第8話
郷田兄妹の突然の登場に少し緊張していると郷田妹は郷田兄の袖をクイックイッと引っ張り、俺たちの方を指差して
「お兄ちゃん、何か、藻太郎と兵頭さん変じゃない、まさか先を越されたんじゃ」
と言うと郷田兄はこちらを見て
「、、、、、、、、、、、」
と呟いた後
「別に関係ないもんね、僕たちのフルコースで藻太郎をこちら側に引き寄せるもんね、じゃあ早速行こう、樹やっちゃいなさい」
と郷田妹に指示すると郷田妹は俺に駆け寄り、袖を掴み
「藻太郎、いこ」
と首を傾げながら言ってきたので俺はこの子可愛いなという感情と今までパシらされていた恐怖でわけわからん感情になっていると
「よし、最高の掴みだ、樹、最高!!、このまま、藻太郎が弟になっちゃうくらい最高だぞ、もっといこう」
と応援した後、郷田兄は妹に何か指示し
「藻太郎、はやくー、はやくー」
と引っ張ってきたのでどうしようとテルに助けを求めて視線を送ったがテルは笑っておりどうすればいいと考えていると
「樹、やっぱ、僕の妹だわー、最高すぎる、最高のアプローチだ、藻太郎が家に入る日まで近いぞ」
と郷田妹を応援していたのでどうすれば良いと思っていると周りの人達がこちらを見て笑ってきたので俺は早く逃げたいと思いから
「うん、行こう」
と郷田妹に言うと郷田妹は笑いながら
「じゃ、ついてきて」
と言って引っ張ってきたので俺はついていく事にした。
郷田兄の先導で郷田妹に引っ張られながらゲームセンターに着くと郷田兄は郷田妹に視線を送ると
「藻太郎のゲームセンスみたいなー」
と郷田妹が格闘ゲームを指差しながら言ってきたので、
「格闘ゲームやった事ないんだけど」
「えっまじで、どうしよう、お兄ちゃん」
と郷田妹が郷田兄に視線を送ると郷田兄は
「樹の格闘ゲームセンスのセンスを見せて惚れさせよう」
「うん、分かった」
「私の格闘ゲームセンス見て」
と言うと郷田妹は格闘ゲームの筐体の前のイスに座るとゲームをし始めた。
俺は格闘ゲームってどうやってやるのか興味が少しあったので見てみると手が尋常じゃないほど動いていたのですげーと見ていると
「へえ、やるじゃないですか、俺が対戦相手になっても良いですか」
と郷田妹に言うと郷田妹は頷き
「私に勝てるわけないでしょ、三下が」
とさっきまでの声とは違いやる気が満ちた声で言うと
「それは俺の腕を見てから決めてくださいよ」
と言うとテルは向かい側の筐体にいく。
すると挑戦者の文字が郷田妹の画面に写り、試合が始まるようだった。
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