第6話
僕は、知ってる人を見ないと落ち着かなかったのだ。
佐伯を見つけると僕ははなしかけた。
「やあ、こんなに人がいるとびっくりするよ」と僕が言った
「そうだね、はじめてだよ、こんな集会は」
「これから、なにやるんだろうね、情報の交換か交流の場なのかな」
「まあ、井端のおじいちゃんにきいたらわかるよ」僕らは2人で話し合いながら情報を交換していった。
僕は佐伯とたっぷり話してから、別れるとすぐに女の人がやってきた。
「こんにちは、どこから来たのかしら。」と言った。
とてもきれいな顔で、優しい瞳だった。
「僕は、c地区からやってきました、福山と申します」と僕は言った。
「私は桐生というの、d地区に住んでいるから、お隣さんね。」
「人がいっぱいですよね、僕初めてなんです」
「へぇ、集会はよくやっているけどね。私も結構くるんだよね、情報交換するだけだから特別なことはしないよ」
「そうなんですか、ここの代表の人って誰ですか?」
「代表は、一ノ瀬さんっていう人でおじいさんよ」僕らは話をして仲良くなった。
桐生さんって、一回どのくらい血を吸うんですか?」と僕が言うと
。「いっぱい吸いたいから、たくさんの人から血を吸っているよ」と言った。
僕は、吸血鬼によって数量が違うことを知っていて情報を集めていた。吸血鬼は人によって量が違うらしかった。
僕は、だいぶ少ない方らしい。僕は、桐生さんと別れると席に戻っていった。
すると、会場からスピーカーで「ただいまから代表のあいさつがあります」と放送された。
僕らは、マイクをにぎった人物に目を向けていた。
年を取ったおじいさんがそこにいた。
「皆さんお集りいただいて、ありがとうございます。今日お集まりいただいたのは、いつもの通り交流会ということです。みなさんと交流して、情報を収集してほしいと思いましてこの会をはじめました。みなさんお気楽に楽しみましょう」
とおじいさんがいうと、みんなで乾杯をしての飲み始めた。
僕は気分がよくなって酔っぱらった。そして、席に座って眠ってしまったのだった。会場はまだにぎわっていた。
次に目を覚ましたときに僕は、井端おじいさんの家にいた。
「やあ、起きたかい、気分はどう。」と井端さんは言った。
「眠ってしまったよ。昨日はとても楽しかったよ、あのような場所に連れてきてくれてありがとう。」と僕は言った。
「あの会は、市で集まってできたものなのだ。とてもみんな気さくな人だよ」
「そういえば、吸血鬼っていうのは世間的にみてどうみられているんだろう」
「世間は吸血鬼のことは想像の中の世界だとおもっているさ。
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