第27話

僕は、一人家にいて、何かを探していた。服がなくなっていたのだった。

その服は、白色のパーカーだった。

探しても見つからなかったので、僕はどこにやったんだろうと疑問に思った。

僕はタンスの中を探してみた。

すると、白色のパーカーがあった。

僕は不規則に服を置いていたので、どこに服をやったのか覚えていなかったのだった。僕は、服を整理することにした。

上着などがバラバラだったので、分かりやすいように整えた。

僕は、整理することは苦ではなかった。

僕は、外に出て、太陽光を浴びた。外は、少し冷えていたがそれほど寒くはなかった。僕はリビングに戻り、ソファに座った。

電話がなった。プルプルと音がした。僕は電話を取った。


「もしもし」と僕は言った。

「佐伯だけど、今日俺に家に来ない」と佐伯が言った。

「いいけど、何するの」

「映画見ようよ、最近サブスクリプションに入って、観放題なんだよ」と佐伯は言った。


僕は了承した。僕は佐伯の家に行って映画を見た。2時間ぐらいあって長かった。僕らは映画を見た後、くつろぐことにした。


「最近、井端さんの家行ったけど水彩画で埋め尽くされていたよ」と佐伯は言った。

僕は井端さんが書いた象の絵を思い出した。「よい絵だったよ」と僕は言った。

「なんでも、こんどコンクールに受けるんだとさ」

「ほんとに、じゃあ期待だね」僕らは床に寝転がりながら話していた。

「君が、北条さんと散歩しているところを見たよ、付き合ってるのか」と佐伯は言った。

「付き合っているのかどうかわからないけど、僕は北条さんのことを好意的にみているよ」

「なら、今度聞いてみたらいいじゃないか」

「うんそうするよ」僕は水を飲んで言った。


1週間後、僕は千葉県の海沿いにいた。

前に調べたときに見つけた場所だった。

僕は、その海を眺めながら昼食を食べていた。昼食はホットドックでソーセージが入っていあり、嚙んだと時にソーセージの濃厚な味がした。

僕は今ベンチに座っている。僕の10メートル後には、車が走っておりガスのにおいがした。海は太陽光に照らされて光っている。

僕はしばらく海を見ていた。

こないだ佐伯見に行ったときの海と似ているようで違かった。この前見た海は、ここから北30キロぐらいの場所だった。

風は冷たくて、隣では魚を釣っている男の人がいた。

ここでは、アジが釣れるらしかった。

運がよければ大きいスズキが釣れる。

僕は釣りをしてみるのもいいかもなと思った。

海を見ている時間を魚釣りに充てるのも悪くはないと思った。

海は、波を立ててこちらに押し寄せてくる。岸までたどりつくと水しぶきがあがった。後ろでは、車の音がする。

海の沖では、船がいた。多分その船は、魚を釣るための漁船なんだろう。僕は、こう海の真っ青な深い色の青をほかで見たことがなかった。

空の色は淡い色だし、かき氷にかけるブルーハワイだって明るい色をしていた。僕は深い青の海がすきだった。

得体のしれないものをうちに秘めているようなきがしたのだった。

僕は、北条さんが言っていた海外の海と日本の海の違いについて語っていたのを思い出す。海外の海は波が高くて、ヤシの木が生えていたといっていた。

今、僕が見ている海は、静かで少し波を立てていて、僕のとなりで釣りをしている人がいる。僕はその違いが面白いなと思った。

ここ最近僕は、北条さんに恋をしていた。

まるで、渦に飲み込まれるように僕はその渦におぼれている。

僕にとって、北条さんは気さくで僕の好きなものに興味があり、深い考えがあるひとだった。こんど、静岡に旅行に行くことになっていた。

きっとそこで僕は告白するだろう。

僕は、海で告白するのも悪くはないと思った。海で、告白して成功しても失敗しても海はいつもの平然とした青い海だろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る