応援コメント

なぜ異世界転生ばかりが読まれるのか・考察」への応援コメント


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    ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』にコメントを寄せた荒俣宏は、同作の結末について
    「せっかく楽しそうな異世界へ行ったのに、現実世界に帰って来ちゃうなんて台無しだ!」との主旨でお怒りだったそうです。
    (自分は荒俣先生のこういうガチなところが大好きなのですが)
    現実世界を生きるうえでの心の糧(悪く言えば踏み台)になるばかりが物語作品の存在意義ではないですし、
    物語に本気でのめり込めなくなるのは悲しいことですよね。

    エンデ自身、メルヒェンの世界は逃げ場に出来るような甘ったれた世界ではない、と言っていた気がしますが、
    架空の世界を逃げ場にするのも、架空の世界が疲れた心の逃げ場に見えるのも、
    どちらも架空の世界をしょせんフィクションと侮っています。

    小説でも、映画でも、アニメでも、ゲームでも、
    好みの作品に出会えたときほど、作中世界や登場人物との別れがつらくなるものですから、
    作中世界のキャラクター達と別れずにいられるオリジナル作品や二次創作を書きたい・読み漁りたい気持ちは、よぉぉぉく分かります。
    そして、転生したきり帰りたくなくなるような異世界を創造してみせるのも、作家の腕前の成せるわざではないでしょうか。

    作者からの返信

     あの、それは普通のファンタジーの世界の話で……困った!こんなまっすぐでまともな精神してる人にどうやって説明したらいいの?

    「なろう系」の闇はそんな健全なもんじゃないんです。
    ここにいたらそれが「普通」という状況に巻き込まれそうになるから、私はWeb小説サイトから離れる決心をしたんです。

     もちあんこさんの「なろう系はなぜ『流行る』のか」に、実態は書いてありますが、とてもお勧めできません。相当メンタル強めの私でも参りましたから。

    今週のおすすめのメールが来た時、タイトル読んでますか?ランキングトップの作品のタイトルはこんな感じです。

    1位 だめスキル【自動機能】が覚醒しました~あれ、ギルドのスカウトの皆さん、俺をいらないって言ってませんでした?~

    2位【悲報】殺生与奪の権利を竜に握られた人類、竜国の使いの者を「田舎者」呼ばわりしてしまう~hey俺は学院生活を楽しみたいだけだから気にしないけど、俺を溺愛する竜王族の姉は黙ってないかもしれません~

    3位 追放されたチート付与、魔術師は、気ままなセカンドライフを謳歌する。俺のスキルは、武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?

    4位 技巧貸与〈スキル・レンダー〉の取り返し〜裏切りパーティーからの利息で自由に生きることにします。トイチって最初にいましたよね~

    5位 虐げられ続けた無能物だけど、オレドラゴンの言葉が分かるので、SSS級スキルもチートアイテムも選びたい放題。お金も名誉も、手に入れて幸せになるから、俺を虐げた奴らは、どこかでのたれ死ん出てくれ。

    中身もタイトルとまあ、同じようなもんです。この作品読みたいですか?普通だと思えますか?一応は読めますが、主人公の人間性は拒否したい。(大抵クズ)

    これが常にトップテン入りして、何万スターも取り書籍化される。罵り嘲り「ざまぁ」の世界。これがメインなのが、「なろう系」です。
    変わっているのではなく、異常者しかいません。

    探せばそうじゃないのもたくさんありますが、そうではない作品は全て埋もれます。良心的な作品は、見つけられれば運がいい。検索か自主企画で探してください。

    カクヨムでやっていくなら、周りに巻き込まれず、そういうものをうまく避けて生きてください。良い友達に巡り会えればとっても楽しいところです。