編集済
幻想的な気分で読み進めていたら、どうやら箱庭療法の箱庭の話だったようだぞ。と思い当たり、優しそうな先生の声掛けで少年は順調に治療が進んでいるかと思いきや、やたら「もっともっと」進める医師(本当に医師なのか)の声に不気味さを感じ始め……。
少年に何があったのでしょうか。
家族は、弟は。
ラスト、彼は兇悪な顔になった豚のように泣き叫んでいて、自分の中の悪魔と対峙しているかのよう。
いろいろ想像が膨らむお話で、それだけ文学的なんだなあ~と感じました!
作者からの返信
>鐘古こよみさん
丁寧に読んでくださったうえでご評価とコメントをいただいたようで、ありがとうございます。
心理療法って、自分でも気づいていなかったものを掘り起こしてしまうような不安が付きまといますよね。
編集済
セブンデイズチャレンジ企画にご参加ありがとうございます🙇
何とコメントしていいのかわからず最後まで読ませていただきました。
哀しくて苦しくて辛くて正直心配になるほどでした
救いがないようであるようでない
そんな感想です
ひとつのお題で三つ、ここまで文学的で暗い気持ちになったのは初めてかもしれません
(私個人の感想です)
すごくあとひく衝撃でした
二周してきましたがやっぱり辛くて苦しかったです
作者からの返信
>クロノヒョウさん
企画を立てていただいたことに加えて拙作を読み込んでいただき、ご丁寧なコメント、ご評価、レビューまでいただいて、どうもありがとうございます。
筆者が気がつかぬうちに筆がえらく重い領域まで突入していたのでしょうか……。私もよく読み返してみるべきなのかも知れませんね。
現実なのか精神世界なのか、あるいはその狭間なのか不思議で幻想的な舞台で繰り広げられる昏く重く苦しげな物語。
また病湿な情景と乾き切った砂とのコントラストが救いのなさを饒舌に語っているように思えます。
そして最後に主人公が見つけた弟の骨はそれがやはり現実だったのだと知らしめているようで恐怖が押し寄せ、同時にこれぞ武江様ワールドだと感じ入りました。
作者からの返信
>那智 風太郎さん
ご評価と、一話一話にコメントをいただいて、ありがとうございます。
苦しげというご評価はクロノヒョウさんからもいただきましたが、書いてたときの予想以上に重かったようですね(^^;)