第9話
テルと郷田妹の格闘ゲームの試合が始まった。
両者、最初は見合っていたがテルのキャラクターが動き出し、郷田妹のキャラにパンチを繰り出す、だが郷田妹はそれを見切りガードをする。
「中々やりますね、では本気でいきます」
とテルが言うと連続で攻撃を仕掛ける、だが郷田妹は
「遅いし、読みやすい、三下がああ!!」
と言いながらテルの連続攻撃を完璧にガードする、そして
「これが真の強者よ、うらああああ」
と言うとテルに反撃し、連続攻撃が決まり、第一試合が終了し第二試合が始まろうとしていた。
「次は最初から本気で行きますよ」
「三下が、私に勝つなど、そんなのできるかああ」
と両者意気込み第二試合が始まると郷田妹が先に動き出し、テルに仕掛けようとする
「その動き、読めますよ」
と言うとテルはカウンター攻撃を繰り出す、だが郷田妹は攻撃が当たる一歩前に止まっており
「だから三下なんだよおお」
と言うとカウンター攻撃をした後の無防備な状態のテルに連続攻撃を仕掛ける、そして攻撃が決まり試合が終了すると
「三下が歯向かうなよ」
と郷田妹が勝ち誇った笑みを浮かべるとテルは立ち上がり
「この俺が負けた、しかも完封でー」
と言い頭を抱えていると兵頭さんが
「ここは任せな」
とテルの肩を叩き、テルの座っていた場所に座る。
すると郷田兄が郷田妹に耳元で何かを呟き、郷田妹は頷くと郷田妹は立ち上がり、兵頭さんを指差して
「これで私が勝ったら、藻太郎を諦めな、お前のような、純情ちゃんには藻太郎をリード出来ないからな、ハッハッハッ」
と言うと兵頭さんは少し顔を赤らめてから、自分の顔を両手でパシパシ叩き
「と言うと逆にそっちが負けたら、藻太郎を諦めるって事だな」
と郷田妹を見ると郷田妹はビビったのか
「どうしよう、お兄ちゃん」
「任せろ、樹」
と言うと郷田兄は兵頭を指差し
「好きに受け取ってもらって構わないさ、だけどこっちが勝ったら引いてもらうぞ」
と宣言すると兵頭は笑い
「さっさと始めよぜ」
と言うと兵頭さんはコインを入れる、すると挑戦者の文字が郷田妹の所に現れ、試合が始まるのだった。
試合が始まると兵頭さんのキャラが前に行ったり後ろに行ったり、変なところで特殊技を繰り出したりしている、それを見た郷田妹は
「テメエ、動かし方もわかんねーで私に挑んできたのか、ならすぐに楽にしてやるよ」
と言うと兵頭さんに仕掛ける、すると簡単に連続攻撃が決まり決着がつくと
「これなら、藻太郎はこっちがもらったものだな、さあ試合開始しようぜ〜〜」
と郷田妹は兵頭さんを挑発していく、だが兵頭さんは冷静に
「悪かったな、でも動かし方、覚えたから大丈夫だ、もう負けない」
「そんな事、言ってられるのも今のうちだぜ〜〜」
と郷田妹が挑発すると第二試合が始まり、早速郷田妹は兵頭さんに連続攻撃を仕掛けるだが兵頭さんはそれを完璧にガードしパンチを一撃加える。
すると郷田妹は後ろに下がり、兵頭さんの動きを伺う。
だが兵頭さんは動かず、そのまま立っている。
しばらくの時が経ち、残り時間10秒になる。
郷田妹は焦ったのか攻勢に出る。
だが兵頭さんに全てガードされてしまい、時間がきて試合が終了する。
「この程度か、なら諦めなくて済むな」
「初心者だと思って油断してただけだ、次はめったんめったんにしてやるよ」
とお互い気合いを入れると最終試合が始まる。
試合が始まると郷田妹は兵頭さんに仕掛けるだが兵頭さんはそれを完璧ガードしパンチを一撃加えようとする、だが郷田妹は今度はそれをガードし蹴りを加えると兵頭さんに当たり体力ゲージを少し減らす、すると
「このまま、いけば私の勝ちだな」
と郷田妹勝利を確信している笑みを浮かべると
「試合はここからだ」
と兵頭さんも笑みを浮かべると兵頭さんが攻勢に出る、郷田妹は攻撃をガードし、反撃をするが兵頭さんに防がれてしまう。
その後、膠着状態になり時間が過ぎていき、残り時間10秒になると
「よし、最後の攻撃だ」
と兵頭さんは郷田妹に突っ込むと
「お前の攻撃、全て防ぎ切ってやる」
と兵頭さんの攻撃に備える。
兵頭さんは郷田妹に近づき連続攻撃を仕掛ける、郷田妹はそれを完璧にガードしていた。
だが兵頭さんは連続攻撃途中でやめ、特殊技を繰り出そうとする、だが郷田妹はそれを読んでいたのか一歩後ろに下がる。
しかし、兵頭さんの特殊技が発動せずに一歩進みただのパンチになる、だがそれが功を奏したのか当たり体力ゲージを減らす、それに動揺したのか郷田妹は一歩下がる、兵頭さんはそれを見逃さず、一歩前に出て蹴りを加えると郷田妹に当たり試合が終了する。
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