21.飢餓の危機!みんなを救おう望みの道で
何度目かの物資輸送に来た私の友達、トリッキ。
例によって、シノビーノさん始め何人か供の商人や護衛を連れてきました。
「王都はエラい悩みを抱えとる」
どの様な?
「あんさんの眼鏡に叶わなかったゴロツキ共がな。
街で普通の人々を襲って家を追い出しとるんや。
王都の兵も対応しとるけど奴等神出鬼没や。
追ん出された人は教会や修道院で囲っとるけど、もーじき溢れるやろってなあ」
そんな事に。しかしそれに対応できていない騎士団や兵に、何の意味があるのでしょう?
「しかしこの地にそんな男達を迎え入れようものなら。
ここの女達は男達に襲われ犯された者も沢山います。
皆ようやく落ち着いて働いて暮らせる様になったのですよ?」
「うん。ウチも折角出来た新天地にそんなん入れようとは思わへんけどな。
どうしたもんやら…」
「それこそ王国が決断すべきではないですの?
トリッキが悩む事では」
「王家が何考え取るんかなんざ解るかいな。
せやかてウチ等も商売懸かっとるんや。何とかせにゃあ。
ま、あんさんに言うべき事っちゃなかったな。
むしろ数百人面倒見て貰ろとるんや、感謝すべきやな」
まあ、悩みは解りました。
「お嬢様、お客人のお時間です」
「ほなウチはお風呂頂くで~」
すっかり別荘みたいになってしまいました。
ま、友遠方より来る。嬉しからずや、って奴ですわね。
******
「はえー!ほえー!こった城!どってん(ビックリ)すた!」
何を言ってるのですかこの令嬢?は。
「さっきの鉄棒はっける(走る)馬車にもどってんすたばって、死の荒野どしゃべらぃだ(言われた)地にこった立派な城!」
多分死の荒野に巨大な城を見て驚いているのでしょうけど言葉がサッパリ解りません。
まあ誰でも最初はそうなるでしょうね。
あ、目が合った。
「これは取り乱して失礼しました。
お初にお目にかかります。
王国の北、ドースガナ伯爵家の元家臣にして、サンズーノ男爵領代官。
クローネ・オブ・サンズーノと申します。
ツンデール様にはご機嫌麗しゅう御座います」
あ、普通に喋った!
綺麗な、そして私と同じ姓を持つこの人。
確か祖父がサンズーノから追い出した家族で、北の寒い地に赴いた遠い親戚があった様な。
その親戚が代官に?兄達は?
「おめの兄っちゃたぢは贅沢すすぎ(し過ぎ)で伯爵さまに見限らぃだよ」
「はぇ?」
「あ、かに(堪忍)な。わ(私)、ずっぱど(ずっと)北でおがった(育った)はんでドースガナ訛りがひどぐで」
この美しい人から再び強烈な訛りが!
「えー。もう少しゆっくり、文節ごとに区切って、お願いします。
ワタシ、アナタ、トモダーチ」
こら、そこのオッサン!蹲って痙攣してんじゃありません事よ!
助けなさいよ!!
******
「で、兄達も更迭されて、多くの働き手まで流されて…いい気味だわ」
「な(汝)にはそうびょんばって(そうでしょうけど)、残さぃだ者は飢えるばす(だけ)だぁ」
「あ。今のはね、自分の領が奪われそうになっても戦わず、挙句に解っり易い敵のために自分達の村の女を敵に差し出そうとしたタマナシ野郎共に言いたかっただけよ。
あの愚かな老人もいい気味だわ。天罰よ。
でも貴方達にそんな目に遭って欲しくはありませんのよ?」
「ツンヅール様は、厳すい…いやいや、大変な目にあったんだはんで、そう思うびょん」びょん?
さりとて、今後もし東西交通が実現したら、ジゾエンマの隣はサンズーノ。
あえて敵対しようとするのも宜しくありませんわ。
「我が領はなんとか170人、そして後から王都から働きに来た200人を抱えて、それでもなんとか冬は遣って行けそうです。
しかし貴女の領地2000人を養う程の余力はありません。
せいぜい、寡婦となって尚、領に残る女達を細々と支援する程度ですが、焼け石に水でしょう」
「んにゃんにゃ!そえでもお情げ頂げだ事、ほんに有難ぐ思います」
初めて会ったこの親戚は、深く頭を下げた。
困っている領民のために、他人に頭を下げられる。
真面目な人なんだなあ。
それにしても、私をこの死の荒野にブン投げた王都から悪質な浮浪者の引き取り手を求められ、さらに追い出された故郷から飢餓の援助を求められ。
この城にこの鉱山が無かったら、私もうガケっぷちどころが地獄のズンドコまで落ちてたところでしたわ!
「お嬢様、この件、お一人ではなく、仲間達みんなと、トリッキさんも含めて相談されては?」
マッコーが助言してくれました。
でも、それで妙案でもあるのでしょうか…
あるとすれば…
東西交通。もう雪も降り始めていますわ?
するとバン!と扉は開けられ。
「話は聞かせてもらった!サンズーノは繁盛する!」
「な!何だってー?!」
って言うか盗み聞きしないで下さいましトリッキ。
******
魔導士殿が言いました。
「幸い、奇跡的に石炭の売れ行きは予想を数倍上回っています」
「嘘仰い。織り込み済みだったのではないですか?」
トリッキが複雑そうな顔をしています。
「このオッサン、読んどったな…」
やはりそうでしょう。
「ツンデール。今な、薪炭組合と鍛冶師組合と石炭貴族で偉く揉めとるみたいなんや。
多分雪解けになったら仰山の馬車がここを目指して殺到するで?
みんな高熱で燃えて鉄の不純物を吐き出させてくれるこの石炭の確保に目ん玉ギラギラさせとんねん」
「しかし我が領の方針は変わりませんよ?」
「せやけ、薪の方は炭にして売ろう思っとるみたいや」
それって木々を切り倒す事を減らせるのかしら?
「後は選炭やな。春になったら見学希望が殺到や!今の内からどう捌くか考えとき?」
「防犯も含めて、ですね?」魔導士殿?
「無論、商工組合の者であっても不埒者が加わる事は許しません」シノビーノさん?
「はあ。羨ますい話だあ。わさだっきゃ(私達は)炭買う金も、売る糧もねんだぁ」
「これまた訛りのキッツイお嬢様やなあ」
「すまね、田舎おがり(育ち)なもので」
いえトリッキの町人訛りも何と言うか色々微妙ですよ?
「だがそれだけで終わらすのは面白なかろ?折角あぶれとる働き手と物を欲しがる土地があるんやで?」
私は、意を決して言いました。
多分、これを言えば実現してしまうでしょう。
「やはり…東西交通網を?」
「せや!」
やはり。
「しかし今は冬ですよ?どうやって…」
「それこそ、ならず者共に命を懸けて働かせるんや!
王国も魔導士を動員して、雪の合間に少しづつ、王都からジゾエンマまで道を広げて固めて、あの鉄道を敷ける道を確保するつもりや。
その分、こないだ聞かせて貰ろた料金、ちいと手心加えてくれまへんやろか?」
つまり、当領の負担をならず者達に肩代わりさせる、その分費用を負けろ、と?
それ…どうなんでしょう?
王国領の失業対策に協力しろ、というのなら解りますが。しかし規模がけた違いです。
しかも危険な雪の季節に。
「女王陛下はやらせるおつもりや。どや?値引き、乗ってくれへんか?」
魔導士殿は、何も言いません。
「そいだば、こぢらも働き手ば出すます」
訛り令嬢が言い出しました。飢える直前ではないですか?
「黙っていでも飢え死にするだげだ。
それに、商人さんは東ど西繋げでのだよね?
働き手ば出すます。
その分、王国がら食い扶持頂げねだべが?」
大胆な提案です事!
冬の、足元も危険な季節に、王国の東西に馬車が往来できる道を作るなどと…
しかもサンズーノ領の人足の労賃は王国負担…
魔導士殿であれば、チェストーってすぐ出来てしまうでしょうけど、それを今行うべきか、いっそ魔導士殿に…
「いえ、違います。私が全部やっては、修理も拡張も出来なくなります。
大事なのは、王国自らが作り上げるという気概や、設計や建設した技術を残す、ということではないでしょうか?」
尤もな事です。
そういえばこの人、いずれ王国全土に鉄道が走るとか言ってましたわね。
そうなれば速度や輸送量は倍増します。
どこがどう輸送量を徴収するのか、いくら国の収入になるのか。
それに、物は一つ作るより、一度に多く作った方が安く済むと聞いたことがあります。
一度鉄道が敷かれれば、その動きが増えれば増えるほど、安くて便利な道が王国中に出来続けるでしょう。
トリッキはさっき以上に頭を悩ませました。
「解ったわ。組合経由で王宮に打診してみよ」
トリッキが悩まし気に結論を出しました。
「勝算は?」
魔術師殿の問いに
「勝ちが三分に負けが七分や」
「望みがある分、掛け合う価値はありそうだな。
お願いできるか?」
「任せい!まずは試算や」
どこか吹っ切れた様な、そうでない様な答えを放ったトリッキ。
「先ずはどこに道を引くか、何人動員できっか。大雪の傾向を調べて何日工事できてどこまで道を通せるか、やな」
「細いとは言え、今時点でも両方向への道はある。
難所を改良し、豪雪地帯のトンネル掘削を優先し、一定の輸送量を確保するか…」
「どこに通すかはもう決まっとるんやろ?どーせ」
この二人、妙に話と気が合いますわね?
「ま、その辺整理しよか。
そこのワガダベお嬢様?」
「わだが?わっきゃクローヌ・オブ・スンズーヌだ」
「クローヌ様?」「クローヌ、だ」
「クローネ様、ですよ」「んだよ」「ブーッ!」
あ、トリッキが噴き出しました。
「あー、面白ぇ!こりゃ愉快に仕事できそうやわ!
ウチは王都デリーの商人、トリッキ言います。
もし東西鉄道が実現したら、宜しゅうに。
いや、例え実現せえへんでも、王都やこっからの救援物資の輸送、ウチが引き受けますさかい、どっちにしても宜しゅうに」
「受けて頂けますか?」
「頼りにしてまっせ、ザイトはん」
そっちも魔導士頼みなんですのー?!
「トリッキ!この人、我が領の命綱なんですのよー!」
この後無茶苦茶紛糾しましたわ。
******
結局、余剰する可能性の高い備蓄食料の内、日持ちするものを選んで道路工事の下見も兼ねてトリッキの配下とクローネの馬車でサンズーノに向かわせる事にしました。
私達であれば捉えられ人質にされる危険もありますが、王都の商人にそんな事をすれば王国軍が鎮圧に出向くこととなるでしょう。
往復で雪の到来までギリギリでした様ですわ。
そして私達は動員計画、人選の基準、王国による工事費用の負担等を試算し、トリッキに託すこととしました。
尚、工事個所や設計は、全部アイツ一人でいいんじゃないかな状態でしたわ。
王都に向かう途中、山の真ん中とか渓谷の上とか通ってるのですけど??
「王都の土魔導士達を動員すれば、可能かと」
ホントでしょうか?
「お嬢様にも参加頂けると、ジゾエンマに咲いた花、とか顔と名前が広まるかもしれませんよ?」
「な、何をいってるんですのー!!」
そしてわちゃわちゃと計画概要書が出来てしまいました。
かかるコストは普通であれば金貨1千5百万枚。
以前試算した王都とナラック間の鉄道100kmが1千万枚。
サンズーノまで50kmなので、試算は大体正しかったという事ですね。はあ。
鉄道用の枕木、バラストという石礫、そして鍛えられた鉄道…馬車が走る鉄の棒はレールというのですね、これをジゾエンマ、もとい魔導士殿が提供するとして6百万枚を引けば、約半分の9百万枚。
それを王国への奉公として一割にして90万枚。
前聞いたお話だと王国の予算の9年分。
てか魔導士殿、国家予算60年分の財産があるのですね…
正にバケモノですわ。
「今回の話の本題は王都の治安維持や。
そしてサンズーノ領救済。もしかしたら旧コモーノ領はもっと荒廃して餓死者が多くなっとるかも知れん。
そうなって来ると、この鉄道、つうか道の持つ意味はな。
一男爵領救済だけに留まらない。西岸大陸派の手駒を奪い取る意味も出てくんのや。最早こりゃ戦争やで?」
「戦争…」「いぐさ…」
これは…この戦には負けられません。
「私も陳情に参ります!」
「「「なんだってー!!!」」」
「女王陛下への建白書が出来次第、私も王都へ参ります!」
「サンズーノだけであれば、寡婦救済はいっそここに来て頂ければ成し得るでしょう。
しかし近年不作が続いている西岸全体の問題となれば、鉄道は救いの道となります。
是非とも実現させなければなりません。
今後の交易や宿場経営を考えれば、私達の領としても決して損にはならないと思います。
トリッキ、お願い出来ませんでしょうか?
魔導士殿も、ご理解頂けますでしょうか?」
「うわー。覚悟決めよったなーツンデール」
「こうなったら止められない、だね」
二人が認めてくれました。
すると
「わもえ(行)ぐじゃ!」
なんですってー???
「わも皆の命守らねばまいね。
代官どすて女王様さ救済申すへます!」
へすます?
「マッコー、代官代行として後をお任せできますでしょうか?」
「しかしお嬢様、既に雪は降り始めています。
お帰りは雪解けになるのでしょうか?」
すると魔導士殿が事も無げに言いました。
「長くとも1ケ月後には帰りますよ。
それにジゾエンマまで戻れば雨は愚か雪も降りません。
今まで買い貯えた食料があれば充分冬は越せるでしょう」
「…解りました!このマクコマー・サイナン、ジゾエンマ領代官代行の任に就きます!
お帰りは、呉々もご無理なさりません様に!」
「頼みます」
こうして私の人生初の王都行きは、多くの人の命を背負った重大な使命を帯びる事になってしまったのです。
みずからガケっぷちに立つ選択をしてしまいましたが、後ろを顧みる余裕はありません!
******
テレレ↑令嬢紋⇔王紋レー↓ヒェッ↑
この後、宿場ではっ!!
と言うか、この晩トリッキ商会は二の丸御殿での供応を辞し、三の丸に新築した和風温泉旅館に寛いでもらう事とした。
その夕食後に。
温泉で寛ぐトリッキともう一人の随行者の女性。
まだ30代前半の様な美貌を持ちながらも、実はアラフォー様である。
「随分とご無理をなさるのねえ、トリッキ会長」
「気持ち悪ぃなあ、おかん」
「あんな啖呵を切って、貴族陣を説得できるのかしら」
「…正直言って、説得せん方がええんとちゃうか思っとる」
「その謎の下町訛りどうにかなさいな」
「そうね。
確かに女王派貴族は何とかこの冬を凌げそうと聞いてる。
どっちかと言えば、大陸派の、裏切り報酬頼みな連中の方がかなりまずい事態になってる。
金貨は手に入っても麦は入らず、農夫の餓死者が数万人は出るでしょう」
「王宮の官吏の報告とは随分違うのね」
「アイツラも皆大陸派でしょ?
都合のいい報告だけして、いざ餓死者が出たら『女王の責任だ』とか喚き散らして大陸に援助を申し入れるでしょ?」
「多くの民の塗炭の苦しみでさえ、あの卑怯者達にとって喜ばしい事になるとは。
緑の王国を汚した奴等は、大陸の果てまで運び去らねばなりませんね」
******
風呂上りの二人は、建白書の試案を読み合わせた。
「男爵令嬢、いえ、もうじきツンデール男爵かしら。
あの子の熱意や正義感もさることながら、恐ろしいのはここまで瞬時に計画をまとめ上げたあの魔導士、ザイト」
「あのヘンな顔の魔導士がいなかったら、ツンデール達はこの冬をなんとか越せても、必死に井戸を掘って宿場を開いて、食いつないで行くしかなかったでしょうね」
親子そろって散々な言い様である。
「それでも仕方ないかと思いましたが。
とんでもない拾い物をしてしまいました。
まさか王国の危機を一気に救う手立てを作ってしまうとは…」
「用水、石炭、鉄道。オマケに鉄砲隊。最初に見たときは目玉が飛び出るかと思ったわ」
「私もあなたの報告を呼んで、頭おかしくなったんじゃないの?って思いました」
「ひどーい!」
「鉄砲一つ金貨数百枚よ?しかも熊を一発で倒すなんて、鉄砲も撃った騎士娘達も頭おかしいわ?
こんな地が敵に回ってみなさい。王国が消し飛ぶわ!」
「そうよ。この地は、絶対に敵に回したらいけない。
それも、ここに暮らす女達の、誰一人でも辛い目に合わせたら、あの男は激怒して私達に襲い掛かるわ。絶対に怒らせちゃ駄目!」
「難しいわね。国全体を考える時どうしても一部の人達を切り捨てる必要が出る物よ。」
「そういう時は、誠意を持って接するべきよ。
今回の転封も、ツンデールは受け入れてくれた。
冬越しの配慮をちゃんとしたからよ。
あの魔導士も、ツンデールも、話せる相手には理解してくれる」
トリッキ。良く解ってくれている。
「じゃあ、後はこの案に反対してくる大陸派貴族をどう黙らせるか、ね?
王都にいる西岸貴族の代官では、領地の窮状は知らないか、知っていても見殺しにするでしょう」
「もしかしたら、あの田舎っぺ令嬢みたいに王都に使いをよこしているかもしれませんよ」
「それを王城に案内して、陳情を受け入れる。
見返りに、鉄道建設費を供出させる」
「それや!それがええ!」
「ほら、下町訛りが出ちゃってますよ?」
「しもた!」
ある程度打ち合わせが終わったこの二人は、旅館から差し出されたワインを楽しみつつ言った。
先にトリッキが言った。
「ホントならこんな地…
『死の荒野』なんかに追いやられた恨みを故郷や王家にぶつけても文句も言えないのに。
それなのに王国や故郷を救うため自領の財を投げ打ち、更には自ら説得のため王都に出向くなんて。
ツンデールは本当にいい子。優しい子よ、お母様」
「私は、賭けに勝ったのね?」
「大穴で大儲けよ!」
よく似たこの二人。
ゴリア国女王メリエンヌ3世と、その娘トリヒキーナ王女。
後のメリエンヌ4世であった。
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