第31話

僕達にとって人というのは、おかしなものだと思った。

僕は、井端さんの家に行った。そして、関わりあったことについて考えていた。僕にとって人というのは、とても面白いいきものであった。井端さんはヴァンパイアであってとても賢い人だった。


「何をするにしても注意しておかなければならない」そう井端さんは言った。


ヴァンパイアというものは人間にとって排除されるものだから僕らは気を付けなければならないということだった。



2月の寒い冬の時期、僕はこたつの中に入って寒さを防いでいた。ここ千葉県は、雪は降らないので、寒さだけ気にしていればいいが、雪が降る地域になると、除雪作業があって大変な時期になる。今日もニュースで積雪が記録されている。

佐伯と今日は遊ぶことになっている

。寒い中、俺の家に行くのは大変だろうと思う。

佐伯は、野球好きで、ゲーム好きで好きなことにはそれなりの熱量を持っている人間だ。勉強もそれなりにできていて大学にも行っている。

要領がいいみたいで暇な時間が多いらしい。

僕はその点堕落しているだろう。

何もしていないで、金だけをむしり取っているようなものだ。

僕と佐伯は気が合う友達であり、僕はそれなりに、あまり表には出ないタイプだが。佐伯は表に出るタイプだ。

けど、ゲーム好きだったり、野球好きだったりして似たり寄ったりなところがあるので二人とも気が合うのだろうと思う。

今日の僕の服装は、黒いセーターに、青いデニムである。

僕はあまり服にお金は使わないがそれなりにおしゃれはするのであった。

僕は、佐伯が来る昼まで、朝食をとり、掃除をして、それが終わったらずっとテレビを見ていた。佐伯がインターフォンを鳴らすまで僕は、テレビのおすすめの料理にくぎ付けであった。

佐伯がインターファンを鳴らし、僕はドアを開いた。

佐伯は、紫のパーカーを着ていた。

佐伯が僕の家に入ると早速僕達は、ゲームをすることになった。

格闘技ゲームであり、相手を場外に出したら勝ちの前にやったゲームであった。

僕もこのゲームにはなれたもので、佐伯と互角にわたりあえることができた。僕は、カービーという名のキャラクターを使っていた。

僕が一番得意なキャラクターである。

2時間ぐらいゲームに費やして、僕達は休憩することにした。


「福山、上達してきたね、もう抜かれそうだよ」と佐伯は言った。

「いや、これでも精一杯だったよ」と僕はそれにこたえるように言った。


僕は好きなものはやると決めたらやるタイプであった。


「そういえば、この前、海いったじゃん、あれから一人で釣りに行ったんだよね。」と佐伯は僕に打ち明かした。

「釣りね、時間かける遊びだけど、いいよね」と僕は言った。

「アジ10匹と、カサゴ1匹釣れたよ」

「そんなに釣れたのか、今度僕も行こうかな」

「福山もこないだ海に行ったとき、海に魅了されていたよな」

「ああ、海はいいところだった。」僕達は海について語りながら、次いつ行こうかなどの話をしていた。

「そういえば、1年前ぐらいに捕まった、通り魔が実刑くらったって。」と佐伯が言った。

「どのくらいの刑期」

「無期懲役らしい」

「へぇー、僕達が良く行くスーパーマーケットの店員だった人が、無期懲役を食らったのか」

「身近な人でも、法を犯すらしいな」

「なんで、人って罪を犯すんだろう」

「それがわかっても止めようがないだろうけどね」僕達はソファに座って話していた。


人間にとって一度の過ちは、未来をも変えるのだろう。


「そういえば、この間、ロベルトが帰ったんだって」と佐伯は言った。

「ああ、この間あったら、背が高くなっていたよ」と僕は言った。

「よく、ロベルトと遊んでいたよな、」

「運動神経がよかったからね」

「2年間だけだったけど、結構仲良くなったもんな」

「頭もいいから、分からない問題もよく教えてくれたよ」と僕達はロベルトとの思い出話をしていた。

「今、1週間だけ日本にいるみたいだから、誘ってみるか」と僕は言った。

「うん、そうしよう、明後日ぐらいはどうかな」と佐伯は言った。

「おけ、ロベルトに言ってみる」と僕は言った。


ロベルトと言えば、高校時代、よく財布を落としていた。近くの駅に「財布落としました」と言ったら、ロベルトの財布が駅の利用者によって駅に届けられていて、ロベルトが駅員から財布を受け取ることがよくあった。

僕は、なるべく財布の中にお金を入れない方がいいぞと注意していた。ロベルトの財布には、3万円ぐらいのお金が入っていた。

日本でも、盗まれることはあるのだから、注意しなければならない。

ロベルトは、財布を落としたのに、お金が盗まれていないことにびっくりして、感動していた。僕と、佐伯とロベルトは家が近くて、高校の終わりによく遊んでいた。

カラオケや、バッティングセンター、食べに行ったりもしていた。

よく遊んでいたロベルトが帰ってきたのだ。

僕達は迎えに行かなければならない。佐伯は僕の家に夕方まで、いた後、帰っていった。また、ロベルトと俺と佐伯で会うのを楽しみにして。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る