怪し、夢魔の夢叶えましょうか、5話

怪し、夢夢の夢叶えましょうか、、5、







学校、、、



金曜日のお昼時間、、



学食で、昼食を食べた、夢夢達は、、教室に戻った、、


「まだ、、後2時間、授業があるのか、、」


「次は、夢夢の好きな数学よ、、、」


「やめてよ、、、美波、、キライなの知ってるくせに、、、」



春菜も、嫌な顔をした、、、


「私も、憂鬱だよ、、もう、計算式なんか覚えていないもの、、、」



「そうよね、、春菜、、数学なんて失くなれば良いのに、、私なんか九九で終わっているのよ、、歴史とか、化学とかは好きなんだけど、、、」



美波と由美は、驚いて、、、


「あのね、、普通、女子は、歴史とか地理、理科なんて、苦手なのよ、、、」


「そうよ、、夢夢、、おかしいわよ、、」



夢夢は、キョトンと、、、して、、、


「え~、、おじいちゃんがいつも、話してくれたから、、、歴史に興味を持ったのよ、、まるで見てきた様に言うから、、それに本に載っていない、細かいとこまで詳しいの、」



美波達は、驚き、、、


「え~、、、夢夢のおじいちゃんは、タイムマシンでも、持っているの、、」



夢夢は、少し考えて、、、


「そう言えば、、おじいちゃんが言ってたけど、、お家に、封印の間ってのがあるんだけど、、、そこに、千年扉の屏風があるらしいわ、、それが、怪しいのよね、、」



「それが、タイムマシンじゃないのと思っているのよ、、、私は、、一度も入った事が、無いけど、、、」



美波は、また、驚き、、、


「夢夢の、おじいちゃんじゃ、、あり得るかも、、有名な陰陽師でしょう、、」



由美も、、うなずき、、、


「たぶん、、家のおばあちゃんも信じると思うわ、、、夢夢のおじいちゃん、有名だもの、、、」



春菜が、、、


「明後日、暇だから、みんなで、、、夢夢の家を探検しない、、」



美波と、由美も、、、


「良いね~、、やろうよ、、、不思議な物がいっぱいあるかもよ、、」



夢夢は、困って、、


「良いけど、、10部屋以上あるのよ、、私も知らない部屋もあるし、蔵だってかなりあるのよ、お父さんがどう言うか、、、以外とこんな事は嫌いなのよ」




美波は、、、不思議そうに


「そうなの、、あんな有名な、おじいちゃんがいるのに、、」



「、、、美波、、お父さんは、、おじいちゃんを全否定なのよ、、、陰陽道なんて、全然信用していないんだから」



由美も春菜も、、、


「え~そうなの、、、現に、、私達は、陰陽道の妖術で、助けられたのよ、、、、夢夢のお父さんがおかしいのよ、、、」



美波は大きな声で、、、



「そうね、、陰陽道の妖術は、現代でも健在なのよ、、、夢夢のお父さんが時代遅れなのよ、、、、」



「美波、、言い過ぎだよ、、」



美波は、ニコッと笑って、、、


「えへへ、、、興奮しっちゃったわ、、、」







ご近所で起きた、事件、、






学校の帰り道、、、



学校が、終わると夢夢達、4人は、家に向かって歩いていた、、、


「みんな、帰り道が、同じ方向で、良かったわね、、」


「こうして、一緒に帰れるしね、、」


「お話しも、いっぱい出来るし、、、」



夢夢は、すぐに弱音を吐いた、、、


「歩くの、夢夢はイヤだ、、疲れるもん」



美波は、呆れて、、、


「夢夢、、あんたの家が、一番近いじゃない、、、」


「私にとっては遠いの、、、でも、この通学路は人が少なくて良いわ」



3人は、不思議そうに、、


「夢夢、、逆でしょう、、遅くなると、街灯だけで、結構、暗くて怖いのよ」


「そうよ、、大通りや商店街の方が明るくて良いわ」


「そうよ、、夢夢は怖くないの、、」


「全然、、、平気だよ、、、」



夢夢は、この間の事を思い出して、、、


「だって、大通りや商店街は、男の人に、ジロジロ見られるからイヤだ」



すると由美が、、、


「そうね、、私達の学校ってこの辺じゃ有名な、お嬢様学校って言われているわ、、、、この制服着ているだけで、ジロジロと見るもの、、、」



春菜は、、、


「私のところは、お母さんがこの制服に憧れて、無理して行きなさいと言ってくれたわ」


「そうね、この制服かわいいもの、、由美も気に入ってるわ、、、」



美波は、、、


「確かに、、この制服は目立つわね、、」



春菜は、思い出した様に、、


「あっ、、、私も経験ある、、学校の帰り、駅の方に用事があって、制服のまま行ったら男の子に声をかけられたわ」



美波は、、、


「え~、、じゃあ、大空君、、この制服が好きなのかな、、、」



夢夢は、美波に向かって、、、


「違うでしょう、、美波が、かわいいからよ、、」


「えへへ、、まあ、、私達の学校って、私達を含め、かわいい女の子、多いよね、、だから、男の子達がジロジロと見るのよ、、、」


「美波、、、自分で言うのか~い、、」




夢夢は、思った、、、


「私、、この間、お買い物の時、制服着ていなかったのに、、、やっぱり、変な格好してたのかな、、少し、気になるわ、、、」



4人は、ずっと話ながら歩いていた、、、



すると、夢夢の家が、見える場所に、、、、パトカーが、2台、止まっていた、、、




「ねえ、夢夢、、あんたの家の近くで何か事件でもあったのかな」



すると由美が、、、


「私の家も、、夢夢の家に一番近いのよ、、イヤだな、、怖いわ、、」


「え~、、殺人事件かな、、」



美波は、春菜に、、、


「春菜、、、ドラマじゃあるまいし、、この辺は、静かな住宅街よ、、駅前はタワーマンションいっぱいあるし、繁華街もあるし、、、事件は多いかもね、、、」




すると、、パトカーが、止まっていた、近くの家の前で、、、若い女性が警察の人と話していた、、、



すると、夢夢が、、、


「あっ、、、麻里お姉ちゃんだ、、、」



3人は、驚いて、、


「えっ、、夢夢、、知り合いなの、、」


「うん、、知ってる、、佐々木さん、とこの、お姉ちゃんよ、、何かあったのかな」


夢夢は心配そうに見つめた、、、








事件の真相、、、






しばらくして、、、警察が帰って行くと、夢夢が、、お姉さんに、、、



「お~い、、、麻里お姉ちゃん、、」


「あっ、、夢夢ちゃん、、」



夢夢達は、女性の元に駆け寄ると、、、


「ねえ、、麻里お姉ちゃん、警察来てたけどどうしたの、、、」


「もう、、おばあちゃんよ、、」


「え~、、佐々木のおばあちゃん、何かあったの、、、」



麻里は、困った顔で、、、


「おれおれ詐欺に、引っ掛かったのよ」



「え~、、ウソ~、、」



夢夢達は、驚いて、、



「おれおれ詐欺って、、まだ、、そんな事、するバカがいたのね」



麻里も、呆れる様に、、、


「もう、、離れて暮らしてる、お兄ちゃんに成りすまして、お金を振り込ませたらしいわ、、、」


「今時、、まだ、そんな手を使っているのね、、、古いわね、、、」



麻里は、、、


「騙される方も、、ダメよ、、ちゃんと確認しないから、、私が、お兄ちゃんに連絡したら、電話なんかしてないって言ったわ」


「それで、警察来ていたのね、、」



夢夢は、心配そうに聞いた、、、


「麻里お姉ちゃん、、、犯人は、すぐに捕まりそうなの、、」


「うんん、、ダメみたい、、捜査は難しいそうよ、、おばあちゃんも、50万円は、諦めたと言っていたけど、、」



夢夢達は、驚いて、、、


「え~、、50万円、、、もったいない」



すると、美波が、、


「夢夢、、ルナの出番じゃない、、」



由美や春菜も、、、


「そうよ、、夢夢、、YouTuberの時と同じ様に、痛い目にあわせれば良いのよ」


「そうね、、そんな奴らは、死ぬほど怖い目に、あわないとわからないのよ」



夢夢は困って、、、


「でも、、YouTuberの時みたい、相手の顔とか、声とか分からないと、犯人を特定出来ないわよ、、、」


「そうか、、じゃあ無理ね、、」


「残念だわ、、、悔しいわね、、」



麻里は、、


「ええと、、、夢夢ちゃん達、、さっきから、何の話をしているの、、、」



夢夢は、説明した、、、


「ええと、、、麻里お姉ちゃん、、私のおじいちゃんが、陰陽師なの、知っているでしょう、、、」


「知っているわ、夢夢ちゃん、この辺りじゃ有名だし、、、ご近所で、知らない人はいないわよ、、」



美波が、、、


「夢夢、、じゃあ話が早いわ、、ルナの事、言ったら、、、」



由美と春菜も、


「そうよ、、ルナの出番よ、、、」


「ルナに助けてもらえば良いのよ、、、」



夢夢は、困った顔で、、、


「でも、、犯人を特定出来ないと無理だわ」



すると、美波が、、


「あの~、、麻里さん、、犯人につながる、何か物証は無いかな、、」



麻里は、少し考えて、、


「あっ、、、警察にも聞いてもらったけど、、留守番電話に、その男らしい声が残っていたけど、、、」



夢夢達は、、、


「、、、それだーーー、、、、」


「えっ、、警察は、こんなんじゃ犯人を特定出来ないって言ってたわよ、、音声を変えているらしいの、、、」



夢夢達は、、、


「麻里お姉ちゃん、、その留守番電話の録音聞かせてくれない、、」


「えっ、、別に良いけど、、、」







犯人の、特定、、、







麻里お姉ちゃんの家、、、



夢夢達は、電話の前にいた、、、



麻里は、留守電の再生ボタンを押した、、、


「ええと、、、ヒロシです、、おばあちゃん、、また後で電話します、、」



夢夢達は、再生された声を聞いた、、、



夢夢は、思った、、、


「こいつ、バカか、、留守電に声を入れたらすぐにバレるだろう、、素人なの、、」



すると、、麻里が、怒った口調で、、


「バカでしょう、、逆におばあちゃんが、お兄ちゃんに連絡したらすぐにバレるのに、、頭悪いの、、でも、次の電話でおばあちゃん騙されたのよ、、もう、信じられない」



すると、美波が、、、


「夢夢、、今の声で、犯人を特定する事が、出来るの、、、」



「たぶん、出来るわ、声を変えても大丈夫よ、ルナに頼んでみるわ」



麻里は、困惑して、、、


「ええと、、夢夢ちゃん、、どういう事なの、、教えてくれない、、」



「麻里お姉ちゃん、、おじいちゃんの式神で、、妖精(夢魔)のルナと言う子がいて、その子が、犯人の夢に現れて、悪い奴らに天罰を与えてくれるの、」



「ルナは、夢夢の記憶から、犯人の声を聞き取って、犯人の居場所を特定出来るの」



麻里は、驚いて、、


「えっ、、本当の話しなの、、、この留守電の声だけで犯人がわかるの、、、凄いわ」


「うん、、その、ルナって子が、、犯人を探して、、眠らせて夢の中で、罰を与えるのよ、、、」



「でも、、夢の中じゃ現実に効き目が無いでしょう、、、」



夢夢は、淡々と話した、、、


「ルナが使う妖術は、現実と繋がっているから、、夢で死んでしまったら、現実でも死ぬのよ」


「えっ、、怖い話ね、、」



美波が、、、


「夢夢、、ルナに殺したらダメよって言うのよ、、、やりすぎないようにと言ってね」



「そんな、奴らは一回、死んだ方が良いのよ、、」


「あんた、、バカな事言わないの、、、」


「はあ~い、、美波お母さん、、、冗談よ」


「夢夢、、その目は、怪しいわよ、、」



夢夢は、小さな声で呟いた、、


「美波って、鋭いわね、、、」



由美も、、、


「夢夢、、早い方が良いわよ、、犯人がお金を使わない前に、、、」



春菜は、、、


「50万よ、、、私なんか1万円しか小遣いもらっていないのに、、、」


「そうよね、、1万円は、今時、少ないわ」



夢夢は、何も言えなかった、、、


「え~、、私、、、おじいちゃんから、好きに使えとブラックカード、渡されたけど、、興味ないし、、洋服は全部お母さんが勝手に決めて買うし、、みんなに言えないわ」



美波は、夢夢に、、、


「夢夢は、いくらお小遣いもらっているの、、夢夢の家ってお金持ちみたいじゃない、、、どうなの、、」


「えっ、、お小遣いなんてないよ、、興味無いもの」



由美と春菜が、、、


「あんた、、買い物どうしてるの」


「えっ、、買い物行かないよ、、ほとんど、外に出ないもの、、全部、お母さんが買って来るよ、、、」


「え~、、夢夢、、よくそれで、生きていけるわね、、、」



美波は、、、


「この子、そう言う子なの、、かわいいし、美人なのに何も興味無いのよ、外にもあまり出ないし、お家、大好きだもの、、、」


「うわ~、、美波、私の事、よくわかっているわ、、、やっぱりお母さんみたい」



すると、、麻里が、、、


「ええと、、夢夢ちゃん、良いかしら、、、そのルナに、任せて良いのかな」


「あっ、麻里お姉ちゃん、ごめんなさい、、すぐにおじいちゃんに頼むわ、、、、すぐに解決出来るわよ、、」



「夢夢ちゃん、、お願いね、、、」



夢夢達は、麻里の家を出ると、各自、家に


帰って行った、、、






お家で、、懐かしい人に会った






夢夢の家、、、



夢夢は、部屋着に、着替えると、、、大広間に向かった



相変わらず、お母さんは大広間でテレビを見てくつろいでいた、、、



「夢夢、、お饅頭あるわよ、、」


「いらない、、、」



夢夢は、お母さんの横に座ると、、、


「ねえ、ねえ、、、お母さん、今、佐々木さん家に、警察来ていたの、知ってる」



「え~、、警察、、どうしたの、泥棒かしら、怖いわね、、この家、、お金持ちみたいに見えるから、、たいした物、無いのに、、入られたらどうしよう、、、」



夢夢は思った、、、


「お母さん、、大丈夫だよ、、、この家に入った泥棒は生きて帰れないよ、、、」



「まあ、、冗談言わないでよ、、、」


夢夢は思った、、


「冗談じゃないよ、、、本当なのに」



お母さんは、、夢夢の顔を見て、、真剣に話した、、、


「お昼は、家政婦の佐藤さんと、かわいい私しかいないのよ、、、、美人だから、目をつけられるかしら、、怖いわね、、」



「そう言う、お母さんの言葉の方が怖いよ」


「夢夢、、、何か、、言った、、、」


「うんん、、言わないよ、、」



夢夢は、違うと、、、


「お母さん、、違うよ、、おれおれ詐欺だって、、、ヒロシお兄ちゃんに成りすまして、おばあちゃんに電話したみたいよ、、、」



「えっ、、おれおれ詐欺なの、、佐々木のおばあちゃん、騙されたの、、」


「そうよ、、振り込んじゃったみたい、」



お母さんは、身をのりだして、、


「もったいない、、、で、、いくら、、」


「50万だって、、、」


「え~、、それだけあったら、私と夢夢の洋服、いっぱい買えるじゃない、、、もったいない、、、」


「もう、、そんな事じゃないでしょう、」



お母さんは、少し考えて、、


「あれって、、お金、なかなか戻って来ないらしいわ、、犯人を捕まえる難しいみたいよ、、、」



「そうみたい、、警察も、そう言っていたみたいよ」



「佐々木のおばあちゃんも、災難ね、、、」




夢夢は、お風呂に入って、夕食を少しだけ食べたら、席を立つと、、、、少しだけ、何かの違和感を感じた、、、



「えっ、、何か、今日は変ね、、、」



夢夢はキッチンから、自分の部屋に戻ろうとした時に、、美波達の言葉を思い出した、、、


「あっ、そう言えば、、美波達、、家に来たいと言ってたけど、、そう言えば一回も友達来たことなかったわ、、広すぎて、何があるか気味悪いから、、、こんな家に誰も来ないわね、、」



「特に、あの、封印の間と怪しの間よ、、、それに、あと2つおかしな部屋、、蔵も地下室も怪しいわ、、、、おじいちゃんとおばあちゃんしか入った事がないし、、」



夢夢は、考え事をしていたら、導かれる様に封印の間の前に立っていた、、、



「えっ、、ここに来るつもりじゃなかったのに、、、でも、子供の頃に比べると怖くないわ、、」



夢夢は、思わず、封印の間の扉をさわった



夢夢の体から、淡い光が広がると、、、



入れないはずの、、、封印の間の扉が開いた、、、


「え~、、開いたけど、、、」



夢夢は、恐々、部屋に入った、、、


壁の照明灯のスイッチをつけると、、



部屋には、大きな屏風と、3本の掛け軸しかなかった、、、



「え~、、これだけ、、こんな広い部屋に」



屏風に目をやると、、


「これね、、おじいちゃんが言ってた千年扉って、、変なの、屏風に書いてある2つの扉だけじゃない」



夢夢がじっくり千年扉の屏風をみていると、


夢夢の後ろから声が、、、



「夢夢ちゃん、、久しぶり、、」




夢夢が振り向くと、女性が立っていた、、



「あ~、、、、如月(きさらぎ)のおばちゃん、、」


「お姉さんでしょう、、まあ、夢夢ちゃんだから良いわ、、、」



「あれ、、如月のおばちゃん、、おじいちゃん達と外国に行ったんじゃないの」



「封印の間の扉が開いたから、何か異変があったと思って霊道を使って確認に来たのよ、、でも、よく入れたわね」


「うん、、勝手に開いたのよ、、、」



如月は、不思議そうに、、、


「晴明様の、封印の術がかかっているのよ、、よっぽどの、妖力がないと開かないのよ、、夢夢ちゃん、凄いわね」



「えへへ、、そうなの、、」



「夢夢ちゃんなら、良いわ、、じゃあ私は春樹達の元に戻るわよ」



「あっ、、、夢夢ちゃんに良いものをあげようか、、、」


「えっ、、如月のおばちゃん、、何なの」



如月は、、空間ボックスから、何かを取り出すと、、、



「夢夢ちゃん、、困った時に、この、勾玉を使えば、大きな龍が現れて、、夢夢ちゃんを助けてくれるわよ、、、私とお話しも出来るわよ、、、」



「えっ、、如月のおばちゃん、いいの、」


「あたりまえでしょう、、かわいい、夢夢ちゃんの為だもの」




「ねえ、、、如月のおばちゃん、、おじいちゃん達は、いつ帰って来るの」


「さあね、、飽きたら帰って来るんじゃない、、またね、、」



如月は、消えた、、、



夢夢が、封印の間を出ると、扉は勝手に閉まった、、、



夢夢は、不思議に思ったが、気を取り直して自分の部屋に戻った、、、



「さてと、、、犯人を探して、天罰を与えないと、、佐々木のおばあちゃんのお金、取り戻さないと、、、」






怪し、夢魔の、お悩み叶えましょうか






夢夢は、留守電の声を、頼りに、相手の気を読んだ、、、



夢夢達が暮らす、都市にある、マンションの一室、、、、



男、2人が話していた、、、


「上手く、いったな、、あの、おばちゃん簡単に騙されて、偽名の口座に、50万振り込んだぞ、、」


「サイトのマニュアルで、見たけど、怖いぐらい上手くいったな、、でも、バレないか」


「大丈夫だ、、お金はもう、出したし、、、またカモを探すか、、50万じゃまだ足りない、、、」




夢夢は、男達の気を見つけた、、、



「えっ、、そんなに遠くないわ、、2人いるわね、、、さてと、、、妖術で死んだ様に眠らせるわよ、、、」



夢夢は、妖術で男達を眠らせた、、、



「さてと、ルナに変身するか、、、」


夢夢は、ルナに変身すると、消えてしまった




男達の、、夢の中、、、、



夢の中に、ルナが現れた、、、



「さてと、、あなた達、、覚悟はいいかな」



男達、、2人は驚いた、、、


「おい、、これは、、夢か、、俺達、マンションの部屋にいたよな、、」


「2人が、同じ夢を見るなんて、、そんなのないだろう、、、本当に夢か、、」



ルナは、ニコッと笑って、、


「夢よ、、、でも現実でも、あるのよ」


「お前、、何者だ、、」


「あら、、詐欺師に、名乗る名前なんかないわよ、、」



男達は、笑って、、、


「詐欺師だと、、知ってるのか、、でも、夢の中じゃ、どうにもならないだろう」


「そうだ、、関係ないね、、」



ルナも、笑って、、、


「あら、、現実と繋がっているのよ、、、、夢の中で死ねば、マンションの部屋で寝ている、、、あなた達も死ぬのよ、、、一回死んでみる、、、」


「やってみろよ、、、ははは、、」



ルナは、、式神、、大犬神、、を呼んだ



男達の、目の前に、虎より大きな獣が現れた、、、



「うわああーーー、化け物、、」


「落ち着け、、夢だ、、」



すると、、大犬神は、、大きな足で2人を踏んだ、、、


「うっ、、痛い、、どうして夢なのに」


「苦しい、、助けてくれ、、」



すると、ルナが、、、男達に、、、


「死にたくなかったら、、おばあちゃんのお金を返してくれない、、、」


「うるさい、、借金があるんだ、、、まだまだ全然、足りない、、どうせ夢だ、、殺せやしない、、」



すると、ルナが、、


「まだ、わからないの、、じゃあ一回死んでみる、、、大犬神、、そいつら食べても良いよ、、、」


大犬神は、、2人を口にくわえて、、、少しだけ噛んだ、、



2人に、気絶しそうなくらい、激しいい痛みがはしった、、、


「ぎゃー、、、痛い、、、お願いします、、助けてくれ、、、」


「お金は、返します、、警察にも出頭して、犯行を全て言います」



「そう、、大犬神、、止めて良いよ」



大犬神は、、男達を吐き出した、、、



男達は、ルナに土下座をして謝った、、、


「さっき言った事は、本当よね、、、やらなかったら、その大犬神が現れて、すぐに地獄に連れて行くからね、、、」


「します、、します、、警察にも必ず出頭して、言います、、お金も返します」


「あら、そう、、じゃあ、バイバイ、、」



ルナと大犬神は、、男達の夢から消えた




夢魔の部屋、、、



空間からルナが現れ、、、すぐに夢夢に戻った、、、、


夢夢は、ベッドに横たわると、、、


「え~、、やっぱり12時過ぎているわ、、寝ないと、朝、起きれないよ、、、、あっ、今日は、土曜日じゃない、、じゃあ、良いわ、、、」



「人助けも大変、、、私は日本で一番忙しい女子高生じゃないの、、、、」



夢夢は、土曜日で学校が休みとわかると、、、スマホでゲームを始めた



朝方、、、、夢夢は眠りについた、、、



お昼頃、、、



夢夢の部屋にノックの音が、、、



「夢夢、、起きなさい、、もう、お昼よ」


「うんん、、眠い、、夢夢はいないよ」


「、、、、、」


「じゃあ、、あなたは誰なの、、、」


「う~ん、、、ルナ、、、」


「こら、、ルーナはおばあちゃんの名前じゃない、、おばあちゃんは外国に行っていないのよ、、、夢夢、、起きなさい、、」


「私は、、ルナなの、、、」


「バカ言わないで、、、お昼ご飯を、早く、食べてよ、、」


「わかったわよ、、、」



夢夢は、ベッドから立ち上がると、、


パジャマのまま、キッチンに向かった、、、



「あっ、佐藤のおばちゃん、おはよう」


「夢夢お嬢様、、もう、お昼ですよ」


「じゃあ、こんにちわ、、」


「はい、、こんにちわ、、、」



お母さんは大きな声で、、



「佐藤のおばちゃん、、後、お庭をお願いね、、夢夢は、テーブルのお昼を食べてよ」



キッチンのテーブルの上には、お昼ご飯が用意されていた、、、


「え~、、サラダとジュースだけでいいのに、、、」


「ダメよ、、育ち盛りなんだから、、」



お母さんが、洗い物を始めるのを見て、夢夢はチャンスと、、、



「無理だし、、そうだ、、妖術、空間ボックス、、、、これで良いわ、、」



夢夢は、空間に開いた穴に、サラダとジュース以外の物を入れた、、、


「これで良いわ、、、」



夢夢は、ジュースを飲んで、サラダを少しだけ食べたら、、、


「お母さん、、ごちそうさま、、、」


「あら、、珍しいわね、、こんなに食べるなんて、、雪でも降るのかしら、、」



夢夢が、大広間のテーブル横に座ると、、

スマホに着信が、、、



「あっ、、、麻里お姉ちゃんだ、、、」


「夢夢ちゃん、、」


「麻里お姉ちゃん、、どうしたの、、」


「今、、警察から電話があって、、2人組の犯人が出頭して来たそうよ、、お金も返すって、、言ってたそうみたい、、、」


「麻里お姉ちゃん、、良かったね、、」


「うん、、おばあちゃんも喜んでいたわ、、夢夢ちゃんのおかげよ、、、」


「私は、おじいちゃんに頼んだけよ、、」


「本当にありがとう、、これから警察で確認しないといけないから、またね、、」



電話は切れた、、、



すると、また着信が、、、


「あっ、、、美波だ、、、、、、なあに、、美波、、」



美波は、あわてた声で、、


「夢夢、、あんたテレビ見た、、」


「イヤ、、起きたばかりだから、見ないよ」



美波は呆れて、、


「え~、、もう、お昼なのよ、、まあ、良いわ、、」


「どうしたの、美波、、」


「例の、佐々木のおばあちゃんの、おれおれ詐欺の犯人よ、、2人組よ、、」


「あっ、、知ってる、、さっき麻里お姉ちゃんから聞いたよ」



「さっきテレビのニュースで犯人達が捕まった映像が出ていたけど、、顔がボコボコで、アザだらけだったわよ」


「まあ、、でも、自業自得ね、、」


「あんた、、何かしてないよね、、」


「え~してないよ、、夢夢、寝てたもん」


「私、、ルナに、あまりやりすぎないようにと言ったわよね」



「うん、、夢夢も言ったよ」



「そう、、それなら良いわ、、まあ、死んでいないし、、これで解決したわね、、、、、あっ、そうだ、、覚えている、、、、明日、みんなで夢夢の家に探検に行くからね、、、わかった、、」


「え~、、うそ、、、まだ、お母さんやお父さんに言っていないけど、、、」



「別に、良いでしょう、、お友達が遊びに行くだけなら、、」



夢夢は、約束の事を思い出していた、、


「あっ、美波、今、探検って、言わなかった、、私も知らない部屋、いっぱいあるんだから、、、大丈夫なの、、、」


「ふふふ、、楽しみだわ、、鬼が出るか蛇が出るか、、」


「、、、、美波、、、怖い、、」


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