怪し、夢魔の夢叶えましょうか、6話

怪し、夢魔の夢叶えましょうか、、6、、


特別編、、、夢も願いも叶えないよ探検だよ





探検、、探検、、探検、、、だよ




美波の電話が終わると、、、



お母さんも、大広間に来て、、、


「夢夢、、誰からの電話なの、、」


「うん、、麻里お姉ちゃんと、美波だよ」



お母さんは、夢魔の横に座り、、、お茶を、一口飲むと、、、


「夢夢、、佐々木さんの麻里お姉ちゃんね、、昨日の事件の事なの、、、」



「うん、、さっき、警察から電話があって、犯人が出頭して来たそうよ、、、」



お母さんは驚いて、、


「へえ~、、珍しいわね、そんなに簡単に解決するなんて、、よっぽど悪いことをしたと反省したのね、、、、そんなに、悪人じゃなかったのね、、、」



「違うんじゃない、悪人よ、よっぽど、痛い目にあったのよ」


「えっ、、何でそう思うのよ、、」



夢夢、、考えて、、


「う~ん、、女の子の勘ね、、」


「何が女の子の勘なのよ、、、、、でも、、良かったわね、、、佐々木さんのおばちゃん安心したでしょう」



夢夢は、思い出た様に、、、


「あっ、お母さん、、お金も全然使わなかったみたいで50万円、戻って来るそうよ」



お母さんは、目を輝かせて、、


「えっ、、そうなの、良いわね、、50万か、、、洋服いっぱい買えるわ、、、人気の店だって行けるわよ、スイーツだって、食べ放題よ、、、」



夢夢は思った、、、


「またそれ、、、私、、絶対、お母さんに、おじいちゃんから、ブラックカードもらったて言わないわ、、、バレたら大変だわ、、、でも、お母さんお嬢様よね、、お金持ちなのに、、どうして、、」








美波達が、来る事を、、、、







お母さんは、気を取り直して、、


「そう言えば、美波ちゃんは、何なの、」


「あっ、そうだ、、、、お母さん、美波が、明日、由美と春菜、3人で遊びに行くからって言ってたよ」



お母さんは、立ち上がると、、、



「え~、、何で早く言わないの、、駅前で美味しいスイーツがあるのよ、、買ってこないと、、、でも、この家に友達が来るの初めてじゃない、、珍しいわね、、」



「だって、、こんな、怪しいお屋敷、怖がって誰も来ないわよ」



お母さんも、納得して、、


「そうね、、私も、入った事がない、部屋がいくつもあるわ、、おじいちゃん達が、変な物を入れているから、怖くて開けれないもの、、、家政婦の佐藤さんにも、お庭と大広間とキッチン、、離れの掃除しか頼んでいないわ」



夢夢も考えて、、、


「そうでしょう、、夢夢だって知らない部屋が、5部屋以上あるのよ、、蔵は、全部知らないし、地下室なんかとんでもなく広いらしいわ、、、」



お母さんは不思議そうに、、、


「夢夢、、、美波ちゃん達は、来て、何するのかしら、、、」


「美波達、、夢夢がこの家の事を、、色々と話しをしたら興味を持ったらしくて、、私のお家を、探検したいんだって、、」



お母さんは驚いて、、


「探検って、、まさか、全部の部屋を見るの、、ダメよ、訳の分からない部屋もあるんだから、、、」



「私も、そう思うよ、、訳のわからない名前の部屋がたくさん有るんだから」



お母さんは、不思議そうに、、、


「あんたは、おじいちゃんやおばちゃんの部屋勝手に入るじゃない、、私やお父さんでも無理なのに、、」



「おじいちゃんやおばちゃんの部屋は、、、別に、、平気だよ、、慣れてるから、、」



お母さんは、思い出した様に、、、


「そう言えば、おじいちゃんが、言ってけど、封印の間と怪しの間って、あれが一番怪しいわね、、他にも変な名前の部屋がたくさんあるけど、、」


「そう、、、かな、、、」


「まあ頑丈に鍵が掛かっているみたいで中に入れないから良いけど、、、あと封印の間と隣の2部屋、、あれは絶対ダメよ、、、、、おじいちゃんが、言ってたわよ、、、絶対、入らない様にって、、、」



「えっ、、封印の間は、、そんな事はないわよ、、如月のおばちゃんは、、平気だと言ったわ、、」



お母さんは、首をかしげると、、


「如月のおばちゃん、、、、おじいちゃんの友達だよね、、名前だけで一回も会った事が

ないけど、、何でそんな事言えるのよ」



夢夢は、困ってしまって、、、


「ええと、、、、おじいちゃん達といる時に聞いたの」


「夢夢、、美波ちゃん達に、あまり危ない事はさせないでね」



「わかっているよ、、、」



お母さんは立ち上がると、、、


「じゃあ、、私は駅前の、美味しいスイーツのお店に行くから、、留守番、お願いね、、あっ、、家政婦の佐藤さんには、もう、帰っていいと言ってね」


「え~、、お母さんが言ってよ」


「美味しいスイーツ、、売り切れたらどうするの、、良いわね、、」


「わかったわよ、、、」



お母さんは、あわてて、大広間から出ていった、、、



「別に、、スイーツ好きじゃないのに、、、でも、美波達は、普通の女の子だから、好きなのかな、、」



夢夢は少しまずいと思った、、


「そう言えば、美波達と、どこにも行っていないわ、、普通の女子高生は、色んな所に行くよね、、私も、頑張らないと、美波達に嫌われちゃうかも、、普通って難しいわ」




夢夢は自己嫌悪になった、、


「遊園地とかショップとか、流行りのお店に、コンサートに映画、、全部苦手だわ、、男の人がいるもの、、、、、」



夢夢は、ため息をついた、、、


「私は普通の女の子になれるの、、はあ、、ため息しか出ないわ、、、、え~、、、これじゃあ、、本当に引きこもりじゃない、、広人お兄ちゃんの事、強く言えないわ」


「どうしたら良いの、、夢夢は、、」



夢夢は、気を取り直して、、決心した


「少しずつ、やろうかな、、美波が守ってくれるわ、、夢夢、大丈夫よ、、、あっ、、、佐藤のおばちゃんに言わないと」



夢夢は、佐藤のおばちゃんがいる、お庭に向かった、、、







探検、前日の夜、、、






夢夢は、お風呂に入っていた、、、


「あ~、、お風呂って良いわ、、ぼっ~としてられるもの、、気持ちいいし、、」




夢夢は、お風呂の鏡を見て、、、


「う~ん、、、夢夢って痩せすぎかな、、、そんな事は無いよね、、普通だと思うけど、、ご飯食べないから、、でも、美波達とたいして変わらないし、今のままで良いわよね、、大丈夫よね、、、」


と、納得する、夢夢であった、、、


お風呂場のドア越しに、お母さんの声が


「夢夢、、いつまで入っているの、、、夕食出来ているのよ、、」



「わかったわよ、、、もう、出るから」



キッチンの大きなテーブル席には、、もう、お父さんが座って、ビールを飲んでいた



「あっ、、、お父さん、いた、、」


「何だ、、」



夢夢は、よそよそしそうに、、、


「ええと、、こんばんわ、、、」


「、、、、なんだそれ、、、」



すると、、お母さんも、テーブル席に腰かけて、、、


「あっ、、、お父さん、、明日、夢夢の友達が来るそうよ、、」


「えっ、、聞いていないぞ、、」


「あたりまえよ、、今日、聞いたのよ」



お父さんは、夢夢を見ると、、、


「ダメじゃないか、夢夢、、、、ちゃんと、連絡しないと、、、アポイントちゃんとしないと、きちんとした大人になれないぞ」



夢夢は、困ってしまった、、


「え~、、、堅いよ、、お友達が来るだけだよ、、」


「約束、事は、2~3日前までに報告しなさい、、、」



すると、お母さんの顔が、こわばって、、、


「ああ、うるさい、、細かいな、、ガチガチの仕事人間だな、、、」


「、、、えっ、、俺、何か間違った事を言った、、」


「仕事の連絡じゃないのよ、、バカじゃないの、、夢夢の友達が来るだけなのに、、、、本当に細かいわね、、、」


「、、、えっ、、ごめん、、俺が悪かった」



お父さんは、下を向くと、、、静かにビールを飲んでいた



夢夢は、思った、、


「、、、ちょっと、お父さん、、、かわいそうかな、、」



お母さんは、夢夢に、ニコッと笑って、、


「夢夢、、明日は、美波ちゃん達が来るんだから、早く起きなさいよ、、」



「うん、、わかっているよ、、、」


「ところで、美波ちゃん達は何時に来るの」


「あっ、、聞くの忘れた、、、」


「もう、、あなたは、、ダメじゃない、、、本当に早く起きなさいよ、、」



お母さんは、テーブルの上を見ると、、、


「ああ、、、夢夢、、晩ごはん、全然食べていないじゃない、、、ダメよ、」



「え~、太りたくないの、、ダイエット中なの、、、」


「あなた、、全然、スリムじゃない、、、、バカな事を言わないで、、」


「ええと、、、ご飯を少し食べるわ、、」


「ダメよ、半分ぐらいは食べなさい、、」



夢夢は困ってしまった、、


「お母さん、ずっと見てるから、妖術、空間ボックス使えないじゃない、、無理だよ、」




結局、、夢夢は、30分かけて、ご飯とおかず、半分を食べた、、、



「お母さん、、明日、朝ごはんはいらないからね、、、」



「ダメよ、、もう、予定してるし、、」


「全然、お腹空かないよ、、、」


「寝たら、普通は空くのよ、」


「、、、、」


お父さんは、1人静かにテレビを見ながらビールを飲んでいた、、、



夢夢は、食事を終え、、、、部屋に戻ると、寝ることにした、、



ベッドに寝転がると、、、


「あっ、、、他人じゃなくて自分を寝かせる妖術ってないの、、、無理か、、、、、、、夢夢、、寝れるかな、、、」



夢夢は、目を閉じて、、、1時間かけて眠りについた、、、








お家、、探検の日、、、






夢夢は、珍しく起きていた、、、



「さてと、イヤな朝ごはんも、少しだけ食べたし、、美波達が、もうすぐ来るわ、、」



お母さんと佐藤のおばちゃんはみんなを迎える準備をしていた、、、



お父さんは、イヤみたいで自分の部屋に閉じこもった、、、



10時頃、、夢夢は、大広間でのんびりと、テレビを、見ていた



すると、、、夢夢の家の、インターホンが鳴った、、、


「あっ、、、美波達だ、、、」



夢夢はあわてて、、門の前に行った、、、



門の前には、美波達がいた、、、


「美波、、待って、、今の開けるから、」



門が自動で開くと、、、



お屋敷の中見た、美波達は驚いて、、


「わあ、凄い、、広いね、、、外からじゃ分からなかったけど、、」


「こんなに大きいの、、お城だわ、、」


「夢夢って、お嬢様なの、、、」



夢夢は、違う違うと、、、


「え~、、お父さんは普通のサラリーマンだよ、、」


「じゃあ、おじいちゃんがお金持ちなのね」


「そうかな、、、」



夢夢は思った、、


「う~ん、、それは否定しないわ、、、、、私にブラックカードくれたもの、、使わないけど、、、」



夢夢達は、大きな中庭を抜けると、、母屋に着いた、、



玄関には、お母さんが待っていた、、、


「あら、、美波ちゃん、由美ちゃん、春菜ちゃん、いらっしゃい、、初めまして」



3人は、頭を下げた、、、美波は、、


「夢夢のお母さん、、今日はよろしくお願いします、、、でも、、初めましてじゃないですよ、、、、授業参観でも、、、文化祭でも体育祭でも、、、、、中学校で会っていますから、、、」


「え~、、そうだっけ、、あっ、美波ちゃんは中学から同級生だったわね、でも、、お家は初めてよね、、、」



由美は、小さな声で呟いた、、


「お母さん、夢夢と似てるわね、、」



お母さんは、ニコッと笑って、、


「ええと、、、とにかく上がって、、」



3人は頭を下げた


「ええと、お邪魔します、、、今日は、よろしくお願いします、、、」



お母さんはまた笑って、、、


「まあ、、堅いわね、、良いのよ、気を使わないで、、私は、ちっとも、お上品じゃないから、、、」


「えっ、、そうですか、、」


「夢夢も変わっているけど、、私も似たような感じよ、、遠慮しないで、、、」


「あっ、、、はい、、」



「夢夢、、大広間に飲み物と、スイーツ用意してあるから、みんなを案内して、、」



夢夢は、美波達を大広間に案内した、、、



そこには美味しそうなスイーツと、いっぱいのフルーツ、飲み物が用意されていた、、



「あっ、、、夢夢、、これ、人気で買えないやつだよ、、、」


「そうなの、、夢夢は、、、全然、分からないよ、、、」



すると、お母さんが、、、


「あっ、~、、美波ちゃん、、知ってるの、、これ、人気なのよね、、」


「夢夢のお母さん、、凄いね、、これ、人気でなかなか買えないのよ」



「美波ちゃん、そうでしょう、、、並んで買ったかいがあったわ、、、、ゆっくりしていってね」


「あっ、、、はい、、、」



お母さんは、キッチンに向かった、、、


美波は、、夢夢に、、


「夢夢、、前から思っていたけど、、夢夢のお母さん、、凄い美人ね、、私のお母さんなんか、、全然よ、、」



由美と春菜も、、


「本当よ、、夢夢のお姉さんにして見えないわ、、、」


「えっ、、そうなの、、、全然、、分からなけど、、そうなの、、」


「美人よ、、若いし、、あんなお母さん、、うらやましいわ」



夢夢達は、、スイーツやフルーツを食べて、飲み物を、飲むと、、、






安倍家の、探索、、、






「夢夢、、本題よ、、、」


「ええと、、、何だっけ、、、」


「夢夢の、家の、探検でしょう、、」



夢夢は、不安そうに、、、


「美波、、やっぱりやるの、、、」


「あたりまえでしょう、、その為に、集まったのよ、、、」


「大丈夫かな、、、」



美波達は、興味津々と、目を輝かしていた



「大丈夫かな、、私のお家、、、私でも把握していないのに、、、」



夢夢と美波達は、立ち上がると、、大広間から別の部屋に向かった、、、



夢夢は、説明し始めた、、、


「ええと、、、ここが、お母さんの部屋で、隣がお父さん、の部屋、、お父さん、今、いるから覗かないでね、、、、、あそこが私の部屋、、普通だけど、見る」



「もう、、不思議な部屋を見せてよ、、」



奥の方の、おばあちゃんの部屋、、


「ええと、、、これが、おばちゃんの部屋」



そこは不思議な空間だった、、、


「え~、、何これ、、、凄い衣装ね、、おばあちゃん、凄いわ、、ずいぶん派手な衣装がいっぱいあるわ、、それに、見たことの無い不思議な物がいっぱいあるわね、」



夢夢は、困惑して、、


「美波、、夢夢は、おばあちゃんと、洋服の趣味は合わないわよ、、」



春菜は、凄いと、、、


「夢夢の、おばあちゃん、最高、、」


「やめて、、春菜、、私は、絶対に無理なの、、、」



由美は、苦笑いをして、、


「うん、、由美も無理だわ」


「あと、、物には、触らない方が良いわよ

何が起こるかわからないから」


「うん、、注意するわ」


「そうね、、変わった物も多いわ」



次はおじいちゃんの部屋、、、



美波は、物の多さに驚いた、、、


「えっ、、ここは江戸時代なの、、全部古いわ、、、あっ、色んな道具もある、、これは薬なの、、御札もある、、あっ、夢夢がくれたカードもいっぱいあるわ、、お宝なの」



「美波、、カードじゃないよ、、護符だよ

、、あまりさわると、危ないよ」



「凄いわね、、、」


「美波、、おじいちゃんの趣味なの、、歴史かぶれなの、、徳川家康とも会ったなんていうのよ、、、」



「夢夢のおじいちゃんなら、あり得るわ」



春菜は、古い書物を見ると


「ねえ、、この品物、全部本物なの、、これって、、小泉八雲の雪女じゃない、、、本物なの、、明治時代よ」


「知らないよ、、夢夢は、、誰、、それ、」



由美も、、


「私も、、知らないかも、、、」


春菜は、、


「私は、、知ってるわよ、、」


「へえ~、、凄いね、、春菜は、、」



美波は、呆れた、、、


「夢夢、、あんたは、歴史は得意と言ってたじゃない、、知らないの、、わたしでも、、作者の名前だけは知ってるよ」


「うん、、おじいちゃんの話しか知らないよ、、、雪女は知ってるよ、本当にいるんだって」


「、、、うそ、、本当に、、」


「おじいちゃんが言ってたよ」


「夢夢のおじいちゃんなら、ありえるわ、」





おじいちゃんの部屋をでると、、中庭に出て、、蔵を見た、、、


「ええと、、、ここは、私も、知らないわよ、、、時間が無いからさっと見るわよ」



「ええと、、、一の蔵ね、、、」


蔵の扉を開けた、、、



中には雑然と、、不思議な書物が詰まっていた、、、



「ええと、、ここは、がらくたしか無いみたいね、、、」



春菜が、、、


「ねえ、美波、、由美、これって歴史で習った、吉田兼好の徒然草じゃない、、こっちは、、小林一茶の俳句集じゃない、、どれも本物なの初版本って書いてあるわ、、、」



美波と由美も確認した、、、


「うそでしょう、、、初版本って書いてあるわ、、歴史博物館に飾る物じゃないの、、、誰だか知らないけど、、夢夢は知ってる」


「う~ん、わからないよ、、、」


「夢夢ちゃん、、、、本物なら、、凄い物なのよ、、、」


「う~ん、、、偽物じゃないの、、」




第2の蔵、、、、



春菜は、驚いて、、、


「え~、、遣唐使の、資料、、、遣明使、、何、、歴史の博物館なの、、関ヶ原の決戦の事も記述があるわ、、」


「そうなの、、読み方もわからいよ、、、、何それ、、」



美波と、由美が、、、


「夢夢ちゃん、、これこそ、徳川家康が、、やった事なのよ、、、確か、、」


「う~ん、、、わからないわ、、、じゃあ、次の蔵に行くよ、、、」


「、、、、まだまだ、、たくさん見る物があるのに、、早いわね、、」




第3の蔵、、、



「え~、、怖いわね、、何、、これは、、剥製なの、、ねえ、夢夢、、本物じゃないよね、、蔵より大きいんだけど、、龍や、虎の置物があるわよ、、見た事がない、生き物がいるわよ、」


「う~ん、、、作り物じゃない、、」


「夢夢ちゃん、、これ、、かまいたちって書いてあるけど、、妖怪よね、、、」


「作り物じゃない、、、」


「、作り物でも、迫力があるわ、、、、凄いわね、、、」



夢夢は、考えて、、、


「う~ん、、私は蔵になんか、あまり入った事はないわ、、、、残りの蔵は怖いから止めよう、、あと、地下室は絶対、無理だよ、」




夢夢達は、母屋に戻った、、、、



「美波、、離れは、普通の部屋だよ、、後は母屋の4つの部屋だけど」



美波は、心配になった、、、


「うん、、今までも、凄かったけど、、、大丈夫かな」



「ええと、、、残りは、封印の間と怪しの間と、後2つの名前は何だっけこれは、また別の日ね、、、、、」



「えっ、、何か怖そうなネーミングね」


「美波、、私も、この4部屋は何だか、あまり知らないわよ、、、、」







最難関の封印の間と、怪しの間、、、






夢夢達は、怪しの間の前に来ていた



「わあ、、美波達には言わないけど、、凄い妖気ね、、、」



怪しの間には、封印の呪文がかかっていたけど、、夢夢の妖力に反応して、扉が開いた



夢夢達は、怪しの間に入って行った



夢夢は、照明をつけた、、、そこには広い空間が広がっていた



「えっ、、ここも、倉庫みたいに不思議な物がいっぱいあるわ、」


「え~、、夢夢、ここはおかしくない、、部屋の中見た目より大きいよ、、、」



「美波、、あれを見て、、壁が渦巻いているわ、、、映像なの、、」


「夢夢、、お家に映画館があるの」


「無いわよ、、美波、、危ないからこの部屋出ようよ、、、」



美波達は、、少し心配になって、、


「そうね、、また、今度、じっくり調べよう、、」



夢夢達は、怪しの間から、出た、、、


「本当に、夢夢ん家、遊園地のアトラクションみたい、、不思議な事がいっぱいあるわ」



「ええと、、今日は、最後に、封印の間ね、、」


「夢夢、、それも、何か、怖そうね」


「う~ん、、、昨日、入ったけど普通だと思うよ、、、」



一番奥の方に、封印の間はあった、、、


「ここよ、、」



美波は扉をさわると、、、


「わあ~、、ずいぶん頑丈な扉ね、、」



由美と春菜は、、


「夢夢、この部屋、本当に大丈夫なの」


「ええと、鍵はかかっていないと思うよ」



由美と春菜は、、、


「夢夢、、そんな事じゃないわ、、怖くないのって言ったの」



美波が開けようとしたら、、、


「夢夢、、動かないわよ」


「えっ、昨日は簡単に開いたよ~、、、」



夢夢が、扉をさわると、、少し光った様に見えて、、扉が勝手に開いた、、、


「え~、、夢夢、、自動ドアなの、、、」


「違うと、思うけど、、、」



夢夢達は、封印の間に入って行った、、


「えっ、大きな部屋だけど、、、ここは何、、、大きな屏風に、、掛け軸が3つしか無いけど」



由美と春菜も、、、


「良かった、、怖いと思っていたのよ」



由美は掛け軸を見ると、、、


「掛け軸も変な絵ね、、女の子と、かわいい男の子、、あれ、、しっぽがあるわ、、ええと、、犬なの、、それと、何これ、、壺なの、、、、」



春菜は、犬みたいな掛け軸を見ると、、


「由美、、これ犬じゃなくて、狐よ、、、、人間の男の子に見えるけど、妖狐かな、」



夢夢は、、春菜に、、


「春菜は妖怪も詳しいの、、、夢夢も負けないわよ、、、」


「そんなに、詳しくないけど、、誰でも知ってるわよ、、、」




春菜は、隣の壺のような掛け軸を見ると、、



次の瞬間、、、、掛け軸の壺の絵が動いた様


に見えた、、、


「キャー、、この掛け軸の壺の絵が、動いたわ、、」



由美が、、、


「もう、、春菜、、冗談はやめて、、怖いじゃない、、、」


「でも、、本当に動いた様に見えたの、、」



美波は、屏風の前に立つと、、、


「夢夢、、この屏風も変ね、、扉が2つあるだけよ、、、ねえ、、この間、夢夢が話した千年扉ってこれじゃない」


「え~、、屏風に描いている、、ただの、絵じゃない、、」



夢夢がさりげなく、、、右側の、扉の絵をさわると、、、


淡い、光が広がり、絵の、扉が開いた、、



夢夢達は、思わず、後ろに下がった、、



美波は、叫んだ、、、


「夢夢、、何これー、、」


「美波、、私も、、、知らないわよ、、、」



由美も、、、


「夢夢、、これが、タイムマシンなら、私達どこかに飛ばされるの、、」


「わからないわ、、、でも、危険だから近ずかないでね、、、」



春菜が、、、笑って、、


「少しだけ、興味があるわ、、、、入ってみない、、、」



由美は、怒って、、、


「春菜、やめてよ、、、冗談は言わないで、、」


「え~、良いじゃない、、こんな経験、絶対出来ないわよ、、面白そうよ、、」



夢夢は、思った、、


「春菜って、以外と度胸あるわね、、」



しばらくすると、、屏風の千年扉の入口は閉じてしまった、、、


「あっ、、、扉が閉じたわ、、」



春菜は、また、、、


「え~、、残念だわ、、、」



由美が、、


「もう、、春菜、、怖いじゃない、、でも、少しは興味あるわね、、、」



すると、美波が、、、


「でも、、いろいろと、調べてたいからこれからも夢夢の家、探検隊は続けるわよ」


「おー、、、解明するわよ、さっき見たけど、蔵だって、後3つあるのよ、、」


「残り2部屋と地下室もあるって言ってたわね、、」


「さっき見た、蔵だって、ちゃんと見ていないのよ、、もう一度見たいわ」



夢夢は困ってしまった、、、


「え~、、お父さんに、どう、言い訳しよう、、」




美波達は、満足して帰って行った、、、



夢夢とお母さんは大広間にいた、、



「夢夢、、美波ちゃん達は、大丈夫だった」


「えっ、、なんの事なの、、、」


「あなた、、いろんな部屋を、案内したでしょう、、」


「うん、、興味を持ったみたい、、また遊びに来るって言ってたよ」



お母さんは驚いて、、、


「へえ~、、今時の子は、怖くないの、、、そう言えば、あんたの友達、全員かわいいのね、、お嬢様学校だからかしら、、」


「あのね、、美波達、、夢夢のお母さんは、美人ねって言ってたよ」



お母さんはニコッと笑って


「あら、そう、、、美波ちゃん達、、よく、わかっているじゃない」


「そこは、否定しないのか~い、、、」




忙しい1日は、終わった、、、


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