第7話 マミとのやり取り
あたしがプールにて、ルーさんとまったりしていたらね。
いきなり、マミが乱入してきた。キューとか鳴きながらよ?
ルーさん、ちょっと困り顔だわ。あたし、言ってやったの。
『……あんた、何しにきたの?』
『姉ちゃん、あたしとも遊ぼうよ〜』
『嫌よ、あたしはルーさんと遊んでるんだから。ロロとでも遊びなさい』
『それこそ、嫌よ。ロロ姉ちゃん、ランボーなんだもの!』
『……分かった、あたしからルーさんに言ってみるわ。通じるかはあの人次第だけど』
仕方ないので、あたしはルーさんに目線と声で訴えてみた。
『……キュキュ〜!』
「……どうしたの、レン?」
『キュ、キュー!!』
ルーさんはあたしの訴えに最初は首を捻っていたけど。何度か、じっと見つめていたら。勘でなんとなく分かったらしい。
「あ、もしかして。ロロかマミの事かな?」
『キュー!』
正解だと鳴けば、ルーさんはちょっと考える素振りをした。そうしたら、ルーさんはマミに対しても両腕を広げる。
「んー、マミもこっちに来る?」
『キュイー!』
マミが答えるように鳴いた。ルーさんの前まで来ると、頭や胸ビレまで踊り出る。そのまま、ギュッとハグしてもらっていた。ま、良かったじゃない。相手をしてもらえたんだから。
マミはルーさんに甘えるようにまた、鳴く。
『キュ〜、キュ!』
「あはは、マミも遊び足りないのかな。レンもおいで!」
あたしが来ると同じように頭を撫で撫でしてくれた。やっぱり、ルーさんは良い人だわあ。後で氷も食べて、ご満悦なあたしとマミだった。
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