そして始まる爆弾処理班の道……

 それでも3年目の10月までは、なんとか誰も爆弾を持つこともなく日々が過ぎていきました。

 運動会も1位、期末テストももうバッチリ、葉月珪からの好感度もぐんぐんと上がっていき、問題はなかったんです。

 忘れもしない10月3日のデート終わり……。


 いつものように葉月珪とデートして、家まで送ってもらうと、そこには氷室先生が立っていました。


――ん?なんでだ?今週は氷室先生と課外授業の約束はしていないし……このキャラは爆弾持たないし


 そんなことを思いながら、イベントを進めていきました。

 この時の私は、これが悪夢再来のはじまりだったなんて……気づきもしなかったんです。


 葉月珪に「大丈夫なのか?」と言われてから部屋に戻る主人公ちゃん。

 部屋に戻ると氷室先生から電話、からの選択肢。

 ここで過去の記憶がチラリと顔を覗かせました。


――あっ!!これ……もしかして親友告白エンドへの分岐かもっ!


 PS2版にはなかった親友告白エンド。

 DS版から追加されたエンディングです。

 好感度の高いキャラが二人以上いる場合に発生して、好感度が最も高いキャラが本命、その次に好感度が高いキャラが本命との恋を応援してくれるイベントです。

 もちろん好感度は2番目に高いわけですから、本命との恋の応援や相談を受けてくれながらも……みたいなドラマチックな胸キュン展開のエンディングですね。

 このエンディングがあるので一人のキャラにつき少なくとも2回はエンディングを見なくてはいけません。

 スチルをコンプリートするには、もう少しエンディングを見なくてはなりませんが……基本的には本命告白エンドか親友告白エンド、で覚えておいていいと思います。


 DS版もプレイしてたんですけどね……ポンコツの記憶力なもので、すっかり忘れてました。

 そのエンディングがあるのは覚えていたんですけど、まさか発生するとは思ってなかったので、急にデート終わりに氷室先生が立っていたのでビビりました。

 さて、この選択肢、どちらを選ぼうかな……。と私は考えました。

 3年目の秋からでは、氷室先生の親友告白エンドの回収は難しい。

 誤解を解くのが無難、だけど枕投げの時もそう思ったけれど、せっかくの久しぶりプレイだからなんなら思う存分ときメモGSを堪能したい!


――……とりあえず好きな人を打ち明けとくか


 これがね……いけなかったのかもしれない。

 ヒムロッチは何も悪くないの……私が……ついイベントをフルに楽しもうって思っちゃった私が全て悪いのさ……。

 この日から、私は葉月珪とのデートどころじゃなくなることをこの時の私はまだ知らない……。


 氷室先生との親友イベントをこなして部屋に戻ると弟が……「姉ちゃん、最近男に冷たくない?」という報告。


――あれ!?氷室先生も爆弾持つんだっけ!?持たないよね?


 すぐにセーブ!からの前日をロードして弟の部屋にGO!キャラからの評価をたずねて爆弾の確認。

 そして愕然。


――ウソぉ……なんていうタイミングで爆弾持ってくれてるんだよ、日比谷くん……


 確認を終えた私はさっきセーブしたところをロードして、すぐに日比谷渉の爆弾処理を開始した。

 次の休日にデートの約束すればいいんだから!と一週間を進める。

 そんな時に限って、葉月珪からのデートのお誘いがきて、断るのはつらいのでとりあえずOKしてから、月曜日のセーブをロードしてやり直し。

 何度か繰り返してから、やっとデートのお誘いから解放されて、慌てて日比谷渉に電話してデートの約束を取り付ける。

 そして日比谷渉とデート、デート延長もこなして家まで送ってもらって爆弾処理完了!

 ……この時の私は忘れていました。

 日比谷渉の爆弾処理するだけならデートしなくてもよかったんだってね☆

 強制登場キャラの日比谷渉は第3週の日曜日は向こう都合で強制お断りなので、その日をデートに誘えばデートしなくても爆弾処理ができるんです。

 これを思い出したの……3年目の1月。

 卒業まで、あとひと月もないよ……というタイミングでした。

 本当にポンコツな記憶力が憎らしい……と思った出来事でした(笑)

 みなさまは気をつけましょう!


 そして一難去ってまた一難……翌月に、また弟が部屋に報告に来て、爆弾の確認をすれば次は姫条まどかが爆弾を抱えているじゃありませんか!

 すぐに爆弾処理のためデートのお誘い→デート、爆弾処理完了!

 翌週には氷室先生からの社会科見学という名のデートのお誘い→デート。

 ストレスのパラメーターも下げなくちゃいけないし、文化祭は成功させたいから文化祭のコマンドもやらなくちゃいけないし……。

 全然、葉月珪とのデートができない……できるヒマがない……(自業自得)

 とりあえず爆弾処理の必要がない時はできるだけ葉月珪からのデートのお誘いを待ち、デートをすることにしました。

 本命は葉月珪なんですから!

 無事に文化祭は葉月珪のスチルをGETして、クリスマスのスチルもGET!


――どうにかこうにか成功している!これは葉月珪の告白エンドもらったでしょっ!


 この時、本当にそう思っていました……。

 次回『悪夢の再来とエンディング』をお届け致します。


 さて、次は誰のスチルを回収しようかな……。

 私に度々起こる『いつの間にか何故か葉月エンディング現象(命名:うめももさくら)』が発生しないようにしないとな……。

 それではみなさま、良い一日を……!



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