第11話 バレてたのか この国貴族油断ならないね
気分落ち着けて 中に招かれたので 中に入る覚悟は決めたよ あんまり 正直やりたくないけど出たとこ勝負だよ
いつもの事じゃないか 納期ギリギリの追い込みとか 不完全な納品で跡を濁して修正した事なんていつもなら落ち込んでいる所だが、異世界にきてかなり図太くなったようだ
我ながらいい方向に変わったともうことにするよ
白髪の銀髪の気難しそうな 初老の老人と よく似た感じの俺より少し上の男とその家族が、俺を出迎えてくれた
「突然の無粋な招待を許して欲しい サイガ殿」
いきなり謝られて頭を下げられた 通常身分ある貴族が、ただの平民である俺に頭など下げないのが、教育してくれた人の教えであり
意外な挨拶に 表紙が抜けた俺であり 言葉が、出ない戸惑うよ
「いえ 本日は、どのような要件ですか 招待を受ければこのような事せずともお伺いしますけど」
失礼の無いように言葉を選んで話す俺 まあ招待された一も二もなく国外逃亡すると先に断りを入れておくよ
「こうでもしないと 会えなかったしな 許せ今は自宅謹慎中 呼べば逃げたであろう」
当然厄介ごとは、関わり合いたく無くて逃げるよ お気楽に行きたいしね 俺の性格から行動までバレてるよ 狙いはなんだろうそこが気になる
相手から先に謝られたので 怒るに怒れないしね 誰からなく噛み付くほど俺もそこまでおかしい奴じゃないよ謹慎中って何が、あったのかな そこが気になる
「異世界勇者召喚を反対して職を解かれ 自宅謹慎処分になっての 止められずすまんだのう 力およばず 謝りたいだけじゃ」
「第三王女殿下のした事ですし それなりの示談金は、貰いましたし 済んだことですよ気にするより これからどう生きて行くか身の振り方考える方が、大変ですしね」
本当に今後のことなどを考えたらやる事が、多すぎて大変だよ 色々とやらなけりゃいけない事あるしね もう良いから返して下さい 豪華な客間に通されて居心地悪いですよ
所詮平民ですから こういう場所苦手です 許してください早く安宿に帰りたいです
「そうやって逃げるのかな 国外にでも逃げたら敵わんのでな
本当にあの第三王女には困ったものよ」
思わず頷きそうになるのを我慢するよ 昔の政治家みたいに癖があるけど人を惹きつける爺さんである
「何の力も無いはずれものですけどね 職も弱くて如何にもならないのが俺ですから」
「また上手いのそうやってワシを騙そうとしても騙されんぞ」
この後 かなり俺のした力の検証の事を正確に掴んでおり 謹慎中と言えどもかなりな影響力を外に及ぼせる 用でバレてるよ 能力なしでない事がね
調子狂うなそれに 変に過度の評価されてもね もうここからの成長は、ないから あるだけでやりくりして生きていかないといけないんで 無理ですから大人しくしてるんで見逃してくださいだよ
もうスキル買うなり 魔物倒してスキルーオーブ手に入れないと無理なんで無理したくないので解放して欲しいのが、俺の本音だよ
楽させてください お願いしますからじいさん帰してよと心の中でつぶやくよ
自動発電の腕時計は、返してくれたんだけどもう売り渡した物なんで返して貰うのはねすじ違いなんだけど返すと失礼に当たるんで お返しにワインを有るだけお返ししたよ
中身より外側ね ビンが、値打ちなんだよね ガラスと言っても水晶ガラス(石英)でできていて表面魔法硬化コーテイングしてあるんで普通のガラスより透明度高くて弱点である割れやすい欠点をある程度補ってる ある有名な外国のコニャックの瓶をパクリ中身入れてますよ
綺麗な瓶なんで値打ちものですから 等価交換になる代物なんだ この世界のガラスは、そこまでの透明度とか 加工技術も無いしね
礼には礼で返しておいて仮は作らないようにしとかないと 貴族って怖い存在だしね ヤ〇ザとなじような物ですから 借りを作ると利子の高いですから 適度な距離を置いておきたいですね
「流石にこれはタダでは、貰えんな素晴らしい出来だ特にこのデザインなど見たことも無いし素晴らしい透明度水晶から 削り出して磨いて作られたような出来だ」
褒められて嬉しいけど見本が、あるから簡単にスキルでできただけだしねかなりズルした品なんで恥ずかしいもんだね
この後夕食に招待されて帰れず 泊まることになるんだけど はめられたよ貴族恐るべしです
怒るよりごめんなさい 無かった事にして 何もしてないいじゃんと言いたい結末ですね軽く言うとね
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます