307.熟女ツンデール組ツアー、東へ

 高速鉄道は揺れも少なくロムルスへ、フロルへ。

 オレナルゾ・ブンドドール陛下がお亡くなりになった後、この都市国家は緩やかに衰退し、図らずもポリタニア八世陛下が提唱した「国家統合論」の初の実践者になりました。


 しかし争いも無く平和裏にボーシーの一領地となり、美しい佇まいは何も変わる事はありません。文化も芸術も。


「まさかこの文化国家がなくなるたぁなあ」

 メリエンヌ陛下はオレナルゾ陛下と仲が宜しかったですものね。


「正直ウヒッツ様がおらんかったらオレナルゾ陛下かザイトはんに結婚申し込んどったかもなあ」

「オッサンはダメー!!」

「はい、私達の主人故」

「うひ。私「達」ときよったな?」

「ええ。深く愛して頂きました」

 うげ。クリナも、ブラーの二人もいつも幸せそうでしたので、まあいいんでしょうけど。


「私もザイト様には憧れましたねえ」

「お優しくてステキでしたぁ!お料理も美味しかったですしぃ!」

 マッコーとナゴミーまで!


「父親みたいなオッサンやったなー。今でもやけど」

 女王陛下まで!


 あんなの何がいいんですか…

 って言ったらケニエとスイサイダさんとカチソコーネさんに悪いですわね。

 でも私は何と言うか、馬が合わないのでしょうかねえ。


******


 次の停車駅アルタは未だに文化芸術、そしてちゃんと知財権を支払う様になったブラーとサフラのお陰で増々繁栄しています。


 あえて国をくっつける必要が無い上、その上王政と合議制と政治も違う中、この国はこのまま独立を保つでしょう。

 そう、知財権保護をアルタが行っている以上。


「私には関係ないですけどね!」

 ケニエは…いいのですね。

「お世話になった工房や知財事務所への挨拶は終わりましたので」

 とうの昔に獄死した父や兄は、彼女の中ではもう無かった事になっている様でした。


 高速鉄道は一旦フロルへ戻り、世界最初の高速鉄道の路線、デファンスへ北に向かって一直線です。

 レジニア中央部の肥沃で広大な農地をひたすら北へ。


 威張りん坊王太子だった面影など無く、ロマンスグレー一直線のサルマーヌ二世陛下と、ナゴミーによく似た、丸顔で優しそうな王子様達が私達を迎えてくれました。

「優しそうに見えて、意外と頑固で腰を据えたら動かない子達ばっかりですう」

「母上が一度決めたら二の足踏むな!って教えて下さったからです!」

 まあ、国王陛下もあの辺境への医療探検をやり遂げましたし、ド根性ファミリーなのでしょう。


 皆でサルマーヌ陛下のお参りを済ませ、楽しかった万博跡地を廻って市内の水晶宮で歓待の宴に招かれ、翌日更に北へ。


******


 今ではデファンスから東へ、オーキクテリアへ抜ける北高速鉄道が出来て、レジニア北海と連絡して、輸送路の要となっているのです。


 北からオーキクテリアへ、ルースへ。

 クシャトリア国王陛下と並び「東の復興王」と呼ばれる様になったエーデス三世陛下。

 それほどまでに世界が成熟し、戦争での勝利よりも敗北からの復興、国交回復の難しさを理解できる様になったのです。

 エーデス四世陛下と共に苦労人だった先王陛下をお参りし、更には東オーキクテリアの原爆事故跡地の鎮魂式にも参加しました。


 出席を調整する中、追悼の言葉を求められました。

 世界が注目する中の言葉の責任は重い物です。

 私は思った事を書き、みんなに見て貰いつつ言葉を纏めました。


「この恐るべき兵器は二度と作られてはいけません。

 何故なら、この兵器の利点は。

 同時にその凶悪さの本質は。

 無差別大量殺人だからです!」


 私はあの当時、この凶悪な存在を聞いていました。

 しかしその本当の恐ろしさを知ったのは、数年後でした。

 何度かザイト様や旦那様、ITOにも尋ねましたが、体よく教えて貰えなかったのです。


 知った時、映像や写真を見た時は気が狂いそうでした。

 泣いて、吐いて、叫びました。


「武器を持たない市民、生まれたばかりの赤子に戦争責任はありません。


 それなのに、この恐るべき殺戮兵器を振りかざし『自国の若者を守った』『より多くの人命を救った』などと詭弁にもならない妄言を吐く者は例外なく悪魔の使徒です。

 呪われるべき存在です。

 私はそんな外道を許しません!


 そして誰か一人でもこの殺戮兵器を生み出してしまえば、当然私達も同じ力を手にせざるを得ません、それは国を守る責任を持つ者として、目を背けられない現実なのです。


 この地に生まれた人は、この地を訪れた人は、この恐るべき力を知った物は、絶対この悪魔の発明を、二度とこの世に生み出させてはならないのです!」


 私の言葉に拍手はありませんでした。

 怪訝そうな顔つきが私に向けられただけでした。

 そして、不気味な沈黙。


 恐らく皆は、私が犠牲者に寄り添い、悲劇を繰り返さない様に願う「美辞麗句」を期待していたのでしょうね。


 でも私は、もし原爆が再び作られれば各国は自衛策として作らねばならない、そう宣言したのです。


 一方で原爆はどうあっても正当化されない、非武装の市民への虐殺は理由を問わず肯定できない事を強調したのですが、この考えも未だ浸透していないのでしょう。


「ツンデールはんの考えはな。実際に原爆戦争でも起きん限り理解されんと思うで」


 それが起きた時は、彼我共に地獄。

 理解してくれる誰かが生きていてくれれば良いのですけれども。


 続いて演説した、被災生存者が何か言いました。

「我々被災者を、国が補償してくれたことは一度も無いのです!」


 何を言っているんだこいつは?

 国が補償?

 私は怒りのまま叫んでしまいました。


「追悼の場で金の話をするな!乞食共め!!」


 呆然と立ち尽くす被害者団体の代表という人物。

 メリエンヌ女王陛下も立ち上がって仰いました。

「王国は被災者救済のため無料で治療し、生活支援も行いました。

 お前の言う事は嘘だ!

 自分を被害者だと思い込ませ、世間を相手に王国を侮辱する卑劣な行為だ!

 今すぐ取り消せ!」


 友達達が立ちあがり、発言者を罵り始めました。

「取り消しなさい!」「嘘吐き!」「恥知らず!」

「原爆を作ったブラーに何故言わないのですか!」


「黙れ!事情を知らない他国の女共が!」

 ああ。こいつもうだめた。叩き伏せるべきか、しかし今は祈りの場ですし…


 エーデス四世がお立ちになり

「ここは追悼の場である。今は祈ろう」

 そう仰いました。もう私達も何も言う必要はないでしょう。

 向うは何か叫んでいますが、衛兵によって連行されて行きました。


 礼拝の後にエーデス四世陛下から言って頂けました。

「貴女に頼んで良かった」

 良かったのですか?


「あの事件は色々な側面を孕んでいます。


 戦争で敵を女子供諸共抹殺する事は何が悪いのか。

 戦争とは勝てばよいのではないのか、負けた方が悪いのではないか。

 民への補償は必要なのか、誰がすべきか。敵か、自国か。

 そもそもすべきなのか。


 その上あの悲惨さです」


 確かに、何か良い何が悪いかと言い難い問題ではありますが。


「色々な問題や感情が交差する上に、国家転覆や国情不安を狙う奴等が今日みたいな偽善者を送り込んでくる」


 あの偽善者の最期の言葉には、平和への祈りではなく、祖国への呪詛を感じました。

 自らに原爆の悲劇を齎した敵国ではなく、何かを言いやすい自国を攻撃するかの様な呪いの言葉。


「王妃陛下の衝撃的なお話しは、それに先制攻撃を打ち込んで下さったのです」


 確かに我ながらあの言葉は追悼とは言い難い話だったと思います。

 でも、あんな偽善者が湧き出るのなら。

 やはり釘を刺しておいてよかったのでしょうか。

 言うべき事を言えたのでしょうか。

 朧げにそう思える気がします。


「私はツンデール様のお怒りを正しく解る事は出来ませんわ」

 とファミリア様。


「貴女の怒りを解るなんて言うなど、烏滸がましい事です。

 貴女はあの戦争を終わらせた方なのですから」

 いえいえ。あれも例によってザイト様の言うウグイス嬢をやっただけですし。


「敵の男が戦っている者に屈服を強いるのと、お優しいツンデール様の声で戦いを留める願いを聞くのでは、全く違った結果になったでしょう」

 そんなものでしょうか?


「聞けば、あの事件については当時ツンデール様は一切聞かされていなかったとか」

「はい。ザイト様の配慮だったのでしょう。」

 あんな悲惨な事件、あの時知っていたら、私は気が狂っていたかもしれません。


 あの時は数日寝込んだ後、ザイト様の配慮に泣いてお礼を言った物でした。


******


 何とも苦い思いをしたオーキクテリアを越え、ブラー王都ブラグラードへ。

 こちらでは現国王からの招待を受け、非公式に、あくまで私的に王宮奥部へ。


 王城への道でも、王城の中でも。

 何と言いますか、歓迎でもなく拒否でもなく。

 四半世紀位過ぎた事です。

 恨みに思う者は皆城壁の外で朽ち果てたでしょう。


「あんさん幾つ敵の王都ぶっ潰しとんのや?」

 私が潰したわけじゃありませんわ!

「旧シャクレーヌのブンメード、旧ザボンのナンバー、アルタ、そしてサフラ、ブラグラードの5王都です」

 ケニエー!


「「「ふわ~!!!」」」

 ちょっと皆さん?!


「お?オーキクテリアのルースも旧アクバルのナゲキーベも違たんか?」

 どっちも知らない間に大変な事になってたんですのよ!


「まさか我が大聖堂を砲撃した上愚かな総督を殴る蹴るで血に沈めるとは。スカっとしましたものですわ!」

 ってクリナ、殴って蹴ったのは貴女の…いえ、何でもありません。


「せやせや!あのシャクレの糞親父の王城砲撃した時は」

「陛下!あの時は城内の非戦闘員にも被害が出たのですよ?!」

「う…せやったなあ。不謹慎やった…」

 ザイト様が助けて下さいましたけどね。


「それにナンバー城は私は関係ありませんし、むしろ地震の被災者を救う方に必死でした!」

「歌で被災者を慰めましたね」

「軍勢に囲まれた妃を救った相手も、ザボンの古代から続く詩人の家だったですしい」

「受けた官位が大楽助やったしなあ。

 その上、その後はあっちゃこっちゃで世界の歌姫キャロチュはんの大活躍。

 あんさんは女神は女神でも、軍神やのうて音楽の神に愛されとるんか?」

「ほえ?」

 留学生組で盛り上がっていたキャロチュがこっち向いてほえ?って顔してます。

 昔のまんまですわね。


「そうですね。同じ女神に愛されるなら、軍神より楽神に愛されたいですわね!」


******


 更に高速鉄道は南へ。サフラへ、セバスチャンへ。


 通過した街では、飢餓輸出を防いだ縁が未だに忘れられていないのか、大勢の人達が集まっていました。


「お嬢様…ここでは英雄ですよ?」

 そうなの?

「学校の教科書にも見開き4頁でお嬢様と王子殿下の事書いてあるんですよお?」

 そ!そうなのー?!


 ケニエ!なんか私にその教科書見せたそうにウズウズしてるんじゃありません!

「どうぞ!」

 ギャー!!でか!私の肖像画でか!!アイサーレさんもそれなりに大きく書かれてますけど…

 私の肖像画デカ過ぎ?!


 寄らないで良かったですわー!

「アッチはガッカリやろ」

「歓迎式典をお断りするのに心が痛みました」

 ぐぬぬ…でもダッシュですわ!ダーッシュ!


******


 サフラ南端セバスチャンの港も高速鉄道と船舶輸送、そして軍港として賑わっています。


 そこから二つに分岐して、西はトリモドッタへ、西南はコンギスタとの海峡へ。


 海峡を望んで聳える、かつてアクバル帝国内乱の戦場となったトリモドッタ側の城塞。


 その手前から地下に入り、何と海峡に沈められた巨大な石の筒を繋ぎ合わせた「海底トンネル」で、今や数分でトリモドッタへと高速鉄道は繋がれています!


「神の腕作戦で作った完成済み鉄道を繋げる工法の応用ですよ。

 親方はつまんねえって言いつつ楽しそうに取り組んでましたけどね!」

 クリナが笑いながら惚気ます。


「次はゴリアの番ですわ!

 ゴリアとレジニアは元々地続きで、大噴火で陸地が沈んだそうです。

 水深はここ程深くありません!

 大工事ですがシュセーキョへ、ブンメードへ繋がる世界最長の海底トンネルが出来ますわ!」


 クレタが、初めて会った時と変わらない熱意で捲し立てました。


「世界最長海底トンネルが我が地に!むほー!!」

 どうどう。


 なんて言ってる間に、列車は地上へ、広大な農場へ。

 嘗て城塞と軍港の街の周囲は砂漠だった筈ですが、今や緑の大地に変わりました。

 コンギスタ王国を、そしてレジニア大陸へも穀物を輸出するまでになりました。


 鉄道はナゲキーベへ到着。王宮へ。

 あのアレな神殿には参拝せずに港へ逃げて、再び船で東へ。


******


 テンペスト号は東へ進みます。


 ITO参加国となったガケスタン王国、ブダガラ帝国を見物したり現国王に挨拶したり。


 メナムでもお亡くなりになった国王陛下、そしてダーヤマ子爵のお墓をスケザ様やザボンの元奴隷の方達と共にお参りし、日暮れの中北上を出航し…


 と思いきや、メナム外洋の島嶼部に赤い光を灯した小舟が一杯!!

 華々しい島々の、宮殿の様に照らし出されたキンタ難民達の寄港地群!


「「「ツンデール陛下ー!!!」」」

「「「メリエンヌ陛下ー!!!」」」

 

 かつてキンタ港が狂信者集団に攻撃された時助けた方々が、まだ私達の事を憶えてくれていたのですね。


 メリエンヌ陛下が威厳を以てフナノリア様に命じました。

「キンタ民の声が聞こえる!フナノリア、各国旗を出して遣わせ!!」


 テンペスト号にあの時同行していた外交団の国旗が連ねられてはためきました。

 そしてライトアップされると…

「「「千才ー!!!」」」「「「万才ーーー!!!」」」


 洋上の小舟から、煌びやかな対岸から、花火の音の様に彼らの故国の祝福の歓声が沸き起こりました。

 あら。花火も打ち上げられましたわ!


 私達は船窓から手を振り、この地を後にしました。


******


 ザボンでは先ず私の領地東オリエタ領、東オリエタ城で一休み。

 名目上の領主に過ぎない私と一行を領民が歓迎してくれました。


 そして、本丸御殿へ。

「あー、サイノッカに戻ったみたいやなー」

 奥御殿で寛ぐというか半分溶けかかっているメリエンヌ殿下。

「ほんとーですー」「私達ぃ~昔に戻ったんですかぁ~?」

 マッコーとナゴミーも溶けかかってるー!


 温泉と魚介と米の酒。

 そしてこの城の結構を堪能して帝都へ向かいました。


 帝都では皇帝の居館の前で形式的な挨拶を行いました。

 私達に親しくして頂いた皇帝陛下もお亡くなり…お隠れになるというのですか。

 途中、突然予定に無く現皇帝陛下がお見えになった時はビックリしましたが。


『我が国も太陽の女神によって祝された国である。

 女神と讃えられた皆が末代までその名を讃えられんことを願う』


 なんと有難いお言葉を頂きました。

 私達も東方の歴史ある皇帝とこの国が永遠に栄えん事を祈ります。


 そして帝都で先々代、先代皇帝の墓所をお参りし、後は見物。


 あの大地震で半壊した巨大な神像もすっかり再築され、他にも緑豊かな泉の中、金箔で包まれた楼閣を持った寺、山の斜面に木を組み、その上に御殿の様な堂を載せた「懸け造り」の神殿等を見学。

 サイノッカの城のモデルはあれだったのですわねえ~。


 エドワード王家の案内で、宿泊は城が提供されました!

 かつてナンバー王家破滅の戦いで炎上した王城。

 それらがかつて見た姿以上に復興した城に招かれ、そしてエドワードへ。


******


 王都エドワード。

 既に国王をナッツ殿下に譲られたミッツご隠居と、エドワード四世にご挨拶。


 何と代々王家の墓地は王城内に、そしてこのエドワード王都の南北の寺院、更には北方と初代エドワード国王の生地トートー城近郊に大神殿を構えられ、更には国内公爵家の城にも祀られているそうです。

 初代エドワード王、神様扱いですわ…


 王都でかつてオニダース山大噴火の際避難民を迎えたトーエー寺院の墓所…墓と言うより御殿ですわね~。

 黒く輝く…漆?で塗られ、金細工を施された御殿の様な聖堂の中で祈祷。

 その付近にはザボン神殿の象徴、五重塔が聳えていました。

 寺院も巨大な建築であり、また王都民は春には木々の葉が見えなくなる程咲き誇る花を眺めに来るそうです。

 花が咲く間は、境内での飲酒や宴会が許されるとの事。


 ザボンにも高速鉄道が建設され、それは王都を離れた北の墓所にも伸びているそうで、王族、公爵家は一大墓参を執り行うそうです。


 今回は、ミッツ大御所とタカ姫、エドワード四世と私達、そしてハジーク殿下で非公式に向かいました。


「「「うわー!!!」」」

 トーエー寺院の墓所もたまげましたが、これはもうレベルが違うブったまげ規模!

 これ、全部木造建築?

 大理石に精巧な彫刻を施した総本山の様ですわー!

「エドワード家によるザボンの平和を保つため、エドワードの城や再築したナンバーの城、そしてここ。

 どうしても壮麗なる建築で皆を威圧するのは必要なんですよ」

 と、マッコー。側室ながらも王妃の貫禄ですわね。


******


 エドワード家の墓参がラジビで放送された所為か、私達はエドワードの人々に熱狂的に見送られました。


 私達のお墓参りがエドワード家への敬意を高めたのは、お二人の公王御陛下へのせめてもの恩返しになりましたでしょうか?


 テンペスト号は東大洋に向かって出航しました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る