第15話

。「井端さん、風呂どうぞ」と僕は言った、

「もう上がってきたのか、早いね」と井端さんは言うと風呂に向かって歩き出した。


僕は、井端さんが風呂から上がるまで、本を読んでいた。


本には、「強盗をするときには、周りをきおつけて」や「金塊を隠すのは、そう難しくない」など、主人公の泥棒をやるときの極意などが書かれていた。。

僕はその小説を読んで、笑ってしまった。

こんなにも、信条がある泥棒はいるのかと思ったからであった。

泥棒っていうのは、そんなに立派なものではないのに、主人公は誇りをもってやっていることが滑稽に思えた。


井端さんが脱衣所から出た音がしたので、僕は、本を読むのをやめ、テレビを付けた。井端さんが風呂から上がり、ソファに座った。

僕は、井端さんの家に飾ってあるレインの絵画について聞いてみようと思った。


「あの絵画ってどこから買ったんですか?」と僕はレインの絵画を指して言った。「あ、あれね一ノ瀬さんという人にもらったんだよ、絵が余っているらしかったからね」と井端さんは言った。

「あの代表の一ノ瀬さんとは、昔からの中なんですか」と僕は踏み入った話をした。

「あ、あの一ノ瀬とは昔からの付き合いでね。なんでも、芸術に興味があるらしくて、コレクションをいっぱい集めてるよ」

「へぇ、マニアなんですね」と僕は言った。


僕は、借りた部屋に戻って、寝ることにした。次の日、僕は自分の家に戻っていった。家で寝転がっていると電話が鳴った。


「北条だけど、今日空いてるかしら」と北条さんが僕に電話をしてきた。

「ああ、空いてるけど。」と僕は言った。

「カフェにでも行きましょう、前に行った映画館の近くのカフェはどう」

「いいね、じゃあ2時集合で」と僕は言った。


カフェに着くと、白いワンピースを来た北条さんが待っていた。僕たちはコーヒーを注文して席に座った。


「あなたが好きなものってほかにどんなものかしら」と北条さんは言った。

「僕の好きな食べ物だったら、はちみつとチーズのほかには、リンゴだけど、」

「へぇ、あなたって果物も好きなのね」

「まあ、果物は全般おいしいと思っているよ、ところでなんでそんなに僕の好きなものを知りたいの」と僕は言った。

「相手の好きなものを知っていると何かと便利になるでしょ」と北条さんは笑いながら言った。

「そういえば、井端さんの家で水彩画書いた?」と僕は北条さんに尋ねた。

「書いたわよ、とてもおもしろかった」

「へぇ、それはさぞかし上手なんだろうな」

「なんで、上手ってわかるのもしかしたら下手かもしれないじゃない」

「なんとなくだよ」と僕は言った。

「今度、焼肉にでも行かない」と北条さんは言った。

「僕たち、ヴァンパイア教は牛と豚食べれるからいいよ」

「あなたは、宗教で禁止されていたら食べない人なのかしら」

「禁止されていたら、食べないかもね」

「私は、食べるよ。こっそりとね」と北条さんは言った。


宗教っていうのは、食べ物が禁止されているものがある、特に食べてはいけないものは、肉などが多い。僕たちヴァンパイアは特に禁止されている食べ物はない。

僕たちは焼肉を7日後食べに行くことが決定した。

僕は焼肉がすきなのでとてもうれしかった。僕たちはカフェで別れた。

北条さんは僕を誘ったり、家に上がり込んだりするので、意外と大胆な人だなと思った。僕は、家に帰って風呂に入ることにした。

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