第44話〈なぜ人を殺してはいけないのか〉

 昇る朝日から零れ出る橙色の光に照らされて、二人の男が向かい合っている。その周囲には複数人の死体や負傷者が転がっており、さらに加えて、捕らえられたブラックカイツの者達やそれらを連行する憲兵隊がせわしなく動きながらも向かい合う二人へと視線を向けていた。


 黒いメッシュが入った金髪の少年、エグゼは、息を切らせながら目の前の大柄な男に言う。


「……貴様の部下達は敗北したぞ。貴様も大人しく罪を受け入れて処刑されろ」


「別に、俺は負けてないし、受け入れるような罪もないっすもん」


 長い黒槍を構えつつ、ペンタチ・C・レイヴンが答えた。その呼吸に乱れは一切見られない。余裕を十分に残した気楽な表情で、エグゼを見る。


 エグゼは大きく舌打ちをした。


「自分の罪を自覚していない……最も悪しき罪人だ。貴様は数えきれないほどの命を奪ってきた。醜く悍ましい大罪人だ」


「じゃあ聞きたいんすけど、なんで人を殺すのは罪なんすか?」


 問いかけながら、大きな黒槍をぐるりと回して距離を詰め、振りかざす。直後、数瞬前までエグゼが存在していた空間が切り裂かれた。紙一重でかわしたエグゼへ向けて暇を与えず近づいて、蹴りを食らわせた。その体は宙に舞った。


「ぐァっ‼」


「答えて欲しいっす」


 エグゼは落下と同時に受け身を取って衝撃を殺し、即座に立ち上がってペンタチを睨む。そこへ再び接近して黒槍を真っ直ぐに構え狙いを定め、怒涛の突きを連発しながらもペンタチは一人話し続ける。


「なぜ殺しは罪なのか。考えた事あるんすか?まさか、ぼんやりと悪い事だからダメって言うわけじゃ無いっすよね?」


 体を捻って、繰り出される刃を避けながら、エグゼは答えた。


「人が定めたルールだからだ‼『人が人を殺してはならない』というルール!それを軽視する者は罪人と言わざるをえまい!」


「でも、生き物は本来、殺し合うものっすよね?自分自身が生きるために、他の命を奪う。それが生物のルールってやつでしょ?なんで人だけが違うんすか」


 突きの連続から唐突に槍を回転させて、刃の無い反対側の石突部分でエグゼの体を殴打する。唐突に変わった動きに対応が遅れたエグゼは、その打撃をまともに食らって吹き飛ばされた。勢いのままに地に体を打ち付けられ、一瞬呼吸が止まる。


 直後、咳き込みつつまた立ち上がった。


「……貴様のその言葉は……自分自身が人ではない、ただの畜生同然の存在であると認めていることになるな。我々は人であるがゆえに……人を殺してはならないのだ。そのルールこそ、人の持つ不変の正義なのだから」


 息を切らしながら言うエグゼの元へゆっくり近づき、倒れる彼を見下ろして刃を真っ直ぐに向けながら、ペンタチは嗤った。


「正義、かあ……。そんなの、常に塗り替えられるものじゃ無いっすか。不変の正義なんて無いんすよ。正義と言うのは、常に勝者が作るもの。でしょ?」


 エグゼの心臓に槍の狙いを定めて、ペンタチが言う。


「じゃあ、今ここで俺が勝ったら、俺の考えが君の考えに勝ったってことになるっすよね?この場において、俺の考えが『正義』だったってことになる」


 鋭利な刃を、勢いよく突き下ろした。しかしそれはエグゼの胸を貫く直前で止まり、動かなくなる。槍を掴んだエグゼの両手がその強靭な生命力で押し戻し、離さない。ペンタチは突き下ろす力を強めながら苦笑いをした。


「……君もしぶといっすね。もう諦めたら良いのに」


「……諦めなど……そのようなものは……存在し無いッ‼」


 決死の形相で槍を握り、その刃を自身の胸から押し離しつつ、歯軋りと共に吐血のような言葉を続けた。


「……この世界から……全ての罪を……全ての罪人を……一つ残らず排除するまで、俺は朽ちない……!俺は滅びない……‼全ての悪を滅ぼすまで、俺が果てる訳がない……‼この俺が処刑人であり続ける限り…………‼」


 鬼神の如き形相で一言一言吐き出すと同時に、その力は強くなる。一瞬怯んで突く手を緩めたペンタチの、その隙を捕らえて逆に勢いよく突き押すと、黒槍の石突がペンタチの胸部を鋭く突いた。


「ウグッッ」


 ペンタチの口から鈍いうめきが零れた。エグゼは起き上がり、体勢を整えながらペンタチから距離を取る。


「正義は勝者が作るものだと……?浅はかな考えだ……‼歴史上、数多の為政者あれど、殺人そのものを正義とした者など存在しない……‼『反する思想の粛清』だの、『脅かされたことに対する報復』だの、『異教徒の殲滅』だの……殺しと言う行為に対し、尤もらしい理由をつけて正義の皮を被せなければ、人は人を殺すことが出来ないのだ。『殺し』と言う行為に大義名分を、言い訳を与えなければ、公然と行うことが出来ない!それは何故か?『殺し』という行為が、人と言う種族においての絶対の罪に他ならないから……‼」


 エグゼの纏う闘志が上がっていく。ペンタチは表情を変えると、注意深く見据えて槍を構えた。


「何故『殺人』が罪か……それは、人が弱いからだ。人と言う生き物には強靭な筋力も、鋭利な爪も牙も無い。毒も持たず身を守る鱗も無く、生命力は微々たるものだ。そのような脆弱な種族が生き残るためには、同種同士の絶対的な結束が必要不可欠だった。その強固な結束こそ、人が持ちうる最大の武器……!人が言語を有するのも、高い知能を有するのも、他の生物を遥かに凌駕する鋼の結束を維持するため。……同種殺しは、殺人は、その結束に綻びをもたらす行為だ。人が持ちうる唯一の武器を、弱める行為だ。だからこそ人は、人と言う種族がこの自然界に存在し続けるために必要な武器である『結束』を奪う者を排除しなければいけない……‼『殺人』を犯す者は、人と言う種族の存在そのものを脅かす『害悪』‼『殺人者』は、人と言う種族にとっての『病原体』なんだ‼」


「……君の言ってること、難しくて分からないっす」


 ペンタチが溜め息を吐いて言った。エグゼは不快気に舌打ちをすると、殺気に満ちた視線でペンタチを睨みつける。


「よく分からないっすけど……」


 腕を組んで少し思案しながら、ペンタチは尋ねた。


「君の理屈に合わない俺は、何なんすか?俺は、殺しをしないと生きていけないっす。殺しは俺にとって、食事や睡眠と同じような物。こういう俺みたいな人間は、どうやって生きて行けば良いんすか。それとも、俺みたいな奴は生きていちゃいけないんすか?」


「そうだ」


 エグゼは冷たく言い放った。


「生物の進化の過程では、少なからず不良品が産まれる。そして、貴様のような不良品を駆除するのが我々処刑人の役目だ」


「へえ」


 ペンタチの目がスッと細くなった。表情からは笑みが消えた。


「……じゃあ俺は……意地でも抵抗しなきゃいけないっすわ。俺自身の存在を守るために」

 




「だから、僕が僕自身の存在を守るためにはさ、世界の方を変えるしか無いのよ。……やっぱ生きにくいんだよね。僕みたいな奴はさ。平和な世界じゃ息苦しいんだよ。皆、『戦闘』や『殺し』に対して顔を顰めるこんな世の中……」


「……だから……この国で戦争を起こしたいの……?」


 聞きながら、アリスは呪いの刃、ラスティヘイズを振るう。錆色の刃を紙一重で避けながら、クレバインは笑った。


「そうそう。僕は、僕の住みよい環境を整えてるだけだよ。……ほら、君も分からないかな……?寝床がいつもと違ったら上手く寝付けなかったりしない?それと同じ」


「私……どんな場所でも寝れる」


「あっそ」


 独特の歩法で加速しアリスに肉薄したクレバインは、ラスティヘイズを持つアリスの右手を掴んで引き寄せ、自身のメタナイフを彼女の体に突き立てる。その刃がアリスの胴体を貫くことは無く、金属の盾で弾くかのように、硬化した混血鉄器がメタナイフをいなした。右手首をひねってクレバインの掴む手を外し、地を蹴って舞い上がる。そこから空中で回転してクレバインの首めがけて足を振り下ろした。しかし彼の首元はまるで金属で出来ているかの如く強固でアリスの蹴りを受け付けない。アリスは顔を歪めて着地し、即座に後方へ飛んで軽く足を抑えた。


「……混血鉄器が、君だけのものだと思ったら大間違いだよ」


 そう言って薄く笑いながら、クレバインは足元に落ちていた銃を一つ拾い上げた。アリスは息を整えながら、ラスティヘイズを構えなおす。


「そう……。あなたも持ってるんだ」


 囁くように言うと、ラスティヘイズを薙ぎ払った。赤黒い呪いの刃がクレバインに向けて飛んでいく。クレバインは迫る斬撃に向けて手にした銃の引き金を引くと、放たれた銃弾が呪いの刃に命中して錆色の塵へと変わって崩れた。


「そのヴィンテージから飛んでくる斬撃は、何かを斬ったら雲散霧消する。避けるよりも、こうして銃弾を当てて撃ち消していった方が楽でいいや」


 そう言って銃口を向けるクレバインに対してアリスは様子を伺うかのようにまたラスティヘイズの刃を飛ばした。それらを的確に撃ちぬいてクレバインは笑う。


「そんな即死技をためらいもせずに連発できる君、普通に異常だぜ?君みたいな奴が、平和な世の中で受け入れられるのかな?」


 アリスは小さく首を傾げて答えた。


「受け入れられる人になれば良い。私が変えられるのは、私だけ。異常じゃない人になれば良い。私は、そうなりたい」


「ふーん。でもそれってさあ。自分を捨てるってことなんじゃ無いの?」


 アリスに対し指摘するように人差し指を向けて、クレバインは続ける。


「僕は、戦いが好きだ。殺し合いが好きだ。そういう部分を僕から取ったら、それは僕じゃあ無くなる。君はどうだい?傭兵としての君自身を無くしてさ、平和な世界に自分を最適化していったら、それは君って言えるのかな?」


 クレバインの問いかけに対して、アリスは暫く無言になって思案しているようであった。やがてある程度まとまった考えを口にする。


「……過去の私と、今の私と、未来の私が同一人物である必要は無い。今の私が、今の私」


「いや、だからそうじゃなくて、その『今の私』を構成する部分を奪われそうな場合、どうすんの?ってこと。……あ、でもそうか。君には自分が無いんだね。だから僕の気持ちが分からないんだ」


 アリスの表情が曇る。明確に気分を害したようだ。そんな彼女の顔を見て、クレバインは憐れむように嘲う。


「君はあれだ、操り人形なんだ。戦えって言われたら戦うし、平和を守れって言われたら守る。操作する人間が変わっただけのただの人形さ」


「ちがう。今の私の行動は、私の意思。誰にも操られたりしていない」


 はっきりとした声色で断言する。その表情には確固たる想いが込められていた。


「私はこの国で、いろんな人達に会った。小説家のロウカンさんや、農場のモルトさん達。ロウカンさんは、私の夢の話を真っ直ぐに聞いてくれた。モルトさんも奥さんも暖かくて、ご飯が美味しかった。子供達も良い子達だった。牛さんは可愛かった。……この国にはきっと、ロウカンさんや、モルトさんや、奥さんや、双子ちゃん達や、牛さんみたいな人達がいっぱいいて、きっと幸せな生活を送っている。だから、人は人を殺しちゃダメなんだ。モルトさんが死んじゃったら、奥さんも、双子ちゃん達も、牛さんもみんな悲しむ。みんなから幸せを奪う事だけは、しちゃいけない。どんな理由があっても、奪わせたくない。今の私は、そう思う」


 彼女の話を興味無さげな表情で聞いていたクレバインが、ボソッと呟く。


「そんな有象無象連中なんかさあ……」


「……みんなを有象無象なんて言わせない」


 アリスの強い言葉がクレバインのぼやきを遮った。


「確かに……今の私は操り人形かもしれない。でも、だとしたら……操っているのは私自身だ……!みんなの幸せを奪おうとしてるあなた達を止めるために‼」


 少女の強くしなやかな足が、地を蹴り天を舞う。そこからラスティヘイズを振りかぶって、飛ぶ斬撃ではなくラスティヘイズ本体の刃をクレバインに向けて振り下ろした。クレバインは反射的に、手に持つ自身のメタナイフでそれを受け止めた。金切り音が空に鳴る。


「やっべ‼」


 クレバインは慌ててメタナイフを引いてアリスから離れるが、時すでに遅し。彼のメタナイフは錆色の塵と化して風に乗って消えてしまった。


 動揺する赤毛の青年に向けて呪いの切っ先を向けて、アリスが言う。


「……自分の価値観に合わないものを全て『つまらない』って断じちゃうあなたの考え方……本当につまらない。あなたこそ……カチコチに固まった価値観に操られる人形……」


「黙れよ」


 低い声で唸るように言って、クレバインは銀髪の少女を睨みつけた。


「あーそう。あーあ、そう。もういいよめんどくさい。どーせ、君には僕の気持ちなんて分かんないんだ。じゃあ、全部全部壊してやる。君がこの国で見つけてきた大事なもんを、全部さ。きっと胸がスッとすると思うんだ。君を殺して、この国を戦禍に巻き込んで、証明してやるよ。戦場こそが僕の居場所なんだって。命を賭けた闘り合いこそが、僕の心を昂らせる唯一の手段なんだって事をさ‼」





「僕の心を昂らせるのは、やっぱり命を賭けた闘り合いなんです。気持ちの悪い話ですけどね。それは、自覚しています。だって、今、こんなにも……楽しい」


 口元に思わず零れる笑みを掌で隠しながら、サヴァイヴは呟いた。そんな彼を見て、ハクアが優しく笑う。


「恥じる必要は無いさ、私の前ではね。我々はやはり意見が合う。……では、結論として……『人を殺してはいけない絶対的な理由など無い』ということで良いかい?」


「……ええ。僕も、そう思います。理屈ではね。どれほど冷静に、理論的に考えても、人を殺してはいけない明確な理由が思いつかないから。……でも、心はモヤっとするんです」


 ハクアの放つ無数の銃弾を避けながら、サヴァイヴは手首のスナップを効かせたしなやかで変則的な動きの剣戟を繰り出した。それらを右手のメタナイフで捌きながら、ハクアが問う。


「モヤっと、とは?」


「分からないんです。心の奥の奥が、その結論を否定するんです。正体の分からない感情が。……前はこんなこと無かったのに」


 そう呟きながら横に振り払った斬撃が、ハクアの腹部を掻っ切った。しかしその傷も、呪力抗体によって即座に再生する。一方、サヴァイヴがハクアから受けた腕の斬り傷は、治る事無く残ったままだった。


「考えるのも良いが、戦闘に集中しろよ。私は、君の呪力抗体を無効化できるんだ。私が君に与える傷は、再生などしないのだから」


「そうでした」


 直後、額に向けて飛んで来た銃弾を、サヴァイヴは刃で弾いた。そしてそのまま手首を回転させ、不規則な斬撃をハクアへ向ける。ハクアはそれをまたメタナイフで受けようとするが、互いの剣がぶつかり合う直前でサヴァイヴの繰り出す刃は軌道を変えて下に落ち、そこからハクアを真っ二つにせんとする勢いで斬り上げた。それをハクアは左手の拳銃で受け止めた。鋭い金属音を下地にして、二人の対話は続く。


「……このモヤっとした感情、昔は無かった。でも戦争が終わって、ソフィー号に乗って、この国に来て、今に至るまでにいつのまにか現れて、少しずつ大きくなっているんです。『殺し』っていう行為を否定するためだけにいるような感情なんです」


「……なるほど。感情論であれば、理屈では消し去れないな。それは、無視することは出来ないのかい?」


「できます。……でも、それを無視してはいけないような気もするんです」


 サヴァイヴの手が止まった。その隙を見逃すことなく、ハクアは右手の刃を大きく振り下ろし、同時に左手の銃をサヴァイヴの心臓に向けて引き金を引いた。サヴァイヴは瞬時に反応し、刃を避けて、かわしきれない銃弾は左腕で受け止めた。


「油断するなと言っただろう。左腕が潰れたぜ」


 ハクアがニヤリと笑う。サヴァイヴは銃創の残る自身の左腕を冷静に見つめた。


「問題はありません」


 そう低い声で呟いて、腕の筋肉に力を入れる。銃創周りの血管が浮いて、筋肉がうねり出した。やがて、腕の筋肉に押し出された銃弾が、サヴァイヴの傷口から出て地に落ちた。ハクアはその光景に目を見開いた。


「……器用なものだな。筋肉を動かして弾を摘出したのか。医者要らずじゃないか」


 驚く彼に気を止めることなく、サヴァイヴは自身の感情について考え続ける。


「……だから、きっと、このモヤっとした気持ちが理由なんだ。普通の人達は皆この感情を持っているんです。それも、今の僕よりもより強いものを。この感情がモヤモヤモヤって人の意識を阻害して、『殺し』をさせないようにしているんだ」


「我々の持たない感情が、人を殺してはいけない理由と言う事か」


 ハクアは腕を組み、噛み砕くように言葉を紡いだ。


「……それならば、確かに納得がいく。何せ感情なのだから。理屈で否定することが出来ないのだから。……しかし、だとすれば、それはいずれ君を殺すぜ?」


 サヴァイヴは数瞬黙って、地を見つめていた。自身の傷痕と血痕に目をやり、呟く。


「世の大半の人達が持ってる、『殺し』を否定する感情。それが、もし僕を鈍らせるとしたら……」





「世の大半の人間は、『殺し』を否定する。でも、それが奴らの関節を錆びつかせて、戦闘能力を鈍らせるのだなあ……。錆びついた関節には油をささないとね。やはり、油は不可欠さ。我々人間にとってはね」


 プラチナブロンド短髪の青年が、暇を持て余すかのような独り言を吐いた。場所はソフィー号の医務室。赤い葉を薬品に漬けて成分抽出を試みている綺麗な金髪の少女に向けて、青年は尋ねた。


「医者の孫娘である君は、どう考えるのだね?なぜ人は人を殺してはいけないのか」


「……なぜって、そんなの当たり前じゃないですか」


 少女は青年の方へ振り向いて、ニッコリと笑った。


「『死』なんて、この私が許さないからです。どんなに辛く痛く苦しい症状だったとしても、どんなにキツイ治療だったとしても、途中で死ぬなんて、許せません。『死』は最低です。ましてや『殺す』なんてもってのほかです。そうでしょう?私が絶対させませんから」


 そう言って、少女はまた薬品の成分抽出を続けた。

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