第28話
僕は、井端さんの家にいた。
「今度、コンクールに出るんだよ」と井端さんが言った。
「佐伯に聞いたよ」と僕は返事をかえした。
家は、紙がいっぱい保管されていた。
それは井端さんが書いた水彩画だった。
「コンクールは何のお題」、と僕は言った
「動物だよ」と井端さんは答えた。
井端さんの象を見た僕はこれは入賞に期待できるかもなと思った。
「ライオンを書こうと思っているんだよ」と井端さんは言った。
「動物園に行けばライオンがいますよ」
「もう動物園に行った。たて髪のライオンを書くのは難しいよ」
「ライオンはどんな雰囲気でした?」
「あれは、動物界の百獣の王だね」僕たちはライオンについて話した。
僕は「井端さんが見ている世界は主観的で独自性があったのでその世界観に魅了される人はいると思いますよ。」と言った。
「そうだったらいいけどね」と井端さんは言った。
保管されている絵には、花の絵が多かった。きっと動物の絵に自信がないのだろう。
僕は、励ます言葉はかけないことにした。
自信というのは自分でつけるものだと思ったからだった。僕は、井端さんの幸運を祈った。
ホテルの一室で僕はベットで寝ていた。
今日はとても疲れた一日だった。
隣のベットには北条さんがいる。
僕たちは静岡の旅行に行って、観光地を転々と回っていた。鍾乳洞やフラワーパークを見ていた。フラワーパークは花が綺麗で一面に花が咲いた。
綺麗だったので、僕は写真を撮った。
僕たちは観光地を回って疲れた状態でいま、ホテルのベットで寝ているのだった。観光地を回るのはとても楽しかった。
自分の言ったことない地域を回るのはとても愉快だと思った。
きっと僕は、外に出たかったのだろう。
ずっととどまっていることは僕にはできなかった。
僕は、今日初めて、関東を出た。静岡についたときとても清々しかった。次の日、僕たちは浜名湖に行った。
特にやることもなく海鮮をたべながら湖を眺めていた。僕は、湖がとても大きかったので海ではないかと思った。
僕は湖でカモメが飛んでいるところを見た。
「ねえ、湖と海ってそれなりに近い部類なのね」と北条さんは言った。
「確かに同じに見える、けどきっとどこか違うんだ」と僕は言った。
「あのカモメたちは湖の上を飛んでたのしそうだよ」
「僕たちにも羽が生えていたらいいね」僕たちは海鮮を食べ終わった。
僕たちは今、向かい席に座っている。
僕は北条さんに告白することにした。なんとなくこのタイミングなのではないかと思った。場所は海ではなく湖だったけど、別にいいかと思った。
「北条さん好きです付き合ってください」と僕は言った、
「あら、私はもう付き合っているつもりだったよ」と北条さんは言った。
僕たちは正式に付き合うことになった。今日はとても幸福だった。
僕は今、家にいる。北条さんと旅行に行って帰ってきたのだった。
僕は、北条さんに告白して、成功した。
北条さんと付き合うことになり、僕は今度どこでデートしようか考えていた。
映画館でデートするのもいいし、水族館に行くのもいいなと思った。僕は、佐伯に連絡して、今日遊ぶことになった。
僕は佐伯の家に行き、一緒にゲームをした。
最近のゲームは画質がいい。
「そういえば、北条さんとはうまくいったの」と佐伯はいった。
「つきあうことになったよ」と僕はいった。
「それはよかったね」
「佐伯もいい女性見つけないとな」僕らは、ゲームをしながら話していた。
僕らはたまに人の血を吸っていた。
そして、普通に生活をしている。ヴァンパイアっていうのはそうやってひっそりと生きていた。
僕たちはゲームを終わって、テレビをつけていたら、北朝鮮がミサイルを日本の近くの太平洋に放ったとニュースになっていた。
ミサイルを放って10分経過後に太平洋にミサイルが落ちた。
ニュース解説者が、北朝鮮のミサイルについて話していた。僕たちは北朝鮮のミサイルが日本に落ちることはないだろうと思っていた。
北朝鮮は牽制のためにミサイルを放っているのだった。
僕は、ニュースを見ながら、「戦争が起こったらどうなるんだろうな」と言った。
「ミサイルが日本に落ちたら戦争がはじまるかもな」と佐伯は言った。
僕たちにとって戦争とは大昔に聞いた出来事だと思っていた。
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