第12話
3日後の朝、ピンポンという音が鳴って僕はリビングで寝ていて、急いで起きて玄関を開けると、そこに北条さんがいた。
「急にごめんね」と北条さんは言うと、勝手に玄関の中に入ってきた。
「お見上げ持ってきたよ」と僕に手渡すとリビングに入って、
「この前はごめんね、ちょっと用事があってすぐ切っただけだよ、別に怒ってたわけではないの、別に野菜が嫌いで怒る女じゃないのよ」と僕に弁解した。
「いや、別に気にしてないよ」と僕は言った。
内心ちょっと気になっていたので、理由が聞けてほっとした。
「へえ、あなたって以外と清潔なのね」と北条さんはあたりを見渡して言った。
「物が散らかるのがいやでね」と僕は言った。
「あなたは、はちみつとかすきなんじゃないの」と北条さんは僕に言った。
「そうなんだ、はちみつも好きなんだ」
「へぇ、なんとなく、チーズとはちみつは相性があうと思ったんだよね」と北条さんが言った。
「僕の家はすることがないけど」と僕は言うと
「別にいいの、いるだけで」
「そういえば、この前、黒猫の話してたけど、白猫はどうなんだろ」と僕は疑問に思い聞いてみた。
「黒猫の逆だけど、白猫もなんか縁起が良さそうだね」と北条さんは言った。
しばらく、僕らは話した後、会話が途切れてしまったから、テレビをつけて映画を見た。映画で暇をつぶして、僕らは楽しんでいた。
ひと段落すると、
北条さんは「急に来てごめんね、今日は帰るね」と僕に行って、家に帰っていった。僕は、北条さんが帰った後、次の映画を見ることにした。
僕は、映画で暇をつぶしていた。4日後僕は、朝早くから服装を選んでいた。今日は、北条さんと井端さんと映画を見る予定だった。
僕は、服装を着替えて、玄関を出て行った。映画館に着くと、そこにはすでに井端さんと北条さんがいた。
「映画、楽しみだね。『夏の終わりの戦闘機』ってなんだか物騒ね。」と北条さんが言った。
「まあ、戦争の時にどう生きたかを描いたものじゃ」と井端さんはいった。
「それにしても、映画館人多いですよね」と僕は言った。
僕らは、歩きながら話していた。そして、映画館について席に座った。映画が始まるとあたりは真っ暗になった。
映画の内容は、僕たちは、1945年の終戦前の夏に、東京にいて、戦闘機をやり過ごしていた。しかし、大勢の人がなくなり、東京大空襲があり主人公は逃げまどっていた。あちこちから、炎があがり主人公は逃げているという状況だった。そして、なんとか逃げ切るが食料がないという問題に直面するという話だった。だいたい、戦争の話というのは、悲惨なものを話として取り上げる。東京大空襲であったり、原爆であったりであった。僕たちはそれを見て、あ、なんか見たことあるものだったなと思った。
「いや、必死に逃げまどう人間たちっていうのは、たいへんだね」と井端さんは言った。
「まあ、ここの土地の人たちっていうのは、死んでも勝ちたいって思いがあるから不思議だよね」と北条さんは言う。
「政府は何をしていたのか思いやられるよ」と僕は言った。
きっと勝ち目のない戦争を平気で日本はやってしまったのだろう。現実を見ないというのは悲惨だなと思った。僕たちは映画を見た後、カフェに行った。
「ヴァンパイアっていうのは、あまり人数は多くない、みんなひっそり生きていくのだ」と井端さんは言った。
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