第40話 お仕置き=ご褒美?
メインは性描写になります。
お気を付けて。
―――――
「うにゃぁ!?」
クリスが寝てから1時間程した時、カティの悲鳴で全員が目を覚ます。
「ど、どうした?」
「カティ!?」
「どうしましたっ!」
3人が即座に反応し、武器を手に臨戦態勢を取る。
そこには蔦に絡まれ壁に押さえ付けられて拘束されたカタリナが居た。
それを見て慌てるルティアと何かを察した顔をするアルとクリス。
「あっ…ダメですぅ……んぁっ、ひゃぁっ!?」
固そうな蔦がカタリナをしっかりと拘束しており、
蔦の内側からは小さい触手がウネウネと伸びてカタリナの小さな身体を弄る。
何本かは衣服の中にまで入り込んでおり、素肌を弄られる。
性経験の少ない身体はまだ感じるよりも、くすぐったいと言う思いが強めだが、
カタリナの頰は紅潮しており艶っぽい声を漏らしつつビクンビクンと身体を震わせている。
「………、カタリナ…押したな…」
「ふふ、押しちゃったわね……。」
「ちょっと2人ともっ!何を悠長なっ!」
アルの呟きにクリスが同調し、ルティアがツッコミをいれる。
「やぁっ、そこは……らめですぅ……。」
カタリナに絡んだ蔦が蠢くと、
ワンピースの胸元のボタンがプツプツと弾け飛び服が脱げていき、やや膨らみかけの胸を露わにさせる。
その先端には可愛らしい突起があり、
蔦から出た、柔らかい無数の触手から粘液を滲み出しつつ胸や突起に絡みつく。
「ひゃぅっ!?、つめたぁ……!?」
触手から滲み出る粘液が胸や先っぽに塗りつけられ、
徐々にカタリナの頰が赤らんで行き息遣いも荒くなって行く。
(………、エロいな…)
アルはカタリナの痴態を冷静に観察して思った。
そんなカタリナを見てクリスは優しげな声色で問う。
「カティ…、どうしてこうなってるのかしら?」
「うぁ……、んっ!、そ、それは……その……」
カタリナが喘ぎ声を漏らしながら言い淀んでいると、
クリスは意地悪く微笑みながら言葉を拾う。
「その?」
言葉尻を問い直され喘ぎ声が混ざりながらも、正直に答え始める。
「か、壁にボひゃんっ!?…が有ったかりゃぁ……あっ!、き、気になあっ!て……押しちゃいぃぁっ!!」
カティが最後まで答える前に粘液を纏った蔦がカティの胸の突起を摘み上げ、
全身をビクッんと震わせながら甲高い嬌声をあげる。
「ふふっ、カティは押しちゃったのね……。」
「そ、そうれんっ!ひゅ……」
クリスが妖艶な笑みを浮かべながらそう問いかけると、
カティは呂律が鈍りながらも、コクンと頷き答える。
「ねえ…クリスちゃん、そろそろ助けて…あげない?」
ルティアもクリスがワザと助けていないのは理解してるが、
カタリナが、息を乱して、喘ぎながらも、頑張って応答してる姿を不憫に思った。
クリスは、ルティアの提案を聴き、アルの下半身へと視線をチラリと向ける。
「………、アルもおっきくなってるから、そろそろ助けましょうか。」
クリスにそう言われ、アルは自分のモノが大きくなっているのに気付いてたじろぐ。
「いや……その……これは……。」
言い訳をしようとすると、クリスが、聖母のような微笑みを浮かべる。
「大丈夫…、判ってるから大丈夫よ、何も言わなくていいわ。
とりあえず、アル、お願いね。」
「お…おう。」
アルは腰が引けた状態で、『ウィンドカッター』と呟き、風の刃を複数打ち出し、
カタリナを拘束していた蔦を全て断ち切る。
「ひゃぅんっ!」
拘束が解けたカタリナは立って居られずに地面にペタンと座り込み、
蔦から解放されてなお、性感で火照り紅潮した身体をビクつかせる。
「カタリナちゃん……、大丈夫?」
ルエィアが尋ねるとカタリナは上気した顔でコクンと頷く。
「大丈夫……れす……。」
頰を紅く染め、熱い息を吐きながら返事をし、乱れた衣服を直しながら立ち上がる。
「あぅ……、服のボタンが……」
そう呟きつつ、飛び散ったボタンを拾い集める。
メイドワンピースの胸元のボタンはお腹の近くまであり、
拾い集める為に手を離すたびに、胸元がはだけてしまう。
「さて、カティにはお仕置きが必要だと思うのだけれど。」
クリスが腕を組んで意地悪い笑みを浮かべて告げると、
ボタンを集めていたカタリナが、ビクッと身体を震わせて怖ず怖ずと言う。
「ひっ! ………、ごめんなさい……。」
「クリスちゃん…、さっきのが…、お仕置きにはならないの?」
カタリナのボタンを一緒に集めてたルティアが、
カタリナを庇う様にクリスに聞く。
「ルティアさん、休憩する前に、アルはなんて言ってましたか?」
「えっと……、押しちゃダメって……」
「そうよね?
そして、何があるか判らないから、一人の時は絶対ダメっとも言ってたわ。」
「そういえば……言ってたわね……。」
クリスとルティアがカタリナを見る。
「あぅ……、は、はい……。その通りです……。」
カタリナは、酷く落ち込む様にし、がっくりと肩を落として俯く。
アルがそこで口を挟む。
「確かに、カタリナはダメって言われたことをしちゃった。
で…、罰って具体的に何を与えるんだ?」
アルが問うとクリスは意地悪く微笑む。
「カティには、ちょーっと恥ずかしい目に遭ってもらうわ。」
そう言ってクリスは、カタリナのメイドワンピースを無理やり脱がせる。
「あぅっ……。そ、そんなぁ……。」
カタリナが抵抗する前に、クリスはワンピースを脱がせてしまう。
カタリナはまだブラは必要なく着けておらず、パンツのみになる。
「あぅ…クリス姉さま……。」
「カティ、貴方はアルの言う事を聞かなかった罰として…、
アルのを大きくしちゃった罰として、奉仕して貰います。」
「ふぇっ……!?、ええっ!?」
「えー……。」「えぇ…それご褒美じゃ……。」
クリスが罰の内容を告げるとカタリナは驚きの声を上げる。
アルも声をあげ、ルティアはツッコミの声をあげる。
「ルティアさん、ご褒美、違う、これは罰よ。
じゃあ、まずはアルに奉仕して貰おうかしら。そう言う訳だからアルお願いね。」
「あぁ……、わかった…?」
そう言ってアルは、下着姿に剥かれて、縮こまってるカタリナに近寄る。
カタリナは顔を真っ赤にして、潤んだ瞳で上目遣いでアルを見る。
「あぅ……、うぅ……。」
「まぁ……カタリナは嫌かもしれないが、罰だからな……、
しなきゃ、クリスも納得しないしお願いされるよ。」
アルが仕方ないといった声色で告げると、カタリナはフルフルと首を振る。
「あぅ……嫌じゃ無いです。」
そう言うとカタリナは、アルの下着を下ろし、露出した物へと顔を近づける。
(わぁ……アル兄様の……、凄くおっきぃです……)
カタリナは恐る恐る手で触れると、ビクリと動く。
(なんだか可愛いですね)
そう思いつつ、カタリナは手を上下に動かしてアルのを扱いて行く。
(凄いです……、私の手の中でどんどん硬くなってきてます……!)
暫く奉仕を続けると、アルのは硬さを増し、完全になる。
(あぁ……、私の奉仕でアル兄様が感じてくれてます……)
カタリナが感動しているとクリスが言う。
「カティ、そろそろ咥えてあげると喜ぶわよ?」
「は、はい……。アル兄様、失礼しますね……。」
カタリナがそう言ってぱくっと口に含む。
「んぷっ!?」
(うぁ……、さっきより硬くておっきぃです。)
カタリナは、必死に奉仕を続け、徐々に動きを早くして行く。
「んぶっ!んんっ!、んちゅ!」
(アル兄様……気持ち良さそう……です。)
「さて、と…。」
しばらく様子を見てたクリスは、大丈夫そうだと思うと座り、
マジックバッグから、裁縫道具を取り出すと、カタリナから取り上げたワンピースのボタンを縫い始める。
「へぇ~、クリスちゃん、お裁縫も上手いわね。」
ルティアは裁縫をするクリスを見て感想を言う。
チュパチュパピチャピチャとした音をBGMに裁縫を続ける専属メイド。
「ふふっ、ありがとう。」
そう言ってクリスは微笑みをルティアに返す。
その間にもカタリナは夢中で奉仕を続けている。
「んちゅ……、あむっ……。」
(あぁ……アル兄様ぁ……、出して…くださいぃ……!)
カタリナがそう思っていると、アルのがビクッと動く。
(あぅ……出るんですねっ!)
そして次の瞬間カタリナの口内に大量の精液が吐き出される。
その精液は、直ぐに魔力に変換されて、カタリナに注入されていく。
「んぐぅっ!」
(凄いです……、これがアル兄様の味……。)
カタリナは恍惚とした表情でコクリと飲み込む。
そしてアルの精液を呑み込むと、カタリナの魔力になり、快感の波がカタリナを襲う。
「あぁっ!、ふぁああっ!」
(凄いです……。アル兄様の魔力が全身に溢れてますぅ……)
暫くビクッビクッと震えていたカタリナが、正気に戻り、
慌てて口からアルのを離すとペタンと座り込む。
「あぅ……。しゅみません……。」
それを見てたルティアとクリスが、カタリナの今の状態に共感する。
「アル君の魔力注入、あれは凄いわよねぇ……。」
「ふふっ、カティは大丈夫かしら?」
カタリナは、座り込んで暫く放心状態になっていたが更に熱が入る。
「ア、アル兄さま…、お、お願いします…、入れてください……。」
「いや……さすがに……」
アルが躊躇ってるとカタリナは俯いてボロボロと泣き出す。
「うぅ……やっぱり駄目ですよね……、使い捨てられた私なんかじゃ……。」
「っ!? 違うっ!!そんな事じゃないっ!」
カタリナの呟きに驚いたアルは、強い怒りと共に、怒鳴りつける。
ルティアは自分の耳を疑うが、アルの怒り様を見て事実なのだと押し黙る。
「ひぅっ……!」
ビクッとしてカタリナが怯えてると、クリスがカタリナを宥める。
「カティ…、今のは貴方が悪いわ。」
「あぅ……ご、ごめんなひゃい……。」
カタリナは俯きまたポロポロと泣き出す。
アルは少し落ちつきを取り戻すと、
カタリナを抱き寄せ、頭を撫でながら自分の胸に寄せる。
「怒鳴ったりしてごめんな…。
………、カタリナが、無理矢理されたのを知ってるから…、
嫌な事を思い出すと思って…、躊躇って居たんだ…。
カタリナは、可愛くて素敵な女の子だよ。」
「あぅ……。アル兄様ぁ……。」
カタリナが、今度は嬉しくて泣き出す。
アルは座り、カタリナを膝の上に跨らせる。
「おいで、カタリナ、ゆっくり腰を落として。」
「はい……、アル兄様ぁ……。」
カタリナは腰を落として行き、アルのを少しずつ呑み込んで行く。
ゆっくりと奥まで入るとカタリナがアルの首に手を回してしがみ付く。
「んっ…はぁっ……、あぅ……、全部…入りました……。」
「良いね? カタリナは今…、俺に初めてをくれたんだ。
クリスやルティアと同じ、俺の女だ。」
「あぅ……。嬉しいぃ……です。」
カタリナがぎゅっと抱きしめると、アルのもビクッと反応する。
「んぁっ!」
(あぅ……アル兄様のが反応しましたぁ……。)
「カティ、動いて良いのよ?」
クリスがそう言ってカタリナを促す。
「あぅ……、頑張ります。」
カタリナがゆっくりと腰を上下させる。
「あんっ!あっ!」
それに合わせてアルは下から突き上げる。
「ひゃぁん!」
「カタリナ、俺の形を覚えろ。俺の形にしてやる。」
「あぅ……はい、アル兄様の形にしてくださぃ……。」
カタリナはアルに跨り必死に腰を上下に振る。
「っ! カタリナ…、可愛いよ。」
「あぅっ……、あんっありがとっ!う ございます。あ、アル兄様ぁ……。」
アルが褒めると、カタリナはトロンとした顔で腰を激しく動かす。
「あんっ!あぅんっ!、くぅっ!」
「あぅっ!、あああっ!」
「カタリナ、すまん、もう我慢できない。」
そしてアルがラストスパートの様に激しくカタリナを突き上げる。
カタリナは頭が真っ白になりつつ、
激しく突き上げられる度に小刻みな喘ぎ声を叫ぶ。
「ひぁっ!あぅっ!ああっ!あぁっ!あはぁっ!あぅっ!あああっ!」
「カタリナ!出るぞっ!!」
「あぅっ!私の中に……、出してぇ……!」
「くぅっ!!」
そしてアルのがカタリナの奥深くで勢いよく放出され、熱い精液を受け止める。
同時に絶頂を迎えたカタリナはビクンッビクンッと身体を痙攣させる。
更に精液が魔力に変換されていくと快感の津波が押し寄せる。
「あぐっ!ひぐぅっ!イクゥウウッ!」
「カ、カタリナちゃん……大丈夫?」
ルティアが心配して声を掛ける。
「あぅ……らめぇ……」
ピクッビクッと小刻みに震えるカタリナをアルは抱きかかえる。
「カタリナ、よく頑張ったな。」
「あぅ……アル兄様ぁ……。」
そしてキスをするとカタリナは意識を手放した。
「………、良かったわね。カティ…」
ボタンの付け直しをして居たクリスが裁縫道具を片付けながら呟く。
その眼には、薄っすらと涙が溜まっていた。
そして………、
昂っていたクリスとルティアに襲い掛かられて、それぞれに魔力注入をした。
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