第15話 S級パーティの危機襲来
あれから1時間が経過し、彼らは襲い来るモンスター達を倒し続けた。
殆どがB級モンスターであり、かなりの量のモンスターとの戦いで体力と魔力の限界が見えてきた。
彼らが倒したモンスターからチューチュー出来た俺は100レベルまで上げる事が出来た。
ありがとう人間ちゃん。ありがとう超吸収、超成長ちゃんたち。
お!どうやらこの辺で一旦休憩する様だ。
何やら変な道具を出したぞ?
魔石か?
それをエネルギーとして、何かを作動させた。
これは結界?
お!!!俺の目には彼らが映らなくなった。
へぇ。便利な世の中になったものだ。
って俺はこの世界の事知らないけど。
臭いも魔力も消せるようだな。何にも感知出来なくなったわ。
多分このまま朝まで休憩だな。
暇だし、その辺でモンスター共を経験値くんに変えて来るかぁ。
✳︎
樹海中心部から一体のS級モンスターが縄張り争いから逃げてきた。
口からは涎が滴り落ち、空腹と怒りにより凶暴化している。
黒きそのモンスターは、四足歩行で立派な牙や爪が生えている。
全身は体毛で覆われ、魔力量もS級に見合うほど強大。
格上のモンスターでも襲いくる樹海の奴等からの攻撃をさも効いていないような頑丈さを見せる。
魔物名『ヘルグリズリー』。
全長5メートルはある巨大な体躯に、金属をも簡単に曲げてしまう腕力、巨大な岩も抉る剛爪、確実に獲物を噛みちぎる牙と顎。
さらに、魔力によりそれらが強化されている。
そんな化け物が刻一刻とS級パーティが居る区域へと近づいていく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます