第21話破戒ノバルトベルゾ

「私は、十戒之騎士の1人 破戒ノバルトベルゾで、御座います」


「十戒の騎士……お前等が、10人の強者らしいな」


「そうでございます」


「実力を見せてくれよ」

 

 俺は、バルトベルゾとやらをボコボコにするつもりだ。

「勝算が、有るんですか? 5歳に」


「戦ってみないと分かんねぇだろ」


「フッ、特と私の破戒を見せて差し上げましょう。     破戒ノ連鎖カラミティンスタン」


「グサァ」


 腹部に傷を受けてしまった……実に厄介極まりない攻撃だ。 槍に破戒を付与させ、本来では、突き抜けられない、硬さの物まで破壊する。 それが、

今のバルトベルゾの攻撃スタイルだ。

「やっぱり、子供ですね」


「そうかな? 円卓へ之誘いエクスヘブン」


「クッ、なに!? 円卓系魔法を使えるだと!?」

 

「お前等と違って、幼少期から、努力を積んでるんでね」


 円卓系魔法には、絶対な効果が、2つある。

1つ目 自身が使う、聖系魔法に必中効果が、付与される。

2つ目 円卓之騎士 アーサードラグエルが、出現

仲間になり、戦闘の手助けをしてくれる。

「中々に、厄介な技ですね」


「お前の、破戒は、聖とは真逆の、魔系魔法だからな、威力が半減する」


「私は、破戒だけじゃないんでね、 鉄鋼線ラスターカノン」



 金属が、軋みあい膨大なエネルギーが、生まれる

それに、魔力で、鉄鋼線槍ラスタースピアに、更にエネルギーを加える。

「食らえ! 我が至高の一撃! 鉄鋼線槍転素覇ラスタープラチナ」


「円卓の宣託 死刑 デスペナルティ」


「は? な、なんだ! その技わ!」


「悪に絶対の粛清を誓う、最高の技だ」


 バルトベルゾが、焦るのも無理ないだろう、何故ならば、デスペナルティは、封印されし、強大な、

魔法だったのだ。

「諦めたか? バルトベルゾ」


「あぁ、最後に1つ教えてやる。」


「何だ? 遺言か?」


「十戒之騎士のリーダー 崩戒ノアルテレンゾには、気をつけろ」


 アルミス対破戒ノバルトベルゾの試合は、アルミスの勝利で終わった。

「ベリン! 直ぐに直してやる! 回復之最高地点フルヒール!」


「そこまで、私の存在に気がついて無いんですか?」


「誰だ!?」


「十人居れば、追い打ちをかけに来る者も、いる、と、容易く想像出来るんですがね」


 俺の脳内の中に1つの情報が、入って来る。 まさか、十戒之騎士?

「自己紹介が、遅れましたね、私は、十戒之騎士

限戒ノステンレブルだ。 せいぜい死なない様にな」


「また、厄介な奴が、来てしまった……」


「では、始めましょうか」


「あぁ、分った」


「幻界之世界ミスティルワールズ」


 俺は、ベリンに意識が、向いていたので、奴の攻撃に対処出来ず、幻界に取り込まれてしまった。

「フッフッフッ、私の勝ちも同然ですね」

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