フラミンゴは嘴を頭にぶっ刺す
一方...
「あはっはははっはあははははぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!」
奇声を上げながらMAC11《サブマシンガン》を乱射するクレイジーガールが一人。
「...無駄ですね」
しかし、その弾丸は標的に当たることなく空中で弾かれたかのように地面へと落下していく。
「動きからして
「『
「ご名答...」
...
...今回の場合、典型的な
「
弾丸を打ちながらマント野郎に肉薄する――――しかし!
「馬鹿ですか?」
「ガッ!」
効果範囲に入ったところで何故か自分の体が後方に吹き飛んだ!
「痛てぇ!」
「頑丈ですね。流石、
そう言いながら好機とマント野郎は懐から
「ハッ!面白味ない
「全国の使用者に怒られますよ?」
軽口を叩いてみたものの状況は良くない。確実に狙いを定めて来ている以上、隙は見せられない。攻め側に回れないのはかなり痛手だ。更にMAC11《サブマシンガン》を乱射しすぎたせいで弾がない。正確に言えば
「やべぇなこれ」
「諦めましたか?では死んでください」
「...いいや、まだこっちには最終手段が残ってるんだよ」
「...ほう?」
残された最終手段...それは――――――――
『戦略的撤退!』
全力でここから離れる!
「逃がすと思いますか?」
「アガッ!」
右肩を抜かれた...しかし、これでいい。そうだそのまま追って来い!
路地裏、弾丸を躱しながら走り抜ける!そして――――――
「どこに行った!?」
路地裏を抜けた瞬間、マント野郎は動揺を隠せないでいた。目を離した一瞬の隙に
「こっちだ」
「しまっ...」
突如、頭上から放たれた弾丸が右腕に直撃する。
「それが『斥力』の『
マント野郎の右手から滑り落ちた物体、それは何かリモコンのような形...というかどう見てもリモコンである。作者はあんまり使わない扇風機のリモコン...ボタンを押せば自身を対象に斥力を発動させる。なるほどシンプルだ、だからこそこいつは弾丸が飛んでくることを前提にしか
「さて、こっからはこっちの番だぁ!」
マント野郎の顔面に上から蹴りを叩きこむ!...そう、今いる場所は街路樹の上。
「地上よりもこっちのが得意なんでな!」
「くっ...!」
何とか蹴りを両腕で防いだが...しかし、
「...」
「おっと、逃がすと思うか?」
こうなれば
「なっ...」
だからこそ...突如、動かなくなった足にマント野郎は動揺を隠せずにいた。金色の髪がまるで蛇のように足に絡みついていた。
「
そう言い放つとマント野郎に絡みついた金色の髪が意志を持ったように動き出し...腹部を貫いた。
「アガッ!」
嗚咽を上げながらも手に持った
「
「ガッ...」
マント野郎が突如、地面に倒れ伏す。
...
「こいつは貰ってくぜ?」
そう言ってリモコンを回収し、アジトに戻...
「あ゛?」
知らない間にアジトの入口が瓦礫に埋もれていた。というか更地になってた...
「...あいつぜってぇ殺す」
これをやった犯人に殺意を抱きながら瓦礫の撤去作業を開始する。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます