怪し、夢魔の夢叶えましょうか、4話

怪し、夢魔の夢叶えましょうか、、4、、







YouTube騒動から一週間後の日曜日、、、




「春菜のお父さんのラーメン店、、以前の様に、お客さんが、戻ったみたいね、」



夢夢は珍しく、朝から起きていた、、



夢夢は母屋の、大広間のテーブルに座って


テレビを見ていた



キッチンの方から、お母さんの声が、、



「夢夢、、朝食は食べたの、、、、」


「うん、、サラダと、パン、、食べたよ」



すると、お母さんが、大きな声で、



「えっ、、、夢夢、、全然減っていないじゃない、、」


「食べたよ、、、」


「じゃあ、これは、誰の残りなの、、」


「お父さんじゃない、、」



お母さんは、呆れた様に、、


「夢夢、、、、お父さんは、昨日遅くて、、まだ起きていませんけど、、」


「じゃあ、、夢夢は知らない、、、」


「、、、、、」




夢夢のお母さんは、、ため息をついた、、



「この子は、、大丈夫なの、、、」




お母さんが、洗い物や掃除をして、大広間に

戻って来たら、、夢夢はまだテレビを見ていた、、、、



「えっ、まだテレビみている、夢夢、、何かすること無いの、、、」



「今日は、宿題のプリントとか無いわよ」



お母さんは、呆れて、、



「あんた、、出かけたりしないの、、、美波ちゃんとか、由美ちゃん達と、、、あっ、、春菜ちゃんちの、ラーメン店とか、、」



夢夢は、テレビを見ながら、、


「あっ、、、大丈夫よ、、美波達は、私が休みの時はいつも、寝てるから、邪魔しないわと言っているよ、、、、みんなわかっているから、、、」



「、、、、、は~、、、夢夢、、、、、、

呆れたわ、、それじゃあ引きこもりと一緒じゃない、、、、」



「大丈夫だよ、、全然、違うから、、」







御近所さんの、悩み、、、







すると、、、、、お母さんが、テーブル席の


夢夢の横に座ると、、、思い出した様に、、


夢夢に話しだした、、、




「夢夢、、お隣の山田さん、知っているでしょう、、、」



「うん、、山田のおばあちゃんとは、、道で会ったら、、色々と、話すよ、、」



お母さんは、話しを続けた、、、


「昨日、山田さんの奥さんと、話したんだけど、、最近、、、息子さん見ないと、思ったら、、会社、辞めて、引きこもりになった、みたいよ、、、」



夢夢は、驚いて、、、


「えっ、、山田のお兄ちゃん、、引きこもりなの、、、ウソでしょう、、、」



「あっ、、、そう言えば、あんた、、小学校の低学年の時、、広人君と、よくゲームをやっていたわね、、、」



夢夢も、思い出した様に、、、


「うん、、優しいお兄ちゃんだったよ」



お母さんは、険しい顔で、、、


「山田さんの、奥さん、離婚して、おばあちゃんと2人で、広人君、大学まで行かせたじゃない、、」



夢夢は不思議そうに、、、


「えっ、、、、それが引きこもりと、関係あるの、、、」




「そうじゃないわ、、広人君優しいから、、恩返しをしないといけないと、前の会社で、一生懸命、働いたけど、、人間関係が嫌になったみたい、、、」



夢夢は、ピン、ときた、、、


「あ~、、今、問題のパワハラね、、、大変な世の中ね、、、ブラック企業も多いのよ、見て見ぬふりをする上司とか、、、」



「あんた、、、テレビの見すぎじゃない、、でもどうして、、、ニュース、なんて見ないのに、、、」



「えへへ、、ドラマでやっていたわ、、」


「、、、、」



お母さんは、用事を思い出す様に、テーブル


席を立つと、、、



「あっ、、そうだ、、、夢夢、あんた暇なら、おつかいに行ってくれない、、」



「え~、、やだ~、、疲れるもん、、」



お母さんは、怒った口調で、、、


「どうせ、、やることもなくて、一日中ゴロゴロしてるだけでしょう、、」



「えっ、、やることあるよ、、、この後、携帯でゲームして、、おじいちゃんの部屋で、何か良い物ないか探索して、おばあちゃんの部屋も見るかな、、、」



お母さんは、怒った口調で、、、


「夢夢、、、勉強するなら、頼まないけど、、どうするの、、、」


「、、、、、」



「わかったわよ、、おつかいって、何よ」


「これから、洗濯するけど、洗剤が無くなりそうなの、、駅前のスーパーで買って来て」



夢夢は、嫌な顔で、、、


「え~、、そんなに遠く、、、歩けないわ

、死んじゃうよ、、、」



「バカいいなさい、、、20分も歩けば着くでしょう、、、よろしくね、、」


夢夢は、、仕方なく駅前のスーパーに出かけた、、、、







偶然会った、御近所さん、、、







夢夢はスーパーの近くの大きな通りを歩いていた、、、



「もう、、日曜日だから、、人が多いわ、、出かけると、何か、ジロジロ、見られている感じが嫌なのよね、、、」



「私、おじいちゃん以外の男の人って、苦手なのよ、、中学校から女子校だし、周りに女の子しかいなかったから、、、」



通りすがりの、男達は、チラチラと、夢夢を見ていた、、、



「おお~、、あの子、、かわいいな、、、、芸能人なのかな、、」



「えっ、、スゲー、かわいい、、お友達になりたい、、、」



「凄く、良い匂いがする、、かわいいな、、声かけようかな、、、、でも、俺なんか無理だな、、」



若い男性達は、小さな声で呟いた、、、



夢夢は、その後も、男達の視線を感じた



「嫌だな、、私、女子校だし、学校までは、すぐだから、裏道で知らない人とは会わないから良いけど、、、、、大通りはやっぱり嫌いだわ、、、」



夢夢は、自分の姿を見ると、、、


「私、、見られる様な、変な事をしてるの、、服装もちゃんとしてるよね、、、」



夢夢は、、逃げる様に、スーパーに入って行った、、、



洗剤を見つけると、夢夢はすぐに、レジに並んだ、、、


「洗剤買ったし、早く帰ろう、、、」



支払いを終えて、帰ろうとした夢夢に、誰かが話しかけた、、、


「あっ、、夢夢ちゃん、、」



夢夢は振り向くと、、、


「あっ、、、山田のおばあちゃん、、」


「夢夢ちゃんも、買い物、珍しいわね、、こんなところで会うなんて」


「うん、、お母さんに頼まれたの」


「夢夢ちゃん、、同じ方向だから、一緒に帰ろうか、、」



夢夢は帰り道も、気になっていた、、


「うん、、良いよ、、、山田のおばあちゃんといた方がジロジロ見られないわ」



二人はスーパーを出ると、、お家の方向に向いて歩いた、、、



相変わらず、通りすがりの若い男性達はチラチラと、夢夢を見ていた



夢夢は思わず、聞いた、、


「山田のおばあちゃん、、私、変な格好していると思う、、」



「えっ、、いつものかわいい、、夢夢ちゃんだよ、、」


「、、、じゃあ、何で、みんなジロジロ見るのかな、、、」


「あら、、それは、夢夢ちゃんが、とってもかわいい、からよ、、美人だからね、」


「えっ、、、、、自分では言うけど、、、他人に言われるのは、はずかしいわ、、、」







山田のおばあちゃんの願い、、、






家の近くまで来ると、山田のおばあちゃん

は、急に静かになった、、、


「山田のおばあちゃん、、どうしたの、」



「、ごめんね、、、夢夢ちゃんには、関係ないことよ」



夢夢は心配そうに、言った、、、


「山田のおばあちゃん、、何か、悩み事があるんじゃないの、、、」


「えっ、、どうにも、ならない事なのよ、」


「言って、、私に出来る事が、あるかもよ」



山田のおばあちゃんは、困った様に話した


「夢夢ちゃんは、広人を知っているわね」


「うん、、知ってるよ、、」


「あの子、、会社で、嫌なことがあって、会社を辞めたの、、それから、部屋に閉じこもって、全然、外に行かなくなったわ、、」



「夢夢ちゃん、ごめんね、こんな話し、、、夢夢ちゃんには、関係ないのに」



夢夢は、、思いきって言った、、



「山田のおばあちゃん、、おじいちゃんが、陰陽師なの知っているよね」



「知っているわよ、、有名な話だもの、、、大物の政治家、企業の社長だって頼るぐらいなのよ、、」


「じゃあ、話が早いわ、、、おじいちゃんの式神で、悩みを解決する者がいるのよ、、」



「ああ、、春樹さんが使ったと言う、、凄い、妖術ね、、式神とか言っていたわね」




夢夢は、山田のおばあちゃんに、護符を渡すと、、、



「山田のおばあちゃん、、これを、広人さんの寝床の枕の下にいれると、夢に、ルナと言う妖精みたいな者が現れ、、広人さんの、悩みを解決するはずよ、、」



山田のおばあちゃんは驚いた、、、



「妖精さんなの、、ルナさんは、、、でも、春樹さんの、奥さんルーナさんと似てる名前ね、、、」



夢夢は、、またかと思った、、、


「山田のおばあちゃん、、ウソじゃないよ、、おじいちゃんの大切な道具だから」


「わかったわ、、夢夢ちゃん、、、私も、、広人には、立ち直って欲しいのよ」



「絶対、、枕の下に入れてね、、」



「うん、、夢夢ちゃん、ありがとうね、、」



夢夢は山田のおばあちゃんと別れると、、、


お家に入って行った、、




夢夢の家の、、大広間、、、



「夢夢、、あんた、遅いじゃない、、、、、洗濯出来なくて待っていたのよ、、」


「あっ、、、お母さん、、いま、スーパーで、山田のおばあちゃんと偶然会って、、色々と話したから遅くなったのよ」



「そうなの、、、山田さんの、おばあちゃんも大変よね、、、」


「今も、心配してたよ、、」



「あんたも、、大丈夫なの、、、、まあ、、私と似てるから、普通にしていたら、ちやほやされるから、、、大丈夫か、、、」



「お母さん、、私、、性格、以外と強いのよ、、、、それに、本当に、かわいいらしいわ、、、、、山田のおばあちゃんも言ってたもの、、、」



「じゃあ、かわいい、夢夢、、彼氏でも作ったら、、」


「あっ、、、今は、いらない、、おじいちゃんみたいな人、いないから、、」


「あんた、、本当に、おじいちゃんが好きね、、、まあ、、以外と優しいからね」



「お父さんは、、、」


「あら、、あれも、私には優しいのよ、、、私が美人だからね、、、」



「えっ、、あれが、、、ガチガチの仕事人間なのよ、、」



「夢夢、、言い過ぎでしょう、、あなたの、お父さんよ、、、、あっ、、その言い方、

面白いね、、私も今度ケンカした時に使うわ、、お前は、、、ガチガチの仕事人間って、、、、」



「やっぱり、、私、お母さんと似てるわ」



夢夢とお母さんの話は、盛り上がった、、、



それから、夢夢は、おじいちゃんの部屋を探索した後、、、、、ゆっくりと、お風呂に

入ると、、、、キッチンのテーブル席に座っていた、、、



「夢夢、、お父さんが、帰って来る前に、、夕食を食べてね、、、」



「、、、、もう、食べたよ、、、」


「、ウソでしょう、、、、、、少しは、食べなさい、、、」



「ええと、、じゃあ、この小さなお肉と、、ご飯を一口、、、」


「、、、、あんた、、大きくなれないわよ」


「じゃあ、、もう一口、、、」


「は~、、夢夢、、、本当にお腹すかないの、、痩せすぎじゃないの、、、」


「え~、、この、豊満なスタイルを見て、」


夢夢は、、立ち上がってアピールした、、



「何が、、痩せすぎじゃじゃない、、あんた、、モデルにでもなるの、、、」



「え~、、注目を浴びるの、好きじゃないわ、、、誰にも知られない存在が良いの」



「何で、、私に似て、こんなに、美人で、、かわいいのに、、もったいないわよ」



「お母さん、、誉めすぎだよ、、、、、

あっ、、お母さん自分を誉めているの、、」



「良いじゃない、、、夢夢も、私も、かわいいのよ、、男は、ほっとけないのよ、、、、お父さんなんか、あれで、出かけると、いつも、、やきもちばかりやくのよ、、、」



いつの間にか、、側に立っていた、お父さんは、ただいまの声をかけられなかった、、、



「、、、、はずかしい、、何で、、夢夢に」







怪し、夢魔の、夢叶えましょうか






夢夢は、、自分の部屋にいた、、、



「さてと、、どうやって、広人お兄ちゃんを立ち直らせるの、、、」



夢夢は、思い出した様に、、、


「あっ、そうだ、、さっき見た、、おじいちゃんの部屋で、、薬師が、作った菩薩丸ってのがあったわね、、確か、何にも動じず、、簡単に全てを受け流すと説明書に書いてあったわ、、今回の件に、ぴったしじゃない、、、」



「嫌な事を忘れて、、前向きに考える事が、出来るのよ、、これを、飲めば、、また、立ち直れるはずよ、、、、」



しばらくして、、、、


「もう10時なのに、、まだ、護符の知らせが来ないわね、、、山田のおばあちゃん、、、ちゃんと広人お兄ちゃんの枕の下に護符を入れたの、、、」



次の瞬間、、夢夢は、護符の力が発生したのを感じた、、



「あっ、、やっと、広人お兄ちゃん熟睡したみたいね、、じゃあ、、夢にお邪魔するわよ、、、」



夢夢は、夢魔のルナに変身した、、、



「さあ、、広人お兄ちゃん、、あなたの、夢を、、、イヤ、、悩みを解決しましょう」




広人の夢の中、、、



「広人、、、広人お兄ちゃん、、」


「えっ、、誰だ、、俺を呼ぶのは、、」



広人の夢に、ルナが、現れた、、



「お久しぶり、、広人お兄ちゃん、、」


「えっ、、君は、夢夢ちゃんなの、、、」



夢夢は失敗したと、思った、、


「あっ、、まずい、、、、はじめまして、、私は、夢魔のルナよ、、、」



「えっ、夢魔、、、俺、何か悪い事をしたのか、、、悪夢を見せるのか、、、」



夢夢は、、言い直した、、、


「、、、夢魔のイメージ悪いな、、、、、、ええと、、妖精みたいな者です、、妖精のルナと呼んで下さい、、、」



「で、、、その妖精さんが、、俺に何の用なの、、、」



夢夢は、怒った口調で、、、


「コラ、、広人、、会社を辞めたそうね」


「、、、、そうだよ、、、」


「外にも、出ないんだって、、」


「、、、ああ、、そうだよ、、」



夢夢は、広人の顔を見て、、、


「昔の、広人は、、明るくて、優しい、元気なお兄ちゃんだったのに、、」


「、、、なぜ、、妖精のルナが、知っているんだ、、、」



夢夢は、また、まずいと思った、、、


「そんな事は、お見通しだ、、、、、ところでどうして会社を辞めたの」



広人は、小さな声で話した、、、


「あの、係長のせいだ、、、ちょっとした、ミスで、、毎日、ずっと嫌がらせの様に、、みんなの前で怒鳴り付けるんだ、、、、」



「あ~、、、やっぱりパワハラね、、、、、どこにでもいるのよね、そんな奴、、」


「もう、、耐えられなくて、、人間不審に、なったんだ、、、」



「それで、引きこもりなの、、、」


「、、、そうだよ、、、」



夢夢は、また、怒った口調で、、、


「おばあちゃんや、お母さんが心配しているのがわからないの、、」



「えっ、、何で妖精のルナが、そんな事、、知っているんだ、、、、」



「ええと、、、深く聞かないで、、、」



広人は、、険しい顔で言った、、、


「わかっているよ、、、でも、、、やり直す勇気がないんだ、、また、同じ目に会うかと、思うと怖いんだ、、、」



すると夢夢は、、、


「じゃあ、、強い意思と、、受け流せる平常心があれば、良いのよね、、」


「そうだよ、、、そんなの無理だよ、、、」



夢夢は、、菩薩丸を広人に渡した、、、


「ええと、、、これは、何、、、あめ玉、」


「これは菩薩丸と言って、、少々の事など気にしなくなるわよ、平常心でいられるの、、貴重な秘薬だわ、、これを飲めば、また、、元の生活に戻れるわよ、、、口の中で、一瞬で消えるからね、、」



広人は、不思議そうに、菩薩丸を見た、、


「えっ、本当か、、これを使えば、、元の俺に戻れるのか」



「それを使って、、おばあちゃんや、お母さんを安心させてね」



「、、、、わかった、、飲んでみるよ、、」




ルナ、(夢夢)は、広人の夢から消えた




夢夢の部屋、、、



ルナは、空間から現れると、すぐに夢夢に戻った、、、



夢夢はベッドに横たわると、携帯を見た、、


「あ~、、また、12時過ぎじゃない、、、月曜日になったわ、、早く寝ないと、起きれないわ」



夢夢は、ため息をついた、、、


「、、、もう、、月曜日から疲れ気味だわ、、次の休みまで体力持つかしら、、」







解決した、隣人の悩み、、、、







夢夢は、水曜日の学校の帰り、、偶然、家の前で山田のおばあちゃんと会った、、、




「夢夢ちゃん、、お帰りなさい、、」



「あっ、、、、山田のおばあちゃん、、ただいま、、、」



山田のおばあちゃんは、夢夢にニコッと笑って、、、


「夢夢ちゃん、ありがとうね、、」


「えっ、、おばあちゃん、、どうしたの」



山田のおばあちゃんは、、、、夢夢の手をとると、、



「夢夢ちゃんでしょう、、広人を立ち直させてくれたのは、、、」


「ええと、、、私は、おじいちゃんに電話で頼んだ、だけだよ、、」



山田のおばあちゃんは、安心した様に、、



「びっくりしたわよ、、月曜日の朝、、起きたらもう、広人が、勝手に朝ごはん食べていて、、私に、おはよう、、って言ったのよ」



「広人お兄ちゃん、、すぐに菩薩丸を飲んでくれたのね、、、」


「それから、、仕事を探すって、毎日、職業安定所に行っているわ、、」


「おばあちゃん、じゃあ、もう、大丈夫ね」



「これも、夢夢ちゃんのおかげだよ、、」



「、、えへへ、、」



山田のおばあちゃんは、何度も頭を下げた




夢夢の家、、、



夢夢は着替えて、部屋から出ると、、、


大広間に向かった、、



大広間のテーブルには、お母さんが座って、

テレビを見ていた、、



お母さんは、夢夢に気ずくと、、、


「あっ、、、夢夢、、お茶でも飲む、、、」


「私、、野菜ジュースの方がいい、、、」


「じゃあ、、自分で用意してね、、」



夢夢はジュースを持って、テーブルの横に座った、、、



「ねえ、、お母さん、、」


「何よ、、、」



夢夢は、お母さんの顔を見ると、、、


「さっき、、お家の前で、山田のおばあちゃんと会ったの、、」


「それで、、、」



「広人お兄ちゃんの、引きこもり、治ったみたいよ、、」


「え~、、どうして、急ね、、、でも、、、山田のおばあちゃんと奥さん、、、良かったわね、、、凄く悩んでいたのよ、、、」



夢夢は、ジュースを一口飲むと、、ニコッと笑って、、、



「広人お兄ちゃん、、今、職安で仕事を探すって毎日行っているらしいわ」


「あら、、本当に、立ち直ったみたいね、、山田の奥さん、もう、二度と仕事が出来ないじゃないかって、凄く気にしてたのよ」



お母さんは、不思議そうに、、、


「でも、不思議ね、、引きこもりってなかなか抜け出せないのよ、、、、何が起きたのかしら、、、」



「、、さあね、、、知らないわ、、、」



夢夢は、ニコッと笑った、、



「何よ、、気持ち悪いわね、、、」


「良いの、良いの、、、これで問題が解決したんだから、、」


「夢夢、、あなたが解決したわけじゃないでしょう、、、」


「まあ、、何でも良いじゃない、、、」



夢夢は、またニコッと笑った、、、

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