん、、」



夢夢達は、扉の中に入って行った



「あ~待って、、どこに行くかわからないのよ、、やり方も教えていないのに勝手に行かないで、、、」


焔も、あわてて、扉に入った



みんなが、千年扉に入ると、、しばらくして扉は、、閉じた、、、



千年扉の中、、、、移動中、、



夢夢達は、声をあげて、、、


「わあー、、薄暗い、、地面が勝手に動いているわ、、、」


「ねえ、、周りの壁、、絵が流れるみたいに見えるよ」


「タイムスリップしてるのね、、、遊園地のアトラクションみたい、楽しい、、」


「さあ、、どの時代に行こうかな」



すると、、焔が、、、


「あなた達は、怖くないの、、どこに行くか決めていないのよ、夢夢は、、」



美波は、焔に聞いた、、、


「焔、、どういう事なの、、」


「行き先を夢夢が指定しないと、千年扉がランダムに行き先を決めるのよ」



夢夢達は、、驚いて、、


「え~、、焔ちゃん、、先に言ってよ」


「勝手に、入ったのは、、あなた達でしょう、、」



由美が焔に聞いた、、、


「え~、、じゃあ、焔ちゃん、どの時代に出るの」


「知らないわよ、、、」



春菜は、、、


「この、格好で江戸時代は、目立つわよ」


「あっ、、、それは大丈夫だよ、、千年扉を出た時に、妖術でその時代の格好にするから、、、」


「へえ~、、便利ね、、ファッションモデルみたいに色んな服装着れるんだ」


「どんな洋服になるか、楽しみだわ」



先が明るく見えた、、、



すると、焔が、、


「みんな、良いかな、、出口よ」


「どの時代かな、、、」



夢夢達は、、千年扉の屏風の左側の出口から出てきた、、、、



みんなは、周りを見ると、、、


「え~、、これって、封印の間じゃない」


すると、美波達が、、、


「え~、、タイムマシン壊れたの」


「美波、、、千年扉だよ、、、」



焔も、、、周りを見て、、、


「おかしいわね、、夢夢ちゃんが行き先を言わなかったからなの、、、でも、それなら千年扉が勝手に決めるはずなのに」


「え~、、タイムスリップ、期待したのに」


「焔ちゃん、、服もそのままだよ、、、」



焔も思った、、


「最近、春樹が使わないから壊れたのかな、、あっ、、、見て、私の掛け軸、、」


「あっ、、、焔の絵、、焔が掛け軸にいるよ、、どうして、、、」


「違う時代の封印の間なのよ、、、昨日に来たのかな、、、」



その時、、封印の間に声が聞こえた


「おい、、焔、うるさいぞ、、」


「えっ、、この声、、春樹だわ、、」



封印の間が開くと、春樹が入って来た、、


「え~、春樹が若いわ、、、じゃあ、元の時代じゃないのよ」


「焔、何を言っている、、えっ、何で、知らない、女の子が、4人もいるんだ」



春樹は驚き、、、


「焔、、この子達は、誰だよ、、」


「あんた春樹だよね、、しばらく見てないし、、、」


「昨日あったばかりだろう」


「ええと、、春樹、、、今はやっぱり平成かな、、、」


「あたりまえだろう、、平成になったばかりだよ、、」



すると、美波が、、


「夢夢、、タイムスリップ成功だよ、、、、焔が春樹って言ってたよ、あれって夢夢のおじいちゃんでしょう」


「え~若い、、夢夢のおじいちゃんカッコいいね、、」


「やった、、凄いわね、、平成だって、大昔だわ、、令和生まれの私達にとっては、、」



夢夢は静かに春樹を見てた、、、


「古い写真の、おじいちゃんとそっくり、、だわ、、」



すると、焔が春樹に、、、


「春樹、、私は今の時代の焔じゃなくて、、未来から来た、焔よ、、」


「えっ、、そうなの、、千年扉を使って来たのか、、未来の俺がか、、でも、男の人は、いないけど、、、、女の子だけか」



焔は、夢夢を、指さすと、、、


「この子よ、、千年扉を開けたの、、」


「えっ、、かわいい、、、いや、、何でこの子が、千年扉を開けれるんだ」



焔は、笑って、、、


「春樹、、この子、夢夢ちゃんは春樹の孫よ、、、」


春樹は驚き、、呆然としていた、、


「孫、、、この子が、、このかわいい子が、俺の孫、俺が、結婚して、孫までいるの」


「あら、、全部知りたいの」


「いや、、、止めとく、、」



焔は、夢夢を呼んだ、、


「夢夢ちゃん、おいで、、」


夢夢は、恥ずかしそうに、春樹の前に立つと


「ええと、、、安倍夢夢です、、、春樹おじいちゃんの孫です」



春樹は驚き、、照れくさかった


春樹は夢夢を見て思った、、、


「え~こんなかわいい子が、、俺の孫、、、俺、どんな美人と結婚するんだ」



すると、千年扉の屏風の右側の入口が開いた



焔が、、、


「あら、春樹、、残念だけど時間みたい、、みんな、、元の時代に戻るわよ」


美波達が、、、


「え~、、もっと、平成時代見たかったのに、、、」


「早くしないと、帰れなくなるわよ」


夢夢は春樹に、、、


「おじいちゃん、、元の時代に帰るわ、、、またね、、、」


「えっ、、ああ、、さよなら」



夢夢達は、千年扉に入って行った、、、



夢夢達が、見えなくなると、春樹は、、


「どんな美人と結婚するんだ俺、、あんな、かわいい孫が出来るなんて、、どこで知り合うんだ、、焔に聞けば良かった、、、でも、千年扉で、未来は見たくない、、楽しみにとっておくか、、、」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る