第2話 秋田へ
東京駅は帰省客でごった返していた。
今日は一年で一番東京駅が混雑する日に違いない。
大きな荷物を持った人々が右往左往する中で、翔也の後ろを歩く男は異彩を放っていた。銀座と違って、ここでは誰もが先を急いでいるためか立ち止まる人はいなかったが、着ぐるみを着たまま新幹線に乗ろうとする人間はめずらしいに違いない。
その上、男は人の多さに圧倒されたのか、東京駅に着いてから、ずっと翔也の腕を離さないのだ。すれ違う人は、翔也のことも奇妙な目で眺めていることだろう。
「あそこが切符売り場ですよ。満席でしょうから乗れる新幹線に飛び乗ったほうがいいでしょう」
翔也が切符売り場を指差しても、男は顔を向けようとしなかった。ただ翔也の腕を強く掴んで突っ立っている。
「早く切符を買わないと乗れなくなっちゃいますよ」
すると、男は、「ウウゥ」と唸ってから翔也を掴んだ手に力を込めた。
「おめ、どさ行ぐ」
「どこ行くってーー、帰ります」
男は激しく頭を振った。
「おめも、行くべ」
「無理ですよ。僕、秋田になんの用もないんだから」
そう言いながら、心に少し引っかかるものがあった。なまはげに扮するアルバイトを引き受けたのは、本当に小遣い稼ぎのためだけだったのだろうか。もしかすると、自分でも知らないうちに、父親の故郷だという秋田への郷愁があったのじゃないか。
いや、そんなことはない。
翔也は自分の気持ちを否定した。
父のことは、中学のときに自分なりに答を出した。しかもあのプチ家出のとき、翔也には母が言った言葉が忘れられない。
「お父さんは子どもを可愛がらない人だったのよ。翔ちゃんなんか、抱かれたことなんてないかもしれない」
母はそう言ったが、父に抱かれた記憶はなくはない。だが、その記憶には、何か得体の知れない恐ろしさがつきまとう。
身勝手な男だったのだろう。そんな男にいつまでも未練を持っている自分を認めたくない。
翔也は新年を迎える自分の家を思い浮かべた。今日まで仕事に出ている母は、例年のごとく買ってきたおせち料理を、夜になってあたふたと食卓に並べるだろう。それは構わない。どうせおせち料理の中に食べたい物などないのだ。だが、問題は遠藤だ。
遠藤というのは、もう長いこと母と付き合っている男で、籍は入れていないが、家族の一員といってもいい人間だ。週末しか家には来ないが、年末年始は必ず我が家で過ごす。祖父母が亡くなってから、母と息子だけの年末年始はさびしいと思っているようだ。
遠藤は気持ちの優しい男で、翔也は嫌いじゃなかった。だが、やはり父親の代わりだとは思えない。遠藤は母の相手であって、遠藤が来ると、母と自分の間の空気が微妙に変わる。
もう、来ているだろうか。
翔也は腕時計を見た。
三時五分前。そろそろ来る頃だ。
「男鹿の山に、おめも、行くべ」
行ってみようか。
男を見上げ、翔也は思った。この奇妙な男と遠くへ行ってみるのもおもしろいかもしれない。母親には友達といっしょに旅行に出ると言えばいい。案外、遠藤と二人だけの正月を楽しむかもしれない。
財布には、貰ったアルバイト代があるから、旅費には困らなかった。男鹿まで行って、その後どこかを回って帰って来よう。
「わかりました。僕も行きますよ」
翔也の返事に、こちらを見下ろす青いお面がほんの少し笑ったような気がした。
秋田へ向かう新幹線は、東京のラッシュ時のような混雑ぶりだった。乗車率は二百パーセントで、座席を確保することは叶わず、トイレ前の通路に押し込められる形で乗車することになった。
「もう少しつめていただけますか?」
後ろから誰かに言われて振り向くと、なまはげに扮したままの男が、二人分ほどの幅を取って仁王立ちしていた。翔也は思いきり男の腕を引っ張って、自分の脇へ引き寄せた。
誰もがさりげなく自分たちを見ているのを感じた。こんな混んだ電車の中で、稲藁の衣装は嵩張って迷惑だ。
仙台で人が降り、車内はずいぶんと風通しが良くなった。通路に立っている人の姿もまばらになり、窓の外の風景を見ることができた。雪が降っていた。粉雪だ。
ふいに、窓の外を流れていく風景を、遠い昔見たように思った。具体的には何も覚えていないが、雪の舞うさびしい景色に懐かしさを感じる。
そう思ったとき、通路の先で、「やだよぉ」と気弱な声が上がった。顔をそちらに向けると、高校生らしき五人ほどのグループがいるのが見えた。それぞれ足元に大きなリュックサックを置いている。話し言葉が標準語だった。学校行事か何かで、関東から東北へ旅行の最中なのだろう。
「罰ゲームだからな。飲めよな」
一人の少年が声高に言って、周りの少年たちもはやし立てた。それぞれが手に、缶ジュースを持っている。それを順番に、真ん中に立つ少年に飲ませているのだ。ふざけているのだろうが、飲まされている少年は、真剣な目をして嫌がっている。
いじめだな。翔也は顔を窓に戻した。よくあることだ。
が、次の瞬間、少年の「ワアア!」という叫び声に、翔也はふたたび少年たちを振り返った。
なまはげに扮した男が、少年の一人をつまみ上げていた。首の後ろをつままれた少年は、床から十センチほど足が浮いている。
「ウオオォオ」
唸り声を上げた男は、真ん中に立っていた少年からジュースを取り上げ、床に投げた。そして少年をつまんだまま、藁沓の足を上げて、ドスンドスンと四股を踏む。
「やめろ! やめるんだ!」
翔也は男にしがみつき、叫んだ。だが、男は唸り声を上げたまま、空いた方の手で、いじめていた別の少年をつまみあげた。どうやらいじめをした少年たちを懲らしめたいようだ。
「わかった。わかったからから、離してやれ」
それにしても凄まじい力だ。少年といっても、彼らはすでに一七〇センチ近い身長がある。そんな相手をつまみ上げてしまうとは。
どうにか翔也が男の腕から少年を引き剥がすと、震えていた少年たちはあたふたと荷物を担ぎ、車両を移ってしまった。
「ウオオォ」
少年たちの背中に、男がまた叫ぶ。
翔也はうんざりした。
「いい加減にしてください。ここはイベント会場じゃないんですよ」
男は叫ぶのをやめたが、また四股を踏むポーズを作ろうとする。
「だから、やめてってば。本物のなまはげじゃあるまいし」
翔也は男の青いお面に付いている角を掴んだ。
「いつまでもこんなものを付けてるから、なまはげ気分が抜けないんですよ」
が、お面が取れない。
「あれっ? 変だな」
自分がなまはげに扮したときは、お面の着脱は簡単だった。だが、男のお面は固く顔に張り付いている。
「おかしいぞ、取れないはずは……」
強く角を引っ張ってみた。やはり、お面はびくともしない。
「ウォォゥ」
男は情けないような声を上げた。そして大きく左右に頭を振る。
「ちょっと待って――嘘だろ」
くしゃくしゃのまま背中に垂れている男の髪の毛を、翔也は引っ張ってみた。これも、本来なら、お面に付いている偽物だ。だが、男はふたたび情けない声で呻く。
稲藁のケダシを掻き分けてみた。自分が着たときは、中にTシャツを着た。ところが、この男は何も着ていない。土くれのような茶色い身体が覗いている。
目にしているものが、信じられなかった。
「――まさか、有り得ないよね?」
デパートのイベント会場で、一人迫力がありすぎたなまはげだった。四股を踏む姿も、子どもたちを脅す様子も、ほかのなまはげとは違っていた。
「――もしかして、本物?」
そのとき、車内放送が流れ、新幹線は角館を出たことを知らされた。翔也は窓の外を見た。雪が激しくなっていた。
秋田は吹雪いていた。
ホームには横殴りの風が吹き、今まで経験したことのない寒さが足元から上ってくる。
ダウンジャケットの襟元からフードを出してかぶり、両手に息を吐きかける。
こんなことなら手袋を持ってくればよかったと思う。
男は、いや、なまはげは、翔也の横で仁王立ちしていた。吹雪の中で見る男の姿は、東京で見たときよりずっとしっくりくる。稲藁のケダシの肩に雪が積り始めているが気にするふうもない。
やがて、闇の中から男鹿行きの列車が浮かび上がり、ホームに滑り込んできた。屋根にたっぷり雪を乗せている。
列車に乗り込む乗客の数は少なかった。四時間かけてたどり着いた秋田は、午後七時過ぎ。大晦日のこんな時間は、東京と違い、誰もが家で過ごしているのだろう。
窓際の席を選んで、翔也は坐った。なまはげも横に坐る。翔也のダウンジャケットとなまはげの稲藁がこすれて、乾いた音をさせる。
列車が動き出した。
「
真っ暗だ」
翔也は窓に額を当てた。窓は冷たい。そして息ですぐに曇ってしまう。
ふと懐かしさがこみ上げてきた。ずっと昔、こんなふうに窓に額を足当てたことがあったような。
列車は追分を過ぎ、出戸浜と上二田を通り越した。窓の外は暗いままで、車内を鏡のように映し出している。翔也は眠ったふりをしながら、ときおり窓越しになまはげを見た。青い鬼の顔は、まっすぐ前を向いている。
担がれたんだ。
翔也はそう思うことにした。着替えを忘れた男が、ふざけて嘘をついたのだ。本物のなまはげがいるはずがない。小学生じゃあるまいし、そんなことが信じられるものか。
だが、隣に坐った男からは、異様な気配を感じる。人とは違う、何か、別の‥‥。
眠ったふりをしているつもりだったが、いつのまにか翔也は本当に睡魔に襲われた。朝から慣れない着ぐるみを着て動いたせいで、自分で思っているより疲れたらしい。
そのとき、
と、なまはげの声が聞こえてきた。
「おらほの山は、寒風山だべ」
そしてなまはげは、ぽつぽつと昔語をはじめた。ずっとずっと昔の、山での暮らしや里での思い出だー―。
なまはげの声は、唸り声などではなく、どこか懐かしい響きをともなっていた。
翔也はうんうんと頷いていた。すると突然体がふわりと軽くなって、なまはげに抱き上げられた。なまはげは翔也を抱いたまま、雪の降りしきる闇の中をずんずんと進んでいく。山を越え、川を渡り、さびしい海岸線を進んでいく。
不思議なくらい寒くなかった。
なまはげの稲藁に包まれてぬくぬくとあたたかい。
やがて町が見えてきた。もう雪がやんでいる。そして、町は眩しいほどの光に溢れ、緑に満ちていた。
「ウオォオ」
力強いなまはげの唸り声がして、翔也はぽおんと投げ出された――。
はっと翔也は起き上がった。
夢を見ていたらしい。窓の外がほの白くなっている。駅だ。男鹿駅に着いたのだ。
隣のなまはげが、驚いたように立ち上がり、出口へと向かった。
「ちょっと、待ってよ」
翔也はなまはげを追いかけていく。
地面から吹き上げてくる雪に足を取られながら、翔也は男鹿駅の駅舎を出た。
駅前には広場があり、外灯の光に、雪がぐるぐると回るように吹いているのが見える。
地面は真っ白で、一台だけ停まっている車の上には、こんもりと雪の傘ができている。
広場の先に目をやると、広場から分かれた道路の両側に、シャッターが閉まった店が並んでいた。通りに人気はなく、雪だけが生き物のような迫力で舞踊っている。
通りの向こうに、数本の松明が現れ、数人の男たちが歩いていくのが見えた。なまはげの衣装を着けた者もいる。伝統行事を行っているのだ。
翔也はうっとりとその光景を眺めた。
松明は雪の中に揺らめいて、なんという幻想的な風景だろう。闇の中に浮かび上がる鬼の面をかぶった者たちの集団は、怪しい恐ろしさに満ちている。
「
わらしだば、おじょかへねばな」
松明を目指して本物のなまはげが歩き出し、翔也も雪の中に足を踏み出した。
道路は雪かきがなされているが、スニーカーでは心もとない。一歩進んで滑りそうになり、また進んで転びそうになる。
前を進む本物のなまはげの歩みは確かだった。がんじきと藁沓に守られた足元は、ザックザックと力強く雪を踏む。
通りを進み、松明が消えていった路地に入った。そこからは普通の民家が並んでいる。
松明を持った一行が、一軒の家の前で集まっていた。なまはげ三匹と関係者か、衣装を着ていない男が二人。その男の一人に、翔也は見覚えがある。
「佐山さん!」
「あれ? どうして、ここに?」
翔也はこれまでのいきさつを簡単に説明した。会場に残っていたなまはげがいたこと。彼にせがまれていっしょに来ることになったこと。
すると佐山さんは、顔にかかる雪を払いながら、首を傾げた。
「残っていたなまはげ? そういえば――」
佐山さんが言うには、今朝、男鹿を立つとき、町の途中で加わった者がいたという。早々と衣装を身に付けていたから、急遽参加した者だろうと思って乗せてきた。佐山さんが乗ってきた帰りの車にはいなかったが、車は二台で来ていたから、もう一台に乗っていると思っていた。そして佐山さんは、「悪かったねえ」と、翔也をねぎらった。
「いえ。僕も本場でなまはげを見てみたかったんで」
まさか、本物のなまはげを男鹿に連れ帰るためだとは言えなかった。そんなことを言ったって信じてもらえるはずがない。
ドスンドスンと音をさせて、なまはげたちが四股を踏み始めた。家の中に入る準備が始まったのだ。
「あ、行かなきゃ」
佐山さんは家の中になまはげたちを案内するという。
「同行してもいいですか?」
「ああ、いいよ。家の人には、見学者だって言うから」
ありがとうございますと頭を下げて、翔也はなまはげたちの後に続いた。本物はどれだろうと、目を凝らしてみたが、後ろ姿はみんな同じだ。
そのとき、一際大きな唸り声を上げたなまはげがいた。青いお面をかぶっている。
あれだ!
家の中から、なまはげの到来に気づいた子どもたちの、きゃあきゃあ騒ぐ声が聞こえてきた。ドタドタと走り回る音も続く。
さあ、始まるぞ。
「泣く子はいねがー!」
なまはげの声に、一段と高くなった子どもたちの叫び声が響いた。
この家の子どもたちは、小学校一年生の男の子と、保育所に通っている女の子だった。
「このぐらいの年齢の子が、いちばんやりやすいんだよ」
小声で言うと、佐山さんは優しい目を子どもたちに向けた。
「ほんとに怖がってくれるからね。小学校の高学年になると、もう駄目なんですよ。偽物だってわかってるから、脅してもへらへら笑ったりしてね」
「はあ」
翔也の返事は曖昧なものになった。ここに本物のなまはげがいることを知ったら、子どもたちはパニックを起こすんじゃないか?
「この頃じゃ、僕の子どもの頃と違ってね、子どもを脅かすのは幼児虐待だなんて言う親がいるから」
「はあ」
「でもね、それでもいいんですよ。この行事はねえ、一年の安息を願うこの男鹿の大事な行事なんだ。伝統を守って続けていかなきゃ駄目なんだよね」
わざわざ秋田までやって来た翔也を、佐山さんは伝統行事に強く関心のある青年だと思っているらしい。
なまはげたちの振る舞いが大きくなった。部屋の中をぐるぐる回り、奇声を発する。
大きな唸り声を上げて、一匹のなまはげが子どものほうへ近寄っていった。小学生の男の子のほうだ。母親に抱かれた妹とはちがい、少年は気丈にも父親の横で正座したまま真っすぐ前を見ている。
「なまけものはいねがー!」
なまはげが少年の前で出刃包丁を振るった。迫力たっぷりだ。あれは本物のなまはげにちがいない。翔也は息をのんだ。
少年の表情はひきつって、大きく見開いた目からは、今にも涙が溢れそうだ。それでも、口元を固く結び、懸命に堪えている。
翔也は思わず子どもを脅す本物のなまはげに近づいていった。
「ちょっと、ちょっと来て」
思いきり力を込めて引っ張り、そのまま廊下へ連れ出す。
「まずいですよ、本気で脅しちゃ。脅すポーズだけにしないと――」
こちらの言っていることがわかるのかわからないのか、なまはげは「ウウッ」と唸る。
「相手は子どもなんです。本気で怯えてトラウマにでもなったら――」
そう。もしそんなことになったら、なまはげの行事はなくなってしまうかもしれない。佐山さんたちが、苦労して残そうとしている伝統行事なのに。
「ほかのなまはげと同じように振舞ってください」
本物のなまはげはふたたび「ウウゥ」と唸る。
「いいですね、ポーズだけですよ」
だが、本物のなまはげは、少年の前に戻ると、ふたたび凄まじい迫力で脅しを始めた。周りの大人たちも息をのむ。
駄目だ、やっぱり本物は手加減なんかできない。
ふたたび止めに入ろうとして、翔也は佐山さんに腕を掴まれた。
「あれが、大事なんだな」
佐山さんは、本物のなまはげが脅している親子を見ている。
「ああしてね、親にすがって泣いたことを、子どもは一生忘れないでしょう。恐ろしいなまはげの記憶といっしょに、あったかい親の胸も忘れないんだ」
本物のなまはげの前で、とうとう我慢しきれなくなった少年は、父親の胸に顔を埋めていた。小さな少年の頭は、大きな父親の腕にすっぽりくるまれている。
ふいに、記憶のかけらが合わさった。何かおそろしい気持ち。そして父親の胸に顔を埋めている自分…。
あれは、このときの記憶だったのだ。
恐ろしかったのは、父親じゃない。なまはげだったのだ。その恐ろしいなまはげから、
父は僕を守ってくれた……。
子どもたちの泣き声とともに、なまはげたちは家を出た。翔也も佐山さんといっしょに雪の中に出た。
泣いている顔を見られたくなくて、翔也は「わあ、すごい雪だ」と、ダウンジャケットのフードをかぶった。実際雪は一段と激しくなっていた。
それなのに、不思議だ。こんなに雪があたたかく感じられる。
そのとき、なまはげに扮していた一人が、声を上げた。
「どさ行ぐ?」
通りのずっと先を、一人、いや、一匹のなまはげが去っていく。
翔也は佐山さんを振り返った。
「あの道の先は、どこへ行けるんですか?」
「寒風山だけど」
佐山さんは首を傾げる。
「まさか、山へ行くんじゃないでしょう」
いいや。山へ帰ったんだ。おらほの山へ。
雪の中に、本物のなまはげはだんだん小さくなり、やがて見えなくなった。
了
みちのく鬼譚 popurinn @popurinn
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