第65話 経験値増産計画

※かなり下衆な回です。要注意。

飛ばしてもらっても大丈夫です。

というかキチなので女性は特に飛ばしてください。

 

どーも俺くんです。

地球産の人間を攫いつつ、強化しているこの頃。あの子達は自分の置かれている立場を未だ理解していないのだろうねぇ。


 とりあえず今は勇者2号〜300号を樹海で強化中。

『超成長』スキルの効果もあり、レベルはなんと五百を超えました。ここまで要した時間は一週間ほど。すごくなーい?早いよねぇ。


 聖皇国最強くんが七百代だったはずだから直ぐに超えちゃうね。あの子達の限界レベルは脅威の二千レベル。流石は勇者だね。まぁ千レベルを超えた所で種馬としてハッスルさせて、経験値を産んで貰わないとだけどね。

この子達は殺さないようにして、優秀な種馬としての人生を歩んでもらわなくてはね。


 そしてそれからさらに一週間が経過。


 やっと千レベル超えたね。

種馬に格上げ決定〜。

小屋にはルシくん達が集めてきたこの世界の優秀な女の子達が尻を出して勢揃い。

勇者達イキりたってるねぇ。


 見た目も可愛いし、直ぐにでもハーレムしたいよねぇ。わかるよーうんわかるー。


 まぁハーレムが楽しいのは最初だけ。

日々したくなくても強制されるのは苦痛しかないからね。

体調が悪くても、気分が乗らなくても、精神異常になっても種付けさせるからねぇ。


 狂った様に腰を振ってくれないとね。


 今はセフレ感覚で喜んでそうだけど、地獄の時間はここから。小屋には俺くんのオリジナル植物が三種類。


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 オリジナル植物その一

情欲の青花【淫放花イラン】

•この花から出る匂いに人間族の理性は吹き飛び、主に性欲の制御力は失われる。EDになっている男性も忽ちご立派になってしまう。また、女性は妊娠しやすくなる。


 オリジナル植物その二

【幻覚の性麻】

•この麻から抽出されたエキスを摂取するとどれだけ相手がブサイクな者でも自分の理想の姿に見えてしまう不思議な大麻。


 オリジナル植物その三

【精と子の金樹】

•この樹木からとれる果実を食べると通常の百倍の生産速度で精子が作られて、射精しないと睾丸や精巣が破裂してしまう可能性がある。持続時間は一時間。


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 ズラリ並んだ女性も勇者くんも興奮してるねぇ。哀れな事だね。でも何だか幸せそうだねぇ。それはそうだよね。勇者といったらハーレムが地球時代からの常識だもんね。


 いざ自分が勇者となったなら、良い女を抱いて美味しいご飯を食べて程よく世界を救う、いや、救えると思ってたんだろうけど。残念。

君達に相応しいのは俺くんの経験値増産器だよ。


 それから一週間が経過した。


 勇者くんと現地女性の間には子どもができ、普通なら一年はお腹の中に居るかと思う。

ここで更にオリジナル植物。


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【早老乳草】

•この乳草から分泌される白濁したエキスを摂取すると胎児の成長が著しく高まり、一月で出産が可能となる。毎日摂取しなければならない。


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 媚薬米は毎日主食にしなければ効果は得られない。ただ種族は問わないのが強み。


上記四種は人間族なら誰でもいつでも強い効果を得られる。勇者であってもね。


 そしてなんだかんだ一年ほど経過し、計画は

最終段階に入った。


 勇者を引き連れて魔物狩りをさせレベルは千を超えた。流石に全ての用済みとなった勇者を経験値にするのは勿体ないので、才能の無い勇者のみ経験値にする事にした。

もうこいつらの子は腐るほど沢山生まれたからね。


 こいつらの子が育ったら次はその子らが種馬として頑張らなきゃね。


 相変わらず生意気に立場も理解せず、選ばれた者だと勘違いをしている。

何故か。大事な経験値なんだ。誰かに傷つけられたり殺されたりしたら事だ。

大切に大切に育ててきたよー。思い上がる程にねぇ。


 「なぁヴァルトメアさん。一体いつまで魔物狩りをさせるんだ?早く帰ってまた女を抱きたいんだけど。もう誰かさんのせいで性依存症だぜ。」


 「そうだそうだ。早くやらせてくれぇ。もう滾って仕方ないんだよぉおおお。」


 「ヴァルトメアさんも俺らが居ないと困るだろ?あんたに出来るのは俺らに女をあてがう事だけ。わかるー??あんたにはこれしか出来ないんだよぉ?」


 樹海で配下のランクSモンスターを片手間に殺していく勇者。

その実力は完全にこの世界の人間の中では最高である。


 「ははは。そうだねぇ。君たち毎日楽しいかい?」


 「はっ。そんなの当たり前じゃん。良い女を抱けて、美味い飯を食って、最強になれて、人生最高だぜ。あんたに食わされた主従の実の効果さえなければ、あんたを殺してこの国を出ていっただろうよ。この力さえあればハーレムなんて簡単だろうしな。」


 「くくっ。確かに。こんな木しかないような国なんて直ぐに出て行きたいぜ。」


 「そっかー。出ていきたいんだねぇ。だったら俺くんに勝てたら出て行ってもいいよぉ。主従の実の効果も消してあげるよぉ〜。」


 勇者達が一斉に笑い出す。


 「あんたが俺らに勝てると思ってんのー?たかが植物を操るだけの神であるあんたが?無理無理w」


 ヴァルトメアは一切力を見せたことがなかった。この世界に呼んだ時ですら。


 「うんうん。そう思うよねぇ。じゃ殺しあおっか。」


 「おっけww」


 1柱VS100人の殺し合い。

神をも超えたと勘違いしている人間が百人いたところで勝負は見えている。


 その日、身体中から禍々しい枝が生え、顔面からは苦悶に満ち、歪み切った表情が見て取れるオブジェクトが樹海に散見された。虫が食い始め、恐怖の化身となった百人の死体は誰にも知られてはいけない樹海の秘密。


 















「あー。経験値うまっ。」





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