第2話

窓叩く 白銀トンネル 共に越え

キャリーケースに 春陽の膜


すぐそこにあるようで、当たり前ではなかった。白銀が隠していた全てを舞い上げる。

寝ぼけ眼で眺める窓の外。

緩い光と無風の車内。


視界に膜が張ったみたい

脱ぎ捨てたコートは白銀と共に

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短歌 四季 つかさ @tsuki_

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