第8話

。「そういえば、この前井端さんを映画で見かけたけどなんの映画を見ていたの」「あ、あれは戦争映画でね。人にとって残酷なことなことだよ、人がばんばん死んでいく姿はまるで、死ぬために生まれてきたのではないかと思ってしまうよ。」

「へぇー戦争ね。あそこまで人を殺せるのって、義務的なものなのかな」と2人は少し戸惑いながら話していた。


「ねえ、あなたはどんな映画が好きなの」と北条さんは僕に聞いてきた。

「僕はヒーローが好きかな。マーヴェリックの映画はとても好きだよ」と僕は言った。

「へぇ、正義感があるのね。それは素敵なことかもしれない。私は恋愛ものが好きよ」

「何をするにしても、正義がなければ、権力を持つ意味はないと思ってるからね」「正義ってどんな具合にかりたてるんだろう」僕らは、映画について話し合った。「ねえ、あなたは何地区に住んでいるの、今度家にお邪魔しても構わないかしら」「僕は、c地区に住んでいるよ、いつでもきていいよ」と僕は言った。


僕は、北条さんに興味があるらしかった。顔が丸くて、口はすごく赤くて魅惑的な唇で、横顔はとてもきれいだった。

僕は、まさか誘われると思っておらず、うれしかった。


「あなたは、価値観がはっきりしている人なのかもしれないわね、食べ物は何が好きなの」

「僕は、チーズが好きかな。特にハンバーグに乗せるチーズは格別だよ」

「私はブロッコリーが好きなの、野菜好きでね」と北条さんは言った。


僕らは互いに話し合った後、しゃべることがなくなった。井端さんは、机に向かって何かを描いている。


「そういえば、今度ヴァンパイアの人が監督の映画がやるんだが、3人で見に行かないか」と井端さんは言った。


僕と北条さんはそれに賛同して、行くことが決定した僕らは、来週に映画をみに行くことになった。

僕は、映画というものがとてもすきだった。

スクリーンに映る映画をみんなで見ている光景はとても面白かった。北条さんは、僕と井端さんと別れると、井端さんの家から出て行った。

北条さんの家もc地区で僕らと同じ地区らしい。

僕は、井端さんの家の一室をかりて、くつろいでいた。僕は、井端さんという人をまだ正確には知らないけど、大抵のことは知っている博学のおじいちゃんと認識している。

僕が井端さんと出会ったのはちょっとした出来事だった。


ある時、僕がカフェにいると、「お前さん、ヴァンパイアであろう。」と僕に話かけてきた。

僕はびっくりして「なんでわかるんですか」と警戒しながら言った。

「それは、わしもヴァンパイアだからじゃ」と老人は言った。


僕はヴァンパイアであるかどうかは、血を吸っている場面を見ないとわからなかったので、「自分がヴァンパイアだとしても相手がヴァンパイアかわかりませんよ」と僕は言った。

「それは、匂いじゃな、匂いが少し違うんだ。」と老人が言った。

僕は、そこで老人の匂いを嗅いでみた。しかし、何も匂いはしなかった。

「どうじゃ、何か匂ったかな」と井端さんは言った。

「いや、何も匂いません」と僕は正直に言った。

「そうじゃろ、匂いをかぎ分けるのは難しい」と井端さんは言った。

町でヴァンパイアに出くわしたのは、佐伯以外で初めてだった。


「わしはこの町に住んで居る暇だったらわしに声をかけるといい」と井端さんは言った。

「はい、よろしくお願いします」と僕は言った。

生きてきた年齢としては先輩なので、慕うように言った。

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