第39話 各国の対応と

 聖皇国が1日で滅びた。

滅びた理由は分からないが、異様な程の木々の数々に各国は樹海の主、もしくは、何らかの神の怒りを買ったのではないかと考えた。


 その考えに至った理由は一つ。

かの樹海と聖皇国があらゆる植物によって繋がり、侵食されているからであった。


 その規模は大きい。

元々かなり広大な樹海だが、それに加えて、国一つを丸々と飲み込んでしまった。

それもたった1日で。


 各国の最大危険区域となった樹海。

そんな区域へと手を出そうなんて考える馬鹿は少なくなった。


 聖皇国の隣国である王国【ラルシェル】。

国民と騎士団によって王は殺され、愚かな王はこの世から消えた。


 がしかし、国力がかなり減少した今ならと侵略しようとする国も少なく無い。


 その為には樹海を乗り越えなくては行けないが。


 自国の力だけでは守れない。

それが、原因であるはずの樹海に守られているとは随分と皮肉である。


 樹海に挟まれた反対側、つまり樹海から西の国。


 大帝国【シュテリケ】

世界屈指の大国であり、侵略国家であり、最高戦力を保持した国である。


 聖皇国最強の男クラウス。

世界屈指の実力者である彼クラスが何人もこの国には存在する。


 いや、それ以上の実力者が多数。


 魔導国【ザウバー】

大賢者を始めとする偉大なる魔法使いが多数在籍している魔法先進国。


 その数は世界一位。


 魔法学校が充実しており、難関校ばかりである。卒業後は所謂エリートとして国に仕えるのが決定づけられている。


 武王国【マーシャライト】

武王を頂点とし、その下には四天武という4人の武道家が国を率いる。

国民の殆どが獣人であり、その身体能力を以ってして国を守護している。


 精霊国【エルフィア】

ハイエルフの女王を主人とし、精霊を崇める国。美男美女ばかりである為、人族から奴隷として狙われている。

精霊魔法という特殊魔法で居場所を隠し、土地にかけられた侵入者用の罠は膨大。


 火山国【ブラックスミス】

火と土の精霊に愛されたドワーフという種族が多く住んでいる国。

その多くは鍛冶師となり、最高の鍛冶師となった者が王となる。


など他にも砂の国や女人だけの国など多くの国が存在しているか、大国となるのはこの国々だろう。


 魔物の王だって居る。


 果たして、樹海との関係はうまくやれるのだろうか。


 

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