二日目  〆

二日目 曇/雨

2月15日


前日からなかなか寝られず7:00に起床

着ていた服を全部洗い、シャワーも浴び、

その間、朝ごはんでトーストが無料に配布されていたのでこれを食い、前日のドラレコの

データの入力の続きをしました


徳島の天気が下り坂の予報だったので動向を見て10:00に出ました


徳島にて高校の友人のお土産を購入

藍染の紐で出来たコースターを買いました


12:40ごろに昨日食べられなかった徳島ラーメン【銀座一福 本店】で濃厚スープの徳島ラーメンを食べました


従業員のおばちゃんとは待ち時間にお話し合いをし、四国一周の件を伝えると応援されました


皆さん応援ありがとうございました


順調に1000kmのルートを辿っていると

天気予報の通り大雨と強風が出てきました


この日の気温は16℃くらいと暖かいので風邪を引くほど寒くは無かった


14:40頃服はズブズブになりながらもなんとか阿南市に入り道の駅【公方の郷なかがわ】に到着


いつもお世話になっているおばあちゃんとおばちゃんにお土産を買いました


おばあちゃんには竹で繊細に作られた阿波踊りの人形をおばちゃんには阿波踊りの砂糖菓子を購入


その後雨風の影響で予定より2時間遅れて走行しており17:00頃最後の道の駅【日和佐】に到着


その道の駅は寿司が美味しいらしくお持ち帰り用の小さいパックに入った寿司をその場で食べました


その後ビチョビチョになりながらも進んで行き


南阿波サンラインと呼ばれる海が見える山道を通る事になってしまった


まだ日没では無かったので島々と海は見えていましたが悪天候の為雲が島を囲い、天空城のような景色になっていたのは良い思い出


その後日没になり辺りは真っ暗の山道になりました


日がなくなったので気温が下がり始め体温も下がってきたので早く旅館に着こうと速度を上げて漕ぎましたが


しかしここで最悪のアクシデントが発生

まさかの前輪がパンク


パンク修理器具は持ってきていましたがパンクを確認するための水も無いので修理は諦める事に野宿用具があったのでテントを立てて野宿しようと考えたが


飲料水が残り二口分、500mlしかなかった為

最寄りの街に行く事に決めました


しかもこの道は標高差100mの上下の激しい坂が数十個ある激しい道で上りはフレームが傷つく事を覚悟して乗って下り、登りは押してあげていました


しかも時間は19:00だったが道に街灯は一切なく闇の車道を音楽を聴きながら恐怖を誤魔化しながら移動しました


この時ほど自分の不幸を呪った事は無かったほど


走っている途中で自転車用グローブを紛失

明日は手が逝くかもしれ無い事を察しました


その後、一番近い街である牟岐町に到着

そこで道に迷いながらも閉店間近の小型のスーパーで水を買い、近くにローソンがあると

Google先生が教えてくれたので寄りました


そこで夜食と修理していたがタイヤの種類がフランス式であり形状が特殊な為、時間がかかってしまいましたが


定年に近いおじいちゃんがパンクしているのか?それと宿を取っているのか?と聞かれ、

私はすでに予定より遅れている為、宿なく、近くのお遍路さん用の小屋で野宿しようと思っている事を伝えました


一応、小型のガスコンロと高松で讃岐うどんと出汁があったのとカイロを大量に持っていたので死にかける事はないのですが


何とそのおじいちゃんはローソンの地主さんらしくローソン店員さんお願いして自転車を預けて筆者を泊めさせてくれるとの事。


最初、会社の事務所に泊めようとされたが

会社は卸売業で朝早くから使うからと従業員に止められた結果、おじいちゃんの別荘の一室を貸してもらいました


おじいちゃん、何者?


そこには炬燵や電気カーペットがあり

身体を温める事が出来ました


おじいちゃんの妻であるおばあちゃん(おじいちゃんは母ちゃんと呼んでいました)には少量のご飯と部屋の案内をしてもらい


そして近所にSUZUKIの自動車販売店があり自転車のパンクも直せる方がいるとの事で明日の10時にパンクをお願いをしてもらいました


おばあちゃん曰く、前回はドイツ人のお遍路さんを保護したことがあるらしく私は遭難者二代目との事


その後身体が疲れていた事もあり濡れた服をビニール袋に入れ、少し濡れている着替えに着替えて22時ごろに就寝


自然と運に捨てられましたが人に救ってもらった為に少し人として学べたと感じました


明日は8:30に修理してもらい、近くにコインランドリーがある為そこで今日濡れた衣服を全部乾かそうと思いました


徳島〜牟岐 90km

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