第44話 周りの反応

「全く婿殿には、隠すつもりが全くないから タチが悪いな」


 ミルフィーナパパのチバラキ公爵は、ウイローナパパのラストール公爵とアンーミツパパのビンチョウ公爵の二人と三人でヒミコを見ながらの対応相談で集まっていたのである


 目立ち過ぎてる登場であり 新王都だけでなく国を挙げての対応となるような天災級の案件であろう 城のような大きな金属の塊が、空に浮かんでの登場であるので 目立ちすぎを超えて国家存続の危機レベルでの登場であるから対処が、大変なのである


「まあ 古代竜などと違い相手との意思の疎通が出来るのが、まだ救いはあるんですけどね」


 娘ウイローナからお土産の蒸留酒のウイスキーをグラスに入れてストレートで飲みながら娘の里帰りは、嬉しいけどこの騒ぎどうしようかと考え込むのである


「まあ 下手に近寄らなければ良いので周りに立ち入り禁止にしとくだけだ」


 アンーミツパパのビンチョウ公爵は、娘のアンーミツからお土産のケーキを切り分けわけもしないで豪快にホールごとに食らいつきながらどこ吹く風である



 サイガが、やる気なら新王都は、すでに壊滅させられてるだろう こちらが何もしなければ攻撃してこないと詠んでるので落ち着いてるのである

 


「こちらが、下手に人が、近寄らんように配慮しないといかん

 あのような巨大な物が空に浮かぶとは、古代の超魔導技術なのか?」


 神話などで知られてる神の船と巨大ゴーレムやゴーレム兵に呆気に取られている アイスクリームの巨大カップを抱えて食べながら考える ミルフィーナパパのチバラキ公爵である


 もう三人とも娘達にサイガに自重してくれる様に頼むしか無いと考えてるのだ 自重しない異世界人なんてどう相手して良いか理解を超えて恐ろし過ぎてどう対応して良いかわからなすぎる存在である

 しっかりサイガに全員餌付けされている事も付け加えておく


 下手に刺激したら何が、起こるかわからないので周りを固めて人が近づかないようにして遠巻きで対応するしかないと判断されてるのである

 国を支える重鎮であり機敏な状況判断で動いてるのだ


 とりあえず三人とも娘を送り込んでいるけど もう少しサイガに自重するように娘に頼むつもりであると同時に飛行艦とか巨大人型魔導ゴーレムが、欲しいと純粋に思う三人である


 「ダンジョンに入らず あんなの作るなんて反則よ」


 デミゴッドは、集められた情報から サイガが、新王都近くに現れた事を掴むが、家政婦の悪魔を偵察に行かせて掴んだ情報から ダンジョン産の資源も使わずにどうやれば出来るの?と言うものを作り上げてるのだ 剣と魔法のファンタージ世界に近未来ファンタージのリアルロボと母艦もち込んでいるのだから


 ダンジョンを無視で文明を発展せたらできる遥か未来の技術にいつの間にか短期で到達してるサイガのチートぶりにデミゴッドもどう対応していいかわからずいるのだ


 セオリーやシナリオなど関係無いサイガの力発展の仕方である


「引き込みにくくなったわね 魔導融合炉なんて作動出来なくできないかしらあれを止めるジャマー欲しいわよ 後魔導融合路は、

ユ〇ウ〇条約で禁止にしてよ 魔霊石とか精霊石 使ってよね ダンジョンに人が来なくなるじゃない」


 脱ダンジョンの方向で進化してるサイガの力にどう対応するかデミゴッドは、苦慮し始めたのである このままいらない子になるのは、嫌なデミゴッドである


 召喚した第三王女の様に要らない忘れ去られた存在に仲間入りしたくないのだ サイガに近づく前に堅聖の元に売り飛ばされてしまい今では、奴隷落ちして登場予定も無い存在と化しているのだ


 あそこまでいらない子になりたくないと焦る デミゴッドである



「ダンジョン興味ないけど みんななんで行くのかな?」


 ダンジョンには行くつもりも興味もないし現在事足りてるので行く必要性を感じないサイガである


 転移も出来ないしヒミコもサイズがデカすぎて使用できない場所に好き好んでいかないといけないのかわからんという感じが、全面に出てるサイガであり


 剣と魔法のファンタージ世界に来て違う世界の方に走り出した男には、ダンジョンは、劣悪な環境のブラックな働き場であり行きたくない場所になっており


 意地でも行きたくない場所であるし 周りも行かなくていいからと言う感じに変わりそれで問題も無い状態で現在ではある


「三人が、帰れば 東の海を目指してそこからは、手に入る素材でどちらに進む考えるかな」


 魔の森の中の拠点での生産プラントも稼働し始めており 買う方では、無く売る方だし 陸上で資源を探すより海底の方が、埋蔵量とか質や純度も期待できるしわざわざダンジョンに潜るよりヒミコと搭載してる魔導ゴーレム各種使えば集められるので不便な思いしていく必要無いとサイガは、考えてるのである


 そもそも単体の純度の高い物より少量で鉄やアルミなどとの合金や魔物素材に使用した方が、扱い易いし目的に合わせて合金化したり新素材を作り出す方が、コストも安く済むし性能面でも優れてるいる感じでありダンジョンに拘らなくてもどうにかなるのだ



 ダンジョンに入らなくても鉱脈はあるのでそこから採取の方が、サイガにしてみたら効率良くコストも安く済むのでワザワザダンジョンに入る必要も無く感じてるのだ

 


 魔道ゴーレムを使えば人手もいらず危険も少なく手に入るのでダンジョンに行く必要あるの?他の人と考え方もやり方も違うのでダンジョンで泊まり込みなんてしたくない


 不自由な生活環境はしたくないが、突き抜けて今があるのである



























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