第110話 ヴァルトメア神殿
今回は短いです
✳︎
天空樹。
遠くから見ても分かるほどの高さがあり、天辺はかなり広大で枝がギッシリと隙間なく生えている。
あまりの高さに頂上は雲を貫き、世俗とは隔絶した世界となっている。
樹とは思えないほどに天辺は平であり、まるで空に浮かぶ島の様に地面が体重を支え押し返す。
神々が居住する天の楽園。
ヴァルトメアの分体は自身の能力を使い、豪華な屋敷を建設し、そこに下位使徒を住まわせた。
本体からは
「あっ。分体ちゃん? 何かスンゴイ神殿的なの建ててくれる? お願いねぇー!」
という返事が来たので、ちゃちゃっと造り上げた。
神殿の名は
『ヴァルトメア神殿』とそのままである。
神殿というよりは城の造り。
かなり神秘的で少しホラーテイストなデザインで、パルテノン神殿風ではなくて、どちらかと言うとガノ○城の様なイメージ。
神殿は全20階層。
幹部が広い階層を管轄しており、それぞれに名前がつけられている。
一階から三階層を
『
四階から七階を
『
八階から十階を
『
十一階層を
『
十二階層を
『
十三階層を
『
十四階層を
『道化』と命名し、フィルギャの居住区兼、管轄区域とする。
十五階層を
『冥府』と命名し、アポリュオンの居住区兼、管轄区域とする。
十六階層を
『
十七階層を
『奈落』と命名し、タルタロスの居住区兼、管轄区域とする。
十八階層を
『幻夢』と命名し、ジュピターの居住区兼、管轄区域とする。
十九階層を
『宿怨』と命名し、エーデルムートの居住区兼、管轄区域とする。
そして二十階層を
『樹天魔』と命名し、ヴァルトメアの座す区域とする。
天を貫くほどの巨大な神殿。
地を這うモノは仰ぐ事すら許されない。
新しき神々がこの世界の支配者として君臨し、世界を壊し、世界を創造する。
この神殿が後に宿敵との戦場となる事はこの時はまだ誰も知りもしない。
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説明です。
元々エンデがあった場所は、使徒にならなかった或いは、なれなかったエルフ、ダークエルフ、他種族が住むことになります。
ヴァルトメア神殿の周囲を下位の、つまり、なったばかりの使徒、今回で言うと帝国から助け出されたエルフ、ダークエルフの使徒が屋敷に住んでいます。
あとは上記の説明通りですね。
今後は商業施設や娯楽施設も使っていきたいですね。まだまだ先ですが。
世界はエンデに対してどのような立ち位置で行動していくのか。
すり寄るのかな?
反抗するのかな?
今のところ反抗した国は滅ぼされていますが、流石に馬鹿な国ばかりではないはず。
魔導国ザウパーの様にね。
鍛冶国、商業国、砂漠国、人魚国など、まだまだ登場しますが、お付き合いくださいね。
よろしくお願いします。
面白かったら、レビューとかコメントなど待ってます。
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