----武道大会会場

　俺、アルミスと、偽彼女ベリンは、武道大会の下準備を全て終えていた。　武道大会が始まり、

堅苦しい選手宣誓を誰かと誰かが、誓っている。　俺の興味は、強者と出会う事と、ベリンの沸点を知ることだ。　あんな、沸点の分からん奴、そうそういないからな。

「我々！　選手一同わ！」

「安全を誓い清く正しい行いをし、闘う事を」

「「宣言します！！」」

　誰かと誰かの選手宣誓が終わり、武道大会は、始まる。　一試合目は、そこら辺の弱小傭兵団のヒョロガリと冒険者ギルドの新人の闘いだった。

新人の勝ち……と、次は2試合目、王都の騎士団の

分隊長レベル……かな？　相手はリスティーナ街の

貴族の家臣、ヌリエンスだ。　実力はあるが、実践経験が、やや不足気味だ。

「終わったか、2試合目の結果は、ヌリエンスの

辛勝だった、リスティーナは、貴族の家臣が、こんなに弱いのか……と思ってしまう。」

「3試合目は、アルミスの番ですよ、ベリンも応援しています！」

　三試合目の始まりの合図を聞き、俺は、相手の実力を確かめる……弱い、せめて一撃で屠ってあげよう。　という感情が脳内を渦巻く、でもな、絶対

会場壊れるんだよな……あ！　これだ……

「気をつけなよ、雑魚」

　相手が苛ついた表情をしながら、槍を持って突進してくる。　それをあえて、剣の腹で受けとめ、剣の腹から、自動式魔法オートマジックを放つ

　そこからオートマジックに内蔵されていた、1つの魔法を放つ、敵は華麗なるバックステップで避けようとしたが、もう間に合わない。

「イチ穿つ閃光之剣撃アルセミン」

　その後は、膨大なエネルギーが剣に纏われ、剣の腹から、膨大なエネルギーが溢れ出し、敵を襲った、　そして、身体中を峰打ちし、勝負を決めた。

「やっぱ、魔法に名前付けると強くなるな、厨二病効果か？」

　そんなくだらない事を考えつつ、武道大会　　　第3試合目勝者　アルミス

「次は、ベリンの番か……まぁ、極線と呼ばれてるし、大丈夫だろ。」

　ベリンは、実は、というか、最初から知ってたんだが、王都最強拳士なんだよな。　

「行ってくるぞ！　アルミスみたいに峰打ちしてくる！」

　そこは、真似せんでよろしいんだがな……

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