第13話考えろ

----リスティーナの街の宿屋


 宿屋のマスターが、出てきた。 まさに、"おっちゃん"って感じだな……

「お前さん達、武道大会の出場者かい? なら、 割引が効くんだよ」


「あ…ハイ! 武道大会に出るために二人でリスティーナの街まで、来ました! この横の痩せ細った子は、……彼女です!」

 今思う、何でこんな嘘をついたんだろう……


 「か、彼女? アルミス君は!監視対処で、あって、そんな、好意を寄せてる、訳では無いから!」

 ? 何でダルトバッハは、こんなマジになるんだろう? あ! そうか、女の子なのに、ダルトバッハっていう、男らしい名前が嫌なのか!


「ベリン、君も出るんだよね?」

 これで大丈夫だろ。 え? 大丈夫だよね? また怒られるとかないよね?

「そ、そうだね。 私も出よっかな……」


 ベリンさん! 君も監視役なんだから、こんなアクシデントで、焦るんじゃない!

「じゃ、1万円お支払い頂けますか?」

 俺は、一万円を宿屋のおっちゃんに渡し、描かれた部屋番号の所に行く。

宿屋貸部屋カード

部屋番号19

このカードは、失くしたら弁償させてもらいます。

最近は、カードを失くす人が多いので気を付けて下さい。


----宿屋貸部屋番号19

ガチャ

俺は、以外と広いその貸部屋に驚いた。 

「お〜、一万円で、この広さなら、全然暮らせるな、っていうか、豪華だな……」

 部屋の広さは、まぁまぁだった、いや、めっちゃ広い、何処かによって変わるが、◯ックの店内ぐらい広い。 あ、この名前は、出しちゃいけない? 忘れてた、ダイエット中の人の食欲をそそるから、禁止だったな。


 そして、明日の武道大会に向けて、偽彼女と別に! なんとも無い夜を過ごした。


 朝起きる、とある事に気づく、朝飯代を持ってきてなかった……

まず、宿題は、割引もあるのも知っていたので、

一万円持ってきた。

そして、最初の夜は、夜ご飯要らないだろうから、

0円

そして、武道大会の出場料、3万円は、持ってきた。

後諸々のご飯代やら、なんやらで

2万円持ってきた。

だが、ベリンは、1円も持ってきてなかった……

武道大会の出場料で、6万……もうお金が足りない

その後のご飯代、馬車代含めて絶対足りない……



 俺の身に着けていた防具を売り払い、普段着で、

武道大会に出ることで、何とかお金は、足りそうだ

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