怪し、夢魔の夢叶えましょうか、7話

怪し、夢夢の夢を叶えましょうか、、7、、







友達のお誘い、、、





それから5日後の、金曜日、、、



放課後、、、、



春菜が、、、美波に、、


「ねえ、、美波、、遊園地の券が余っているけど行かない、、」


「いつ、、なの、、、」


「明日の土曜日よ、、由美も誘ったわ、、、夢夢にも声をかけるの、、4枚あるから」



美波は、困った顔をした、、


「えっ、、私は良いけど、夢夢は大丈夫かな、、中学の頃から、そう言う場所に1回も、出かけた事、、たぶん無いのよ、、、」



春菜は、驚いた、、、


「え~、、そうなの、、私と由美は高校からこの学校だから、まだ3ヶ月しか付き合い無いから知らなかったわ、、近所なのに、」


「あの子、お家大好きでしょう、、、、、、お外は嫌いみたいなのよね」



春菜は、、


「もったいないわね、、あんなに、かわいくて、美人でスタイルも良いのに、、出不精なんて、、、」



美波は、困った顔で、、、


「回りの男の子から、ジロジロ、見られるのがイヤみたいよ、、」


「え~、、明日は、私服だし、この制服着ていないから少しは大丈夫じゃない」



「夢夢は、、制服なんか関係ないわよ、、、1回だけ、私服で、駅前の書店に付き合ってもらったけど、、ほとんどの男の人が、夢夢を見ていたわ、、、」



春菜も、ため息をついて、、


「そうね、、女の子の私でも、美人でうっとりするもの、、性格は変わっているけど」



そこに、由美と夢夢が来て、、、


「あっ、、美波達、、帰るよ、、」


「春菜、、美波、、何を話しているの」



美波は、決心して、、、聞いた


「夢夢、、あんた、、明日の土曜日、、春菜と由美と私、、遊園地行くけど、、行く」


「えっ、、、ゆ、、遊園地って、、あの、、遊園地なの、、、美波、、、」


「違う、遊園地って、あるの、、」


「、、、、ないけど、、、」



美波は、、大きな声で、、、


「夢夢、、あんた、そんなんで生きていけるの、、、」


「、、、わからないけど、、無理かな、、」


「大人になって、就職だって出来るの、、」


「、、、、たぶん出来ないよ、、、」


「じゃあ、、社会科見学のために行くわよね、、、」



夢夢は、少し考えて、、、


「、、、うん、、死んだ気で、かんばる」


「そこまで、、イヤなの、、、」


「たぶん、、美波達がいれば、大丈夫かな」



美波は、春菜に、、、


「春菜、由美、、これで決定よ、、何時に集合する、、、」


「うん、、9時開園だから、、8時には駅に着きたいわね、、」



美波は、夢夢を見ると、、、


「この子、絶対、遅刻しそうだから、、7時30分に夢夢の家の前に集合ね」


「美波、、よくご存じで、、、」


「あたりまえでしょう、、夢夢と何年付き合っていると思うの、、、」


「美波、お母さん、よろしくお願いします」





夢夢達は、帰宅した、、






余計眠れない、夢夢、、、






夢夢の家、、、


学校から帰ると、、、夢夢は、相変わらず、大広間にいた、、



テレビをつけながら、、明日、行く、遊園地を検索しようとスマホを手にすると、、、



「ええと、、、何て言う、遊園地だったかしら、、あっ、思い出した、、」


夢夢は、スマホで検索した


「え~、、広い、、私、歩けるかしら、、、1日、5万人来場だって、、私、、美波とはぐれたらお家に帰って来れるの、、」


「、、、最悪、、、霊道を使うか、、、」



更に、行き方も調べた、、


「え~、、電車、30分も乗らないと行けないの、、私、体力大丈夫かな、、」



すると、大広間に、お母さんが、来た、、、


「夢夢、、どうしたの、、、」


「明日の土曜日、、美波達と遊園地に行くの、、、」


「え~、、あんたが、、駅前にも行けないのに、、大丈夫なの」


「どんな子だよ、、、私、、高1だよ、、、幼稚園児じゃないのよ、、」


「じゃあ、、、大丈夫なの」



夢夢は少し、考えると、、


「大丈夫じゃない、、、たぶん、、自信持って言えるわ」


「やっぱりね、、、そんなんで、本当に大丈夫なの、、、」



お母さんは、困った顔で、、、


「ところで、あんた、お小遣いは持ってるの、、、」



夢夢は驚いて、、


「えっ、、お金いるの、、春菜、入園パスポート4人分、あるって言ってたよ」


「あなた、、中で何か食べないの」


「お腹なんか、空かないよ、、ジュースは飲むかな、、、」


「買い物は、、ほら、、キャラクターとかのかわいいものなんか、、あるでしょう、」



夢夢は、ニコッと笑って、、、


「あっ、、、そんなの興味ないから」


「、、、、、」



お母さんは呆れて、、、


「夢夢、、とにかくお金はいるでしょう」


「じゃあ、ちょうだい、、、お金」


「無いわよ、、私は小学生の頃からカードだもの、、お金を持ち歩く習慣はないわ」



夢夢は、思い出した様に、、


「あっ、、そうだ、、、お母さんって本当のお嬢様だったわ、、、お母さんのおじいちゃん、大企業の社長だったわね、、今は、現役じゃ無いけど」


お母さんは、思い出す様に、、


「そうよ、、、学生の頃、かわいい、私は、ずっとボディーガードがついていたから、、男の子は声すらかけれなかったわよ」


「自分で、言うのか~い、、」



お母さんは、思い出した様に、、、、、


「それはそうと、、お母さんのおじいちゃんもおばあちゃんも、、夢夢の事かわいいのよ、、中学に上がって全然、会いに来ないって言ってたわ」


「だって、、小学生の時は、近所にいたから良いけど、、今は、田舎じゃない、、電車は無理だから、、」



「夢夢、、とにかくお金はいるでしょう」



「ええと、、前に、ルーナおばあちゃんがくれたお金が部屋にあると思うから、、」


「あら、そう、、じゃあ良いわね」



夢夢は、思った、、、


「ブラックカードじゃダメよね、、、美波達、、絶対に、驚くわ、、、」




夢夢は、、お風呂に入り、夕食を少しだけ食べると、明日に備えて寝ることにした、、、



夢夢は、ベッドに入ったものの、、全然寝れなかった、、、


「まだ、10時なのよ、、寝れるわけ無いじゃない、、ゲームでも、すれば眠くなるかしら、、、ちょっとだけね、、」



夢夢は、ゲームに夢中になり、、気がついたら、1時を回っていた、、、


「え~、、30分しかやっていないと思ったのに、、、寝ないと、、美波に怒られる、」



夢夢は、目を閉じたが、、、、


「やっぱり寝れない、、、どうしよう、、、夢夢のバカ、、」








小学校以来の、遠出、、、






夢夢は、ようやく2時過ぎに寝た、、、




朝、、、6時30分過ぎ、、、、、



夢夢の部屋のドア越しに、、、


「夢夢、、仕度があるでしょう、、早く起きなさい、、」



「うう~ん、、お母さん、今日は休みだよ」


「なに、寝ぼけているの、、美波ちゃん達と遊園地に行くんでしょう、、もう、6時30分過ぎているのよ」


夢夢は、、あわてて起きた、、、


「え~、、まずいわ、、美波あれだけ言われたのに、、、怒られる、、」



夢夢は、急いで着替えて、、キッチンに向かった、、、


「あっ、、もう、7時過ぎているよ、、、美波達、7時30分に、来るのよ、、お母さん、、ご飯いらない、、」


「もう、、向こうでちゃんと、食べるのよ、、忘れ物ないの、、」


「大丈夫だよ、、子どもじゃないのよ、、」



その時、夢夢の家の、インターホンが鳴った



「あっ、、、美波達来たわ、、お母さん、、行って来ます、、」


「本当に、この子は、大丈夫かしら」



夢夢は、あわてて門に向かった、、



門の前では、美波達が、待っていた、、


「へえ~、、夢夢、ちゃんと時間どおり起きたのね」


「美波、、子どもじゃないのよ、でも、、、眠い、、、」



春菜は、夢夢を見て、、、


「わあ~、、私服の夢夢、とってもかわいいよ、、、」


「みんなだって、かわいいじゃない」



4人は、急いで駅に向かった、、、、



8時前に、駅に着くと、すぐに、、電車に乗った、、、



電車の中の人の多さに、夢夢は驚き、、


「美波、、土曜日ってこんなに人がいるの」


「あたりまえよ、、少ないくらいだわ」


「え~、、これで、、少ないの」



夢夢は心配になった、、


「夢夢、、大丈夫なの、、」


「うん、、美波達がいれば、、、」



電車の中の、男の人達は、夢夢達をチラチラ見ていた、、



すると、由美が、、


「何か、、視線を感じるわ、、」


「ねえ、美波、、夢夢は変な格好してる」


「えっ、、とってもかわいいし、洋服もかわいいわよ、、」


「、、、じゃあ、、何で、見るのかな、、」



春菜が、、、


「私達、全員かわいいからじゃない、、特に夢夢、あなたは凄い美人だもの、、、」


「そんな事ないよ、誉めすぎだよ、春菜、、あ~、、早く着かないかな、、、」



30分ぐらいで、遊園地の近くの駅に着いた



夢夢達は、電車を、降りるとあわてて、遊園地に向かった、、、



遊園地の入り口に着くと、、そこには、大勢の人達がいた、、



「わあ~、、もう並んでいる、、美波、、この人達全員、遊園地に行くの、、」


「あたりまえでしょう、、そのため並んでいるんだから」


「私、、入口までたどり着けるかしら」


「バカ言わないで、、並ぶわよ」



由美と春菜は笑っていた、、


夢夢達は、、20分程で、、遊園地の中に入った、、、



「ええと、、、まずは、ショップで買い物ね、、好きなキャラクターがあるのよ」


「私は、この日のためにお年玉を3万も下ろしてきたのよ、、」



春菜は、うらやましそうに、、、


「いいな、、由美、、私はお年玉、、もう使ったし、、お小遣いの1万しか予算は無いわよ、、パスポートがあるから、乗り物は払わないで良いけど」


「もう、、だめね、春菜は、、」



夢夢は思った



「えっ、、おばあちゃんから、前にもらったお金を少しだけ持って来たけど、10万は、多いの、、美波達には言えないよ、、」



「足りなかったら、隠れてブラックカード使おうと思ったのに、、、でも、遊園地ってカード使えるの」



夢夢達は、ショップに入った、、


「かわいいわよ、、グッズも、、」


「このぬいぐるみもかわいいわ」


「あっ、これ欲しかったやつだわ」



夢夢は興味がなかった、、


「えっ、、今時の女の子は全員そうなの、、絶対、夢夢の欲しい魔道具なんか売っていないよね、、、遊園地って夢の国とか魔法の国とか言ってるのに、、どうして、、売っていないのよ、、、」



少し、みんなとずれている、夢夢だった



買い物が済むと、、アトラクションに乗った



美波達は大きな声で叫び、楽しそうにしていたが、、夢夢は、、、



「えっ、、由美は、怖いと言っていたけど、、私、おじいちゃんから教わった妖術、飛行の方がもっとスリルがあったわ、、自分の力で空を飛ぶのよ、、」



ずいぶん、普通の女の子とは温度差のある、夢夢だった、、



アトラクションを何個か乗った、夢夢達は、、お昼近くに、、カフェに入った



夢夢達が、カフェに入ると、、近くの男の人達がざわついた、、



「わあ~、、あの子達、、全員、かわいいな、、レベル高い、、スタイルいいな、」


「モデルなのかな、、、おい、、特に一番後ろの子、、凄く美人だな、、、」


「いいな、、、お友達になりたい、、」


「お前じゃ無理だよ、、」



注目を集めた、夢夢達だった、、、



そんな事は、知らない夢夢達は、、



春菜は、メニューを見て、目を輝かせて、、


「わあ~かわいい、美味しそうな食べ物がいっぱいね、、どれにしようかな」


「春菜、、あんた、お金は足りるの、、」


「あっ、、、現実に戻ったわ、、そう言えば大丈夫かな」


「そうね、、結構ショップでお買い物したから、、、美波は、、」


「私も、そうよ、、我慢するか」



すると、夢夢が、、、


「ええと、、、夢夢が、みんなの分、出すわよ、、好きなの食べて」



美波は、夢夢に、、


「夢夢、、良いのよ、無理しないで、、」


「良いのよ、、夢夢は何も買っていないし、、みんな夢夢に優しくしてくれるから」


「バカね、、友達じゃない、何、気にしているの」



由美と春菜も、、


「だって、私達、夢夢にすごく助けられたのよ、、夢夢がいなかったら、由美のおばあちゃんの事や、、私のお店だってつぶれたのよ」


「そうよ、夢夢、、おばあちゃん今でも夢夢ちゃんに助けられたって言ってたよ」



「ええと、、そうなの、、でも、お母さんが、いつもみんなに、迷惑かけているから、お昼ぐらいはご馳走しなさいって、、よこしたのよ、、、、、」



夢夢は思った、、


「、、こう言わないと、みんな遠慮するからね、、私、お金はいらないし、、」



すると、美波が、、、


「じゃあ、、この、一番安いやつでいいわ」


「え~、、高いので良いよ、、夢夢はお金はいらないし、、どうせ使わないのよ」


「わかったわ、、じゃあ、次に安いやつ」


「美波って、貧乏性なの、、」


「、、、違うでしょう、、バカね、、」




夢夢達は、ランチを食べた、、、


「夢夢、、あんた、こんな少しの量のランチを残して、、ダメじゃない、、、」


「、美波お母さん、、、夢夢は、無理だよ、、だからジュースだけで良いって言ったのに、、、」


「食べなさい、、もったいないわよ」



夢夢は、時間をかけて、食べた、、、







遊園地で起こった事件、、、






夢夢達は、カフェを出ると



カフェの前に、おばあちゃんが倒れていた


美波は、すぐにかけより、おばちゃんを支えた、、


「おばちゃん、、どうしたの」


「うんん、、痛いわ、、」



近くにいた幼い女の子は泣いて、、、


「あの人がおばちゃんを突き飛ばしたの」


女の子の指さす方に、、男が走って逃げて行くのが見えたが、人混みに隠れた、、



由美達も、、怒って、、、


「もう、、許せないわ、、」



夢夢は、こっそりと空間ボックスから、回復丸(小)を出すと、、、


「おばあちゃん、、これ、飲んで、痛いの治るから、、はい、、お水よ、、」



夢夢は、買ったばかりの水と、回復丸を、

おばあちゃんに渡した、、、


「えっ、、かわいい、お嬢ちゃん、、鎮痛剤なの、ありがとうね、、」



おばあちゃんが、回復丸を口に含み、水を飲むと、回復丸はすぐに消え、、、、おばあちゃんの痛みは消えた、、、


「えっ、、痛く、無くなったわ、、不思議ね、、凄いお薬ね、、、、お嬢ちゃんありがとうね、、、」


「良かったね、、おばあちゃん、、」



おばあちゃんは、立ち上がると、自分のバックが無いことに気がついた、、、


「あっ、、、私のバックが、、」


「あいつ、、泥棒なの、、警察を呼ばないと、、」


「間に合わないわ、、遊園地を出たら探せないわよ」



おばあちゃんは悲しそうな顔で、、、


「バックには、、この子が買ってくれたお守りが入っているのよ、、お金はいいわ、、お守りだけは返してちょうだい、」



由美と春菜が、、、


「夢夢、、、ルナよ、、ルナを呼んで、、」


「えっ、、今、昼間だよ、、ルナは夜しか動けないよ、、」


「え~、、ダメなの、、、」


夢夢は思った、、、


「ここで、私が、ルナに変身したら大変な事になるわ、、」



夢夢は思い出した、、、


「あっ、、、如月のおばちゃん、、困った時はこの、勾玉を使えって言ってたわ」



夢夢はこっそりと、空間ボックスから勾玉を出すとすぐに使った、、、、すると、勾玉から声が、、、


「あっ、、、夢夢ちゃん、、どうしたの」


「あっ、如月のおばちゃん、、困っているの、、昼間だからルナに変身出来ないの」



如月も、困った様子で、、、


「ごめん、、私も今、忙しいから、、、今はダメよ、、、、」


「えっ、、じゃあ、どうしたら良いのよ」



「わかったわ、、焔(ほむら)に行ってもらうわ、、」


「如月のおばちゃん、、焔って誰なの」


「ええとね、、、夢夢のおじいちゃんの、春樹の式神よ、、」



「誰でも良いわ、、助けて、、」



如月は、すぐに、、、、焔に妖術で通信をした、、、



すると、、封印の間の、焔の掛け軸の封印が解けて、中から焔が現れた、、、


「え~、封印が解けたわ、、師匠様、、何で私を呼んだの」


「焔、、夢夢がピンチだ、、助けてやってくれ、、、」


「え~、、、夢夢って、春樹の孫でしょう、、この間封印の間で、、、気配を感じた子ね、わかったわ、すぐに行きます」



焔は、、夢夢の気配を探して霊道に消えた


「春樹と同じ気配だから、簡単ね」







始めまして、、、焔です、、、、






遊園地の夢夢の前に、焔が現れた、、


「ええと、、初めまして、、焔(ほむら)

です、」


「えっ、、かわいい、女の子じゃない、、、ええと、、夢夢です、、えっ、急に現れたけど大丈夫なの、、」



「ああ、、夢夢ちゃん、、私はあなたにしか見えないのよ、、、」



焔は、改めて、夢夢を見ると、、、


「え~、、かわいい、、夢夢ちゃんは、春樹の孫なのよね、、、あの、春樹の、、びっくり、、、」


「そうだよ、、焔は、おじいちゃんの式神なのね」


「ええ、、そうよ、一緒に平安時代までタイムスリップした仲よ、その後も、、いろんな時代に行ったわ」



焔は、夢夢に、、


「ええと、、いろいろと話したいけど、、何か困った事があるんでしょう、、お師匠様が言っていたわ」


「えっ、如月のおばちゃんの事なの」



焔は、驚き、、、


「夢夢ちゃん、、如月様を、おばちゃんはまずいでしょう、、」


「えっ、、いつも、如月のおばちゃんと呼んでいるよ」



「夢夢ちゃん、、凄い、、恐れ多いわ、、、あの、如月様を、おばちゃんだなんて、、、鶴瓶が言ったら、ただでは済まないわ、、、それで、私を呼んだのは何、、、」



夢夢は、美波の横で、女の子に支えられているおばちゃんを指し、、、


「うん、、あの、おばあちゃんバックを奪っ、犯人を探すのを手伝って欲しいの」



「え~そんな事で良いの、おばあちゃんが犯人と触れた痕跡を探ればバックは探せるわ、、それに、、、犯人、、地獄に落としてあげても良いのよ」



「え~、、それはダメかな」



側で見ていた、美波達には、夢夢が誰としゃべっているのかわからなかった


「ねえ、、夢夢、、あんた、誰としゃべっているの、、」


「あっ、、美波、、ルナは呼べないから、おじいちゃんの別の式神に来てもらったの」



由美と春菜は、、、


「全然、、見えないけど、、、」


「あっ、、、焔って言う子だよ、、焔、、みんなに見えないみたいだけど」


「その、3人だけに見せれば良いのね、、」


焔は、妖力を高めた、、、



すると、、美波達にも、焔が見えた



「えっ、、あの子、、夢夢のお家の封印の間の、掛け軸の女の子と、そっくりじゃない、、、」


「あら、、あそこにいた女の子達ね、、、、私は、聖霊の焔、、、よろしくね」



「えっ、、やっぱり、そうなの」


美波達は驚いた、、、



「ええと、、焔、、犯人を捕まえることはできるの、、、」


「夢夢、、私に、不可能は無いのよ」



焔は、広範囲感知の妖術を使った、、、


「おばあちゃんのバックを持って逃走してるやつと、、あらあら、、もう少して、遊園地の出口に向かっているわよ、、夢夢、空間をねじ曲げてここに来るようにするわね」


「えっ、、焔は、そんな妖術も使えるの」


「春樹は、もっと凄いわよ、、晴明様と同じくらい、、、」



すると、美波が、、、


「焔さん、この、おばあちゃんのバックを取り戻してあげて、、」


由美と春菜も、、、


「、、焔さん、おねがいします、、」


「わかったわ、、妖術、、空間操作、、ついでに、大地の怒り、、」



焔の妖気が上がると、逃げていた男の前に異空間の穴が出来て、男は吸い込まれる様に、異空間に消えた、、



すると、夢夢達の前に、急に、男が現れ、、倒れた、、、


すると、女の子が、、


「あっ、、おばあちゃんのバックを盗んだ人よ、、、、急に、現れたけど、、なぜ、」



おばあちゃんも驚き、、、


「神様の天罰かしら、、不思議な事が起こるのね、、、、」


倒れた男の、大きなリュックから、財布や、バックがはみ出ていた、、、



それを見た、美波達は、、、


「こいつ、、色んな人から盗んだのね」



夢夢は、焔に、、、


「焔、、殺して無いよね、、、」


「ええと、、、夢夢が、ダメよって言ってたから、死なない程度にしたわよ」



他の人が警察に連絡したのか、、そこに警察が駆けつけた、、、


男は、警察に捕まり、、、、警察が色々と事情を聞いて確認した後、、、、おばあちゃんのバックは戻ってきた



おばあちゃんと女の子は、夢夢達に御礼を言った、、、


「お嬢ちゃん達、ありがとうね、、」


「お姉ちゃん、、ありがとう」


「うんん、、おばあちゃん良かったね、、バック戻ってきて」



おばあちゃんと女の子は何度も頭を下げ、帰って行った、、、



すると、、焔がみんなに、、、


「夢夢、、みんな、私は封印の間に帰るわよ、、、」



美波達は、、、


「焔さんは、あの掛け軸に住んでいるの」


「えっ、、住んでいるのって、、、まあ、入口の様な物ね、、、」



3人は、目を輝かして、、、


「凄い、、、夢夢、、また、、夢夢の家、、探検するわよ、、、2回目決行よ、、」



焔はニコッと笑って、、、


「じゃあ、、みんな、、またね、、、」



焔は、、、、消えた、、、




その後も、夢夢達は少し遊んだ、、、



しばらくして、美波が、、


「私達も、もう、帰るか、、」


「そうね、、少し暗くなったから帰るか」


「あ~、、、色んな事があったけど、楽しかったわ」



すると、美波が、、


「、、夢夢、、少しはお出かけ慣れたかな、、今度はどこに行く」


「ええと、、、美波達に任せるわ、、何も知らないから、、、」




夢夢達は、電車に乗り、家に、帰った、、、


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