第15話 王城の現状

 サイガが、ザマーしてないと思う理由には、向こうには、料理人とお針子の二人がいるので材料さえあれば真似は出来るだろうと考えてるからである


 ガラスや陶磁器も 真似されるだろうと考えてるしザマー出来るなどと考えもないのだ相手側にも日本人が、多くいてそれなりの知識もあるだろうと後は、この世界の職人と手を組めば再現できるだろうと考えてるのだ


 しかしマヨネーズを作るのに お酢の存在 お酢作りから始めないといけないんでお酢のつく方法を知るものが、いなくてまずマヨネーズ作りは、頓挫してしまいできなくなったのである


 酒の発酵をさらに進めた物が、お酢であるし また昭和の中期くらいまでなら木炭など作る時にできる木酢酸から合成も出来るものであるが、サイガのようパソコンも持ち込んでおらずスマホで検索も圏外で出来ずバッテリーも切れたら使えぬものなので辞書やアプリメモに残していたとしても引き出せないので無理なのだ


「マヨネーズくらい作れるけど材料が足りないんだよ 油の質も悪いしお酢がないから ダンジョンでも潜りいい奴手に入れてきな ないとできないもんはできないんだよ 仕方ないじゃない」


 切れてる30代料理人の言い分も尤もである 料理に使う基本のベース調味料も無しに日本と同じレベルのもの調味料無しにつくれとは、酷すぎる話だから可哀想とも言える話だろう

 一つの職だけで全て賄えるほど甘くない複数のスキル様々な知識も必要サイガの方が、普通に非常識で大体の主婦のまともな反応であると言っておこう


 サイガほど知識も持ち込んだ日本の情報や多くの高位スキルも無くてはいきなり来てすぐには、できないというのが、無理な話であり あれだけ日本人いて一応国の中枢部の人間もいるので人材もいるだろうと自分くらいならどこにでもいるモブだと自分を過小評価もしてる面もあるのだ


 精々 なんちゃってトマトソースとかケチャップくらいしか調味料材料も無くて再現はできておらず 今でも再現に悪戦苦闘しており 苦労しても料理の再現はうまくいっておらずサイガほどのスキルレベルも無くて味もいまいちで高校生達から不満続出で30代料理人は、切れてしまい知らないと仲違いしてるのである


 王女側も職人などにも金払いも悪いのでマトモな職人も集まらないんでできない調味料ばかりになるのは、当然である


 もう片方の20代のお針子にしても 型紙も無しに立体裁断くらいは出来てもミシンも無しに細かい縫製は、手縫いでは無理もあるし そもそもゴムとかブラならホックや形を保つための金属ワイヤーか合成樹脂のパッド素材も無く出来るものでないのである


 女性の下着には、繊細な為にさまざまに男の下着以上にスキルと知識が無いと作れないものなのであるから とりあえずの外側だけで機能なしの形を真似たのもで見栄えだけである



 サイガの場合ゴムの代わりに蜘蛛糸の横糸を使いこちらは伸縮性がるので錬金術で強化してゴムの代わりに ワイヤーや支えのパッド関係は、バッタの触覚を使い代用これにも錬金術で変質させており 余程高レベルでの経験やアイデアのある錬金術師でないと出来ないものであり金属で代用となると鍛冶屋に彫金細工師の両方が、いるなどかんたんに真似しようとしても女性下着を作るのは、お針子だけでは、無理がある代物なのだ 良くて紐パ〇 ヒモブ〇くらいとなり 再現できずにいるのだ 

 男は、そういうの好むので決戦様に使い普段は、体型などの維持には、無理があるのでキチンとした平凡な物を身に付けてるのだ他にも矯正用下着に育成用下着とか運動用下着に 決戦の時以外体のライン維持育成に気をつけてるのが、女性であるから 普段ように勝負用とか服以上に使い分けたいのでサイガにつくらせる種類も多いのは、下着で下着毎に素材を変えてエンチャント付与で様々に気を付けて作られてる つけてる女性に言わせたら 城の一つや二つでも安いと言われるほどの価値ある物なのである


「細かい部品やゴムも無しに無理ですよ 紐どめがいいところですね」


  数に種類も多すぎて必要な専門分野でない部品もなしに無理だと言うしかできない20代お針子さんである 「そこまで作れません」涙堪えて言うしか出来ないものである


 そのほかの物にしても長い試行錯誤がいるだろうし専門の設備や道具が、必要となるので再現できずにいるのである


 サイガの場合そこらは、【創聖】の工房で設備とか道具については、必要ないので簡単に再現してるのですぐに真似されるだろうと思っているが、ある程度知識や技術もありそれなりの設備や道具も無しに再現は、すぐに出来ないというのが、現状である


 他のものも同様である金属主に銀か叩いてひきのばしやすい銅などの食器や木の板をけずりだしてつくる木の食器類なんかの世界で陶磁器に関してもガラスに関しても簡単に再現できない代物なのだ


 生活魔法の洗浄が主体で石鹸やシャンプーの開発も遅れてるし化粧やお肌に髪のメンテナンス品も同様である


 どれもこれも一つの分野だけでは、出来ない複数の職とスキルが必要であり 総合のまとめ役もおらずに調整も出来ないんで政策は、無理な品であり サイガの様に一人でこなせるくらい知識とスキル 専門の機械や設備が、ないと再現が、難しいのである



 難航どころか資金不足で頓挫してしまっい秘密を盗めないかに今は話が変わっているが、どこにも設備も器具もないのでどの技術が使われてるか不明設備もわからなければ 制作場所も不明であり秘密も盗めない状態だとも付け加えておこう ここでもザマーされている状態なのである


 「なんであんな ステータスも低くろくなスキルもなかった相手の作るものを真似できてないのよ

 あなたたち早くどうにかしなさい」


 自分が、目にも入らなかった相手にザマーされてキレてる 

 王女であるけど周りが、あなたが追放したのが、一番悪いんだと内心思いながらも言えないのが、宮仕の辛い所である




 残ってる巻き込まれメンバーにしてもサイガの様に力や知識を隠してる恐れもあると判断されて追放もできずにいる状態であり


 巻き込まれ達の序列雨も変わり 30代料理人 20代お針子が、TOPの一番と二番に変わり 20代剣士が、最下位に 40代商人は、いい加減な性格と多くの出来もしない事をできるかのように詐欺をしたので 20代の家政婦は、城の騎士たち複数と関係を持っての不義密通で 牢屋に入れられており 慎重に調べてから役に立つ情報がないか調べてから二人とも奴隷に売り払い少しで元を散り返そうとする考えである王城内部の動きである


 次にいらない筆頭が、20代剣士に躍り出ており 性格的問題でもう少し噛みついたら奴隷落ちされそうなほどに 追い詰められてる自覚もなく哀れなというより滑稽と言える状態である


 高校生四人の女子は、出て行きたくて仕方ない状態であり 時間の問題だと言っておこう


 高校生男子の二人は、どちらも残る感じで また王城サイドも手放すつもり派無いので安泰という感じである 



 一月で王城サイドの残りの召喚者の状況も大きく変わりを見せているのである

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