第7話

そして、一年が経った。


「な、な、な、何が起きて・・・るの、優の魔法?」


目の前が急に光ってる


「違う」


「えー、じゃあ、これ何??まさか、敵??魔物??」


すっかり俺の世界感を理解してくれている母親になっている。


「お兄様!!」


「ライト!!」


妹(ベビィ)の動きが止まる。


「酷いです!お兄様!!感動の再会なのに」


「・・・いやいや、もし抱きつかれたら、普通に俺赤ちゃんだから死ぬから」


「お兄様なら大丈夫です!!」


「いや、死んだから転生したんだよね」


お母さんはフリーズしていたが、俺達の話かり理解した顔をしていた。


「あー、もしかして妹さんが転生してのね」


「そう見たい」


「よろしくお願いしますお母様」


「あ、よろしくね。つまり実質私の娘でもあるわけ??それとも親戚の子供??」


「・・・私は、元の世界でもお兄様の義妹で元の世界でも結婚できる立場なので、親戚の子供でお願いします」


「まぁ、一歳なのにもう婚約者が出来るのね」


「・・・」


少し置いてきぼり感強いけど・・・


俺はそれより思うことがある。


「なぁ、ハル」


「はい、お兄様この世界でも私の名前は春です」


「そうなんだな、春。もしかして春以外にも転生者が来るのか??」


「分かりません。私は自殺して気付いたこの世界に転生しました。それらしい理由はここに転生する条件らしいのも思いつかないです。」


「・・・そうか」


「それより、お兄様結婚しましょう!!」


「・・・」


結婚ねぇ・・・




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