第13話 裏方の集い

「昨日の異世界人は、送り届けたどうだった 私の人よけの結界を抜けれる逸材だったのでおくったが、かなりの実力を隠してると見た」


「だなうちの孫娘の婿殿になったので大事にしてるわい  手土産にこれもろうぞ どうだ良いだろう」


 ギルドのサブマスにカラビンを見せびらかす公爵 全部のカラビンは、この世界で作るとすればサイガの説明どうり 現在の魔導技術では、水晶から削り出して研磨しないとできないほど手間のかかるし素材も滅多に手に入らないものであり 自慢できるものであった貴族とは、こういう物を喜ぶものである



 ビンのネジきりとピッタリ栓までついておりきちんと閉まるので工芸細工優れたエルフの職人でも簡単に作れない技術力であると同時に水晶には魔道具を作る時の回路の基盤の役目も果たし重要な魔道具の材料でありそれを 惜しげもなくビンに使用しており芸術品と言える物に仕上げてるので自慢出来るものである いご家宝となる品であり 


 水晶の良い物を得るならダンジョンのかなり深い階層の魔物からドロップするアイテムオーブから稀にしかおとさない品でありビンなど使用するような品ではないのだ この世界では、ダイヤモンドより価値のある宝石なである 正確には、水晶ではなく石英ガラスだけど

 余談であるが、現代工業でも人造水晶に分類されて半導体の素材の一つに使われている品であるので成分的には、同じものである


「良いビンだけど 中身は、どうした弟子」


「もう無い全部飲んだ とても美味いとしか言い表せないうまさのワインだったかなり寝かせた極上ものだったぞ」



「師匠に回さんとは、このバカ弟子が、私も飲みたかったぞ本当に呼ばんかい」


 カラビンの質や出来も気になるが、それ以上にサブマスは、中身の方が気になるようだ 強い酒は、ドワーフでは無いんで飲まないが、ワインには目がなく自分の分が無いことにカンカンになって怒っているのである


「仕方がない ワインは、今度冒険者ギルドに来たらあやつを捕まえて 差し出させるとしてこの国の王になるとその子孫は、何代目かになると勇者召喚していつも追放するのは、直らんな 追放した物の中にいつも当たりがいるのに懲りないから困ったもんだ」


 初代勇者メンバーで現在も生存してる唯一の生存者であり 全ての追放召喚者のザマーを知っているサブマスは、この国の貴族などの有力者の教育した師匠でもあり 公爵も教えを受けた一人であり この国が、潰れずいるのは、サブマスと優秀な弟子の存在が、大きいと言えよう


 サブマスの教育と受けたものがいなければこの国は、とっくの昔に滅んでいた可能性が、高かった野井である

 それだけハズレと認定され追放された者は、異質な強さを持つものばかりの者たちであったのであると同時に反対に勇者は、初代勇者の強さがピークで勇者の質が、召喚するごとに落ちておりサブマス曰く今回も前より質が、落ちてるという見立てである


 普段は、ギルドの片隅で人避けの結界を張り仕事もせずにいて給料をもらってるが、超えてきたものについては、弟子たちの誰かにすぐさま伝えられて対策されるようにしている 

 前の召喚から久しぶりに超えてきたのが、サイガである


 前も超えたのは、サイガと同じ追放者だったのは、言うまでもなくこの国の王族を除くものに 危機管理ができる切れ者が、何人かいて大事に至らず国が、潰れず済んでるのである


 今回も とりあえずは、サイガの繋ぎ止めに成功してホットすしている 二人である


 国外などに出たらこの国が、魔王との戦い以上にピンチに落ちいいり 国外に出さず保護をするように動くように貴族が、動くようになっているのだ ザマーされる側もやられたら対策をしてるのである

懲りないのは王族と知らずに王族を担ぎ上げるもの達くらいである


「勇者召喚が、出来るのが 血筋及び 国王になった物の直血の娘だけしか発現しないので保護されてるだけなのにバカが、神輿で担ぎ出すから 困ったものだよ」


 サブマスは、過去に三回もの追放からのザマーを知っているので今度もサイガが、やる気もないと言ってるが、また王族が、ザマーされると見てるのだ


 歴史は繰り返されるものだしと 思ってるので追放書にザマーを方向つけてやらせてできる限り周りの被害を抑えたいと考えてる反対派の考えであり

 王族は、見捨てて周りの被害をすくなくが、サブマスの考えであるし反対派もその考えでまとまり後は、反対派にも色々あり 主力派をどこまで弱体化するかの意見調整中なのだ


 初代勇者の守った国だけが、できる限りあれず残ればいいと言う考えのサブマスだし 弟子たちもその方向で動いてる所である


 次の王の候補の選定に動き出しておりもう今の王族については、見放しており 今回はどこまで王族についた軍事貴族を処分するかも考えており

 サイガが望まなくても ザマーは、決定事項であり勇者召喚に資金を使い育成費用に勇者の種付け料で賄うようになる程に資金面で枯渇してる


 今の王族と主力派閥で思うほど資金が集まらずに立ち往生してる現状である


 公爵やその以前の色々な補助金なども行っていた公共事業や福祉を減額や廃止したりしてる現状で国民の不満も高まり 今の主力派閥は、反乱の危機もあるほど 徐々に追い詰められてる状態なのだ


 いくら勇者が、向こうにいても 国民感情が、勇者を歓迎せずにいるので時間がたてば反対派追い風に乗り逆転するつもりで対策中である


 そのきっかけをサイガに期待してる状態であり きっかけけを貰えば自分達で最後のとどめは、代わりやるツモ入りである


「しかし師匠に聞いていたが、異世界人は、面白いな上手くおさえて良かったよ ひ孫が楽しみじゃ」


「ミルフィーナか 性根は、いいがな あの体型が、好きになれんな どうして毎回 追放者は、私に見向きもしない こんないい女がいるというのに」


 サイガだけでなく毎回 サブマスは、相手にされてないのだのだが今回のサイガも同じ感じなのである 以前以上に強い拒否感をサイガは示しているが、サブマスは、サイガを気に入っており上手くいかないものである 


「師匠を好む相手もいよう どうせまた未来に懲りもせず同じ事をする輩も出るので次回へ期待では、今回は家でもらったから諦めてくれ師匠」


 師匠より孫の大事な孫バカの公爵であり 他の孫が、サイガに嫁に行きたがっていでるのだ


 サイガは、自覚してないが、強化してるステータスには、隠しステータスの魅力も強化されており サイガが、思うほどに女性には嫌われておらず寧ろ好意的に見られてるのである


 社会人になり日本にいた時も 学生時代と違い好意を寄せる相手もいたし モテていたのである仕事はどこでもこなせるし 面倒見が良くてただ周りが牽制し合い抜け駆けできずにいたのとサイガが鈍いのは、テンプレのお約束である




 



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