第2話 「100円ショップ」パワー

日本人とのコラボで生まれ、今や世界中に広まった100円ショップ(アメリカでは「One dollar shop」)。日本人の繊細な感性による「こんなものあったらいいな、便利だろう」という発想と、それを現実のモノとして即座に・リーズナブルな価格で現実化する(作り上げてしまう)中国人。

30年前、私が京都で初めてこの手の店で見た時には、すぐに壊れる「中国製の安物」的商品が多かったのですが、今やどこの町の一等地にも堂々と店を構える「ブランド品の店」さながらの存在感を放っています。

上は会社の経営者・工場のトップから、下は製造現場で働く女工さんにいたるまで、彼らの人間性が熟(こな)れているので、良いものを作ることができるし、「ほんものの人間が作っている」ので、どんどん進化・成長している。

いま流行りの「AI」ではこうはいかない。

また、韓国や台湾でも「中国」には敵わない。

手先が器用だとか勤勉だとかという問題ではなく、個人の質と国家の力(人間性と国民性)という総合的なパワーが違うからです。

世の中、性格や品行のいい人・悪い人、働く人・怠け者等で人を見ることができますが、あらゆる価値基準の内で最も私が着目するのは「人間の成熟度:人間が熟れているかどうか」です。人間という生き物になり切っているかどうか。

犬や猫は生まれたままの本能で、一生犬や猫を演じることが出来るが、人間の場合にはそうはいかない。

それなりに鍛錬して(本能をベースにして理性に目覚めた)人間にならなければならない。勉強や勤労

中国人というバリバリの働き盛りのオッサンやおばさんたちによる中国という国家パワーに比べれば、現在競争相手とされるアメリカなど、ようやく読み書きを覚えた「12歳の子供」にすぎない。国家としての歴史と人間としての伝統に、圧倒的な差があるから。

ただし、この「子供」とは、世界中どこの誰でも標的に出来る殺人兵器や気象兵器・地震兵器、そして、ロボットのように何のモラルも道徳観念もないレプリカント兵士(レプリカ(模造品。複製品)からの造語。米映画「ブレードランナー」)の数では世界一なので、恐ろしい化け物。

第三次世界大戦など起きたとしても、彼らにとっては予行演習のひとつでしかない。

1947年に南極で敗れたリベンジしか頭にないのですから。

○ ナチス・ドイツ UFO作戦 (ロシア2006) 日本語字幕

https://www.youtube.com/watch?v=mqv-7cz_VVA


○ 「20世紀最後の真実」落合信彦 著 集英社


○ 「アドルフ・ヒトラー 自伝 上・下」

東亜研究所版 呉PASS復刻選書

続く


2024年2月14日

V.1.1

平栗雅人

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