第25話

僕は、「井端さんに本を借りていいか」と尋ね、僕は、玄関から左の部屋の棚から本を取って、僕は本を読むことにした。


本を読んでいる間、僕は外から風の音が聞こえてきた。

僕は窓の外を見ると野良ネコが塀をつたってあるいていた。

その猫は黒色の猫だった。

猫はこっちを見て、様子をうかがってから、すぐに塀をあるいてどっかに行ってしまった。

僕は、黒猫を見て幸福な気分になった。僕は、読書に戻り本を読んでいた。その間、井端さんは象の絵を完成させた。


「描き終わったよ」と井端さんが言うと僕は、本を閉じてその絵を見た。


周りの景色が描かれた絵はとても勇ましかった。


僕は井端さんに「よい絵ですねと」と言った。

井端さんは嬉しそうに「生き物で一番勇ましいと思ってる」と答えた。


僕は、本を井端さんに返してから、自分の家に帰っていった。

僕の家に北条さんが来た。

僕は北条さんを家に招いて、コーヒーを出した。

北条さんはコーヒーを飲みながら、ソファに座った。

僕は、北条さんの隣に座った。


「どこか、旅行に行ってみない」と北条さんは言った。

「いいね、どこ行く」と僕は聞き返した。


僕はこのごろ、どっか遠くに行ってみたいなと思っていた。

僕たちの住んでいる県は千葉県で、僕は東京に何回か出たことあったが、関東以外に行ったことがなかった。


「静岡に行くのはどう」と北条さんは僕に提案してきた。

僕は「いいね」と言ってそれを承諾した。


僕たちは3月の冬に静岡に行くことになった。

3月は寒いのであまり乗り気ではないが、僕は外に出たかったのでちょうどいいかと思った。

僕らは最近の映画について話し合った。

あの映画のラストシーンは良かった、魅力的なキャラクターがいたとかそんな話をしていた。

北条さんは恋愛ものが好きなので、


「私もあんなシチュエーションがあったらいいな」と言っていた。

僕は、恋愛ものには興味なかったが相槌を打っていた。

僕はどちらかというと正義と悪との対立と言うのが好きだった。

わかりやすい構造でどっちかが勝ってどっちかが負けるという構造はとても分かりやすかったからだ。

僕らは映画について話した後、北条さんは海外にいったときの話を僕にした。


「私は一人ッ子で父と母と一緒にハワイに旅行に10歳ぐらいの時に行ったんだけど、それは楽しみだったわ。

私たちは1日目はホテルに泊まって明日、観光に行くために備えていたの、そしていざ観光に行ったら、周りは私たちと違う言語を話していて、びっくりした。

私たちは観光を楽しんでいて、外国人も観光を楽しんでいる。

けど、言語が違うって私は孤独を感じたの。周りは英語をしゃべっていて、私たちはしゃべれないそれって、私たちは除外されているんじゃないかって思ったわけ。

それでも、慣れていくと案外そんなことは気にせず、表情でなにか読み取れることができたの。私はすごい経験をしたと思った。

自分たちが突然マイノリティになるのって人生の中でそれほどないことなのよ。私はそれを経験できてよかったと思ったの。

人間の表情で何かを感じ取ることができることに気づいてから、これは人間が持っている不思議な能力だと気づいた。

それで、私は自分と違う言語を話している人を見るとその人の表情をみることにした。何かが読み取れると思ったわけ。私は帰国してから、その能力を使うことはなくなったけど、みんなの中に眠っているはずだとおもったわけ。

ハワイに行っていろいろ学べて楽しかったわあなたもそういう経験はない」と北条さんは僕の表情をみながら言った。

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