第19話〈イスラルシージャ島着港〉
「『死神部隊』……ってなんだ?ずいぶんと物々しい名前だな」
そう呟きつつ、ベンがサヴァイヴを見る。サヴァイヴは真剣な表情で、先程シーナにしたのと同じように死神部隊の説明を行った。壁際で腕を組み立つコリングと、その横のトロンハイムもまた真顔で黙って話を聞いていた。
話が終わり、再びベンが口を開く。
「……つまり、かなり強い部隊ってことか……こいつらが?」
二人組を横目に見ながらベンが疑わしげに言う。コリングが無言でニヤッと笑った。そんな二人組に対し、ムスタファが尋ねる。
「お前さんたち、その死神部隊とやらの所属で合っているのかい?」
「……さあね」
コリングが小さく答える。しばらく二人組の表情を探るように見つめるムスタファ。コリングが少し顔をしかめると、ムスタファは笑った。
「オッケー。もう大丈夫だ。こんな部屋まで来てもらって悪かったな。残り一日のソフィー号生活を満喫してくれ。サヴァイヴ、二人を上部階層にお送りしろ」
それからブルースに改めて礼を言い、後で詳しく報酬の話をすると約束をした。二人組を連れたサヴァイヴとブルースは船長室を後にした。
「お二人は、C・レイヴンだったんですね」
サヴァイヴが螺旋通路を先導しつつ言う。
「クレバイン・C・レイヴン、ペンタチ・C・レイヴン。それがあなたたちの傭兵としての名ですか。……ペンタチさんの名前は聞いた事があります。所属傭兵団は知りませんでしたが……」
「え、俺って有名人っすか?」
トロンハイム改め、ペンタチが驚きの声を上げた。サヴァイヴが小さく頷く。
「屈強な槍使いだとか」
「いやあ、それほどでも」
ペンタチは照れ笑いを浮かべた。その横でコリング改めクレバインが不満げな表情をする。
よく考えたら敵に自身の戦闘スタイルが割れているわけで、喜ぶべき事でも無いのだが……。つくづく、諜報活動や隠密行動に向かなそうな連中だ。
サヴァイヴの横を歩いていたブルースがニヤリと笑ってクレバインに言う。
「私は、あなたの名前も耳にしたことがある。『軟体のクレバイン』。その二つ名の意味は知りませんがね」
「ゲェッ。僕ってそんな風に言われてんの⁈」
クレバインが顔をしかめた。それから軽い調子で笑いながら続ける。
「『クレバイン』、やっぱこっちの名前の方がしっくりくるわー。『エル・コリング』だと、どうもピンとこなくてさ」
いつもの何か企むような表情とは違う、自然な雰囲気で彼は笑う。ふと、サヴァイヴは立ち止まり、振り向いてクレバインとペンタチの顔を見た。
「C・レイヴン第十三番部隊。僕も戦った事がありますから、その実力の高さはよく知っています。憧れてすらいました。……そんなあなた達がなぜ、このような犯罪者紛いの事をしているのですか?」
「それは、やはり戦後の世界に仕事が無かったからでしょう。生活するためです」
サヴァイヴの疑問に、ブルースが答える。それを聞いたクレバインは自嘲するように笑った。
「ま、それもあるよ。収入が無きゃ生きていけない。世の中ってのは世知辛いね」
クレバインの横でペンタチも苦笑いをし、彼の言葉を引き取った。
「……でも、それだけじゃないっすよね」
「ああ。例え金が無くたって、平和な世界でも僕らは英雄扱いさ。人が逃れることの出来ない強大な呪い『戦争』。そんな人間世界の負の部分を肩代わりして戦う。傭兵に対する世間の評価は意外と悪いものじゃない。女の子にはモテるし、僕らのおかげで賭けに勝ったとか言う金持ちに感謝されたりね」
何やら、想像以上に充実して聞こえる。だが、言葉の内容とは裏腹に、彼の表情は寂しげだった。
「それでも、どんなに美味いものを食ったって、酒を飲んで騒いだって、女の子たちと遊んだり、踊りはしゃいだりしたって、それでも満たされない。戦場のあの、血と硝煙の匂い。刺激と狂気に包まれた空気には及ばない。それに気づいた時……途方もない寂しさを感じたんだ。平和な世界の人間と僕らは違う。命の殺り合い以上の自己表現の術は無い。戦場以上に安らぐ場所は無い。同じ傭兵以上に僕らを理解する者はいないってね……」
まるで遠い故郷に思いを馳せるように、クレバインは話す。私は彼の話を聞いていて、ある言葉を思い出した。前にどこかでムスタファが言っていた事だ。
「世界にはあらゆる思想や宗教、文化風習があり、俺達とは価値観の全く異なる連中もたくさんいる」
傭兵というのもある意味、独特の思想や価値観を持つ種族と言えるのかもしれない。
そしてクレバインはサヴァイヴの顔を見た。
「……だから、この船で同じ傭兵に会えて話せたことは嬉しかったのさ。これは本当だ。……でも、傭兵同士の真の語り合いは、戦いの刹那にある」
クレバインの瞳を見つめ返すサヴァイヴは、小さく頷いた。それを見てクレバインは笑った。
「僕達は、家に帰りたいんだ。戦場に帰りたい。だから、帰る場所を作ることにした。……君にもその気持ちは分かるだろう。僕らは同族だからね。だが、君は僕らを止める。もし、その過程で再び出会うことができたら、それが本当の対話の時だ。君と僕との。それを僕は望んでいる」
そう言って、クレバインはサヴァイヴに右手を差し出した。初対面時には応じなかった握手に、今サヴァイヴは応じた。クレバインの横に立つペンタチも柔らかく微笑んだ。
「それじゃ、またな」
ニヤッと笑ったクレバインとペンタチが、中央階層へと去っていった。あらかじめ連絡を受けて待っていた監視役のニコラがその後を追う。その後ろ姿を、何も言わずにサヴァイヴは見ていた。ブルースがそっと話しかける。
「……傭兵同士の絆と言ったところですか」
「そんなんじゃありませんよ」
そう言って、サヴァイヴはまた通路を進む。その瞳はいつも以上に深い赤色を帯びていた。
翌日、珍しく日の出前に起きたベンは、サヴァイヴを連れて螺旋通路を上がっていた。向かった先はB1階層のコンベクスだ。コンベクスとは、船の外側に突き出している部分の事であり、分かりやすく言うと甲板、デッキのようなものだ。外の空気を直に感じる事が出来る。
扉を開けてコンベクスに出ると、そこにはリカとアリスが既にいて、転落防止の柵のようなものに掴まり進行方向の海の向こうへ目を向けていた。ベンが二人に声をかける。
「お前らも来てたのか」
「ええ。もうすぐ着きますもんね」
リカが答える。柵を掴むその右手には、まだ薄らと呪いの痕が残っていた。
やがて、地平線から太陽が顔を出し始めた頃、遠くに小さく黒い塊が見えてきた。船がそちらへ向かうに連れてそれはどんどん大きくなり、やがてその姿がはっきりしてくる。黒い石でできた巨大な防壁。港だ。壁の近くには大小様々なトカゲ船が停泊している。それらのトカゲ船達が場所を移動し、壁の前に大きな空間を空けた。そこへ、我らがソフィー号が進んで行く。前はこの光景を港側から見ていたが、今回は船からだ。サヴァイヴは瞬きする暇も無いと言った様子でその光景を見つめていた。
ソフィー号はその船体を横に向けると、港の壁面に上下二つ付いている門とそこから突き出ている石造りの通路に対面する形で、中央階層とB1階層の扉を向けた。それぞれの扉に通路がはめ込まれ、固定される。港と船が接続したのだ。
ソフィー号は、ウルス・マゼラ領イスラルシージャ島に着港した。
「さて、今日は忙しいぞ」
伸びをしながらベンが言う。それから朝食を食べるため、四人はまた船の中へと入って行った。
その日、サヴァイヴとアリスは第四階層へは行かず、午前からベンと共にB1階層で作業を行う。港から搬入されてくる貨物の点検である。前回のように積荷に隠れて侵入者が入り込む可能性も考えられるため、より厳重な検査を行う必要があるのだ。エグゼやニコラなども含む、船内警備の者達が多く集められて作業に取り組む。
一つ一つの積荷を確認しつつ、サヴァイヴはベンに尋ねた。
「あの二人……今日、この島で下りるんですよね?普通に下ろしてしまって大丈夫なんでしょうか」
「あの二人?ああ、クレバインとペンタチか」
様々な書類に目を通しながら確認作業を行うベンは、片手間に答える。
「大丈夫さ。船長が知り合いの傭兵団に連絡しているから」
「え?」
「傭兵団『エレヴェイテッド・ロビン』。通称『E・ロビン』。知っているとは思うが、クラフトフィリア王国直属の傭兵団だ。そいつらに事の顛末は伝えてある。島に下りた後の二人の処遇はE・ロビンに任せることになった。動向を監視するのか、あるいは始末しちまうか。どうするかは知らないがな」
サヴァイヴは納得したように頷いた。確かにこのイスラルシージャ島で野放しにしてしまったら、別の船でフォルトレイクへ向かうことが出来る。そして仲間に何かしらの情報を渡したり、治療薬の輸送を妨害してきたりする可能性が非常に高い。まあ始末するというのは穏やかでは無いが、せめてフォルトレイクへ向かわないよう足止めくらいはして欲しいものである。
「E・ロビンのことはよく知っています。様々な局面で共に戦ってきた同志ですから」
サヴァイヴが所属していた傭兵団『アルバトロス』はクラフトフィリア側。つまりE・ロビンとは味方だったわけだ。
サヴァイヴの言葉に対し、アリスも似たような事を言う。
「……私も、E・ロビンのことはよく知っている。様々な局面で共に戦ってきた敵同士だから」
アリスが所属していた傭兵団『キングフィッシャー』はヴィルヒシュトラーゼ側なので、敵に当たる。彼女は話を続けた。
「E・ロビンは……少数精鋭のアルバトロスやC・レイヴン第十三番部隊とは違って、圧倒的な物量で攻めて来るタイプ。もちろん、強い人も多いけど……そうでない人も多い」
敵側の目線で語るアリス。つまり、同じ団の中でも実力差があると言う事だろう。サヴァイヴは苦笑いしつつも、否定はしなかった。
「数は大事だよ。どんなに一人の実力が高くたって、何十人に囲まれたらどうしようもない。……まあ、キングフィッシャーの人にはピンとこない話だろうけど……。E・ロビンは世界最大規模の傭兵団。その人数だけでも、味方側としては頼もしい。あと、何よりE・ロビンは良い人が多いね。これは主観だけど……」
「『良い人』は人殺しなどしない」
少し離れた場所で黙々と作業を行っていたエグゼが、口を挟んできた。
「傭兵団など、屑の罪人の掃き溜めだ。同志だのなんだのと……塵同士の薄ら寒い仲間意識には反吐が出るな」
「……何、会話に混ざりたいの?盗み聞きなんかして……」
サヴァイヴが冷たい目でエグゼを見た。エグゼは大きな木箱を開けて中身を確認しつつ、その切れ長の赤い瞳を一瞬サヴァイヴに向けた。
「貴様は傭兵を美麗に語りすぎる。それが不愉快なだけだ。平穏の世において傭兵とは異端者であり社会不適合者。貴様らのような、血に飢えた獣どもは、本来この世界にいてはいけない存在なのだということを理解しろ」
平穏な世界における傭兵は異端者。昨日のクレバインの話を思い出すと、その考え方もあながち間違いではないようにも思えてくる。……にしても、言い方が悪すぎる気はするが。
案の定というか、サヴァイヴはあからさまに不機嫌そうな表情になり、エグゼを睨んだ。
「その平穏な世の中を作ったのが傭兵だとしても?」
「貴様ら傭兵に何かを作る能など無い。出来るのは何かを破壊することだけだ」
睨み合う二人に対し、ベンが仲裁に入る。
「お前ら顔を合わせれば、喧嘩だな……。良いから、仕事に集中しとけ」
エグゼが舌打ちをして顔を反らした。サヴァイヴも不満げな表情で作業に戻る。積み荷の内容と書類を確認していると、アリスが近づいて来てサヴァイヴに囁いた。
「……リカ姉さんが、言っていたでしょ。仲良くするようにって。それを無視するの……?」
「そういうつもりじゃないけど、エグゼの方から突っかかって来るから……」
「……応じなければ良い話」
アリスがサヴァイヴをジッと見つめて言う。サヴァイヴはバツが悪そうに目を反らした。
ベンは溜め息を吐いて、サヴァイヴに声をかけた。
「そうそう、サヴァイヴお前、この後は別の仕事があるからな」
「え、そうなんですか?」
サヴァイヴは手を止めて、驚いたような声を上げた。ベンが詳しく説明する。
「シーナと……それと、最近医務室に出入りしてる兄ちゃん。そいつらと一緒に、薬の買い付けに行ってこいってさ。まあ護衛半分、荷物持ち半分と言ったところだ」
「レイモンドさんも一緒なんですか?あの人、船員じゃなくて乗客ですよね」
「なんでも、呪術医療に長けているからって、この船に居る間だけ期間限定で雇うことにしたんだと。船長が言ってたよ」
確かに、レイモンドは優秀な人材と言えるだろう。ムスタファが欲しがりそうだ。レイモンド側としても、ドリュートン先生の仕事を間近で見ることが出来て願ったり叶ったりなのではないだろうか。給金も出るわけだし。
エグゼがフンッと鼻を鳴らして小声で呟く。
「……相変わらず船長は、罪人を集めるのが好きなようだな」
そんな声が聞こえたようだが、今回はサヴァイヴは返事をしなかった。何だかんだでまた言い合いになることが明らかだからだろう。
やがて午前の作業が終わり、午後となった。ベンやアリス達は変わらず点検作業を行うが、サヴァイヴは薬の買い付けについて行くため、B1階層の医務室へとやって来た。シーナとドリュートン先生が待っている。
「サヴァイヴ君、ごめんね忙しい時に」
「いや、大丈夫だよ。これも仕事だから」
シーナの言葉に、サヴァイヴは笑顔で答える。シーナはすでに出掛ける準備が出来ており、金髪の長い髪を後ろに縛って、背中に大きな鞄を背負っていた。
「それじゃあ、行こうか」
そういうシーナに対し、サヴァイヴは周りを見回しながら尋ねる。
「レイモンドさんは一緒じゃ無いの?」
「彼には、先に行ってもらっている。今回行くのは、彼が紹介してくれた薬草商だからね」
ドリュートン先生が答えた。それからサヴァイヴに向かって穏やかに言う。
「道中、シーナの事を頼んだよ」
「ええ。もちろんです」
サヴァイヴは微笑んだ。そうして、二人はB1階層の出口へと向かう。港との間に石造りの通路で接続された巨大な門だ。たくさんの積み荷が運び込まれ、大勢の人々が行き来する横を通り、二人は港の防壁にやって来た。壁内の階段を下って、島に下り立つ。そこにはレンガで作られた多くの建物が並び、様々なものが売り買いされている賑やかな街があった。
大きな荷物を背負って歩くシーナを横目に見ていたサヴァイヴは、ふいに言う。
「それ、僕が持つよ。僕の方が力あるし」
そう言って、荷物に手をかけた。シーナは少し驚いたように聞く。
「良いの?」
「うん」
彼女が背から降ろした荷物をサヴァイヴが軽々と背負う。シーナは笑った。
「ありがとう。優しいね」
「別に、大したことじゃないよ」
そう言って、少し照れたようにサヴァイヴは目線を反らした。そんな顔を、シーナはクスッと笑いつつ小首をかしげて覗き込む。そして、懐から小さな紙のようなものに包まれた何かを取り出した。
「これ、お礼」
包みを開くと、中に入っていたのは透明で綺麗な球状の飴玉であった。
「はい、あーん」
そう言って、飴玉をサヴァイヴの口に入れる。サヴァイヴは口の中で転がして、少し感動したような表情になってシーナの方を見た。
「甘い!」
「でしょ?」
クスクスと笑いながら、シーナが嬉しそうに言う。
「私が作ったんだ。滋養強壮効果のある薬草を混ぜ込んであるの。おいしくて、簡単に食べれて、元気になる。自分で言うのもあれだけど、良いアイデア!」
「確かに。薬って、苦くてまずいイメージがあるけど……これは食べやすくて良いよ」
サヴァイヴが頷きながら言った。それから、シーナの満足げな顔を横目に見つつ、続ける。
「シーナは凄いね。僕と同じくらいの歳なのに、医療の知識もたくさんあるし、こんな物も作っちゃう。薬の買い付けまで任されて……」
「そんなこと無いって。まだまだ修行の身ですから!まあ、買い付けに関しては、お爺さまより得意かもしれないけど……?」
謙遜と自慢を織り交ぜつつ、シーナは照れ笑いを浮かべた。
「お爺さまは穏やかな人だから、値段交渉とかで強気に出られないからね~。そこらへんは、昔から私の担当だったんだ。……ほら、私、可愛いでしょ?」
本気か冗談か、小悪魔的な笑みを浮かべて彼女は続ける。
「薬草商人のおじさま方も、こういう女の子には甘かったりするから、結構値引いてくれるの。そういうのは、私の得意分野かな~」
軽く舌を出してシーナは言う。サヴァイヴは少し困ったような笑みを浮かべて、彼女を見た。
なるほど。ただの白衣の天使かと思っていたが……この子も中々の曲者のようだ。つくづくソフィー号には優秀な人材が揃っている。
※
「船旅も良かったけど、シャバはやっぱ良いねー」
イスラルシージャ島の港町にて、人ごみを歩きつつ、赤毛の華奢な青年クレバインが伸びをする。その横を歩く金髪の大男ペンタチも人の好さげな笑みで辺りを見ながら答える。
「広いし、人は多いし、可愛い子もたくさんいるっすもんね~。……それと、同類も」
その言葉を聞き、鋭い目つきになってクレバインが囁く。
「やっぱ、つけられてるよな」
「ええ。十三……いや、十四人はいるっすね」
「……暴れるか?今度こそ……」
クレバインがニヤリと笑って言う。ペンタチもまた笑った。
「これこそ正に、シャバの良いところっすね。思う存分暴れられる。もう我慢する必要もない……」
この数日後、例の二人組を監視していたE・ロビンの刺客が全て殺され対象の行方を見失った、との報告が、ソフィー号の面々へと届くこととなるのだが。今のサヴァイヴ達にはまだ知る余地のない話であった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます