第37話 残されたもの達

 ダンジョンの封鎖により 食料などは、野菜や果物それに群がる魔物を狙う事で肉や卵なども手に入るので影響は少なく済んでいるが 鉄などを初めとした金属類が、不足し出しており値上がりを見せてるのが、王都の現状である


 幸にも魔導具の基盤を作る水晶(サイガ制作の石英ガラス)の在庫が、あるのでこちらは当分在庫は、大丈夫なことが救いな所がある


 今は、王家の交代を終えて国を建て直しする為の会議中であり問題は、人的被害は、少なかったけど財政面で前政権の無駄な浪費に無駄な事業で散財の他に一部優遇による賄賂などの要求の汚職までしており


 公庫は、貧窮を極めており 多くの今回の勇者召喚に加担した貴族の家や商会などの取り潰し財産の没収と軽い所は、追加徴税と言う罰金を支払わせて穴埋めで決めての財源確保 


 それでももう借金まみれで政権を取り戻したと方にして見たらかなり難題を抱えてる状態である 色々とやりたいけどない袖は触れない状態であるという感じである


 王都のダンジョンに 勇者を幽閉したで凶悪な魔物や犯罪者以上に被害を受けておりダンジョンへの立ち入り禁止 封鎖になった原因である前政権の王女及び王族への評判や責任問題の追求を予定以上に厳しく処さないといけなくなっており


 どうす処すかで揉めてるのと誰が、勇者を討伐するかで色々と論議を交わして揉めてるのだ

 前者は、もう王女を始めとした前王族のだったものは、男は、処刑と女性は、王族の資格剥奪と永久追放で話しは、纏まりそうであるが、問題は、後者の勇者の後始末で揉めてるのである


 生半可な討伐隊を組んでも返り討ちに合うのは、目に見えており 迂闊な人材を派遣できず 


 対抗できそうな異世界召喚者と三公の令嬢達は、悪魔の襲撃によりかなりのダメージを受けており戦闘不能(王都から逃げたとは言えないので)となり誰を送るかで揉めてるのである


 三公にしてみたら うちの大事な娘達を送れルカよ 自分達で自分達の後始末くらいつけろと前政権に対して強硬な姿勢である(奥さん達がサイガをいかせるなと脅してるのだ)


「自分達の不始末位 自分達で始末しろ これ以上無様は、晒すな」


 当主の交代でミルフィーナパパに代替わりしたチバラキ公爵は、娘に嫌われたくないし奥さん怖いので拒否である  


「「そうだぞ 最後位 貴族らしく始末をつけろよ」」


 ラストールとビンチョウ残りの公爵も娘に嫌われたくないし奥さんが怖いんで突き放す構えである 


 不良債権として処理で全部の責任を取らす構えである 聞かないなら新しく王都移転して見捨てるつもり新たな計画に参加せない予定である


 新たな有望なダンジョンが、見つかりそちらに王都の移転する事で国を存続させる予定でいらない貴族や商会は、王都事いらないので切り捨てる事にしてるのだ



引きこもりのダンジョンマスターであるデミゴッドが、別の入り口を作り王都から入れる入り口から勇者のいる階層までを切り離してしまう英断でダンジョンを存続させたのだ

 家政婦の悪魔が、その事で交渉に訪れておりほっといても王都のダンジョンは、枯れるのでもういらないダンジョンなのでおうとも移転しませんかと交渉したのである

 現在強気の最大理由として王都と前政権に属したものは、切り捨てて借金も勇者も押し付けるつもりである


 干物〇であるが、普段は、スーツに身を包む会社では、仕事はできるデミゴッドなので勇者をうまく切り捨てて生き延びる道を探し当てて三公と手を組んでこの話を持ち出したのである


 交渉は、荒筋だけ立てて家政婦悪魔に任せて怠惰貪りながらも生き残る術を導き出した デミゴッドの立てたプレゼンは成功したのだ 


 三公にしても 放置して置いても枯れるダンジョンに未練もなく 新しくできたダンジョンを中心に新しい王都を移転してやり直す方が、手間も少ないし要らない貴族や商会も切り離せて新しい体制を組みやすいと判断もあり 王都ごと見捨てることにしたのである


 以後 平和な時に勇者召喚をしたら都くらい滅びると言う伝承を残す事件として後世に伝えるように記録させることで方針を纏めたのである


 今回も国は、潰れず被害を抑えて終わらすことが出来そうになり落ち着くサブマスであるが、お里の方から お酒やその他のサイガとの取引を再開したい旨を伝えられて


「お前らが、無理に嫁を入れて取引増やそうとするから逃げたんじゃないか」


 叫ぶのである サイガは、エルフとの取引をやめてしまい行方をくらませた原因の一つである里の行動に怒りを露わにしてるのだ


 辞めておけと言う忠告を無視してエルフ女を嫁に欲しがらない男なんていないと 嫁を押し付けて交易の量を増やして貰うつもりで近づいてサイガの脱エルフ計画を進めてしまったのをまだ理解しておらず 


「ここまでエルフが、愚かだと思わなんだ もう知らん私を巻き込むな」


 サブマスは、エルフの里と縁を切ることに舵を切ることにしたのである

 あまりにも自惚が強すぎて傲慢すぎる 自分と同じハイエルフとかその下のエルフに対して失望してしまったのである


「どうにか上手く 入口と勇者のいる階層から切り離せて良さそうな場所に入り口を移転できたわ

 ここに冒険者を呼び込みお願いね 家政婦の悪魔」



 新たな 都市を作るのに適した場所にダンジョンの入り口を移転した事で うまく勇者を切り離しできたデミゴッドのダンジョンマスター 


「うまく上の階層勇者達を誘導して 被害を減らしたしこの国のお偉いさんと話をつけた私のおかげですけどね」


 ついでに サイガの残した手配書用の写真は、手配書にならず悪魔の強かさを見せて未然に防ぎ 同じサイガを探す者として手を組む交渉や相手の問題を解決する案を提示交渉した家政婦の悪魔であり ダンジョンから出ないで指示をしていき どうにか難を逃れた手腕を見せた 切れ物ダンジョンマスターのデミゴッドである



 「後は、あの人が、行きそうな場所にダンジョンの支所を作り待ち構えるだけね 意地でもダンジョンに引き込むだんから 逃がさないわよ」


 サイガを追うつもりの追撃体制のダンジョンマスターのデミゴッドである 








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